香西咲さん」カテゴリーアーカイブ

昨日、性暴力の被害者の山本潤さんが東京FMの番組に出演されました。香西咲さんはご自身のちからで桎梏を解き放ちました。これは容易なことでない、と再認識させられました

昨日、3日前(2020年3月31日)に発足した「性犯罪に関する刑事法検討会」についてふれました。

(参考。当ブログ)
2020年4月2日

日本では現在、刑法の性犯罪の規定を見直すべき、との声が高まっています。
同検討会は今後、改正の可否について審議をおこなうこととなります。
このたび、検討会の委員のひとりに、被害者の山本潤さんが任命されました。

(2020年3月31日 TBS「性犯罪改正刑法見直し必要か、検討会設置 法務省」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2020年3月31日 TBS

法務省はこうした調査を踏まえ、性犯罪被害者の山本潤さんらをメンバーとする検討会を新たに設置し、法改正の是非などが議論される予定です。

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昨日(2020年4月2日)、山本潤さんは、ラジオに出演されました。

 TOKYO FM
「TOKYO SLOW NEWS」

・2020年4月2日
刑法改正と性的同意
(※放送された内容の要約文

聴きました。
有益な内容であると感じました。
アーカイブ版が公開されていますので、ぜひお聴きになっていただければと思います。

(2020年4月2日。「刑法改正と性的同意」)

アーカイブ版

いちおうぼくのほうでも、番組の一部を文字にさせていただきます。

(※音声の文字化は、筆者。)
(※09:16のあたりから)
速水健朗さん

そして、今回の刑法改正の検討会ー
弁護士や、刑事法研究者、被害当事者ら、17人で構成されています。
画期的だったの、これ、被害当事者がメンバーに入っている、ということなんですよね。

伊藤詩織さん

はい、そうなんです。
やっぱりね、被害をうけた当事者たちが、
「わたしたちのはなしをわたしたち抜きでしないでください」
とずっと、あの、うったえかけていて。
それが現実化された、という。

速水健朗さん

なるほど。
今日はその被害当事者で、検討会のメンバーに入った一般社団法人Spring代表の山本潤さんと電話がつながっています。
まず、伊藤さん、山本さんのことはよくご存じですか?
どのようなかたか、っていうのをおうかがいしてもよいですか?

伊藤詩織さん

本当に温かいかたでー
やっぱりわたしもいろいろと告発したときに悩んだり苦しんだりしているときに、彼女はあの、あの、性暴力被害支援看護師でもあるので、いろんな、こう、アドバイスを、あの、してくれた、本当に、あの、大切な、あの、かたですね。

速水健朗さん

なるほど。

伊藤詩織さん

で、彼女は、13歳から7年間、実の父親より性暴力を加えられていた、という経験があります。

速水健朗さん

はい。

伊藤詩織さん

はい。

速水健朗さん

では、おはなしをうかがっていきましょう。
山本さん、もしもし。

伊藤詩織さん

こんばんは。

山本潤さん

こんばんは。

速水健朗さん

こんばんは。

山本潤さん

こんばんは。

速水健朗さん

よろしくお願いします。

山本潤さん

よろしくお願いします。

伊藤詩織さん

よろしくお願いします。

速水健朗さん

今回、当事者として、検討審議会に入られたことについて、これ、どのような経緯があったのか、おうかがいしてよろしいでしょうか?

山本潤さん

はい。
えー、もともと、まあ、前回の刑法、性犯罪の改正のときに、性暴力被害を理解しているひとっていうのは、12人中の委員のうち、まあ、2人しかいなかったのですね。

速水健朗さん

はい。

山本潤さん

被害者側の弁護士さん(角田由紀子弁護士)と被害者心理を支援している臨床心理士のかた(齋藤梓臨床心理士)

(※参考)
性犯罪の罰則に関する検討会委員名簿(平成27年4月24日現在)

で、まあ、そして、刑法が改正されたんですけども、まあ、先ほどおはなしをされていた時効の問題のように、積み残された課題が多く。
で、やはり、どうしても、その性被害の実態を知ったひと――刑法学者とか弁護士とか、まあ、警察官とか、そういう実務家だけじゃなくて――まあ、被害を知っているひとを委員に加えてほしい、ということで、刑法改正の2017年の7月にSpringという団体を立ち上げて議員のかたにおはなしに行ったりとか、まあ、省庁のかたにはたらきかけたり、っていうことを活動としてここまできました。

速水健朗さん

なるほど。
まずは当事者がその審議会に入るための活動をずっとされてきて、それがようやく実現した、ということなんですね。

山本潤さん

そうですね。

速水健朗さん

はい。

山本潤さん

やはり、意思決定の場に入ることが重要だったと思ってます。

速水健朗さん

はい。

山本潤さん

はい。

速水健朗さん

で、実際、どうでしょう。
そこの審議会に入られたことによって、やっぱり、おおきく変化って、手応えって、ありますでしょうか?

山本潤さん

まあ、あの、まあ、委員会(検討会)に入ったことは、まあ、被害当事者の枠が委員会(検討会)のなかに設置された、と思っていて。
まあ、本当に長い期間かかりましたけれども、ようやくスタートラインに立てたな、という気持ちです。

速水健朗さん

はい。
そして具体的にね、これ、どういうポイントを見直していくべき、っていうところで、これ、参加されたんでしょうか?

山本潤さん

まあ、わたしたち自身がうったえているのは、まあ、時効の問題であったりとか。

速水健朗さん

はい。

山本潤さん

暴行、脅迫要件のハードルが高くて、落とされてしまうかたが多いので、不同意性交を犯罪の規定に加えていただくこととか。
まあ、先ほど、監護者のはなしも出ていましたけれども、親などから性交されても、養育費を払っていないから、まあ、親としてみられないとか。
そういうー
あとは、教師とか。
祖父とか、兄とか。そういう人は監護者として認められない事が多いので、そのような地位、関係性にもとづいて、性加害をおこなうひとの範囲の拡大をもとめていきたいな、と思っています。

速水健朗さん

なるほど。
伊藤さんからも質問ありますか?

伊藤詩織さん

そうですね、やっぱり、時効に関してはね、あの、イギリスでは時効がなかったりだとかー

速水健朗さん

あー、そうー

伊藤詩織さん

ドイツでは30歳になるまで子どものときに受けた、あの、被害であれば、30歳まで時効がない、っていうね、ところもあるので。

やっぱり、あの、山本さんはけっこう海外の、イギリスの、あの、刑法に関しても勉強されて、あの、ロビイングされていましたよね?

山本潤さん

はい、そうですね。
イギリスは性犯罪に関して、時効がないですし。

ドイツは児童の性的虐待の被害者のためのコールセンターに問い合わせたひとの平均年齢が46歳だったという調査が出てー
その、先程のように、30歳まで延長し、50歳まで訴えられるようにしたんですね。

速水健朗さん

うーん。

伊藤詩織さん

それくらい、やっぱり、被害に気づいて、言語化して、まあ、被害があったっていうことをつたえられるまでに時間がかかるということなんですよね。

速水健朗さん

その時間のかかりかたっていうのも、10年、20年ー
もっと、っていうことがこれある。
これ、日本でもやっぱり同じなんでしょうか?

山本潤さん

はい、私、「13歳、『私』をなくした私」という本を出して、自分の被害についてもつたえているんですけれども、その本を読んでお手紙をくれる読者のかたには60代、70代のかたがいて、
「いままで何が起こったかわからなかったけれどもようやくあれが性被害だったということがわかりました」
というふうに、打ち明けてくれるかたはすごく多いんですね。

速水健朗さん

はい。

山本潤さん

だから、やはり、なかなかこう自分の被害っていうことが、まあ、被害だというふうなことがわからない。
でも、同じようなひとの経験を聞いたり、まあ、事実をみたりして気づく。
でも、それに気づくにはものすごい長い時間がかかっているということがあると思います。

速水健朗さん

はい。
まあ、検討しなきゃいけない材料として時効の年数の問題である、というはなしですが、ほかにも何か問題、おおきい問題点て、いくつかありますでしょうか?

山本潤さん

まあ、やはり、この暴行脅迫とか心神喪失とかでないとみとめられない、っていう、要件の問題は非常におおきいな、と思います。

(2020年4月2日。「刑法改正と性的同意」)

アーカイブ版

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(再掲。伊藤詩織さん)
それくらい、やっぱり、被害に気づいて、言語化して、まあ、被害があったっていうことをつたえられるまでに時間がかかるということなんですよね

(再掲。速水健朗さん)
その時間のかかりかたっていうのも、10年、20年。もっと、っていうことがこれある。

(再掲。山本潤さん)
やはり、なかなかこう自分の被害っていうことが、まあ、被害だというふうなことがわからない
それに気づくにはものすごい長い時間がかかっているということがあると思います

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年11月17日

2011年。
あの時の私は空気を読み過ぎて前事務所社長やスタッフの機嫌を伺う様になっていた。
騙された事に気づいた時も、言いたい事もなかなか言い出せないまま、前社長と造り上げた“架空の”人参を目掛けて走ってた。
3年間。

香西咲さん
2016年7月14日

今まで人間とは思えない仕打ちを受け続けてきた事、やっと吐き出す事ができました
こんな私ですが今も変わらず好きでいてくださる方、本当にありがとうございます。
何度も言うけれど今後私はその人たちを大切に生きていくのみです。
「おまえ明日死ぬかもしれないんだから(←青木亮の口癖)」

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香西咲さんはご自身のちからで桎梏を解き放ちました。
あとは性犯罪者たちの逮捕を待つだけです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

刑法の性犯罪に関する規定。一昨日、法務省は、「性犯罪に関する刑事法検討会」を立ち上げました。香西咲さんは以前、「早く青木亮を強姦罪で逮捕して欲しいです」

先日、刑法改正をめぐる森まさこ法務大臣の国会質疑にふれました。

2020年3月24日 動画 参議院インターネット審議中継「参議院 法務委員会」

(参考。当ブログ)
2020年3月26日

もう一度、3月24日の発言をふりかえってみます。

2020年3月24日(月)

(2020年3月24日 動画 参議院インターネット審議中継「参議院 法務委員会」より。)

音声の文字化は、筆者。)
(※詳細については2020年3月26日の当ブログを参照。)

2020年3月24日 山添拓 参議院議員(日本共産党)

弁護士の角田由紀子さんは、刑法が成立した明治時代の家父長制を中心とする家制度がその背景にある、と指摘をしております。
結婚は家同士の結び付きをはかる意味がおおきく、女性の意思を問わない結婚も多かった、と。
性交だけ、性行為だけ、女性の同意がないとできないという概念はなかったのだろう、と指摘をされています。
そのうえで、刑法改正でこうした問題を解決していくためには自発的な同意の有無を判断基準としているスウェーデンのようにすべきだ、と主張もされています。

大臣、これから刑法改正を議論していくにあたって、わが国もこうした方向に踏み出すべきではありませんか?

2020年3月24日 森まさこ 法務大臣

諸外国の性犯罪の規定は様々でございまして、まあ、一概に申し上げることは困難でございますけれども、強制性交等罪におけるいわゆる暴行、脅迫要件を撤廃し不同意の性交を処罰する規定とすべき、とのご意見があることは承知をしております。

平成29年(2017年)の刑法改正のさいには、暴行、脅迫要件についてその撤廃や緩和をはかられることはなかったわけでございますが、平成29年(2017年)「刑法の一部を改正する法律」の附則第9条により、同法の施行後3年を目途として検討がもとめられているのは、委員の先ほどのご指摘のとおりでございます。

その検討に資するように法務省では、先ほどご指摘いただいたワーキンググループで、性犯罪の実態把握等を進めてきたところでございまして。

えー、骨子が出ましたけれども。

(参考)
性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ取りまとめ骨子(案)

その全体版をですね、なるべく早くとりまとめるようにですね、累次、指示してきた結果、今月末ごろまでを目途になんとか、その結果をとりまとめるよう事務方が努力をしているところでございますが。

被害者支援団体等から寄せられた様々なご要望も踏まえつつ、いまほどの委員のご指摘もしっかり踏まえながら、具体的な検討対象を決めていく。

現時点ではなかなかその方向性まではおしめしする段階にはございませんけれども、充実した検討をですね、先ほど委員から、
「拙速はいけないけれどもなるべく早く」
というご意見もいただきましたので、迅速に検討を進めてまいりたい、と思います。

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(再掲。森まさこ 法務大臣)
その全体版をですね、なるべく早くとりまとめるようにですね、累次、指示してきた結果、今月末ごろまでを目途になんとか、その結果をとりまとめるよう事務方が努力をしているところでございますが

2020年3月30日(月)

3日前(2020年3月30日)に第14回性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループが開催されました。
その翌日(2020年3月31日)のことです。
全体版」が公開されました。

2020年3月31日(火)

(※「全体版」)

令和2年3月
法務省
性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ

性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ取りまとめ報告書

法務省はこの日(2020年3月31日)、検討会を立ち上げました。
時事通信の報道を参照します。

(2020年3月31日 時事通信「性犯罪の『暴行・脅迫』要件撤廃も 刑法改正へ検討会設置―法務省」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2020年3月31日 時事通信

法務省は(2020年3月)31日、性犯罪をめぐる刑法の見直しについて議論する検討会を設置した。
現行の「強制性交等」の成立要件となっている「暴行または脅迫」を撤廃するとともに、同意に基づかない性交を罰する不同意性交罪を新設することなどが検討される。

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2020年3月31日 時事通信

検討会は弁護士や刑事法研究者、被害当事者ら17人で構成。

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検討会のメンバーに、被害当事者、が加わりました。
刑法改正市民プロジェクトは3月17日、森まさこ法務大臣に対して、
性犯罪に関する刑法の改正を求める要望書
を提出しました。

(参考。当ブログ)
2020年3月20日
2020年3月26日

その要望書のなかに、
1.2017年7月に施行された「刑法の一部を改正する法律」の附則第9条に基づき、法制審議会「刑事法(性犯罪関係)部会」、もしくはその前段となる検討会を設置し、刑法改正を審議してください
2.上記の審議における委員に、性暴力被害当事者、ならびに性暴力被害の現場で支援に携わる者を、複数名入れてください
との文言がありました。
今回、法務省は、刑法改正市民プロジェクトの要望を取り入れたようです。

2020年3月31日 時事通信

森雅子法相は(2020年3月)31日の記者会見で「法改正の要否について幅広く意見を伺い、性犯罪に厳正かつ適切に対処できるよう検討を進めたい」と述べた。

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「検討会」の正式名称は、
「性犯罪に関する刑事法検討会」
です。
TBSの報道をみてみます。

(2020年3月31日 TBS「性犯罪改正刑法見直し必要か、検討会設置 法務省」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2020年3月31日 TBS

「本日、性犯罪に関する刑事法検討会を立ち上げることとした。性犯罪に対し、厳正かつ適切に対処できるよう迅速に検討してまいりたい」(森まさこ法相)

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法務省はこうした調査を踏まえ、性犯罪被害者の山本潤さんらをメンバーとする検討会を新たに設置し、法改正の是非などが議論される予定です。


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ほかにはどのような方々がいらっしゃるのでしょうか。
自民党の井出ようせい衆議院議員と小川たまかさんのツイートを参照します。

小西聖子教授もメンバーの一員のようです。
期待しています。

「性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ取りまとめ報告書」と「性犯罪に関する刑事法検討会」

上述の「性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ取りまとめ報告書」は今後、どのように活用されるのでしょうか。

東京新聞の記事が参考になります。
一部を引用させていただきます。

(2020年3月31日 東京新聞「不同意性交罪 是非を議論へ 法務省、性犯罪検討会」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2020年3月31日 東京新聞

法務省は一八年四月、性犯罪の実態を調査するワーキンググループを設置。どのような性犯罪が実際に起きているかの調査結果や、専門家や被害者らへのヒアリング内容をまとめた報告書を三十一日公表した。
(略。)
(略)、検討会では報告書を参考に議論する。

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議論の先にあるのは、法改正です。

2020年3月31日 東京新聞

被害者に対する「暴行・脅迫」行為がなくても、同意がない性交だと認識できれば処罰する「不同意性交罪」の是非などを議論する見通し。
法改正が必要と判断すれば、法相が法制審議会に諮問する。

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不同意性交罪の新設を切望します。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年1月3日

(前略。)
日本は本当に自覚の無いジェンダー後進国ですね。
そこでお願いしたい事がございます。強姦罪と強要罪の時効を延ばし、処罰も重くして頂きたいのです。
私自身の経験からも切に思う事です。

未来の若者達の為にどうかご検討をお願い致します。

香西咲さん
2018年2月14日

早く #青木亮 を強姦罪で逮捕して欲しいです。そして平穏を取り戻して次の人生へ進みたいと切に思います。

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悪党は追い詰められてきました。
薄汚い両手に手錠がかけられる日を心待ちにしております。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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昨日、森まさこ法務大臣は国会で、志村けんさんの逝去に関連したヘイトスピーチの問題に言及しました。ヘイトスピーチと、香西咲さんを蹂躙したAV業界の殲滅が待たれます

2020年3月30日

一昨日(2020年3月30日)、BuzzFeed(バズフィード)は、志村けんさんの逝去に乗じたヘイトスピーチの実態を報じました。
当該記事の一部を引用します。

(2020年3月30日 BuzzFeed「志村けんさん死去で広がる『中国ヘイト』殺害を呼びかける悪質ツイートも」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2020年3月30日 BuzzFeed

新型コロナウイルスに感染し、3月29日に肺炎で亡くなったコメディアンの志村けんさん(70)。
突然の訃報を受け、ネット上では「中国人に殺された」「許せない」などというヘイトスピーチも広がっている。

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2020年3月30日 BuzzFeed

日本の厚生労働省も「人が悪いわけでなくウイルスが悪い」と会見で呼びかけている。
特定の地域に住む人々や特定の人種・民族を攻撃したり、特定の人たちに対する敵対心をあおったりするような行為は、許されない。改めて、そういう認識を持つことが大切だ。

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昨日(2020年3月31日)、衆議院で法務委員会が開催されました。

(参考。動画 衆議院インターネット審議中継)

2020年3月31日
 衆議院 法務委員会

当日、藤野保史議員がこのヘイトスピーチの問題をとりあげました。
森まさこ法務大臣とのやりとりをみてみます。

2020年3月31日

(2020年3月31日 動画 衆議院インターネット審議中継「参議院 厚生労働委員会」より。)

音声の文字化は、筆者。)
2020年3月31日 藤野保史 衆議院議員(日本共産党)

日本共産党の藤野保史です。
新型コロナウイルスは日本社会全体におおきな影響をあたえていると思います。
さまざまな省庁にかかわるうごきのなかで、当法務委員会との関係で言いますと、今日、冒頭、とりあげさせていただきたいのは、この新型コロナの問題をですね、特定の国へのヘイトスピーチに悪用しているうごきがある、という問題であります。
昨日、志村けんさんもお亡くなりになりました。
もちろん、こころからお悔やみを申し上げたい、と思っております。
まあ、しかし、この、亡くなられた志村けんさんのことまでですね、ヘイトスピーチに悪用されてー
あの、たとえば、志村さんは中国人に殺された、とか。
えー、中国人が殺した、とかですね。
そういう憎悪を煽るような悪質なツイートが大量に拡散されてしまっていたり。
それで、それにとどまらず、こう、相手方の殺害、とか、あるいは、相手方を排除する、ということを、こう、呼びかけるような声まで出てきている、と。
まさにこれ、ヘイトスピーチだと思います。
で、森大臣は今月6日の所信表明のさいにも、このヘイトスピーチについてとりあげられて、まあ、
「丁寧かつ粘り強くとりくみます」
というふうに表明をされました。
そのとおりだと思うんですね。
やっぱり、丁寧な粘り強いとりくみが必要だ、と思います。
で、あの、昨年の11月14日の参議院の法務委員会でも、ヘイトスピーチ解消法の質疑のさいに、
「その国籍、人権、民族等を理由として差別意識を助長しまたは誘発する目的でおこなわれる排他的言動はあってはならないと考えます」
と答弁されております。

(※参考。自民党の小野田紀美議員の質問に対して)

で、あの、新型コロナへの不安というのは、まあ、あの、今後ですね、どのようなかたちで噴き出すのか。
こう、われわれもわからないところがあると思います。
それがヘイトスピーチというかたちでふたたび起きてくる可能性もこれ、あるわけでありまして。
いまこそやっぱり政府はですね、法務大臣としてメッセージを発するべきだ、というふうに思います。
そこで大臣ですね、やはりこの新型コロナの問題をめぐっても、特定の地域に住む人々や特定の人種や民族、これを攻撃したり、あるいはそれを排除するような、敵対心を煽るような行為はゆるされないんだ、と。
あってはならないんだ、という強いメッセージをあらためて発していただきたいと思いますが。

2020年3月31日 森まさこ 法務大臣

このたびお亡くなりになられました志村けんさんのご冥福をこころからお祈りするともに、新型コロナウイルスでお亡くなりになったすべてのかたのご冥福をお祈りしたいと思います。
新型コロナウイルス感染症に対する国民の不安、増大しております。
そのようななかで、新型コロナウイルス感染症に関連して不当な差別や偏見があってはならないことは、言うまでもないことでございます。
法務省としてはこれまでも、SNS等においてその旨のメッセージを発信しております。
たとえば、人権擁護局のツイッターにおいて、新型コロナウイルス感染症に関する誤った情報にもとづく人権侵害がないように、日本語のほかに中国語でも発信しているところでございます。

法務省としては、ヘイトスピーチの解消をはじめ、偏見や差別のない社会、そしてすべてのひとがおたがいの人格や尊厳を大切にして生き生きとした人生を享受できる共生社会の実現に向け、人権擁護活動にしっかりととりくんでまいります。

2020年3月31日 藤野保史 衆議院議員

あの、この新型コロナの問題というのは、まあ、長期化する、というふうに言われております。
ですから、今後もですね、あの、大臣、所信でおっしゃったように、このヘイトの問題、ヘイトスピーチ、どのようなかたちで出るか、わかりませんので、丁寧かつ粘り強いとりくみをですね、求めたいというふうに思います。

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日本には、憲法第21条、という奇妙な規定があります。

(参考。日本国憲法
第21条

①集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。

憲法第21条は諸悪の根源です。
ヘイトスピーチもこの規定を後ろ盾にしています。

(再掲。藤野保史 議員)
あの、たとえば、志村さんは中国人に殺された、とか。えー、中国人が殺した、とかですね。そういう憎悪を煽るような悪質なツイートが大量に拡散されてしまっていたり

自民党はこの憲法第21条に制限を加えようとしています。
同党の「日本国憲法改正草案」を参照します。

(自由民主党 憲法改正推進本部「日本国憲法改正草案」より引用。)

自民党 憲法改正草案 第21条

①集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、保障する。

②前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。

早期の改憲を望みます。
ちなみにAVについては、「表現の自由」の範疇にふくまれていないようです。
「自民党アダルトビデオ出演強要問題を考えるPT」の宮崎政久事務局長(※現在は法務大臣政務官)はつぎのようにのべています。

(2019年2月5日「Safer Internet Day 2019 シンポジウム」より、引用。改行を施しています。)

2019年2月5日 宮崎政久 自民党アダルトビデオ出演強要問題を考えるPT 事務局長(衆議院議員)

宮﨑氏からは、AV出演強要問題に特有の論点について指摘がありました。

すなわち、この問題の難しさは、様々な社会現象が絡み合っているところにあるため、的を絞った議論が必要である点にある。

この問題を検討する際に考慮すべき権利をとってみても、表現の自由や営業の自由、さらには職業選択の自由等、多様な権利が関わってくるが、これらの権利に配慮しつつ、いかに公共の利益との調整を図るべきかを見極めた対策が必要であると語りました。

また、性に関わることは通常秘め事と位置づけられるものであり、AV作品にかかる表現の自由を検討するにあたっては、その表現内容の性質から自ずと制約を受けるところがあるという風に考えているという指摘がありました。

——————————————————–

ヘイトスピーチとならんでAVは悪です。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年3月19日

今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

——————————————————–

ヘイトスピーチとAVの殲滅を強くもとめます。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

参議院厚生労働委員会における角田由紀子弁護士の所論(その4)。香西咲さん「(AV強要について)メディアの皆様が代弁して下さる」。セクハラについても世論の高揚を切望します

3日前より、昨年の国会で角田由紀子弁護士が披瀝されたセクハラに関する所論をふりかえっています

(参考。動画 参議院インターネット審議中継)

2019年5月23日
 参議院 厚生労働委員会

(参考。当ブログ)
2020年3月28日(セクハラに関する所論①)
2020年3月29日(セクハラに関する所論②)
2020年3月30日(倉林明子議員に対する答弁)

本日は、川田龍平議員と東徹議員の質問に対する角田弁護士の返答をみてみます。

2019年5月23日 参議院 厚生労働委員会

質疑者 ~川田龍平 参議院議員

(2019年5月23日 動画 参議院インターネット審議中継「参議院 厚生労働委員会」より。)

音声の文字化は、筆者。)
2019年5月23日 角田由紀子 弁護士

ええと、ふたつのお訊(たず)ねがあったと思うんですけど。
まずひとつ。
いま、日本のなかでも、何か、日本語になってしまった、セクハラ、ということばがあるんですね。
このことばは、もともとはですね、ええと、わたしたちが1989年に福岡で最初に裁判をはじめたときには、ええと、、セクシュアルハラスメント、ということばではなくて、その当時、暫定的にあった日本語訳、性的嫌がらせ、ということばを使って、はじめたんですね。
で、しばらくやっていると、どうも、性的嫌がらせ、という日本語は、セクシュアルハラスメントの本来持っている意味と離れているんじゃないか、ということに気がついたんですが。
残念ながら弁護団で適切な訳をみつけ出すことができなかった。
そこで、セクシュアルハラスメント、というカタカナのままで、そのあとつづけていったんです。
そうするとですね、だいたい、第1号事件(福岡セクハラ訴訟)のときに、
「女性が何を生意気な」
というような反響がまわりからたくさんあったものですから。
えー、男性週刊誌、たぶん、文春か新潮かどっちかだったと思うんですが。
それが、そういうふうにセクシュアルハラスメントの告発をはじめた女性をなかば揶揄するような感じで、セクハラ、ということばをつくったんですね。
で、セクシュアルハラスメント、という英語そのものは、アメリカでは、そういう被害を体験している女性たちが編み出したことば、だったんです。
でも、日本では、残念ながらですね、セクハラ、という男性が揶揄する表現がつくられて。
しかもたしかに、セクシュアルハラスメント、よりは、セクハラ、のほうが言いやすいですよね。
書きやすい、ということがあって、それが流行語大賞にもなったことがあって、わあっと広がったんです。
広がったことはよいことではあるんですけれども、だいたいセクハラってなんなの、と意味がついていかないわけですね。
あの、日本で、英語をですね、カタカナにして、そして簡略語にする。
パーソナルコンピューターがパソコンになるのと同じように、そういうふうになっていくわけですね。
でも、まだ、物だったらですね、名前の問題だからわかるんですけれども。
セクシュアルハラスメント、というようなかなり複雑な概念になってくるとですね、セクハラ、というわかりやすい日本語になったとたんに、本来持っていた意味がすっかり抜け落ちてしまった、と。
それからもうひとつは、ええと、カタカナ語の持つ、まあ、宿命といいますか、本来の意味よりは軽くなる、ということがあって。
セクハラということばが広がったのはよかったけれども、意味がついていかないままになってしまった、というのがいま問題だと思うんですね。
それから、ええとですね、もうひとつ、教育についての問題なんですが。
わたしは、セクシュアルハラスメントをなくすのを、あるいは、防止するのをどうするのか、ということについて、教育をどうするかという議論が欠けているというふうに思っているんですね。
その教育というのは、何も学校教育だけではないんですけれども。
社会、あるいは、家庭、学校、いろんなところでの人権に対する教育がこの国では非常に弱い、ということがあると思うんです。
で、セクシュアルハラスメントは、先ほど申しましたように、性差別の問題ですから。
人権と差別、ということをしっかり、ちいさな子どのときから教育していくことができればー
セクハラの裁判をやって30年ですね、ワンジェネレーションたっているので。
本当はですね、最初から教育の大事さがわかっていればかなりの変化があったのではないか、と思うんですけれども。
なんとなく曖昧のままで、人権の問題だという認識も薄かった、ということで、いまのような状況になっているんじゃないか、と私は思っております。

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つぎは東徹議員の質疑に対する答弁です。

質疑者 ~東徹 参議院議員

(2019年5月23日 動画 参議院インターネット審議中継「参議院 厚生労働委員会」より。)

音声の文字化は、筆者。)
2019年5月23日 東徹 参議院議員

(前略。)
つづきまして、角田参考人におうかがいをしたいと思います。
いま、高齢社会、ということで、高齢者施設とかですね、特にまた、訪問介護の現場ー
特に訪問介護の現場ではですね、ホームヘルパーさん、というかたがおられますけれども。
ホームヘルパーさん、なんかだと、74%がですね、利用者さんからですね、セクハラを受けたことがあるというような報道もですね、見たりとかしました。

日本経済新聞の記事を参照します。

(2018年7月3日 日本経済新聞「介護職員、7割がハラスメント経験 労組調査 」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2018年7月3日 日本経済新聞

調査は2018年4~5月に同ユニオンの組合員約7万8千人を対象にし、2411人が回答した。
1790人(74%)が「ハラスメントを受けたことがある」と答え、そのうち94%が利用者に暴言などパワハラ、40%がセクハラにあたる行為を受けていた。

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2018年7月3日 日本経済新聞

セクハラでは「不必要に身体に触れる」(54%)や「性的な冗談を繰り返す」(53%)、「性的な関係の要求」(14%)などがみられた。

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北海道文化放送はこうしたセクハラの実態を詳報しています。
報道の一部を引用します。

(2018年12月9日 北海道文化放送「『いいもの見せてあげようか…』壮絶!常態化する介護現場のセクハラ被害【北海道発】」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2018年12月9日 北海道文化放送

ホームヘルパー(訪問介護員)として働く40代の女性も、セクハラ被害に遭っていた。彼女は最近、仕事中に70代の男性から、アダルトビデオを見せられたというのだ。
ホームヘルパー(40代):
「“いいもの見せてあげようか“と、テレビをつけ出して、アダルトビデオをつけた利用者様がいた。“やめてください“とは言ったけど、その言葉を言った後に音を大きくしていった。力だったら負けるんじゃないかとか、押さえられたり、怒らせすぎて首絞められたりとか、そういうことがあった時、怖いですよね。密室だから」

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2019年5月23日 東徹 参議院議員

こういった介護現場、医療の現場でもあるのかもしれませんが、こういったですね、利用者さんからのそういったセクシュアルハラスメントについてですね、どうやってこう防止していけばいいのかですね、もし30年間のなかのいろんなこう相談とかいろんななかでですね、思うことがありましたらぜひ、お示しいただければと思います。

2019年5月23日 角田由紀子 弁護士

あのー、わたし、30年やってきた、って、主として職場とか学校でのセクシュアルハラスメントについての被害者側の救済をどうするかという問題をやってきておりまして。
その介護施設のその利用者と、ええと、そのヘルパーさんとの関係については、訴訟等でわたし、あつかったことがありませんので、特に何か役に立つことを申し上げることはできないんですけれども。
でも、それはですね、社会全体の人権意識というものが高まるようなことをしないとですね、なかなかむずかしいんではないかと思うし、それをしなければいけない、というふうに私は思っておりますね。
介護事業なんかで働くひとたちがですね、そもそもその働いている施設のなかでもじゅうぶんに人権が尊重されていない、と。
賃金の問題も報酬の問題もふくめて、そういうあつかいを受けているわけですね。
そうすると、介護をやっているひとというのはそういう立場でいいんだ、というふうに社会全体が考え違いをしているところがあると思うんです。

(再掲。角田由紀子 弁護士)
介護をやっているひとというのはそういう立場でいいんだ

上述の日本経済新聞にも同種のことが書かれています。

(2018年7月3日 日本経済新聞「介護職員、7割がハラスメント経験 労組調査 」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2018年7月3日 日本経済新聞

自由記述では「介護職は(ハラスメントを)我慢するのが当然という風潮がある」などの意見があり、法整備や罰則強化、職員の心のケアを求める声もあった。

2019年5月23日 角田由紀子 弁護士

そのことが、簡単にですね、セクシュアルハラスメントの加害行為を、加害する側がですね、ゆるされているんだ、という勘違いをする原因になっているんじゃないかというふうに思いますので、もっと全体的な意識をどうやって変えていくのか、という問題とつなげないと。

——————————————————–

(再掲。角田由紀子 弁護士)
社会全体の人権意識というものが高まるようなことをしないとですね、なかなかむずかしいんではないかと思うし、それをしなければいけない、というふうに私は思っておりますね

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年8月28日

嗚呼また衝動的なフラッシュバックをお許しくださいm(_ _)m
でも6年近く誰にも言えなかった事を、最近はメディアの皆様が代弁して下さるので、1人で抱えていたものをやっと吐き出せることが出来ました。
皆様に感謝致します。

AV出演強要につきましては、社会全体で、このような犯罪はゆるさない、との意識が高揚しました。

——————————————————–

(再掲。角田由紀子 弁護士)
社会全体の人権意識というものが高まるようなことをしないとですね、なかなかむずかしいんではないかと思う

人々のセクハラへの憤怒(ふんぬ)につきましてはまだAV出演強要の域に達していないようにも思えます。
社会全体の人権意識が高まることを切望します。
ちなみにセクハラをするやつは、モテない男、です。
くわしくは論じませんが。
モテない、というのは、罪、です。
こまったものです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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参議院厚生労働委員会における角田由紀子弁護士の所論(その3)。セクハラは顕在化するようです。AV強要について香西咲さんは、「反撃に出るタイミングを見計らっていました」

昨年、角田由紀子弁護士は国会で、セクハラについて意見をのべました。

(参考。動画 参議院インターネット審議中継)

2019年5月23日
 参議院 厚生労働委員会

一昨日から、このときの角田由紀子弁護士の論説をふりかえっています。

(参考。当ブログ)
2020年3月28日(その1)
2020年3月29日(その2)

上述の参議院厚生労働委員会では、4人の国会議員が角田弁護士に対して質問をしました。
本日は、倉林明子議員の質疑と、それに対する答弁をみてみます。

(2019年5月23日 動画 参議院インターネット審議中継「参議院 厚生労働委員会」より。)

音声の文字化は、筆者。)
2019年5月23日 倉林明子 参議院議員(日本共産党)

日本共産党の倉林明子です。
(中略。)
あの、先ほど、角田参考人のほうからですね、日本の裁判、裁判官の意識についてのー
裁判官についての意識ー
見解表明もあったんだけれども、本当にそういう問題意識、強く持っていまして。
先達て(せんだって)もですね、考えられない性暴力が無罪になるっていうようなことがあいついでいる、ということもやっぱりこの、大きな課題として受け止めるべきだろうな、というふうにあらためて思っているところです。

で、追加的にですね、ぜひ角田参考人にはお願いしたいと思っているのは、このセクシュアルハラスメントで被害を受けた被害者が裁判に打って出るっていうのは本当に大変なことだろう、と思うんですね。
で、裁判に立ち上がって、じゃ、裁判した。
しがい(やりがい)と言うんですか、そういう結果っていうのは得られているんだろうか、と。
あの、この間、闘ってこられて、感じられていることをぜひ、ご紹介いただきたいと思います。

2019年5月23日 角田由紀子 弁護士

はい。
ええと、わたくしはですね、89年(1989年)からセクシュアルハラスメントの裁判にかかわってきたんですけれども。
ええと、最初のうちはですね、ただ勝つわけなので、悪くはなかったんですけれども。
4、5年やっていくうちにですね、自分の依頼者が、本当ー
彼女が何を獲得したのか、ということがとても疑問になってきたわけですね。
単なる弁護士的な観点からだと、勝訴判決をもらってそれなりの、まあ、数100万円であっても賠償金が入るということは、仕事としては一応うまくいっている、ということになるんですけれども。
そのことを離れて、わたしの依頼人であるその原告の彼女はいったい何を獲得したのか、ということがだんだん疑問になってきたわけなんですね。
それで、わたしは、その疑問を持ちながらですね、不法行為というその枠のなかでやることの矛盾も考えました。

(参考。民法

第709条
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

それからですね、ええと、やっぱり日本のなかでは、別にセクシュアルハラスメントでなくても、裁判をやるということはとても重大なこと、っていうか、重荷、のことなんですね。
で、特に、セクシュアルハラスメントで会社もふくめてうったえたい、というふうに思ったときには、これは大変むずかしい、というふうに思います。
で、日本人の意識では、ええと、御上(おかみ)に弓を引く、ということばがまだありますけれどもね。
自分の雇い主に対して何か要求する。
しかも、それを裁判でやる、ということは、非常に、あの、やりにくいことで、決意がいる、というふうに思うんですね。
それで、ええとですね、わたしが、ええと、考えるんですけれども、だいたい、裁判にうったえるひとというのは、とりわけセクシュアルハラスメントについて言えば、裁判に行く前の段階でですね、ほとんどエネルギーを使い尽くしている。
精も根も尽き果てている、という状況が率直なところではないかと思うんですね。
それなのに、それにもかかわらずですね、それにもかかわらず裁判をはじめるということはものすごくおおきなプレッシャーである、と。
それから、個人相手だけだったらまだいいんですけれども、会社をですねー
会社も相手にする。
なんで会社を相手にするかと言いますと、それは、損害賠償金のですね、獲得を容易にするためには、個人だけではなくて、会社があれば会社もうったえたほうがいい、ということになるわけなんですが。
そのときにですね、在職しながらー
在職しながらうったえるというのはとてもむずかしい、というふうに思うんですね。
で、わたしが、それこそ30年間にあつかった原告のひとたちで、在職しながら裁判やったひと、というのは、ふたりしかいないんです。
で、ひとりは、キャリアのあるひとですね。
だから、キャリアが中断するっていうことはとても彼女にとっては耐え難いことなので、なんとか、大変でも守り抜きたい、ということ。
それからもうひとりは公務員だったひとなんですね。
これも、普通の会社に勤めているひとよりはまだ立場上ましであった、ということがありました。
それ以外のひとはどうしたかというと、ほとんど全員が仕事を辞めてからですね、それでもやっぱりこの状況に納得できない、ということで、本当に文字どおり最後の手段として訴訟を起こすということになってきているわけなんですね。
で、会社に在職中のひとたちは、それではですね、まわりの同僚から支援を得られたか、と言うと、それはほとんど得られないですよね。
とにかく、なんだか、トラブルメーカーだ、というふうにあつかわれたりですね。
それから、まあ、いろいろ、よくないことを言われる。
非難される、ということ。
それから、あの、場合によってはですね、証言してやってもいいよ、というひともいるわけなんですね。
証人になってもいい、と。
で、そういうひとは、実際に会ってはなしを聞いてみて、実際に裁判になると、
「いや、やっぱり自分の立場が悪いので証人になることはちょっと勘弁してね」
ということになってくるわけなんです。
ですから、日本のなかで裁判を、あの、やるということがどんなにむずかしいか、ということなんです。
それからですね、性被害では、別にセクハラにかぎらずですね、あの、刑事事件でもそうなんですけれども、性被害に遭ったひとに対して、まわりは基本的になんと言うか。
それは、
「あんたに落ち度があったんじゃないか」
「あんたが悪いんだよ」
ということが一番最初にやっぱり言われることだと思うんですよね。
そうすると、告発するということ、セクシュアルハラスメントであってもそれ以外の性被害であっても、告発をするということは、
「私にも落ち度がありました」
と、その反面で言っているような実際的な結果になってくるわけなんですね。
そのことがあるので、非常にいろんなことを考えて。
本当にその覚悟を固めて。
で、しかも孤立無援の闘いになってもやり抜けるのかという――途中でやめたって別にいいんですけどね――そういうふうに思ってやらなければいけないということなんです。
そして、このことはですね、こういう全体的な状況、裁判をめぐる基本的な状況と、とりわけ性被害にかかわる裁判をめぐる特殊な状況とがあるので、日本のなかでは裁判を選択するということは非常にむずかしい。
消極的なことになる、ということなんです。
で、さっき申し上げた、私は、在職中のひとって、ふたり、しかかかわったことがないんですね。
それ以外のひとはみんな(仕事を)辞めているということなんです。
で、裁判で勝った結果、低い賠償金でも、まあ、入ってくればいい、とするのか。
あるいは、たしかにですね、裁判で勝てば、彼女はうそを言っていなかった、ということにはなるわけです。
まわりに対して。
しかし、そのことが証明されたからとしてですね、まわりのひとが考えを変えるか、というと、そんなことはあまりないんですね。
だから、被害者としては、やっぱり納得できない、という思いがずっと残る。
それから、ええとですね、被害者にしてみれば、あの、重い被害が残っている。
PTSDなんかが残っているときは、裁判は2年か3年で終わってもですね、そのあと、もっともっと長い期間をですね、自分が受けたその被害の回復というのは大変むずかしいんですけれども、つきあわなければいけない、という不条理もあるわけですね。
だから、裁判に勝ったら終わりではない、ということが、不法行為でやっても、なかなかね、被害者本人の救済にならないんじゃないか、というふうにわたしは思うようになったわけなんです。
それから、先ほどから、ええと、措置義務のはなしが出ているんですけれども、これ、措置義務だって、会社に対していったい何人がそういうことを言い出せるだろうか、ということはやっぱり考えてみなければいけないと思うんですね。
で、手続規定としては措置義務を申し立てることができるというふうに言っても、本当にそんなことが会社の中で言えるのか、ということになったときに大変むずかしいと思いますし、それは辞めてからだったら意味ないわけですね。
ですから、不法行為だけを当てにするのではなくて、もっと別のですね、もっと時間がかからなくて、しかもわずらわせがすくない、それから、プレッシャーのすくない、そういう別の法的な救済方法を考えなければいけないと思いますし。
それから、外国ではですね、これは、あの、ええと、禁止規定を持っていることと連動しているんですけれども、もちろん司法的な救済はあるんですけれども、それ以外のですね、名前はいろいろですね、人権委員会とか雇用平等委員会とかいろいろあるんですけれども、いわゆるそういう行政機関でのー
訴訟にないですね、もっといろんなうまみを持った解決方法ができているということで、それをわたし、日本でも検討する必要があるというふうに思っております。
以上です。

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明日は、別の議員からの質問をみてみます。

(再掲。角田由紀子 弁護士)

そのときにですね、在職しながらー
在職しながらうったえるというのはとてもむずかしい、というふうに思うんですね。

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それからですね、性被害では、別にセクハラにかぎらずですね、あの、刑事事件でもそうなんですけれども、性被害に遭ったひとに対して、まわりは基本的になんと言うか。
それは、
「あんたに落ち度があったんじゃないか」
「あんたが悪いんだよ」
ということが一番最初にやっぱり言われることだと思うんですよね。
そうすると、告発するということ、セクシュアルハラスメントであってもそれ以外の性被害であっても、告発をするということは、
「私にも落ち度がありました」
と、その反面で言っているような実際的な結果になってくるわけなんですね。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年11月14日

コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。

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香西咲さんは数多(あまた)の妨害と難詰を払い除けました。
結果、政府がうごきました。
香西咲さんをはじめ、自身の被害を告発された方々が、国の在り方をかえました。
セクハラ被害につきましても、人々のこころのなかでおおきく波打つことを願っております。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

参議院厚生労働委員会における角田由紀子弁護士の所論(その2)。セクハラ被害はほぼ勝訴することができます。香西咲さん「彼らを庇う必要もないと思い始めて打ち明けます」

昨日のつづきです。

(参考。当ブログ)
2020年3月28日(※昨日)

本日も、参議院厚生労働委員会における角田由紀子弁護士の論説を拝聴します。
議題は、セクハラ、です。

2019年5月23日 参議院 厚生労働委員会

(2019年5月23日 動画 参議院インターネット審議中継「参議院 厚生労働委員会」より。)

音声の文字化は、筆者。)
(※0:48:09のあたりから。)
2019年5月23日 角田由紀子 弁護士

今回の改正案でも法的解決手段として、不法行為裁判しか考えられていないようですけれども、

(参考。民法

第709条
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

30年にわたってそのことをおこなってきたわたしの経験からは非常にそれは不十分であるし、結論としては、原告の救済になっていない、というふうに考えております。

——————————————————–

問題 ~その1

2019年5月23日 角田由紀子 弁護士

いろんな問題があるんですが、まずひとつは理論的な問題があります。
不法行為法という法的枠組は、性差別が本質であるセクシャルハラスメントの事案に適しているのだろうか、ということです。

(参考。民法

第709条
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

問題の性質から、
「これは適さないんじゃないか」
「不法行為という枠組はふさわしくないんじゃないか」
ということを民法学者からも言われています。
たとえば、立命館大学の木村和成さんです。

不法行為法は財産権の侵害に対する損害の填補(てんぽ)を目的とするものとして形成、構成されてきた

人格権侵害にもとづく損害賠償請求の多くは、不法行為法の機能である損害の填補(てんぽ)を目的とするものではなく、他者の行為によって自身の人格が侵害されたことに対する個人の尊厳を守るための戦いである、と言ってもよい

財産権の侵害と決定的に異なるのはこの部分であって、それを抽象的に、権利侵害、として不法行為法上の保護法益として論じることは人格権の保護にとって適切であるとは言えない

というふうにのべられております。

で、つまり、本来、財産権侵害に対する金銭の填補(てんぽ)を目的とするこの法律からは食(は)み出してしまうのではないか、ということなんですね。

(参考。民法

第709条
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

——————————————————–

問題 ~その2

2019年5月23日 角田由紀子 弁護士

つぎに、被害者と加害者に平等な位置付けをあたえる司法手続き(つまり民事訴訟はそういうものですが)という、しかしこれは非常に時間のかかる手続きは、この事案に対して適切か、という問題があります。
で、不法行為、はご存じのように、もともと個人間の利益調整手段ですから、被害者の権利と加害者の権利をー
比較衡量をおこなうことは当然に起きるわけです。
で、裁判になるのは、事前の話し合いがつかなかった事案ですから、事案として非常にシビアな対立事件です。
で、そこでは、加害者は、裁判になれば、支払わなければいけない賠償金を払わせないために必死の抵抗をします。
有りと有らゆる自分に役に立つと思われる主張、立証をします。
で、不法行為、であるわけですので、過失相殺、という抵抗の場があたえられるわけなんですね。

(参考。広辞苑より)

過失相殺
「債務不履行や不法行為に関して債権者や被害者にも損害の発生や拡大について過失が認められる場合に、裁判所がこれを斟酌して債務者や加害者の支払うべき損害賠償の額を減ずること」

これは、民法722条が、
被害者に過失があったときは、裁判所は、これを考慮して、損害賠償の額を定めることができる
と定めていることから、当然のあつかいになってきます。
で、第1号の事件(福岡セクハラ訴訟)も実は、原告の過失相殺がされました。
えー、「これからの事情やその他前記認定にあられた諸般の事情を考慮し」という極(きま)り文句でですね、原告の請求した慰謝料300万だったんですけども、みとめられたのは150万でした。
で、裁判は、原告と被告とが攻撃、防御(防禦)をくりかえす場ですが、過失相殺をゆるされることで、そのための主張、立証のために裁判期間は必然的に長引きます。
これは被害者からみれば、あらためて被害者側の攻撃にさらされ心身の負担がはげしくなる二次被害の期間でもあるわけです。
過失相殺との関係で、セクシャルハラスメント被害者の権利は理解できますが、加害者の権利、っていうのはいったい考えられるのでしょうか。
仮に加害者の権利が有り得るとしてもそれは被害者の侵害された権利と並べて比較衡量できるものなのでしょうか。
さらに言えば、過失相殺をゆるされても交通事故裁判で、100対0、ということはあるわけですね。
で、被害者の過失0ということを当然、認定することは可能なんですが、ジェンダー教育をほとんどうけていない裁判官にそれができるのでしょうか、という問題です。
多くの裁判官は男性原理にもとづく経験則やあいまいな社会通念や世間の常識と決別できてはいません。
自動車事故での過失の割り振りとは異なる困難がこの事件にはあります。
ここが同じ不法行為法による解決でも、自動車事故の解決と根本的にちがう、という問題ですね。
そもそもですね、性暴力被害における被害者の過失責任、つまり、何が注意義務違反か、ということですが、それは、性暴力に遭わないために被害者がとるべき言動がある、ということを前提にしている考え方だと思います。

——————————————————–

問題 ~その3

2019年5月23日 角田由紀子 弁護士

それから3番目の困難な問題は、不法行為法をもとにして裁判をおこないますと、ゴールは金銭賠償でしかない、ということですね。

(参考。民法

第709条
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

そのうえに、日本では賠償金額が非常に低い、という問題があります。
セクシャルハラスメントは最初に申し上げましたように、3段階にわたる人権侵害、であって、しかもそれは性差別の結果です。

参考

①いわゆるセクシャルハラスメントは、職場でおこなわれる相手方の意思に反する性的な言動であって労働環境に悪い影響をあたえるような行為を言う。

②それは相手方、とりわけ女性を性によって差別し、性的自己決定の自由等のプライバシーをふくむ人格権を侵害するものであり、またはたらく権利を侵害し、ひいては生存権を脅かすものであって、憲法13条、14条民法1条等に違反する。

③このような性差別がゆるされないことは諸外国においてもすでに広く認識されており、さらに女性差別撤廃条約、男女雇用機会均等法、労働基準法等により、セクシャルハラスメントをうけずにはたらく権利を法律で保障されている。

しかし、そういう認識がですね、明確にないものですから。
裁判所に。
被害は往々にして非常に低く見積もられてしまいます。
性差別、との認識はきわめて低いわけなので、ひとによってはさっき申し上げましたように、一生引き摺るような被害を賠償してもらうことにはなっていない、ということなんですね。
で、現状の法案では、司法的救済としてはあいかわらずですね、不法行為、というものが期待されているようなんですけど、

(参考。民法

第709条
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

それでは不十分であってとても被害者の救済には役に立たない、というのが30年間これをやってきたわたくしの結論でございます。

どうもありがとうございました。

——————————————————–

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年3月17日

一度マンション?に連れ込まれ猥褻行為を迫られた事がありました。買取りまっくすさんにはお世話になっていたのは事実ですし、墓場迄持っていくつもりで居ましたが…バコバコテレビと言い不誠実な対応を受けているのに
私が我慢して彼らを庇う必要もないと思い始めて打ち明けます
#MeToo
#パワハラ

現在、セクハラ被害につきましては、裁判にうったえればほぼ勝てると言われています。
角田由紀子弁護士がおっしゃるように金銭的賠償ですが。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年4月17日

セクハラ、AV強要…現実を直視するだけで本当に苦しい。
逃げたい。けど逃げない。
自分の未来は自分で決める!

——————————————————–

そう遠くない将来、AV出演強要新法が制定されることでしょう。
AV業界でおこなわれているAV出演強要とセクハラは一気呵成に粉砕される予感がします。
性犯罪者たちに未来はありません。
生きる資格もありません。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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参議院厚生労働委員会における角田由紀子弁護士の所論(その1)。被害者が望んでいるのは謝罪です。香西咲さんも。「謝罪してこない限りこの問題には一生掛けて本気で取り組む」

昨年(2019年)の5月23日、参議院で、厚生労働委員会が開催されました。

(参考。動画 参議院インターネット審議中継)

2019年5月23日
 参議院 厚生労働委員会

議題は、
「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等の一部を改正する法律案に関する参考人質疑」
です。
当日、参考人のひとりとして、角田由紀子弁護士が招かれました。
ちなみに角田弁護士につきましてはこれまで当ブログで何度もとりあげています。

(参考。当ブログ)
<一例>
2019年2月25日(セクハラについて①)
2019年2月26日(セクハラについて②)
2019年2月27日(セクハラについて③)
2019年2月28日(セクハラについて④)
2019年3月7日(強姦神話について)
2019年3月9日(性暴力被害に対する損害賠償請求について)

本日は、上述の参議院厚生労働委員会における角田由紀子弁護士の所論をみてみます。

(2019年5月23日 動画 参議院インターネット審議中継「参議院 厚生労働委員会」より。)

音声の文字化は、筆者。)
2019年5月23日 角田由紀子 弁護士

弁護士の角田ともうします。
今日はお時間をいただきましてありがとうございました。
わたしはほぼ30年近く、セクシャルハラスメントの被害者の側に立って仕事をしてまいりました。
そこで今日は、いろんな問題があるんですけど、セクシャルハラスメント被害者への――話題になっております――司法的救済というのは本当に機能しているのか、というこの論点にしぼっておはなしをさせていただきたいというふうに思っています。
1989年、ご存じのように、ひとりの若い女性が、職場での語りにくい女性差別をなくそう、と初めてセクシャルハラスメントを理由として不法行為による損害賠償請求事件を福岡地裁に提訴しました。

(参考。当ブログ)
<福岡セクハラ訴訟について>
2019年1月26日
2019年1月27日

2019年5月23日 角田由紀子 弁護士

で、それ以前は、それを告発することばも法的枠組も、日本にはありませんでした。
わたしはその裁判の原告代理人のひとりでした。
それ以来ですね、今日まで多くのセクシャルハラスメント事件を担当してきましたし、ほぼ30年間にさまざまな形態の事案もあつかってきました。
で、この、もうしあげましたこの第1号事件は92年(1992年)にですね、
「不法行為である」
と認定されて、原告のほぼ全面勝訴でおわりました。
わたしたちはアメリカでのセクシャルハラスメント事件のあつかいを見習ったのですが、日本にはアメリカとちがって、職場の性差別禁止法がありません。
そこでわたしたちはやむなく、
「せめて違法行為として損害賠償をされるべき」
と考えて、当時、いまもですが、つかえそうな法律をふくめてたったひとつあった民法の不法行為をつかいました。

(参考。民法
第709条

故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

2019年5月23日 角田由紀子 弁護士

で、判決では、直接の行為者である編集長、に加えて、原告と編集長が勤めている会社の不法行為責任が明確にみとめられました。
で、原告は、
「それが不法行為であり慰謝料の支払い責任があるということを認定してもらうためには、性差別であるということを強調することが必要だ」
と考えましたので、つぎのように主張しました。
いわゆるセクシャルハラスメントは、職場でおこなわれる相手方の意思に反する性的な言動であって労働環境に悪い影響をあたえるような行為を言う。

  

それは相手方、とりわけ女性を性によって差別し、性的自己決定の自由等のプライバシーをふくむ人格権を侵害するものであり、またはたらく権利を侵害し、ひいては生存権を脅かすものであって、憲法13条14条民法1条等に違反する。

(参考。日本国憲法
第13条

すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

第14条

①すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

(参考。民法
第1条

1 私権は、公共の福祉に適合しなければならない。
2 権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない。
3 権利の濫用は、これを許さない。

  

このような性差別がゆるされないことは諸外国においてもすでに広く認識されており、さらに女性差別撤廃条約、男女雇用機会均等法、労働基準法等により、セクシャルハラスメントをうけずにはたらく権利を法律で保障されているのだ、と。

——————————————————–

2019年5月23日 角田由紀子 弁護士

つまり、性差別であって、自己決定権をふくむ人格権侵害であり、その結果、労働する権利がうばわれ、あげくには生存権がうばわれる、と。
こういう3段階にわたり違法行為であることがセクシャルハラスメントの特徴であります。
で、はたらく女性には、セクシャルハラスメント、まさに死活問題です。
わたしは30年にわたって被害者にかかわってきましたが、加害者からは、
「たったそれだけのことか」
と言われるような出来事であっても、被害者は心身におおきなダメージをうけ、仕事はもちろん、食べたり眠ったりする日常生活すら満足にこなせなくなっている、ということはけっしてめずらしいことではありません。
さらに行為そのものと、周囲の人々の誤った対応などからうける屈辱感、自尊感情の破壊などがもたらす被害は、傷そのものの身体的な傷のように外部からみえないので、理解されませんし、被害者はさらに苦しむことになるのです。
PTSDのもたらす心身の不調は、それを知らないひとには、単なるなまけもの、としてしかみえなかったりするわけです。
で、この最初の判決は――いままで法律問題とされてこなかった、しかし、はたらく女性の日常にとって、場合によっては人生をおおきく左右する出来事――社会的にも法的にもセクシャルハラスメントとしてみとめたものだと理解されています。
しかしいま30年をふりかえってみると、セクシャルハラスメント事件は不法行為のカタログをひとつ追加したのにすぎない面があったのでないか、というふうに思っています。
なぜならば、いまだに不法行為の枠を超えられず、本当に被害者がもとめているものを獲得できないからです。
被害者のもとめるものは、先ほどのなかには出てきましたが、
「事実をセクシャルハラスメントとみとめること」
それから、
「加害者が謝罪すること」
さらに、
「再発防止策をとる」
というこの3つです。
ところがですね、セクシャルハラスメント裁判を不法行為をつかってやってきた現在では、その限界を、わたしは、おおきくみえている、というふうに思います。

——————————————————–

このつづきは明日のブログでご紹介をさせていただきます。

(再掲。角田由紀子 弁護士)
被害者は心身におおきなダメージをうけ、仕事はもちろん、食べたり眠ったりする日常生活すら満足にこなせなくなっている、ということはけっしてめずらしいことではありません

角田由紀子弁護士はセクハラ被害についてこのように語っています。
AV出演強要被害の場合はどうでしょうか。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年10月28日

隅に追いやっていたトラウマを掘り起こすのはとてつもない労力が要りますね。
精神的にも、ついこの間までは普通の精神を保てたのに、思い出した瞬間動悸や頭痛吐き気…この突然の変化は経験者にしか分からない。女性の共犯者達は特に最低。

——————————————————–

(再掲。角田由紀子 弁護士)
さらに行為そのものと、周囲の人々の誤った対応などからうける屈辱感、自尊感情の破壊などがもたらす被害は、傷そのものの身体的な傷のように外部からみえないので、理解されませんし、被害者はさらに苦しむことになるのです

(2016年7月14日発売「週刊文春」2016年7月21日号より、引用。改行を施しています。)

香西咲さん

ストレスから円形脱毛症になり全身がけだるく、胃腸は毎日、抉られるように痛みました。
自分で救急車を呼んだこともあった。
屈辱がフラッシュバックし、絶望的に命を絶ちたくなるときも・・・・・・

——————————————————–

(再掲。角田由紀子 弁護士)
被害者のもとめるものは、先ほどのなかには出てきましたが、『事実をセクシャルハラスメントとみとめること』。それから、『加害者が謝罪すること』。さらに、『再発防止策をとる』というこの3つです

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年11月27日

私が東京湾に沈められようが、
万が一 芸能プロダクションA-team #エーチーム スカウトの #飯田正和 に命を狙われようが、私は死ぬのも怖くない。だから謝罪してこない限りこの問題には一生掛けて本気で取り組む。

——————————————————–

(再掲。香西咲さん)
謝罪してこない限りこの問題には一生掛けて本気で取り組む

香西咲さんは純正です。
高潔です。
ヒューマニスト(人道主義者)です。
人間が出来ています。
ヒューマニスト(人道主義者)は、残虐行為などの非人間的なものを排斥します。
ぼくはちがいます。
おそらくほかのひとたちも。
人々がいま望んでいるのは、AV業界人の破滅です。
人間のクズに生きる資格はありません。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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周藤由美子さん(ウィメンズカウンセリング京都)の論説(その4)。香西咲さん「自分の意見はどんどん主張して行かないと、良い様に使われるだけですからね」。至言です

一昨日に引き続き本日も、周藤由美子さんの論説を参照します。

 花園大学
 入学式・人権講演
<講演者>
・周藤由美子さん
ウィメンズカウンセリング京都 フェミニストカウンセラー)
京都性暴力被害者ワンストップ相談支援センター京都SARA スーパーバイザー)

<講演日>
・2019年4月2日

<演題>
被害者にも加害者にもならないために~デートDV・性暴力について考えよう

(参考。当ブログ)
<周藤由美子さんの論説>
2020年3月23日
2020年3月24日
2020年3月25日

周藤由美子さん(ウィメンズカウンセリング京都)

DV被害について

(2019年4月2日 花園大学 入学式・人権講演「被害者にも加害者にもならないために~デートDV・性暴力について考えよう」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2019年4月2日 周藤由美子さん

DVの加害者は何かイライラしたとか暴力をふるう原因があるとか、育った環境の影響などで仕方なく、そういうことをしたのかと思われたりすることもあるのですが、どこでも誰に対してもするわけではなく、「こいつだったらしても大丈夫だろう、この人だったら自分の思い通りにできるだろう」と思う相手を選んでいる。

周藤由美子さんはDV(ドメスティック・バイオレンス)についてこのようにのべています。
『こいつだったらしても大丈夫だろう、この人だったら自分の思い通りにできるだろう』と思う相手を選んでいる
と。
香西咲さんのAV出演強要被害についても同じことが言えます。

(2016年08月27日 弁護士ドットコム「<AV出演強要>香西咲さん『今でもフラッシュバックに悩まされる』洗脳の過去を語る」より、引用。)

香西咲さん

(略)、「流通する前に止めてほしい」とAにいいましたが、「ふざけるな。お前にいくらかかっていると思っているんだ」と怒鳴り散らされました。

2019年4月2日 周藤由美子さん

先ほど説明したように(加害者は)「自分が捨てられるのではないか」という不安が消えないので暴力が繰り返されてしまう。

(略。)

暴力を振るう加害者は被害者を必要としているのでなかなか別れてくれないところがありますね。

(2016年9月24日 withnews「AV強要 現役女優・香西咲が語る『洗脳』から出演までの8カ月」より、引用。改行を施しています。)

香西咲さん

13年に入ってから、複数回、社長に「辞めたい」と切り出した。
その度に、時には1年更新の契約書を盾に、時には
「お前にかけた金はどうしてくれるんだよ。今動いている仕事は?」
と威圧してきた。
「お前が必要なんだ」
と泣きつかれ、抵抗されたこともあった。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月24日

青木は本当に自分の手を汚さない。やってくるのは洗脳と脅迫と泣き脅し。

2019年4月2日 周藤由美子さん

暴力をふるって加害者になってしまうのは悲しいし、カッコ悪いですよね。

——————————————————–

(再掲。周藤由美子さん)
(DVの加害者は)『こいつだったらしても大丈夫だろう、この人だったら自分の思い通りにできるだろう』と思う相手を選んでいる
このことはDVだけでなく強姦についても当てはまるようです。

強姦被害について

(2019年4月2日 花園大学 入学式・人権講演「被害者にも加害者にもならないために~デートDV・性暴力について考えよう」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2019年4月2日 周藤由美子さん

(略)、強姦被害でよくいわれるのは「被害者がなんで助けを求めなかったの、抵抗しなかったの?」と言われることがあります。
被害者は被害にあった時、そういう行動をとれないことも、科学警察研究所の研究員の内山さんが「警察に被害届を出して被害が認知された件」について調査をされたものですが、「何もできなかった」という人が25.5%いました。
「被害者はその時、何もできないことがある」ということが一般的なんですね。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月25日

富士山の樹海近くのスタジオに連れていかれてどうやって逃げろと?
周り何も無いですし。
怖い人20人近くいて声も出ないですよ。
男性にはこの怖さは分かりません。

2019年4月2日 周藤由美子さん

「被害者が露出した服装をしていた」とか「被害者の方が誘っていたから被害にあったんだろう」「加害者は、そういう人を襲うんだろう」という一般的な思い込みがあるんですが、この内山さんの調査では「加害者が被害者に目をつけた理由」は「大人しそうに見えた」というのが37.4%、「警察に届けることはないと思った」37.2%、これが理由として多かった。
「挑発的な態度」は6.7%、つまり加害者は自分が警察に捕まらない、安全な状態で犯罪行為が行なえる相手を選んで目をつけて付け狙うとか、周到に計画をして犯罪行為を行なっています。

(略。)

被害者の方が「もっと注意をしていれば」とか「被害者が挑発的な態度をとったから、そういう目にあったんだろう」と被害者を責めることは「性暴力」の実態とは違います。

——————————————————–

(再掲。周藤由美子さん)
『加害者が被害者に目をつけた理由』は『大人しそうに見えた』というのが37.4%、『警察に届けることはないと思った』37.2%、これが理由として多かった

このことは強姦被害だけにとどまりません。
一般的に、おとなしいひとは損をします。
相手に付け込まれます。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年8月17日

自分の意見はどんどん主張して行かないと、良い様に使われるだけですからね(〃>ω<〃) 競争の激しい場所では特に。 『こいつ面倒臭い(扱いにくい)奴だな~』と思われてるくらいがちょうど良い、 と未熟な人生経験から悟りました。

——————————————————–

自分の意見はどんどん主張して行かないと、良い様に使われるだけですからね
『こいつ面倒臭い(扱いにくい)奴だな~』と思われてるくらいがちょうど良い

香西咲さんのこのことばは至言です。
凡百(ぼんぴゃく)の箴言(アフォリズム)を凌駕します。

(再掲。周藤由美子さん)
加害者は自分が警察に捕まらない、安全な状態で犯罪行為が行なえる相手を選んで目をつけて付け狙うとか、周到に計画をして犯罪行為を行なっています

早晩、刑法の性犯罪に関する規定がかわる可能性があります。
犯罪者にとってきびしいものに。
時効も撤廃されるかもしれません。
現在、野放しになっている悪党どもを余すところなく捕獲してほしいものです。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

一昨日、森まさこ法務大臣は、国会で、刑法改正に関して前向きな答弁をしました。香西咲さんたちAV出演強要の被害者にとってもあかるい話題です

先日、小川たまかさんが、刑法改正に関するうごきを記事にしました。

(参考。小川たまかさんが書かれた記事)
2020年3月18日 Yahoo!ニュース 性犯罪刑法、更なる改正に向けて要望書 森大臣「3月中にできるだけ進行させていきたい」

(参考。当ブログ)
2020年3月20日

もう一度、小川たまかさんの文章を引きます。

<一部分を抜粋>
2020年3月18日 小川たまかさん

要望書の提出後、

(※参考。刑法改正市民プロジェクト「性犯罪に関する刑法の改正を求める要望書」)

(前略。)
1.2017年7月に施行された「刑法の一部を改正する法律」の附則第9条に基づき、法制審議会「刑事法(性犯罪関係)部会」、もしくはその前段となる検討会を設置し、刑法改正を審議してください。

2.上記の審議における委員に、性暴力被害当事者、ならびに性暴力被害の現場で支援に携わる者を、複数名入れてください。

3.上記の審議にあたり、以下を検討してください。

(※注 改行を施しています。)
1)2017年の改正にあたり検討されたが、見直しが実現しなかった事項
公訴時効の撤廃又は停止
配偶者間における強姦罪の成立
暴行・脅迫要件の緩和・撤廃(不同意性交に関する規定の創設)
地位・関係性を利用した性的行為に関する規定の創設
いわゆる性交同意年齢の引き上げ
刑法における性犯罪に関する条文の位置

2)実態を踏まえ、新たに検討を求める事項
盗撮ならびに私事性的画像記録の提供等に関する構成要件の創設
2人以上の者による性犯罪に関する規定の創設
障害に乗じた性犯罪の創設
容疑者への取り調べ、ならびに被害事実確認面接における、録音・録画データの証拠採用

以上

(後略。)

5団体の代表が出席して記者会見を開き、森大臣との約20分間の意見交換の中での回答を発表。

森大臣からは、「3月中にできるだけ進行させていきたい」「被害者の声を審議会に反映させ、迅速に進めたい」といった回答があったという。

森まさこ法務大臣は、刑法改正市民プロジェクトのメンバーに対して、
3月中にできるだけ進行させていきたい
被害者の声を審議会に反映させ、迅速に進めたい
と語ったようです。
気概に溢れています。
2日前のことです。
参議院予算委員会が開催されました。

動画 参議院インターネット審議中継)

2020年3月24日
 参議院 法務委員会

この席で森まさこ法務大臣は、刑法改正の件に言及しました。
山添拓議員とのやりとりをみてみます。

2020年3月24日
参議院 法務委員会

(2020年3月24日 動画 参議院インターネット審議中継「参議院 法務委員会」より。)

音声の文字化は、筆者。)
(※2:34:39のあたりから)
2020年3月24日 山添拓 参議院議員(日本共産党)

ありがとうございます。

この事件(伊藤詩織さんの性暴力被害)は当初、準強姦事件として捜査され、裁判所が逮捕状を発布していたのにもかかわらず、直前に逮捕が中止され、不起訴となり、検察審査会でも、不起訴相当、の議決がされました。

このやっとの思いで民事裁判にうったえ出て、こうした判決を得た。
異例の経過をたどった、と言ってよいと思います。

民事事件と刑事事件とではもちろん要件が異なります。
手続きが異なりますし、証明の程度も異なります。

しかし、民法上の不法行為ー
「違法だ」
と認定されたことの意味は、わたしは、おおきい、と思います。

大臣にうかがいます。
これ、一般論でかまいませんけれども、同意のない性行為が民法上違法とされるのは、これは、いかなる権利や利益が侵害されたからだ、と考えますか?

2020年3月24日 森まさこ 法務大臣

一般論として申し上げますと、同意のない性行為によって相手方の性的な自由を侵害した、ということを民法709条がさだめる不法行為に該当するものと考えます。

(参考。民法
第709条

故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

2020年3月24日 山添拓 参議院議員(日本共産党)

「性的な自由」
大臣の答弁ではそのような言い方になりました。

この同意のない性行為がいかなる権利を侵害するのか、と。
このこと、わたしたち、きちんと考えなくちゃいけない、と思うんです。

父親が娘に性暴力をおこなっていた事件が昨年3月に無罪とされた名古屋地裁岡崎支部の判決は、
「意に反する性交のすべてが処罰されるわけではない」
と、こう判決しておりました。

この事件は今月(2020年3月)12日、名古屋高裁で逆転有罪となりましたが、いまの刑法には、暴行、脅迫要件や、抗拒不能という要件があります。

(参考。刑法
第176条

13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の懲役に処する。
13歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。

第177条

13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、5年以上の有期懲役に処する。
13歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする。

第178条

1 人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、わいせつな行為をした者は、第176条の例による。
2 人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、性交等をした者は、前条の例による。

2020年3月24日 山添拓 参議院議員(日本共産党)

そのため、抵抗できないぐらいの状況がもとめられ、同意していない、というだけでは罪にはなりません。
で、そういうケースはたくさんあるだろう、と思いますが、
「それで当然だ」
と判決はのべていたわけです。

資料の4ページに毎日新聞の記事をお付けしました。

(参考)
2020年3月11日 毎日新聞 国際女性デー2020 強制性交等罪、改正を 「自発的な同意」判断基準に 弁護士・角田由紀子さん

2020年3月24日 山添拓 参議院議員(日本共産党)

弁護士の角田由紀子さんは、刑法が成立した明治時代の家父長制を中心とする家制度がその背景にある、と指摘をしております。
結婚は家同士の結び付きをはかる意味がおおきく、女性の意思を問わない結婚も多かった、と。
性交だけ、性行為だけ、女性の同意がないとできないという概念はなかったのだろう、と指摘をされています。
そのうえで、刑法改正でこうした問題を解決していくためには自発的な同意の有無を判断基準としているスウェーデンのようにすべきだ、と主張もされています。

大臣、これから刑法改正を議論していくにあたって、わが国もこうした方向に踏み出すべきではありませんか?

2020年3月24日 森まさこ 法務大臣

諸外国の性犯罪の規定は様々でございまして、まあ、一概に申し上げることは困難でございますけれども、強制性交等罪におけるいわゆる暴行、脅迫要件を撤廃し不同意の性交を処罰する規定とすべき、とのご意見があることは承知をしております。
平成29年(2017年)の刑法改正のさいには、暴行、脅迫要件についてその撤廃や緩和をはかられることはなかったわけでございますが、平成29年(2017年)「刑法の一部を改正する法律」の附則第9条により、同法の施行後3年を目途として検討がもとめられているのは、委員の先ほどのご指摘のとおりでございます。
その検討に資するように法務省では、先ほどご指摘いただいたワーキンググループで、性犯罪の実態把握等を進めてきたところでございまして。
えー、骨子が出ましたけれども。

(参考)
性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ取りまとめ骨子(案)

その全体版をですね、なるべく早くとりまとめるようにですね、累次、指示してきた結果、今月末ごろまでを目途になんとか、その結果をとりまとめるよう事務方が努力をしているところでございますが。
被害者支援団体等から寄せられた様々なご要望も踏まえつつ、いまほどの委員のご指摘もしっかり踏まえながら、具体的な検討対象を決めていく。
現時点ではなかなかその方向性まではおしめしする段階にはございませんけれども、充実した検討をですね、先ほど委員から、
「拙速はいけないけれどもなるべく早く」
というご意見もいただきましたので、迅速に検討を進めてまいりたい、と思います。

——————————————————–

いまみたとおり森まさこ法務大臣は、一昨日(2020年3月24日)の国会で、
被害者支援団体等から寄せられた様々なご要望も踏まえつつ、いまほどの委員のご指摘もしっかり踏まえながら、具体的な検討対象を決めていく
と答弁しました。
迅速に検討を進めてまいりたい
とものべました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年2月14日

早く #青木亮 を強姦罪で逮捕して欲しいです。そして平穏を取り戻して次の人生へ進みたいと切に思います。

——————————————————–

(再掲。刑法改正市民プロジェクト「性犯罪に関する刑法の改正を求める要望書」)
暴行・脅迫要件の緩和・撤廃(不同意性交に関する規定の創設)
公訴時効の撤廃又は停止

(再掲。森まさこ 法務大臣)
被害者支援団体等から寄せられた様々なご要望も踏まえつつ、いまほどの委員のご指摘もしっかり踏まえながら、具体的な検討対象を決めていく

AV業界人にひとこと言わせていただきます。
「首を洗って待っていろ」
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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周藤由美子さん(ウィメンズカウンセリング京都)の論説(その3)。DV被害者は孤立します。AVも。香西咲さん「自分はAVの世界でしか生きていけないかのように思い込ませる」

2日前から、周藤由美子さんが昨年、花園大学の入学式でおこなった講演をふりかえっています。

(参考。当ブログ)
2020年3月23日
2020年3月24日

2019年4月2日
 花園大学
 入学式・人権講演

<演題>
被害者にも加害者にもならないために~デートDV・性暴力について考えよう

<講演者>
・周藤由美子
 ウィメンズカウンセリング京都 フェミニストカウンセラー
 京都性暴力被害者ワンストップ相談支援センター京都SARA スーパーバイザー

本日も、当該講演録をみていきます。

周藤由美子さん(ウィメンズカウンセリング京都)

(2019年4月2日 花園大学 入学式・人権講演「被害者にも加害者にもならないために~デートDV・性暴力について考えよう」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2019年4月2日 周藤由美子さん

たとえばA子さんのケース。
A子さんはB君に積極的にアプローチされて交際するようになった途端、B君はA子さんに「常に自分と行動するように」と要求してきました。

(略。)

A子さんは「別れてくれない」という状況に苦しくなって、だんだん体調が悪くなってきました。

(略。)

暴力や支配を受けて「それだったら別れたらいいんじゃないの?」と思われるかもしれないですが、被害にあった女性の28.9%、男性の21%は「別れたいと思ったけれども、別れられなかった」と回答しています。
暴力をふるわれても、なかなか別れられないというのが現実なんですね。

——————————————————–

周藤由美子さんはDV被害の事例を紹介しています。
AV出演強要被害と似ていると感じました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年8月4日

事務所所属時代、目の前に『夢』と言う人参ぶら下げられて走り続けてきた訳ですが、その人参が偽物だった事。
そしてその『夢』が私にとって大学生からずっと温めてきた大切なものだったから、簡単に手放せなかった事。
そして走り出したら2度と引き返す事が出来ない道だと思い込んでいた事。

2019年4月2日 周藤由美子さん

それでは被害者はどんなふうに思っているのでしょうか。
「実は自分が悪かったんじゃないか、自分にも責任がある」と思うことが多いんですね。

香西咲さん
2016年11月17日

2011年。
あの時の私は空気を読み過ぎて前事務所社長やスタッフの機嫌を伺う様になっていた。
騙された事に気づいた時も、言いたい事もなかなか言い出せないまま、前社長と造り上げた“架空の”人参を目掛けて走ってた。
3年間。

2019年4月2日 周藤由美子さん
(略。)

こういう状況がずっと続いていくと被害の心身への影響は深刻になります。

(2016年7月14日発売「週刊文春」2016年7月21日号より、引用。改行を施しています。)

香西咲さん

ストレスから円形脱毛症になり全身がけだるく、胃腸は毎日、抉られるように痛みました。
自分で救急車を呼んだこともあった。
屈辱がフラッシュバックし、絶望的に命を絶ちたくなるときも・・・・・・

2019年4月2日 周藤由美子さん

(略)、その人から日常的に「お前はだめだ」とか暴力をふるわれると自分に自信がもてなくなってしまう。
「だめな人間だ」とか、本当はイヤなのに、つき合わされるとか、言うことを聞いてもらえない中で、自分の気持ちがわからなくなってしまう。
「こういうことをしたい」と言っても、言うことを聞いてくれない。
しょうがないなあということが続くと最初から諦めてしまう。
「ずっと俺と一緒にいろ」(略)と言われると、他の友だちや家族から切り離されてしまって相談もできない。
孤立してしまう。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年11月14日

悪徳AVプロダクションの常套手段の1つ。
家族や友達と遮断し自分はAVの世界でしか生きていけないかのように思い込ませる。
そうすると女優は逃げたくてもなかなか逃げられない。

2019年4月2日 周藤由美子さん

身体に症状が出ることもよくあります。
憂鬱になって眠れないとか食べられないとか、過食してすべて忘れようとするとか、頭痛、吐き気など身体の症状が出てくる。
(略)、そういうことも含めて人が怖くなってしまう。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年6月15日

慢性胃炎や膵炎、睡眠障害、脅迫観念、対人恐怖症等(特に男性)など、 ケジメを付けない限りは一生引きずりますね。
健康を返して。

2019年4月2日 周藤由美子さん

影響は深刻ですね。

——————————————————–

先日、やまゆり園で45人を殺傷した植松被告に死刑の判決が言い渡されました。
作家の雨宮処凛さんがBuzzFeedに書かれた記事を参照します。

(2020年3月17日 BuzzFeed「相模原障害者施設殺傷事件 死刑判決と植松被告の『黒い部屋』」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2020年3月17日 雨宮処凛さん

また、植松被告の弁護団は、彼が事件前年の2016年に急激に人格が変化したと法廷で述べている。そこに大麻の影響があったと主張していたのだが、その頃から、障害者差別的な言動を繰り返すだけでなく、暴走行為をしたり、また自分の彼女をAVに出そうともしたという。

この辺りのことも、掘り下げられることはなかった。
なぜ、植松被告はあんな凄惨な事件を起こしたのか。
判決が出た今、それが解明されたとはまったく言えない状況にもやもやは募るばかりだ。

——————————————————–

(再掲。雨宮処凛さん)
自分の彼女をAVに出そうともした

未遂におわってよかったです。
植松被告はDV男でもあったようです。
AVがこの世にあるかぎり、これからも植松被告と同じようなことを考えるやつが出てくることでしょう。
AVの淘汰が待たれます。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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