検察審査会の「不起訴不当」を受けて検察は、一転、わいせつ整体師を起訴しました。香西咲さんをはじめ、被害者の方々の勇気によって、世の中は変わろうとしています

5日前より、わいせつ精神科医が起こした訴訟についてみています。

(参考。当ブログ)
<愛知県豊田市の精神科医の事件 ~判決文>
2021年6月28日(※その1)
2021年6月29日(※その2)
2021年6月30日(※その3)
2021年7月1日(※その4)
2021年7月2日(※その5)

判決文は長文です。
まだ途中までしかみていません。

9日前(2021年6月24日)のことです。
整体師の男が在宅起訴された、とのニュースが報じられました。
上述の裁判の件はいったん擱(お)き、本日は整体師の男の事案をみてみます。

朝日放送の記事を引用します。

(2021年6月24日 朝日放送「【独自】施術中に女性客にわいせつ行為か いったん不起訴の整体師が在宅起訴に」より、引用。)

2021年6月24日 朝日放送(ABCニュース)

3年前、京都市のリラクゼーションサロンで女性客にわいせつな行為をしたとして逮捕され、その後、不起訴になった整体師の男について、検察が再捜査のうえ、在宅起訴しました。

(中略。)

土岐被告は、事件の翌年に逮捕されましたが、京都地検は「被害者の同意があったと誤信していた可能性がある」などとして、不起訴(嫌疑不十分)に。

その後、検察審査会が「不起訴不当」を議決し、地検が再捜査を進めていました。

(再掲。朝日放送。2021年6月24日)
京都地検は(略)、不起訴(嫌疑不十分)に
その後、検察審査会が『不起訴不当』を議決

地検は当初、わいせつ行為をしたとされる整体師の男を不起訴としました。
被害者の女性はあきらめませんでした。
検察審査会に審査申立をしました。

検察審査会の制度を確認します。

(刑事告訴・告発支援センター「不起訴処分に対する不服申立」より、引用。)

<一部分を抜粋>
刑事告訴・告発支援センター

起訴の権限は、「起訴独占主義」により、原則として、検察官(検事)のみが有しています。

刑事告訴・告発支援センター

検察官が被疑者に対する起訴または不起訴の処分を決定した場合、その処分内容が告訴人や告発人に書面で通知されます(刑事訴訟法260条)。

刑事告訴・告発支援センター

不起訴とする処分がなされた場合、告訴人告発人および被害者被害者の遺族(検察審査会法2条2項、30条)は、その不起訴処分に対して不服があるときは、検察審査会に対し、その処分の当否の審査を申立することが出来ます。

検察審査会に審査の申し立てができるのは、当事者のみです。
当事者とは、上述のとおり、
告訴人や告発人および被害者や被害者の遺族
です。

刑事告訴・告発支援センター

審査申立をすることが出来るのは、告訴人、告発人、被害者、被害者が死亡した場合は被害者の配偶者・直系の親族又は兄弟姉妹(検察審査会法2条2項、同30条)となっております。

刑事告訴・告発支援センター

検察審査会は、無作為に選出された有権者11人の審査員によって構成されています(検察審査会法4条)。

検察審査会の審査員は、裁判員裁判の裁判員と同様に、一般の市民のなかから選ばれます。

刑事告訴・告発支援センター

検察審査会の行う議決には、3つあります(検察審査会法第39条の5)。

起訴を相当とする議決(起訴相当)
検察官は再度、起訴すべきかどうかの検討をおこない、検察審査会に結果を通知します。
 検察官が不起訴を維持する場合に限り、検察審査会は改めて、2度目の審査をおこないます。
 察審査会の再審査で、11人中8人以上(3分の2以上)の賛成によって「起訴相当」の議決がなされた場合には、検察官の関与なく、裁判所が指定した弁護士によって強制起訴することができる状態になります。

不起訴処分を不当とする議決(不起訴不当
検察官は再度、起訴すべきかどうかの検討をおこない、検察審査会に結果を通知します。

不起訴処分を相当とする議決(不起訴相当)

上述の整体師の男の事件を確認します。

(再掲。朝日放送。2021年6月24日)
その後、検察審査会が『不起訴不当』を議決し、地検が再捜査を進めていました

検察が再捜査のうえ、在宅起訴しました

検察審査会の議決は、
「不起訴不当」
です。
検察は、起訴か不起訴かのいずれかを選択することができます。
検察は今度、起訴を選びました。

上述の朝日放送の記事の標題は、
独自】施術中に女性客にわいせつ行為か いったん不起訴の整体師が在宅起訴に
です。
朝日放送のスクープであったようです。
同日(2021年6月24日)、朝日放送は、この事件に関する16分5秒の特集番組を放映しました。

(参考)

動画
2021年6月24日
 朝日放送(ABCニュース)
【独自】“許せない”被害者女性の3年半の闘い・・・“わいせつ整体師”が一転起訴(※16分5秒

力作です。
ぜひご覧ください。
Yahoo!ニュースも後日、この動画の音声を文字にして公開しています。

2021年6月28日
 朝日放送(ABCニュース)
【ABC特集】“わいせつ整体師”を一転起訴! 検察が再捜査 性犯罪被害者の女性の3年半の闘い(※文字)

その後、ほかのマスコミも、整体師の男の件を報じました。

(参考)
2021年6月30日
 京都新聞
 マッサージと称し女性にわいせつ行為、一転して起訴 「被害者かなりいる。不起訴は理解できない」批判受けた地検

2021年7月2日
 関西テレビ
 マッサージ店で女性客にわいせつの罪・・・自営業の男一度不起訴になるも再び在宅起訴へ

一昨日、被害者の女性は、記者会見に応じました。

(参考)
2021年7月1日
 NHK
 マッサージ店でわいせつ罪 再捜査で在宅起訴受け被害女性会見

2021年7月1日
 テレビ大阪
 アロママッサージ店で準強制わいせつ 被害女性が会見 不起訴不当で元経営者の男を起訴

NHKの記事を引用します。

引用

2021年7月1日 NHK

これを受けて、被害者の女性は(2021年7月)1日、記者会見を開き、

「時間がかかったが、結果的に起訴になり安心しています。自分が当事者になるまでは、性被害を訴えることがこんなに大変なことだとは思わなかった」

と述べました。

そのうえで、女性は

「性被害は人に相談しづらく、私自身も家族に打ち明けるまで時間がかかりました。性被害を訴える最初の一歩はすごく難しいですが、勇気を出して踏み出してもらえたら世の中も変わっていくと思う」

と話していました。

(再掲。被害者の女性)
自分が当事者になるまでは、性被害を訴えることがこんなに大変なことだとは思わなかった
性被害を訴える最初の一歩はすごく難しいですが、勇気を出して踏み出してもらえたら世の中も変わっていくと思う

香西咲さんをはじめ、被害者の方々の勇気によって、いま、世の中は変わろうとしています。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
2018年11月1日
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
2018年11月1日
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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