精神科医による性犯罪を憂慮する大岡敏孝衆議院議員の国会質疑(その5)。香西咲さんたちの戦いによって、AV出演強要犯と精神科医の犯罪があきらかになりました

本日も、精神科医の性犯罪を追求した自民党の大岡敏孝衆議院議員の国会質疑をみてみます。
大岡議員は、2021年2月26日に開催された2つの予算委員会で、精神科医の悪行を取り上げました。
詳細につきましては、当ブログの記事をご覧ください。

2021年2月26日 衆議院 予算委員会

分科会で大岡敏孝議員が質した精神科医の性犯罪

会議録
インターネット審議中継

(参考。当ブログ)
2021年4月21日(その1)
2021年4月22日(その2)
2021年4月23日(その3)

分科会で大岡敏孝議員が質した精神科医の性犯罪

会議録
インターネット審議中継

(参考。当ブログ)
2021年4月24日(その1。昨日

昨日の当ブログのつづき

(2021年2月26日 衆議院 予算委員会第五分科会「会議録」より、引用。)

2021年2月26日 大岡敏孝 衆議院議員(自民党)

ありがとうございます。

では、今日、文部科学省にも来ていただいておりますので、文部科学省にもお尋ねをしたいと思います。

先ほど来の議論を聞いていただいた上で、現在、学校では、心に悩みを抱えているという子供たちに対してはできるだけ早めに専門家に接続するということを中心に対策をされていると思います。

しかし、その接続先の病院というのが本当に正しい診療をしているのかしていないのか、先ほどの答弁を聞いていただければ分かるとおり、分からないし、情報も共有されない。
文部科学省側として、厚生労働省にもう少し丁寧な情報共有を求める考えがあるのかないのか。

もう少し何か、相手は子供ですから、学校だから、万が一のことがあっちゃいけないので、別に、世の中に広く知らしめる必要はないし、行政処分をする必要はないかもしれないけれども、せめてこういった事案があったという問題共有ぐらいはしてほしいと思っておられるのか、思っておられないのか。

更に申し上げると、今、足下で、一番最初に申し上げたとおり、特に高校生女子の自殺が倍増しているわけです。

この現状を受けて文科省として、生徒児童の自殺、特に高校生女子の自殺が倍増しているということをどのように対策する考えか、教えていただきたいと思います。

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2021年2月26日 鰐淵洋子 文部科学大臣政務官

お答えいたします。

児童生徒が自ら命を絶つということは本来あってはならないことであり、児童生徒の自殺が増加をしていることについては大変重く受け止めております。

委員御指摘のように、学校現場が子供のことを第一に考え、責任ある支援を行うため、教職員とスクールソーシャルワーカー等の専門家が連携を行うことは重要であると考えております。また、先ほど御指摘いただきましたが、情報共有も含めて、そういった連携が大変に重要であると思っております。

文部科学省といたしましては、教職員等を対象とした自殺予防の研修会などを通じて、組織的対応の強化や、学校と、またこれも御指摘いただきましたが、医療を含む関係機関との連携を促進しているところでございます。

また、文部科学省におきましては、これまでも児童生徒の自殺対策のため、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの配置の充実、二十四時間子供SOSダイヤルの周知、SNS等を活用した相談体制の整備の推進、SOSの出し方に関する教育の推進などに取組を行っております。

加えまして、今般のコロナ禍における児童生徒の自殺者数の増加を踏まえまして、本年(2021年)2月15日より児童生徒の自殺予防に関する調査研究協力者会議を開催いたしまして、児童生徒の自殺等に関する背景や適切な対応等について集中的に御議論していただいております。
今後、児童生徒の相談窓口等の関係者へのヒアリングなどを進めていきまして、ICTを活用した効果的な自殺対策なども含めまして、充実した議論をしていただくこととなっております。

文部科学省としましては、本協力者会議における議論を踏まえた上で、コロナ禍における効果的な自殺対策について速やかに検討を進めるとともに、引き続き、自殺予防教育の推進や組織的対応の強化、学校と関係機関との連携の促進に努めてまいります。

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2021年2月26日 大岡敏孝 衆議院議員(自民党)

ありがとうございます。

最後に、是非、これまで子供のこと、弱い立場の人のこと、そして医療のことを熱心に取り組んでこられた田村大臣にお尋ねをしたいと思います。

先ほど来議論しておりますとおり、現在、自殺も増えている、また、心にいろいろな困難を抱えている子供たちを、逆にそれを利用するかのようなわいせつ事件まで出てきてしまっているのが今の足下の状況でございます。

(参考。KBC NEWS)
□2020年12月4日 患者の女子中学生に“淫行” 医師の男を逮捕
北九州市の医師の男(精神科医)が立場を悪用して、患者だった女子中学生に淫らな行為をさせたとして、(2020年12月)3日、逮捕されました

厚生労働省として、今後、若年者とりわけ生徒児童の自殺を減らしていく、そして心に傷を負った子供たちの更にその傷を深くするような精神科医によるわいせつ事案を減らしていく、このために大臣として今後どのようにしていくお考えか、教えていただきたいと思います。

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(参考。その他の例)
<精神科医による性犯罪>

2016年10月19日 産経新聞 準強制わいせつ罪で医師を起訴 長野
長野地検は(2016年10月)17日、病院内で女性患者の体を触ったなどとして、長野市の栗田病院に在籍する医師、伊藤樹(たつる)容疑者(47)=千葉県松戸市=を準強制わいせつ罪で起訴した

2016年12月2日 千葉日報 住宅侵入し女性強姦 松戸署、容疑の医師逮捕
松戸署は1日、女性宅に忍び込み乱暴したとして、住居侵入と強姦の疑いで精神科医の伊藤樹容疑者(47)=松戸市竹ケ花西町、準強制わいせつ罪で起訴済み=を逮捕した

2017年12月5日 産経新聞 女性患者わいせつの医師に懲役2年判決 長野
当時勤務していた長野市の病院内で女性患者の体を触ったなどとして準強制わいせつ罪に問われた千葉県松戸市の医師(※精神科医)、伊藤樹被告(48)の判決公判が(2017年12月)4日、長野地裁(室橋雅仁裁判長)で開かれた。地裁は懲役2年(求刑3年)の実刑判決を言い渡した

2018年12月7日 ニュースサイトしらべぇ 患者の肩をつかみ、キスを強要した61歳心療内科医 供述に「自分が治療受けて」と戦慄
(2018年12月)6日、患者にわいせつな行為をしたとして、警視庁赤坂署は港区にあるメンタルクリニックの院長の男(61)を、強制わいせつ容疑で逮捕したと発表
(略)、逮捕容疑は(2018年)9月8日。診察中に突然20代の女性患者の肩をつかむと、そのまま無理やりキスをするなどした疑いがある

2020年10月7日 高知新聞 患者にわいせつの医師、懲役1年実刑 高知地裁「精神的打撃大きい」
診察中の患者に無理やりキスをしたとして、強制わいせつ罪に問われた高知市横浜、精神科医、男性被告(56)の判決が6日、高知地裁であり、吉井広幸裁判官は懲役1年(求刑懲役1年6月)の実刑を言い渡した

2020年10月7日 読売新聞 「良識を欠くこと甚だしい」診察室で女性患者にキスした精神科医に実刑判決
判決によると、男は診察室で精神科治療を受けている患者の両肩付近を押さえ、頬や唇にキスした。被害者と合意の上で100万円の損害賠償が支払われたが、吉井裁判官は『精神的打撃が大きく、回復のめどが立っていない』ことなどから、『相当程度の慰謝の措置がとられたとは認められない』と判断した

2020年10月6日 NHK 【高知】精神科医が心を病む患者に対して診察中にキスをして実刑判決
高知市横浜に住む精神科の医師、宜保直之被告(56)は、去年7月、香美市の病院で、診察中の患者の肩を手で押さえてキスをしたとして強制わいせつの罪に問われました
(2020年10月)6日の判決で、高知地方裁判所の吉井広幸裁判官は、『わいせつな行為が患者に悪影響を与えかねないことは精神科医として豊富な経験を持つ被告には簡単に想像できたはずだ』と述べ、『後先を考えず犯行に及んでいて、成人男性としての分別と医者としての良識を甚だしく欠いている』と指摘しました

2021年2月26日 田村憲久 厚生労働大臣

自殺ですけれども、暫定値で、これは11年ぶりに増えているということで、2万1千77名という話になっております。

来月は自殺対策強化月間ということでございますので、しっかりと我々、これを国民の皆様方に周知をしていきながら、何とか自殺というものを、こういう道を選ばなくてもいいような、そういうようないろいろな相談体制、これも進めていかなければならないと思っておりますし、実は、昨日、孤立、孤独の政府の本部がありまして、そこでいろいろな関係団体に来ていただきましたけれども、二十四時間、世界中で、言うなれば窓口といいますか、それをつくって、どの時間にも対応できるようなそういう取組をしていただいているNPO団体もあるということであります。

今言われた精神科医等々のお話、精神科医だけではないのかも分かりませんが、うつ病でありますとかそれから自殺未遂者、こういう方々に対してどう対応していくかというと、例えばかかりつけ医ならばかかかりつけ医のいろいろな研修でありますとか、精神科医も含めていろいろな研修体制というもの、これは予算を組んでやっております。

ただ一方で、今言われたのはわいせつ事案ですから、これは言語道断でありまして、こういうものがあるならば、どう見つけて、どのような形で、そういうところに言うなればそういう子供たちを行かせないかということを考えなきゃいけないわけでありまして、今つぶさにどういう方法があるかというのは、なかなかこれは仕組みの中では難しいわけでありますけれども、一つ大きな課題として捉えさせていただきたいと思います。

なお、いろいろな治療の仕方でいろいろな問題があるとすれば、先ほど医療安全支援センターというのがございまして、これは医療事故やいろいろなものに対してもいろいろと相談に乗るところであります。
そういうところで、どうもあそこの治療の仕方はというような話があれば、いろいろな相談には乗らせていただくということでございます。

いずれにいたしましても、許されないわいせつ事案、行為でございますから、我々としてもどういうような対応の仕方があるのか検討してまいりたいというふうに考えております。

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2021年2月26日 大岡敏孝 衆議院議員(自民党)

ありがとうございました。

大臣、医師法7条には、本当に不適切な医師に関しては大臣が処分できるという規定がございますので、是非その運用方法につきましても御検討いただきたいと思っておりますし、今後、こうしたことで子供たちあるいは親御さんが泣き寝入りすることが決してないように、よりよい社会づくりをお願いしたいと思います。

(参考)

動画 衆議院インターネット審議中継)

2021年2月26日
 衆議院 予算委員会第五分科会

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精神科医による性犯罪は、跡(あと)を絶ちません。
刑法の改正を審議している性犯罪に関する刑事法検討会は、現在、精神科医に関して、以下の集約をおこなっています。

(2021年4月12日 性犯罪に関する刑事法検討会「取りまとめ報告書(案)」より、引用。)

<17~18ページ>

(エ) その他の地位・関係性を利用する行為に対する罰則の在り方に関する議論

以上のほか、地位・関係性を利用する類型については、現行法の下でも、暴行・脅迫や抗拒不能の要件に該当すれば処罰対象となることを前提に、

① 明確な暴行・脅迫がなくても、加害者が言動を用いて力関係を作り出し、被害者の立場の弱さや利害関係・依存関係を利用した場合には、被害者は抵抗できないので、少なくとも、相手の人生や将来、経済状態等を決定する権限のある者、相手の生活・生命・精神状態を左右し得るような立場の者による性的行為は罰することが必要である

② 刑法第178条(準強制性交等罪)の「抗拒不能」の程度は、同法第177条の暴行・脅迫と同程度であるとされているため、地位・関係性が利用された場合について、心理的抗拒不能に当たると認定することは困難なことがあり、現にそのような事例は不起訴処分とされることが多いので、優越的な地位や関係性を利用した場合を新たに類型化する必要がある

といった意見が述べられ、地位・関係性の具体例としては、

③ 後見人と被後見人、雇用者と被雇用者、上司と部下、就職活動先のOB・OGと就職活動中の者、取引相手とフリーランスの者、医療機関の医療職心理職、福祉施設職員と患者・利用者が挙げられた。

また、具体的な規定の在り方については、

④ 職場の上司・部下といった具体的な地位・関係性を列挙した上で、「地位・関係性を利用・濫用し」などと規定し、その内実を解釈に委ねることが考えられる

⑤ 優越的地位を利用した類型の構成要件の規定の仕方は難しいが、ある程度開かれた構成要件とせざるを得ないように思われ、例えば、「優越的地位を利用して抵抗が困難な状態で」といった要件とし、これに、暴行・脅迫より弱い手段要件を組み合わせるといった方法が考えられる

といった意見が述べられた。

<18~19ページ>

(オ) 小括

これら以外の地位・関係性を利用する新たな罰則については、その要否・当否を検討した上で、これを設ける場合には、被害者に類型的な脆弱性がない場合であることにも留意しつつ、処罰範囲の外延を明確にするための適切な構成要件の在り方について更に検討がなされるべきである。

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大岡議員は、2021年2月26日の衆議院予算委員会第三分科会で、以下の発言をしています。

(2021年2月26日 衆議院 予算委員会第三分科会「会議録」より、引用。)

2021年2月26日 大岡敏孝 衆議院議員(自民党)

当然のことながら、もう皆さん御承知だと思いますけれども、欧米においては、そもそもこの関係性を利用して性的関係になること自体を禁止されている。

精神科医と患者とか、先生と生徒とか、こうした関係でもって性的関係になること自体を禁止されているわけであって、私は当然、そちらに持っていくべきだというのが私の意見ですけれども、現在検討会(性犯罪に関する刑事法検討会)ではちゃんと議論がなされているのかどうか、教えていただきたいと思います。

最終的には、諸外国のような規定ができることを期待しております。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2020年9月29日

世間に顔だしてないから忘れられがちだけど、
私AV強要の件以来、週刊文春の件以来まだまだずっと戦ってるから。

国会や性犯罪に関する刑事法検討会の場で、精神科医による性犯罪が曝されています。
このあとの法制審議会での審議が楽しみです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
2018年11月1日
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
2018年11月1日
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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