【法制審議会へ刑法改正の諮問⑨】日本維新の会の串田誠一衆議院議員は、「これほどの大改正を法制審に諮問されました」と評しました。撮影罪も論議されます

刑法の性犯罪規定の改正に向けて、物事が進行しています。
法務大臣の諮問に関する最近の状況を確認します。

2021年9月10日(金)

(2021年9月10日 NHK 上川法相“実態に即した性犯罪の処罰実現” 法制審議会諮問へより、引用。)

性犯罪の実態に即した処罰の実現に向けて、上川法務大臣は、強制性交などの構成要件に被害者の同意がないことを盛り込むかや性交への同意を判断できるとみなす年齢の引き上げなど、具体的な法整備の在り方を検討するよう、法制審議会に諮問することを明らかにしました

  
2021年9月16日(木)

(2021年9月16日 朝日新聞 性交罪の要件拡大を議論、時効の延長も 法制審に諮問より、引用。)

性犯罪を適切に処罰できるようにするため、上川陽子法相は(2021年9月)16日、刑法や刑事訴訟法の規定のあり方について法制審議会に諮問した

——————————————————–

(再掲。2021年9月16日 朝日新聞)
上川陽子法相は(2021年9月)16日、刑法や刑事訴訟法の規定のあり方について法制審議会に諮問した

法務省のホームページを確認します。

(法務省 法制審議会第191回会議(令和3年9月16日開催)より、引用。)

<一部分を抜粋>
法務省 法制審議会

○ 議題

1 刑事手続において犯罪被害者の氏名等の情報を保護するための刑事法の整備に関する諮問第115号について

2 氏名の読み仮名の法制化に係る戸籍法令の改正に関する諮問第116号について

3 性犯罪に対処するための法整備に関する諮問第117号について

4 侮辱罪の法定刑に関する諮問第118号について

○ 議事概要

1 刑事法(犯罪被害者氏名等の情報保護関係)部会長から、諮問第115号について、同部会において決定された要綱(骨子)に関する審議結果等の報告がされた。
審議・採決の結果、同要綱(骨子)は、賛成多数で原案どおり採択され、直ちに法務大臣に答申することとされた。

2 法務大臣から新たに発せられた「氏名の読み仮名の法制化に係る戸籍法令の改正に関する諮問第116号」、「性犯罪に対処するための法整備に関する諮問第117号」及び「侮辱罪の法定刑に関する諮問第118号」に関し、事務当局から諮問に至った経緯、趣旨等について説明があった。

これらの諮問について、その審議の進め方等に関する意見表明があり、諮問第116号については、「戸籍法部会」(新設)に、諮問第117号(性犯罪に対処するための法整備に関する諮問)については、「刑事法(性犯罪関係)部会」(新設)、また、諮問第118号については、「刑事法(侮辱罪の法定刑関係)部会」(新設)に付託して審議することとし、部会から報告を受けた後、改めて総会において審議することとされた。

○ 議事録等

議事録(準備中)

刑法の性犯罪規定の改正については、新設される「刑事法(性犯罪関係)部会」で審議されることとなりました。

(再掲。2021年9月10日 NHK)
性犯罪の実態に即した処罰の実現に向けて、上川法務大臣は、強制性交などの構成要件に被害者の同意がないことを盛り込むかや性交への同意を判断できるとみなす年齢の引き上げなど、具体的な法整備の在り方を検討するよう、法制審議会に諮問することを明らかにしました

この報道のあと、日本維新の会の串田誠一衆議院議員は、つぎのツイートをしました。

(串田誠一衆議院議員のツイートより、引用。)

2021年9月10日 串田誠一 衆議院議員(日本維新の会)

□2021年9月10日
 NHK
 上川法相“実態に即した性犯罪の処罰実現” 法制審議会諮問へ

法制審議会では、強制性交などの犯罪の構成要件を見直して、被害者の同意がないことを盛り込むかや犯行の手段や被害者の状態などの規定を設けるかなどをめぐって、意見が交わされる見通しです

また、現在は13歳となっている性交への同意を判断できるとみなす年齢の引き上げや、教師などの立場を悪用した性行為の処罰、それに性犯罪の時効の見直しなど、具体的な法整備の在り方について、幅広く議論されることになります

この記事の整理は性犯罪の問題点がほぼ網羅されています。

1 強制性交等罪の構成要件

2 性的同意年齢の引き上げ

3 当事者関係の構成要件累計化

4 時効の開始時期

Spring(※代表理事は山本潤さん)等の団体による熱心な陳情も効果的でした。
法制審議会に諮問された全ての改正を求めます。

2021年9月11日 串田誠一 衆議院議員(日本維新の会)

性被害に対して取り組む団体も重点部分が多少異なります。
刑法177条(強制性交等罪)等の構成要件であったり障害児者の性被害からの保護であったり。陳情に触発されて質疑することもよくあります。

添付は陳情を受けて質疑したものです。上川大臣も理解されていて関係性類型化も法制審に諮問されました。

2021年9月11日 串田誠一 衆議院議員(日本維新の会)

添付は本年(2021年)3月10日法務委員会での上川法務大臣の答弁です。


「スピード感を持って」とのことでしたが通常国会では見えませんでした。残念に思っていたところ近々組閣が予想されるこの時期にこれほどの大改正を法制審に諮問されました。
立派なご決断だと思います。

——————————————————–

(参考。法務省の性犯罪に関する刑事法検討会
<開催状況>

第1回(2020年6月4日)※議事録公開
第2回(2020年6月22日)※議事録公開
第3回(2020年7月9日)※議事録公開
第4回(2020年7月27日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第5回(2020年8月27日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第6回(2020年9月24日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第7回(2020年10月20日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第8回(2020年11月10日)※議事録公開
第9回(2020年12月8日)※議事録公開
第10回(2020年12月25日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第11回(2021年1月28日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第12回(2021年2月16日)※議事録公開
第13回(2021年3月8日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第14回(2021年3月30日)※議事録公開

第15回(2021年4月12日)※議事録公開

2021年4月12日
 性犯罪に関する刑事法検討会
取りまとめ報告書(案)

第16回(2021年5月21日)※議事録公開

2021年5月21日
 性犯罪に関する刑事法検討会
取りまとめ報告書

(再掲。串田誠一 衆議院議員)
近々組閣が予想されるこの時期にこれほどの大改正を法制審に諮問されました。立派なご決断だと思います

今後、法制審議会の「刑事法(性犯罪関係)部会」で、刑法改正の審議がおこなわれます。

毎日新聞
2021年9月10日
 性犯罪規定の見直し、法制審で議論へ 「不同意」処罰や時効撤廃など
<一部分を抜粋>

このほか、性的な容姿を相手の同意なく撮影したり、画像を提供したりする行為や、性的行為を目的として子供を巧みに手なずける行為を処罰する罪を新設すべきかについても判断されるという。

朝日新聞
2021年9月10日
 性交罪の要件拡大議論 法相、法制審に諮問へ
<一部分を抜粋>

諮問するのはほかに、(略)、性的な姿や行為を盗撮して流通させるのを処罰する規定を設けるかなど。

——————————————————–

産経新聞
2021年9月10日
 性犯罪「不同意」要件議論へ 法相、16日に法制審諮問
<一部分を抜粋>

さらに、アスリートを含む「性的姿態」の撮影画像拡散に対する罪の創設、画像を没収・消去する仕組みなども検討の対象となる。

——————————————————–

時事通信
2021年9月10日
 性暴力「撮影罪」新設を検討 強制性交の要件緩和も 法相諮問へ
<一部分を抜粋>

主に刑法や刑事訴訟法の改正を想定しており、強制性交の様子を撮影する行為や盗撮などを対象とした「撮影罪」の新設を議論。

——————————————————–

読売新聞
2021年9月11日
 盗撮対象に「撮影罪」新設、性犯罪の法整備見直し検討
<一部分を抜粋>

上司や教師など地位や関係性を悪用した行為を対象に新たな罪を設けることや、現在13歳となっている「性交同意年齢」引き上げのほか、強制性交の様子の撮影や盗撮を対象にした「撮影罪」の新設も含まれる。女性アスリートを性的に強調して撮影する行為自体を取り締まれるかも議論される可能性がある。

——————————————————–

しんぶん赤旗
2021年9月11日
 「暴行・脅迫」要件の改正 強制性交等罪など 法制審に諮問へ
<一部分を抜粋>

諮問は、(2021年)5月の法務省の有識者検討会報告書を受け、
▽「暴行」・「脅迫」、「心神喪失」・「抗拒不能」の要件の改正
▽13歳の「性交同意年齢」の引き上げ
▽「教師から生徒」「上司から部下」といった地位・力関係に乗じた性犯罪を罰する規定の創設
▽身体の一部や物を相手の身体に挿入する行為規定の見直し
▽配偶者間でも強制性交等罪が成立することの明確化
▽公訴時効の見直し
―など
全10項目。強制性交の様子を撮影する行為や盗撮などの処罰規定も議論します。

——————————————————–

法制審議会では、法案の叩き台がつくられます。
早晩、「撮影罪」の全貌があきらかになります。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。

(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。