性犯罪に関する覚書  ~AV出演強要、セクハラ、etc.

旧タイトルは、「香西咲さんを勝手に応援するブログ」です。(※2014年~2022年)

Last Modified: 2022/09/29(Thu) 11:15:22 RSS Feed

No.75


#[AV出演被害防止・救済法]

今年の通常国会における"AV出演被害に関する国会質疑"を振り返っています。

(参考。動画)
<"AV出演被害"に関する今年の3月からの国会質疑)>
(1)2022年3月8日 参議院 内閣委員会(塩村あやか 参議院議員。立憲民主党) ※当ブログ
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(2)2022年3月16日 参議院 内閣委員会(江崎孝 参議院議員。立憲民主党) ※当ブログ
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(3)2022年3月25日 衆議院 本会議(柚木道義 衆議院議員。立憲民主党) ※当ブログ
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(4)2022年3月28日 参議院 決算委員会(塩村あやか 参議院議員。立憲民主党) ※当ブログ
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(5)2022年3月29日 衆議院 消費者問題特別委員会(本村伸子 衆議院議員。日本共産党) ※当ブログ
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(6)2022年3月29日 参議院 法務委員会(安江伸夫 参議院議員。公明党) ※当ブログ
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(7)2022年3月30日 衆議院 厚生労働委員会(山井和則 衆議院議員。立憲民主党) ※当ブログ
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(8)2022年3月31日 参議院 内閣委員会(塩村あやか 参議院議員。立憲民主党) ※当ブログ(前)当ブログ(後)
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(9)2022年3月31日 衆議院 本会議(早稲田ゆき 衆議院議員。立憲民主党) ※当ブログ
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(10)2022年4月4日 参議院 決算委員会(塩村あやか 参議院議員。立憲民主党) ※当ブログ(前)当ブログ(後)
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(11)2022年4月7日 衆議院 消費者問題特別委員会(柚木道義 衆議院議員。立憲民主党)※当ブログ(前)当ブログ(後)
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(12)2022年4月8日 衆議院 厚生労働委員会(山井和則 衆議院議員。立憲民主党) ※当ブログ
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(13)2022年4月13日 衆議院 厚生労働委員会(吉田とも代 衆議院議員。日本維新の会) ※当ブログ
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(14)2022年4月14日 衆議院 本会議(山田勝彦 衆議院議員。立憲民主党) ※当ブログ
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(15)2022年4月15日 衆議院 文部科学委員会(宮本岳志 衆議院議員。日本共産党) ※当ブログ
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(16)2022年4月19日 衆議院 消費者問題特別委員会(吉田統彦 衆議院議員。立憲民主党) ※当ブログ
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(17)2022年4月19日 衆議院 本会議(森山浩行 衆議院議員。立憲民主党) ※当ブログ
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(18)2022年4月20日 衆議院 厚生労働委員会(山井和則 衆議院議員。立憲民主党) ※当ブログ(前)当ブログ(後)
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(19)2022年4月22日 衆議院 法務委員会(鎌田さゆり 衆議院議員。立憲民主党) ※当ブログ
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(20)2022年4月22日 衆議院 内閣委員会(山井和則 衆議院議員。立憲民主党) ※当ブログ(前)当ブログ(中)当ブログ(後)
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(21)2022年4月22日 衆議院 内閣委員会(堤かなめ 衆議院議員。立憲民主党) ※当ブログ(前)当ブログ(後)
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(22)2022年4月22日 衆議院 法務委員会(本村伸子 衆議院議員。日本共産党) ※当ブログ
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(23)2022年4月27日 衆議院 内閣委員会(鈴木英敬 衆議院議員。自民党) ※当ブログ
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(24)2022年4月27日 衆議院 厚生労働委員会(山井和則 衆議院議員。立憲民主党) ※当ブログ
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(25)2022年5月10日 衆議院 内閣委員会・厚生労働委員会連合審査会(山井和則 衆議院議員。立憲民主党) ※当ブログ(前)

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本日も、5月10日の山井和則(やまのい かずのり)衆議院議員の質疑をみてみます。
今回は、中編です。
国会会議録を参照します。

(2022年5月10日 衆議院 内閣委員会・厚生労働委員会連合審査会 会議録より、引用。 )

【中編】山井和則衆議院議員が2022年5月10日の衆議院"内閣委員会・厚生労働委員会連合審査会"でおこなった質疑(AV出演被害)

〇2022年5月10日 野田聖子 男女共同参画担当大臣
アダルトビデオへの出演に関する被害の問題は、先ほども申し上げましたけれども、被害者の心身や私生活に長期間にわたって悪影響を与える重大な人権侵害であり、深く憂慮すべき問題、重ねて申し上げます。

アダルトビデオ出演被害については、モデルやアイドル等への憧れや好奇心を利用する、顔は映さない、絶対にばれない等と説明することにより、意思を誘導されて契約に至るといった事例があります。
このような状況を踏まえて、アダルトビデオ出演強要ではなく、アダルトビデオ出演被害と表現するのが適切と考えて、政府で統一いたしました。


●2022年5月10日 山井和則(やまのい かずのり) 衆議院議員(立憲民主党)
これは、本当に非常に重要な答弁だと思います。

アダルトビデオ強要といったら、正直言って、業者の方は、いや、強要していませんよ、自由意思でサインしたんですよとなるんだけれども、例えば、大の男四人に三時間粘られて帰るにも帰れない、そういうようなこととか様々なものがあったときに、なかなかそれは、自由意思だといっても自由意思と言い切れないところがあると思うんですね。
そういう意味では、何か強要というと、いや、強要していませんよという不毛の議論になるので
実際、今、野田大臣おっしゃったように、結果的には、後になって、やはりこの映像が広がるの、残るの困る、自分の人生にとってということであれば、それはAV出演被害であると思うんですね。
そういう認識に変えてくださったということは、非常に私は大きな前進だと思います。

そこで、今後どうするかということなんです。

先ほど言いましたように、今日の配付資料にありますように、どういうパターンだったかといいますと、十一ページを見ていただきたいんですけれども、今までは、やはり十八歳、十九歳、二十歳以下の相談というのは少なかったんですね。
十八歳、十九歳が少なかった理由は、これは話は簡単で、十一ページに書いてありますように、取消権が抑止力として機能していたということで、ぱっぷすさんの最新の資料では、二十歳以上の相談が六十一人、二十歳未満が二十人。
ただ、ぱっぷすさんによれば、実際、この数十倍ぐらいの被害者が当然おられるということであります。

それで、例えば、次の十二ページ、AV出演を強要された彼女たちという宮本節子先生の著書があります。
この中に様々なひどい事例が紹介されておりますが、ここに共通しておりますのは、十三ページを御覧ください、赤線を引きました。

契約が結べるのは成人になってから。
結局、Bさんの場合は、スカウトされたときには二十歳になっておらず、二十歳の誕生日を迎えたところで専属契約書にサインをしている。
契約に至る経緯には、プロダクションにも言い分はあろうが、私たちの目から見ると、スカウトされて二、三か月はジム通い、プチ整形などで時間をずらして、二十歳になるまでBさんをつないでおいた
と。

十三ページにありますように、Cさんの例は、十八歳未満のときにスカウトされ、そのまま十八歳以上、二十歳以上と法的に自立する年齢になるまでは様々な理由をつけてプロダクションにつなぎ止められ、挙げ句に撮影に持ち込まれたのであると。

つまり、成人しているかいないかは決定的な要素だ。
今までは、プロダクションは十九歳までは撮影しなかったわけですよ。
それは、取消権があったから。
ところが、四月一日からは取消権はなくなったから、残念ながら、もう十八歳、十九歳でも契約や撮影が始まろうとしつつあるのではないかということなんです。

それで、この未成年者取消権というのは五年の時効があったわけですね、今までは。
つまり、契約してから五年間は、嫌だと言えば無条件に取り消せた。
だから、AVメーカーは、取り消されたら困るということで、十八歳、十九歳には撮影、契約をしていなかったということですね。
八ページにあります。
民法百二十六条、取消権の期間の制限、五年間行使しないときは時効。
とにかく、五年間はいつでも取り消せたんです。

そこで、野田大臣にお伺いをしたいと思います。

先ほど言ったように、十八歳、十九歳のアダルトビデオが今増えつつあるのではないかという憂慮の中で、今後も、議員立法か閣法かはさておき、やはり五年間ぐらいの、今までの取消権と同様ぐらい無条件に取り消せる制度というものが必要なのではないか、三月末まであったのが急になくなったりしたら駄目なのではないかと思うんですけれども、この辺りの取消権とか解除期間というものについて、答えられる範囲で、野田大臣、十八歳、十九歳の、あるいは子供たちを守るという観点から御答弁いただきたいと思います。

〇2022年5月10日 野田聖子 男女共同参画担当大臣
先ほども山井委員からお話がございましたように、与野党間で議員立法に関して取組が進んでいるということを今もお聞きしましたし、与党の議員の方からも御報告をいただいたところで、まさに各党の議論が今だんだん集約されつつある中で、是非、議員立法に関することは皆様方に御期待申し上げて、今おっしゃったようなことがしっかりとつながっていくように、お取組を見守りたいと思っています。

●2022年5月10日 山井和則(やまのい かずのり) 衆議院議員(立憲民主党)
それに関して、より更問いをさせていただきたいんです。

今日の配付資料の中で様々な事例がございます。

三ページを見てください。被害者の声。
被害にあった身だからこそわかりますが、被害に遭う人は洗脳に近く事務所の話を信頼をしきってサインをします。年齢の引き下げによりスカウト達は恐らく判断能力が低い十八歳~二十歳を狙うでしょう。
それで、四ページ、次のページ。これも黄色の線が入っている。
人を疑うことを知らず、他人に対する警戒心も甘かった十九歳の私は、スカウトの嘘に簡単に騙されました。
あえて判断力のない十代を狙ってきます。そこから逃げられないのは、語弊を恐れずに言えば当たり前なんです。
という被害者の悲鳴が書かれております。

そこで、こども担当大臣の野田大臣にお伺いしたいんですけれども、もちろん、アダルトビデオの被害者は、十八歳、十九歳、二十歳から二十五歳、三十歳までおられます。
しかし、その方々を守るときの強弱ですよね。私は、やはり若年者保護、十八歳、十九歳は幼いせいで狙われやすいんだから、より手厚く守ってあげるべきだ、法律や制度でと思うんですけれども、そこは、いやいや、年齢は関係ないんだという考え方が、やはり十八歳、十九歳、一番狙われやすい、言い方は悪いけれども、だまされやすい方はより手厚く守るべきだ、これは、野田大臣、こども担当大臣としていかが思われますでしょうか。

〇2022年5月10日 野田聖子 男女共同参画担当大臣
アダルトビデオへの出演に関する被害の問題、これは繰り返しになりますけれども、被害者に長期間、また、インターネットの時代ですから繰り返し繰り返しということもあり、悪影響を与える重大な人権侵害。

内閣府が実施した調査によれば、アダルトビデオ出演に関する被害は、実は年齢を問いません。
議員御指摘のとおり、十八歳、十九歳にだけ限った問題ではなくて、実は、二十歳以上、かつての成人以上の方たちも様々な被害者であるということを多数承知しています。
このため、二十歳以上の方の被害も多くあることも踏まえて、十八歳、十九歳に限らず、年齢を問わない対策が望ましいと思っています。

議員立法、議員御指摘の立法措置、今、議員提案にしっかり取り組んでおられるということで、そういうところを踏まえて、アダルトビデオというのは、必ずしもある一定の年齢ではなくて、そのときに被害を受けたんだけれども自覚がなくて、その後、成人して被害を受けた人にもやはり被害者が多数いるんだということで、幅広い取組を目指していただければありがたいなと存じます。

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このときのやりとりのつづきは、明日のブログでみてみます。
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(参考)
6月15日に成立したAV出演被害防止・救済法の正式名称は、
性をめぐる個人の尊厳が重んぜられる社会の形成に資するために性行為映像制作物への出演に係る被害の防止を図り及び出演者の救済に資するための出演契約等に関する特則等に関する法律
です。






(推移。AV出演被害防止・救済法
<衆議院>
(1)2022年5月25日(内閣委員会) 全会一致で可決(※参考
 ・堤かなめ 議員(立憲民主党) ※当ブログ(前)当ブログ(後)を参照。
 ↓
(2)2022年5月27日(本会議) 全会一致で可決(※参考
 ↓
<参議院>
(3)2022年6月14日(内閣委員会) 全会一致で可決(※参考
 ①塩村あやか 議員(立憲民主党) ※当ブログを参照。
 ②佐々木さやか 議員(公明党) ※当ブログを参照。
 ③梅村聡 議員(日本維新の会) ※当ブログを参照。
 ④倉林明子 議員(日本共産党) ※当ブログを参照。

 ↓
(4)2022年6月15日(本会議) 可決(※参考
成立
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2022年6月23日からAV出演被害防止・救済法が施行されました。
AV出演被害防止・救済法が施行される前日(2022年6月22日)、警察庁は、配下の各警察に対して、AV出演被害の取り締まりに関する2つの通達を発しました。

アダルトビデオ出演被害問題に係る対策の推進について(通達)

性をめぐる個人の尊厳が重んぜられる社会の形成に資するために性行為映像制作物への出演に係る被害の防止を図り及び出演者の救済に資するための出演契約等に関する特則等に関する法律の施行について(通達)

〔 5998文字 〕 編集

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■ご挨拶

香西咲さんを勝手に応援するサイトの管理人です。

これまで"ワードプレス"を使ってブログの記事を書いてきました。
2022年5月15日(月)のことです。
突如、"ワードプレス"が初期化されました。
ブログの記事のデータがすべて消えました。
当方が借りているサーバーの仕様変更が原因のようです。
バックアップデータからの復旧を試みました。
叶いませんでした。
茫然自失となりました。
これまで書き溜めてきた記事は、もう元に戻りません。
心機一転、ブログをリニューアルをすることにしました。
これからは、"ワードプレス"でなく、“てがろぐ”を用いて、また一から書いていきます。
今後は、これまでのような長文でなく、短めの文章を心掛けたいと思います。

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