先日、実刑が確定した福岡の準強姦男は、有名寿司店の経営者でした。つぎに駆逐されるのは、香西咲さんたちにAV出演強要をおこなったAV業界人です

昨日の当ブログで、3日前(2021年5月14日)に最高裁が下した性暴力事件の判決にふれました。

(参考。当ブログ)
2021年5月16日(※昨日)

もう一度、3日前(2021年5月14日)の報道を引きます。

第3審(最高裁)

(2021年5月14日 産経新聞「酔った女性に乱暴、逆転有罪確定へ 最高裁」より、引用。)

2021年5月14日 産経新聞

福岡市の飲食店で平成29年(2017年)2月、飲酒で意識がもうろうとしていた20代女性に性的暴行を加えたとして準強姦罪に問われた会社役員、椎屋(しいや)安彦被告(46)について、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は被告側の上告を棄却する決定をした。
(2021年5月)12日付。
被告を無罪とした1審福岡地裁久留米支部判決を破棄し、準強姦罪の成立を認めて懲役4年とした2審福岡高裁判決が確定する。
5裁判官全員一致の結論。
(後略。)

ご存じのとおり、加害者は、1審で無罪となりました。

第1審(地裁)

(2019年4月21日 西日本新聞「なぜ?同意ない性行為に続く『無罪』判決 『故意立証』の高いハードル…刑事司法の限界、指摘も」より、引用。)

2019年4月21日 西日本新聞

(前略。)
スノーボードサークルの飲み会で、泥酔した20代女性に乱暴したとして、準強姦(ごうかん)罪に問われた40代の男性に対する裁判。福岡地裁久留米支部は(2019年)3月12日、無罪を言い渡した。
判決は、女性が飲酒の影響で抵抗できない状態であったことは認めた。
一方で、女性が目を開けて声を発したり、性交のしばらく後、別の男性から胸を触られて大声を出して手を振り払ったりしていた点を重視。
被告からすれば「意識がある」と思える状態だったと判断した。
サークルでは度々わいせつな行為が行われ「(女性が)許容していると誤信し得るような状況にあった」とも指摘。
女性が飲み会に参加したのは初めてで「少なくとも本件のような状況で性交することを許容していたとは考えられない」と認める一方、泥酔状態に付け入って性行為に及んだ「故意」は認められないとした。
(後略。)

先日の第13回性犯罪に関する刑事法検討会で、山本潤委員は、第1審の福岡地裁久留米支部が出した判決にふれました。

(参考。法務省の性犯罪に関する刑事法検討会
<開催状況>

第1回(2020年6月4日)※議事録公開
第2回(2020年6月22日)※議事録公開
第3回(2020年7月9日)※議事録公開
第4回(2020年7月27日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第5回(2020年8月27日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第6回(2020年9月24日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第7回(2020年10月20日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第8回(2020年11月10日)※議事録公開
第9回(2020年12月8日)※議事録公開
第10回(2020年12月25日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第11回(2021年1月28日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第12回(2021年2月16日)※議事録公開
第13回(2021年3月8日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第14回(2021年3月30日)※議事録準備中

第15回(2021年4月12日)※議事録準備中

2021年4月12日
 性犯罪に関する刑事法検討会
取りまとめ報告書(案)

・第16回(2021年5月21日開催予定)

13回目の検討会の議事録を参照します。

(2021年3月8日 第13回性犯罪に関する刑事法検討会「議事録」より、引用。)

<10~11ページ>
2021年3月8日 山本潤 委員(一般社団法人Spring代表理事)

酩酊に関して少し申し述べたいと思います。

2019年3月の福岡地裁久留米支部の判決においては、被害者が酩酊しているにもかかわらず、まばたきをしたとか身じろぎをしたということで、加害者が誤信した可能性があると言われ無罪となっています。

(※注 第2審の福岡高裁は、加害者に対して懲役4年の実刑判決を言い渡しました。)
2020年2月5日 朝日新聞 「抗拒不能を認識」と故意認定 準強姦罪、二審は有罪に

(参考。当ブログ)
2020年2月7日

(※注 加害者は、最高裁に上告しました。)
2020年2月14日 毎日新聞 福岡準強姦事件 被告の男が上告 高裁で逆転有罪

医療者から見たら、意識が低下している人は介助の対象であるのですけれども、加害者が同意していると誤解したと言えば、同意と思われてしまう。

先ほどから、抵抗を困難にするとか、抵抗できない状態であることが認められればというお話も出てきていますけれども、被害者や支援の場では、被害を訴えても現場の警察官などから、抵抗していないでしょうとか、あとは、連れ込まれた場合でも、二人で部屋に入ったでしょうというようなことを言われて、同意でしょうなどと言われてしまうことが起こっています。

同意とは何か、同意があり得ないということはどういうことなのかということを定めてほしいと思います。

また、抵抗を前提にするのではなく、「その他同意を得ずに」などにしていただけた方が、私たちとしては、受皿として、きちんとそのような不同意の徴表といわれる性犯罪を拾えるのではないかと思っています。

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(再掲。山本潤 委員)
2019年3月の福岡地裁久留米支部の判決においては、被害者が酩酊しているにもかかわらず、まばたきをしたとか身じろぎをしたということで、加害者が誤信した可能性があると言われ無罪となっています

高裁は、福岡地裁久留米支部の判決を破棄しました。
加害者を有罪としました。
最高裁もこのたび、高裁の判断を支持しました。
加害者は、懲役4年の実刑となりました。

(再掲。産経新聞)
準強姦罪に問われた会社役員、椎屋(しいや)安彦被告(46)

加害者の名前は、
椎屋(しいや)安彦
です。
どのようなやつなのでしょうか。
検索をしてみたところ、名前が散見されました。

椎屋安彦に関する記事

まずは、いまから14年前の記事をみてみます。

2007年10月31日 あさぴーのおいしい独り言「記念日のお祝い!博多駅前4丁目『鮨 安吉』再訪!美味しい鮨はご馳走でした」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2007年10月31日 あさぴーのおいしい独り言

今日紹介するのは、そんな馴染みの候補店の一つだと思っている「鮨安吉」なのである。ご主人の椎屋安彦(しいややすひこ)さんは、まだ今年32歳!?若くて才能あふれる鮨職人だと思う。また色々勉強されていて、思わず「なるほど!」という驚きを与えてくれる鮨の数々。将来がますます楽しみな職人の一人だと思う。

(参考)
2021年 - 2007年 = 14年

いまから14年前、文中の人物は32歳です。

(参考)
32歳 + 14年 = 46歳

(再掲。産経新聞。2021年5月14日)
準強姦罪に問われた会社役員、椎屋(しいや)安彦被告(46)

椎屋(しいや)安彦は、寿司店の経営者であったようです。
他の記事もみてみます。

(2005年11月25日 超人シェフvillage「椎屋くん」より、引用。)

2005年11月25日 中澤 圭二

先日、九州で「鮨安吉」(福岡市博多区博多駅前4ム3-11 TEL092-437-8111)というすし店をやっている椎屋くんが久しぶりに東京にやってきた。もちろんすしの勉強のため、有名店や話題店をまわりさらに腕を磨く。彼は、本当にがんばり屋さん。東京だけでなく、名古屋でも修業をし、一時は工事現場のアルバイトをしながら、まじめにすしを学んだ。自分の店をもってからも、時々東京に来ては、いろいろな店を食べ歩いている。今ではきっと九州一番のすし屋じゃないかな。いろんな人に彼のお店を紹介したけど、みんなに喜ばれる。先輩として誇りに思います。これからの彼に期待したい!

(2017年7月27日 Net IB News「福岡ミシュラン掲載の若き天才すし職人 強姦容疑で逮捕」より、引用。)

2017年7月27日 Net IB News

博多の寿司職人や鮮魚関係者はおろか、日本全国の食通を驚かせる事件が起きた。
(2017年)7月21日、久留米署は集団準強姦容疑で、福岡市博多区博多駅前4丁目の椎屋安彦容疑者(42)ら、男3名を逮捕したと発表した。

その椎屋容疑者は、全国でも名の知れた寿司職人だったのだ。店の名前は「鮨 安吉」(博多区博多駅前4丁目)。14年の福岡ミシュランで、二つ星を獲得するなど腕前は折り紙つき。ネット上では数カ月先まで、予約でいっぱいとの口コミも目立つほど、予約の取れない名店を切り盛りする人物だ。
(中略。)
(2017年7月)26日午前、午後と何度となく電話したが、延々とコールのみ。店に向かったが、営業時間でもシャッターが下りたまま、人気がなかった。
(後略。)

(再掲。産経新聞。2021年5月14日)
懲役4年とした2審福岡高裁判決が確定する

安堵しました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2020年9月29日

世間に顔だしてないから忘れられがちだけど、
私AV強要の件以来、週刊文春の件以来まだまだずっと戦ってるから。

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この日本でも、性犯罪はゆるされない、との機運が醸成されてきました。
つぎは、野放し状態になっているAV業界人の逮捕です。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
2018年11月1日
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
2018年11月1日
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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