法制審議会における刑法の性犯罪規定改正の審議(その2)。前回(2017年)の刑法改正のときの流れをふりかえってみます

先月(2021年9月)の16日のことです。
上川陽子法務大臣は、法制審議会に対して、刑法の性犯罪規定の改正を諮問しました。

(確認)
□上川陽子 法務大臣
  諮問(※2021年9月16日) 
□法制審議会

行方が気になります。
今後はどのように推移するのでしょうか。

昨日のブログでふれましたとおり、前回(2017年)の改正のときは、以下の流れで進行しました。

前回の刑法改正のときの流れ

(参考。当ブログ)
2021年9月30日

性犯罪の罰則の改正に関する法制審議会の審議状況等より、引用。)

〇 平成26年(2014年)10月~平成27年(2015年)8月

「性犯罪の罰則に関する検討会」
・刑事法研究者、法曹三者、被害者支援団体関係者等による検討

〇 平成27年(2015年)10月9日

法制審議会に諮問

法制審議会(総会)において審議

〇 平成27年(2015年)11月~平成28年(2016年)6月

法制審議会刑事法(性犯罪関係)部会において審議
・合計7回の審議(被害者等からのヒアリングを含む)
・平成28年(2016年)6月16日(第7回会議)において要綱(骨子)の取りまとめ

〇 平成28年(2016年)9月12日

法制審議会(総会)において審議の上、法務大臣に答申

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本日は、各々の項目の中身をもうすこしくわしくみてみます。

(再掲。性犯罪の罰則の改正に関する法制審議会の審議状況等

○ 平成26年(2014年)10月~平成27年(2015年)8月

「性犯罪の罰則に関する検討会」
・刑事法研究者、法曹三者、被害者支援団体関係者等による検討

「性犯罪の罰則に関する検討会」は、以下の日程で、12回、おこなわれました。

2014年10月31日~2015年8月6日
有識者検討会
法務省 性犯罪の罰則に関する検討会 開催状況

第1回(2014年10月31日)
第2回(2014年11月21日)
第3回(2014年11月28日)
第4回(2014年12月24日)
第5回(2015年1月29日)
第6回(2015年2月12日)
第7回(2015年2月27日)
第8回(2015年3月17日)
第9回(2015年4月24日)
第10回(2015年5月28日)
第11回(2015年7月10日)
第12回(2015年8月6日)

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(再掲。性犯罪の罰則の改正に関する法制審議会の審議状況等

〇 平成27年(2015年)11月~平成28年(2016年)6月

法制審議会刑事法(性犯罪関係)部会において審議
・合計7回の審議(被害者等からのヒアリングを含む)

7回」の内訳は以下のとおりです。

2015年11月2日~2016年6月16日
法制審議会(刑事法部会)
法務省 法制審議会-刑事法(性犯罪関係)部会

第1回(2015年11月2日)
第2回(2015年11月27日)
第3回(2015年12月16日)
第4回(2016年1月20日)
第5回(2016年3月25日)
第6回(2016年5月25日)
第7回(2016年6月16日)

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(再掲。性犯罪の罰則の改正に関する法制審議会の審議状況等

・平成28年(2016年)6月16日(第7回会議)において要綱(骨子)の取りまとめ

法制審議会の「刑事法(性犯罪関係)部会」は、7回目の会議で、刑法改正の要綱をまとめました。
法務大臣は翌日(2016年6月17日)の記者会見でつぎのように語りました。

(2016年6月17日 法務省「法務大臣閣議後記者会見の概要」より、引用。)

2016年6月17日 記者
昨日(2016年6月16日)、性犯罪を厳罰化する刑法改正の要綱が法制審議会の部会でまとまりました。松島元大臣の問題提起から始まり、上川前大臣の下で議論が進み、岩城大臣の下でこのような具体案としてまとまったと思うのですが、岩城大臣の御所見をお聞かせください

2016年6月17日 岩城光英 法務大臣

昨日(2016年6月16日)の法制審議会刑事法部会において、強姦罪等の非親告罪化、強姦罪の構成要件の見直し、法定刑の引上げなどを内容とする要綱(骨子)が採択されました。

これまで部会においては、大変熱心な御議論をいただき、昨日、結論を出していただいたことに感謝を申し上げたいと存じます。

今後、法制審議会総会において、更に審議がなされるものと思っていますが、法改正すべきとの答申が得られた場合には、その内容を踏まえ、適切な時期に法案を提出できるように図ってまいりたいと考えています。

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(再掲。性犯罪の罰則の改正に関する法制審議会の審議状況等

〇 平成28年(2016年)9月12日

法制審議会(総会)において審議の上、法務大臣に答申

刑事法部会でつくられた要綱案は、法制審議会の総会にかけられました。

2016年9月12日

法制審議会(総会)
法務省 法制審議会第177回会議

議事録の10ページより、引用。)

高橋会長

では、事務当局において票読みをお願いいたします。

佐伯司法法制課長

それでは、採決の結果を御報告申し上げます。
議長及び部会長を除くただいまの出席委員数は18名でございますところ、全ての委員が御賛成ということでございました。

高橋会長

採決の結果、全員賛成でございましたので、刑事法(性犯罪関係)部会から報告されました要綱案は、原案のとおり採決されましたことを確認いたします。

なお、採択されました要綱案につきましては、会議終了後、法務大臣に対して答申することといたします。

山口部会長におかれましては、約半年の間多岐にわたる論点につきまして調査審議をしていただきました。
誠にありがとうございました。

要綱はその後、閣法(内閣が提出する法案)として国会へ提出されました。
刑法改正案は、2017年6月17日に可決、成立しました。

今回も同じような流れで進行すると思われます。
刑法の性犯罪規定の改正が待たれます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。

(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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