【性交同意年齢の引き上げに反対する本多議員の発言と、島岡教授の所感】(1)。香西咲さんたち被害者の敵は意外なところに存在しています

先日(2021年5月10日)、立憲民主党の本多平直衆議院議員は、同党の会合で、
「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら同意があっても捕まることになり、おかしい」
とのべました。
このことばは、リモートで参加していた島岡まな大阪大学教授に対して向けられました。
後日(2021年6月16日)、島岡教授は、インターネットの番組のなかで、本多議員の言辞にふれました。

(番組名)
2021年6月16日
 ポリタスTV
 「50代が14歳と性交」立憲本多議員の発言が物議を呼んだ性交同意年齢の刑法改正議論 法務省の検討会での議論と問題の発言|ゲスト:島岡まなさん(6/16)

同番組のなかから、本多議員に関連する箇所をみてみます。

(※音声の文字化は、筆者))
<1:35のあたりから>
2021年6月16日 津田大介さん(ジャーナリスト)

今日、取り上げるテーマは、先週おおきく政治の分野でも話題になりましたー
こちらですね。

2021年6月14日
 アエラドット
「50代が14歳と性交」発言の立憲議員は「怒鳴るように高圧的」 招かれた大学教授が激白

立憲民主党の本田議員が、党法務部会の勉強会で、
「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」
ということで。

まあ、いま、ずっと、法務省のほうで、性犯罪に関する刑法議論(※性犯罪に関する刑事法検討会)がおこなわれていたんですけれども。

それに関連する、立憲民主党のなかの党内勉強会ですね。
その党内勉強会で、講師として招かれた大阪大学大学院法学研究科の島岡まな教授にですね、質疑応答のところで突っかかるようなかたちでこの本多議員が、
「50歳と14歳が性交して捕まるのはおかしい」
という発言をしたということで。

今日のゲストは、この当事者でもあります大阪大学大学院法学研究科の島岡まな教授です。
島岡さん、よろしくお願いいたします。

——————————————————–

2021年6月16日 島岡まな 大阪大学教授

よろしくお願いいたします。

——————————————————–

<4:00のあたりから>
2021年6月16日 津田大介さん(ジャーナリスト)

まずは、簡単に、この本多議員の問題発言について、経緯をふりかえろうと思うんですが。
最初にこれが報道されたのは、(2021年)6月4日ですね。

2021年6月4日
 産経新聞
 <独自>「50歳が14歳と同意性交で捕まるのはおかしい」立民議員が主張

実は、勉強会自体は、(2021年)6月、っていうわけでなくて、もっと前だったんですよね、これ。

——————————————————–

2021年6月16日 島岡まな 大阪大学教授

はい。
(2021年)5月10日ですね。

——————————————————–

2021年6月16日 津田大介さん(ジャーナリスト)

そうですよね。
なので、1か月ぐらい前(2021年5月10日)の話を産経新聞が独自ネタとしてこれを報道しました。

2021年6月4日
 産経新聞
 <独自>「50歳が14歳と同意性交で捕まるのはおかしい」立民議員が主張

で、まあ、これ、ツイッターなんかでもすぐに話題になって、
「だれだ? これは?」
ということで、
「この問題議員をちゃんと立憲は名前をあきらかにして処分しろ」
というような、そんな声もたくさんありました。

そして、その数日後にですね、これ、朝日新聞が名前を報じました。

2021年6月7日
 朝日新聞
「14歳と同意性交、捕まるのはおかしい」立憲議員発言

複数の関係者によるとー
この(2021年)5月10日に開かれたワーキングチームでこの本多議員の問題が報じられて、これで、名前があきらかになって、本多議員に対する非常に批判が集中しはじめた、という状況です。

はい、島岡さんとしては、この1か月経ってから、急に産経新聞が報じて、そして名前が報じられる、というような流れがあったんですけれども、このあたりはどんな気持ちでこの報道を眺めていましたか?

——————————————————–

2021年6月16日 島岡まな 大阪大学教授

いやー、すごく複雑で、ひとことで言えないんですけれども。

まずあったときに、なんて言うんですかね、たいへん失礼だな、って、すごいモヤモヤしていて。
あの、ずっとそう思っていたんですけれども。

次の日(2021年5月11日)、寺田座長(寺田学衆議院議員)、ワーキングチームの座長なんですけれども、メールで丁寧な謝罪をいただいて。

それからわたしが、
「こんなことでリベラルな政党として大丈夫なんでしょうか?」
というような何度もやりとりがあったんですよね。
そしたら、あの、なんて言うんでしょう、寺田議員自身は、
「わたしはもうこの問題はもう、長年隠されてきたけれども、やっぱり今回のことで、もう、膿を出して、あたらしい政党として生まれ変わりたいんだ」
みたいにおっしゃって。
それで、わたし、
「がんばってください」
みたいなやりとりがあったんです。

そして、たしか(2021年)6月3日だったかな。
中間報告書、というのがメールで送られてきたんです。
そしたら、そこには、けっこう本多議員の発言とかも書かれていて。
そして、両論併記で書かれていて。
しかも、
「でも、そうは言っても、中学生と成人の恋愛っていうのは性的搾取に当たり得るのでみとめられないから、党としては16歳以上に引き上げるべきだ」
という結論まで書いて送っていらしたんです。
すごいうれしくて、それはよかった、と思って、
「よくがんばりましたね」
「すごく評価します」
ってお返事を書いたんですね。

ところが、それが、たぶん、すごい抵抗に遭ったんだと推測できるんです。
その後のー
発表しようとしたら止められた、と言ってもいいんじゃないかとわたしは勘ぐっていまして。

その翌日(2021年6月4日)に産経の記事が出たのは、

2021年6月4日
 産経新聞
 <独自>「50歳が14歳と同意性交で捕まるのはおかしい」立民議員が主張

党内のひとが、
「これで押し返されてしまったら、また隠蔽されて、ないことにされちゃう」
ということで、どなたたかがマスコミにリークされたのかな、とわたしは予想はしているんですけども。
そこのところはちょっとわからないんですが。

——————————————————–

2021年6月16日 津田大介さん(ジャーナリスト)

まあ、このへんは、政治のいろんなドロドロがあったのかもしれないわけでー
たぶん、いまの島岡さんのご発言で非常に重要なのは、勉強会の開催後、翌日(2021年5月11日)にも座長の寺田学議員から真摯な謝罪があった、と。

そしてそのあと、島岡さんと議論をしていて、そのなかで、かなり島岡さんの意見も反映された――立憲民主党として性交同意年齢に引き上げなんかを求める――中間報告を出そうとしたんだけれども、それを一度見送って。

また、でも、それからまた出すことになった。

——————————————————–

2021年6月16日 島岡まな 大阪大学教授

そうです。
この問題が出たからですよね。

——————————————————–

2021年6月16日 津田大介さん(ジャーナリスト)

だから、まあ、そういう意味では、立憲民主党のこの一連の対応ー
リベラルな勢力としてのこの対応ー
ちょっとブレてしまったところが正直あるな、と思うんですけれども。
どうでしょう?
立憲民主党としての党としての対応についてはどう評価されますか?
この間。

——————————————————–

2021年6月16日 島岡まな 大阪大学教授

だから、非常に疑問だな、って思っていまして。

最初、産経の記事が出たあとかな。

2021年6月4日
 産経新聞
 <独自>「50歳が14歳と同意性交で捕まるのはおかしい」立民議員が主張

それで、福山幹事長が、
「名前をまだ公表しなくてもよい」
「本人が興奮状態で言ってしまって」
そして、
「撤回して謝罪しているんだからそれでいいじゃないか」
みたいな。
はっきり文言はちがうかもしれないんですけれども、おっしゃったとお聞きしていて、
「えー、それはないんじゃないの」
っていうふうにわたしは正直思っていました。

で、みなさんが、世論が、盛り上がって、それでようやくこういう名前、出すということになったから、すごくそれはみっともないー
みっともない、って言ったらちょっと言い過ぎなんですけれども。
もっと最初から毅然とした態度で対処すればよかったのにな、と思っています。

——————————————————–

2021年6月16日 津田大介さん(ジャーナリスト)

いや、ぼくも、みっともない、と思いますよ。

まあ、こういうある種のスキャンダル、しかもね、自分たちの弱みみたいなもの。
じゅうぶんにできなかったところを、まあ、たぶん、イデオロギー的にも異なる産経新聞からこういうかたちで責められて。

その責められたことに対してじゅうぶんな処分もできず。
結局、厳重注意ですからね。
除名だとか、離党だとか、そういう話にはならなかったわけですから。
まあ、それが適切かどうか、という議論は別にあるとしても、党としてやっぱり、じゅうぶんな対処をしたのか、って言うと、これ、立憲を支持しているひとたちのなかからも、やっぱりかなり疑問の声は出ているという状況ですから。
その点では、ぶれてしまったな、ということは思います。

——————————————————–

このつづきは明日のブログでみてみます。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
2018年11月1日
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
2018年11月1日
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。