一昨日、AVスカウトが職業安定法違反容疑で逮捕されました。路上ではなく、マッチングアプリを利用して女性を勧誘していました

先日のブログで、AVスカウトが逮捕された事件にふれました。

(参考。当ブログ)
<AVスカウトの逮捕>
2021年9月17日(その1)
2021年9月18日(その2)

前回の事件を簡単にふりかえってみます。

(2021年9月16日 テレビ朝日「女性をAV事務所に紹介か “NO.1スカウト”逮捕」より、引用。)

2021年9月16日 テレビ朝日

自らを「全国ナンバーワンスカウト」などと名乗っていました。

****容疑者(**)は先月、女性がアダルトビデオに出演することになると知りながら、女性を東京・渋谷区の事務所に紹介した職業安定法違反の疑いが持たれています。

警視庁によりますと、**容疑者はツイッターで「大手AV事務所専属」「全国ナンバーワンスカウト」などと名乗り、アダルトビデオに出演する女性を集めていました。

(後略。)

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この事件とは別に、今回、別のAVスカウトが捕獲されした。
マスコミの報道を参照します。

毎日新聞
(2021年10月26日 毎日新聞「複数の『パパ活』女性にAV出演を勧誘 2容疑者逮捕 大阪府警」より、引用。)

2021年10月26日 毎日新聞

マッチングアプリで知り合った女性にアダルトビデオ(AV)の仕事を紹介したとして、府警は(2021年10月)26日、大阪市浪速区難波中2の職業不詳、****容疑者(43)ら2人を職業安定法違反(有害業務の募集)の疑いで逮捕したと発表した。
(中略。)
逮捕容疑は2020年7~11月、当時19歳と24歳の女性2人に、「8万~20万円で考えている」などとAVへの出演を持ち掛けたとされる。
(後略。)

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産経新聞
(2021年10月26日 産経新聞「『パパ活』女性にAV出演勧誘疑い 男2人逮捕」より、引用。)

2021年10月26日 産経新聞

(前略。)
逮捕容疑は昨年(2020年)7月と11月下旬、共謀し、アダルトビデオに出演させる目的で、当時19歳と24歳の女性2人をそれぞれ勧誘したとしている。

**容疑者らは、デートなどの見返りに金銭を受け取る「パパ活」の相手を探す女性らにマッチングアプリで接触し、報酬を渡す約束で出演を持ち掛けていた。
(後略。)

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共同通信
(2021年10月26日 共同通信
AV出演勧誘の疑い、男2人逮捕 マッチングアプリ利用、大阪」
より、引用。)

2021年10月26日 共同通信

(前略。)
逮捕は(2021年10月)25日。

逮捕容疑は昨年(2020年)7月と11月下旬、共謀し、アダルトビデオに出演させる目的で、当時19歳と24歳の女性2人をそれぞれ勧誘した疑い。西川容疑者らは、デートなどの見返りに金銭を受け取る「パパ活」の相手を探す女性らにマッチングアプリで接触した。

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(参考。大阪テレビ。「大阪・マッチングアプリで当時19歳女性らアダルト動画出演勧誘 男2人を逮捕」)
(参考。読売新聞。「『パパ活』アプリ登録の女性2人にAV出演勧誘、男ら『もっと出せる』」)

前回の事件のときもふれました。
今年(2021年)の国会で、AVスカウトの跋扈に関する国会質疑がありました。
ふりかえってみます。

「AVスカウトの取り締まりの強化を」

2021年4月8日 参議院 内閣委員会

(2021年4月8日 動画 参議院インターネット審議中継「参議院 内閣委員会」より。)

音声の文字化は、筆者。)

2021年4月8日 田村智子 参議院議員(日本共産党)

つぎに、コロナ渦との関係で、警察行政についてお訊(き)きをしたいんです。
DVや児童虐待から逃れるために家を出てしまう。
仕事を失って生活に行き詰まる。
いまこういう若い女性がふえている、という指摘もあり、きびしい状況に置かれていると思います。

で、コロナの前から、10代、20代の女性たちに居場所を提供するというひとや組織が、性的搾取を目的としている、ということは、支援団体から告発されてきました。

2016年には、我が党の池内さおり議員が、衆議院内閣委員会で、正面からこの問題を取り上げましたけれども、性的被害をふせぐ警察行政は、コロナ渦でいよいよ、重要性を増していると思います。

繁華街の路上で女性に声をかけるスカウト行為ー
そこから、AV出演への強要や性風俗店へのあっせん行為にもつながっています。
警察庁として、コロナ渦でどのような問題意識をもち、スカウト行為に対するとりしまりをおこなっているのでしょうか?

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2021年4月8日 小田部耕治 警察庁 生活安全局長

お答えいたします。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、女性の雇用や所得にも影響が及ぶなか、女性の弱みに乗じて敢行される犯罪について危惧されるところでございます。

ご指摘のスカウト行為につきましては、アダルトビデオの出演強要や、性風俗店での稼働につながるものであり、警察としましては迷惑防止条例、職業安定法、軽犯罪法等を適用してとりしまりをおこなっているところでございます。
ひきつづき厳正なとりしまりをおこなってまいりたい、と考えております。

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2021年4月8日 田村智子 参議院議員(日本共産党)

福岡県警は昨年(2020年)7月に、スカウト行為の一斉とりしまりもおこなった、ということなんですね。
これ、県迷惑条例違反で逮捕がされているんですけど。
コロナで仕事を失った女性に仕事を紹介しようと思った、という供述も報道されています。

わたしの事務所で新聞報道をざっと調べたところ、昨年(2020年)4月の緊急事態宣言後、スカウト行為の逮捕事例のなかに、都道府県の迷惑条例違反だけでなく、職業安定法違反容疑、という事案がいくつかみられました。

資料の1枚目ー
昨年(2020年)7月、埼玉県大宮署で、スカウト会社の役員ら6人が職安法違反で逮捕されていますけれども、これはどのような案件か簡潔にお願いします。

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2021年4月8日 小田部耕治 警察庁 生活安全局長

お答えいたします。
お訊(たず)ねの事件につきましては、被疑者らが同じスカウトグループに所属するものが、スカウトした女性を不特定の男優と性交等をする映像作品に出演するアダルトビデオ女優として雇用させる目的で、アダルトビデオプロダクションの代表者に対し、同女性をアダルトビデオ女優として紹介して、これを雇用させ、以(もっ)て公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で職業紹介をおこなった事件である、と承知しております。

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2021年4月8日 田村智子 参議院議員(日本共産党)

今年(2021年)2月には、東京都世田谷区でもスカウト会社社長ら8人の男性が職安法違反で逮捕されています。

職安法第63条は、「公衆衛生又は公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で、職業紹介、労働者の募集若しくは労働者の供給を行つた者又はこれらに従事した者」に対して、「1年以上10年以下の懲役又は20万円以上300万円以下の罰金に処する」と定めています。

この職安法違反でのスカウト行為の摘発について、直近の集計をお答えください。

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2021年4月8日 小田部耕治 警察庁 生活安全局長

都道府県警察からの報告によれば、令和元年中、アダルトビデオの出演や性風俗店での稼働にかかるスカウト行為につきまして、公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で職業紹介をおこなった、として、職業安定法違反で検挙しているものは6件でございます。

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2021年4月8日 田村智子 参議院議員(日本共産党)

2019年、6件、ということなんですけども。
わたしね、もっと本気でとりしまれば、もっと被害を防ぐことはできるのではないだろうか、と思えるんですよ。

職安法にある「公衆衛生又は公衆道徳上有害な業務」というのは、個別の判断、ということなんですけれども、判例をみてみても、アダルトビデオへの出演、デリヘルへの仕事のあっせん、というのは、対象になっているんですね。

芸能プロダクションだ、と言って、女性をスカウトし、アダルトビデオへの出演を強要する、という事例は後を絶ちません。

スカウトする側が、AVへの出演である、ということを知りながら、それを隠してスカウトすることは、職安法違反として摘発することができる、っていうことなんですよね。

これ、大変重要だ、と思うんです。
スカウト行為は、都道府県迷惑防止条例でのとりしまり、というのもやられていますけれども。
これも大切なんですけれども。
これ、規制の対象に、地域によってばらつきがあるんですよ。

で、職安法違反は全国でのとりしまりが可能なんです。
警察庁としても、職安法違反での摘発事例を共有し今後のとりしまりに生かしていく、ということがもとめられていると思いますけれども、いかがですか?

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2021年4月8日 小此木八郎 国家公安委員長

本人の意に反してアダルトビデオに出演をさせられたり、性風俗店で稼働させられたりすることにつながりかねないスカウト行為については、女性の安全で安心な暮らしの基盤を揺るがす重大な問題である、とまず認識しています。

警察においては、もう委員、おっしゃったとおりですが、こうしたスカウト行為に対し、迷惑防止条例によるとりしまりのほか、職業安定法等の法令を適用してとりしまりを推進しておりますけれども、今後ともひきつづき各都道府県警察において検挙事例をふくめ、必要な情報を共有しつつ、厳正なとりしまりがおこなわれるよう、警察を、わたしとしても指導してまいります。

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2021年4月8日 田村智子 参議院議員(日本共産党)

それで、あの、本人が同意した契約書もあるんだ、って言われてしまって、本当に多くの女性たちが泣き寝入りのような状態にもおかれているんですよね。
長時間、その場に拘束するようなことをして、もう契約書を書かざるをえないような状況に追い込んでいって。
で、
「契約書があるのになんであなた断るんだ」
っていうふうにどんどん追い詰められていく、っていう事例があるんですよ。

だけど、スカウトする側があらかじめ、AVへの出演をさせる、っていう目的を持っていたら、これ、もう、違反事例になる、っていうことなんですよね。

騙して連れて行った。
違反事例として摘発ができる、ということなんですよ。

ですから、あの、これですね、あの、ぜひね、知らせてほしい、と思うんですね。
そういうことを。

これ、泣き寝入りになっているような女性に対してもね、たとえ契約書があったとしても、騙されて連れて行かれていたんだとすればね、それはもう、職安法違反なんだ、と。

そうすると、その組織的にスカウトやっているようなところをですね、あの、組織的に摘発することもできる、というふうに思うんですよ。

で、あの、みてみましたら、資料の2枚目と3枚目ー
大阪府警本部のホームページでは、
実態を偽って言葉巧みに勧誘し、性風俗店で働かせたり、アダルトビデオに出演させたりする者もいます
性風俗店や、キャバクラ、アダルトビデオへの出演等で働くように勧誘するスカウト行為は、違法であり安易に応じたり、連絡先を教えないようにしてください
と、違法なスカウト行為の注意喚起をしています。

コロナ渦で、職業安定法違反にもなるんだ、ということも書かれているんですね。

ぜひ、このね、スカウト行為のこうした逮捕事例ー
広く知らせていく。
で、被害を未然に防ぐ。
これ、必要だと思います。

で、あの、すでにね、出演を強要をされてしまった被害者も、告発をする、という、背中を押す、ということにもなっていく、というようにも思います。

特に10代や20代の女性にそういう情報が届くようなやりかたということも検討しながらお願いしたいと思うんですけど、いかがでしょうか?

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2021年4月8日 小此木八郎 国家公安委員長

あの、おっしゃったように、そのような行為の被害者にも加害者にもならないようにするための広報、啓発活動の推進はきわめて重要だと思います。
警察では、たとえば繁華街において、スカウト行為に対する警告の放送を流すこと。
駅構内のスカウト行為に対する警告の横断幕を設置すること。
スカウトには応じない旨を啓発するためのキャンペーン活動や、大学での講演をおこなうこと等の活動をおこなっております。
今後とも、工夫を凝らしながらも広報、啓発活動に取り組むよう警察を指導してまいります。

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2021年4月8日 田村智子 参議院議員(日本共産党)

先ほど、あの、事例であげましたね、あの福岡県の一斉検挙のなかでは、実は、スカウトする側に10代の男性、っていうのもいたんですよ。
逮捕された側に、10代の男性、っていうのがいたんですね。

わたし、やっぱり、職安法が懲役刑もふくめて刑罰の対象にしている、ということをー
これ、あの、女性だけでなく、男性の側にも、わたし、知らせていくことが必要だ、と思うんですね。
そういう行為をしたらあなたは懲役刑に処される可能性だってあるんだよ、と。
そうやって、若い男性たちも、スカウト行為にこうかかわっていかないような二重の意味での防犯の効果というのがある、と思うんです。

特に、コロナ渦の生活苦、ということもある。
そして、また、新学期がはじまって、東京都とかね、その繁華街のところに出てきてそういう被害に遭いやすい状況がいまあるだけにですね、ぜひ急いでそうした周知、広報などもおこなっていただきたい。
このことを要求いたしまして、質問をおわります。

(2021年4月8日 動画 参議院インターネット審議中継「参議院 内閣委員会」より。)
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(再掲。2021年4月8日 小此木八郎 国家公安委員長)
本人の意に反してアダルトビデオに出演をさせられたり、性風俗店で稼働させられたりすることにつながりかねないスカウト行為については、女性の安全で安心な暮らしの基盤を揺るがす重大な問題である、とまず認識しています。警察においては、もう委員、おっしゃったとおりですが、こうしたスカウト行為に対し、迷惑防止条例によるとりしまりのほか、職業安定法等の法令を適用してとりしまりを推進しておりますけれども、今後ともひきつづき各都道府県警察において検挙事例をふくめ、必要な情報を共有しつつ、厳正なとりしまりがおこなわれるよう、警察を、わたしとしても指導してまいります

警察は依然としてAVスカウトの検挙をつづけています。
今後も、職業安定法によるとりしまりを期待しています。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。

(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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