AV業界人がまた、AV出演強要で逮捕されました。容疑は職業安定法違反です。香西咲さんたちが待ち望んでいるのは、強姦罪(強制性交等罪)での逮捕、起訴、収監です

昨日(2021年5月19日)、AV出演強要犯が逮捕された、との報道がありました。
東海テレビの記事を参照します。

(2021年5月19日 東海テレビ「『AVの勧誘受け出演してしまった』と警察に相談…26歳女性をマッサージモデルと偽り勧誘か 47歳男」より、引用。)

2021年5月19日 東海テレビ

去年(2020年)1月、当時26歳の女性をアダルトビデオの出演勧誘したとして、東京都の47歳の男が逮捕されました。
インターネットの掲示板でマッサージモデルと偽って募集していたということです。
逮捕されたのは東京都の無職・畠山大輔容疑者(47)で、去年(2020年)1月、都内のホテルで名古屋市の当時26歳の女性をアダルトビデオに出演するよう勧誘した職業安定法違反の疑いが持たれています。

(参考。職業安定法)
第63条

次の各号のいずれかに該当する者は、これを1年以上10年以下の懲役又は20万円以上300万円以下の罰金に処する。

二 公衆衛生又は公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で、職業紹介、労働者の募集若しくは労働者の供給を行つた者又はこれらに従事した者

2021年5月19日 東海テレビ

 警察によりますと、去年(2020年)8月、女性から「アダルトビデオの勧誘を受けて出演してしまった」などと相談があり、撮影を行ったホテルの予約履歴や防犯カメラの映像などから畠山容疑者が特定されました。
畠山容疑者はインターネットの掲示板にマッサージモデルと偽って募集していて、偽名を使って女性と連絡していたということです。

(後略。)

AV業界人が職業安定法違反で逮捕されました。
またか、といった感じです。
取り立ててめずらしい出来事ではありません。
5、6年前はちがいました。

(2016年1月25日 労働旬報社「賃金と社会保障1月合併号」より、引用。改行を施しています。)

<31ページ>
2016年1月25日 宮本節子 PAPS世話人

AVと類似の行為がおこなわれている(略)性風俗の事例を扱った判例には、職業安定法第63条2号の「公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で、職業紹介、労働者の募集」、労働者派遣法58条「公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で労働者派遣をした者」の条項を適用したものがある。

しかし、これらの判例は(AV出演強要の)性被害者対策のためには生かされなかった。

これらの法(職業安定法、労働者派遣法)を適用して(AV出演強要被害の)女性救済に役立てようという発想が、取り締まり当局にないのだろうか。

(再掲。宮本節子 PAPS世話人)
これらの法(職業安定法、労働者派遣法)を適用して(AV出演強要被害の)女性救済に役立てようという発想が、取り締まり当局にないのだろうか

(参考。労働者派遣法)
第58条

公衆衛生又は公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で労働者派遣をした者は、1年以上10年以下の懲役又は20万円以上300万円以下の罰金に処する。

(参考。職業安定法)
第63条

次の各号のいずれかに該当する者は、これを1年以上10年以下の懲役又は20万円以上300万円以下の罰金に処する。

二 公衆衛生又は公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で、職業紹介、労働者の募集若しくは労働者の供給を行つた者又はこれらに従事した者

宮本節子さんの声に呼応するかのようにして、警察は、労働者派遣法や職業安定法でのとりしまりを開始しました。
検挙者が続出しました。
残念ながら同法は微罪です。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年11月23日

現行法では派遣法違反。
青木亮が私達に対してしてきた事は全てこれから戦わなくてはなりません。

香西咲さん
2018年2月27日

#青木亮 に関しては
週刊文春に始まり、霞ヶ関、警察庁…
#AV強要 加害者としての理解は広まって参りました。
#労働者派遣法違反 以外の罪も償って頂きたいと私は一生涯思い続ける事でしょう。

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(再掲。香西咲さん)
労働者派遣法違反以外の罪も償って頂きたいと私は一生涯思い続ける事でしょう

現在、法務省の法務省の性犯罪に関する刑事法検討会は、刑法改正の審議をおこなっています。

(参考。法務省の性犯罪に関する刑事法検討会
<開催状況>

第1回(2020年6月4日)※議事録公開
第2回(2020年6月22日)※議事録公開
第3回(2020年7月9日)※議事録公開
第4回(2020年7月27日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第5回(2020年8月27日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第6回(2020年9月24日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第7回(2020年10月20日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第8回(2020年11月10日)※議事録公開
第9回(2020年12月8日)※議事録公開
第10回(2020年12月25日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第11回(2021年1月28日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第12回(2021年2月16日)※議事録公開
第13回(2021年3月8日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第14回(2021年3月30日)※議事録準備中

第15回(2021年4月12日)※議事録準備中

2021年4月12日
 性犯罪に関する刑事法検討会
取りまとめ報告書(案)

・第16回(2021年5月21日開催予定)

上述のとおり、性犯罪に関する刑事法検討会の事務局は、先月(2021年4月)、取りまとめ報告書(案)を公表しました。
AV出演強要に関する記述もあります。

(参考。当ブログ)
取りまとめ報告書(案)に記載されたAV出演強要について>
2021年4月29日

取りまとめ報告書(案)のなかから、AV出演強要に関する記述の一部を参照します。

2021年4月12日 取りまとめ報告書(案)

AV出演強要について

(2021年4月12日 性犯罪に関する刑事法検討会 取りまとめ報告書(案)より、引用)

<一部分を抜粋>

いわゆるアダルトビデオへの出演の強要については、性的行為と撮影行為が密接不可分の関係にあり、性的行為の同意の有無に疑念が生ずる事例が含まれていることから、まずは、強制性交等罪や準強制性交等罪の適用の問題として、暴行・脅迫や心神喪失・抗拒不能の要件についての議論を踏まえることが必要であるし、ひそかに撮影する類型や強制性交等の犯行状況を撮影する類型等について議論した上で、更に別の要件を設ける必要があるかを検討すべきであるといった意見が述べられた。

そう遠くない将来、AV出演強要犯が刑法で処罰されるのは必定です。
香西咲さんたち被害者の戦いが犯人に対する処罰の有り様を変えようとしています。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
2018年11月1日
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
2018年11月1日
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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AV業界人がまた、AV出演強要で逮捕されました。容疑は職業安定法違反です。香西咲さんたちが待ち望んでいるのは、強姦罪(強制性交等罪)での逮捕、起訴、収監です」への1件のフィードバック

  1. 海野

    どんどん摘発するべきですね。
    それと、SNSを使用した勧誘も規制するべきです。

    5年前・6年前では、宮本智弁護士も懲戒処分になりませんでしたが、
    今、もう1度同じ悪行をすれば確実に処分になるでしょう。
    悪徳弁護士も悪行ができにくい状況だと思います。

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