昨日のつづきです。
性暴力の被害者である伊藤詩織さんを愚弄した弁護士がいます。
このたび、所属する弁護士会から処分されました。
(参考。当ブログ)
・2021年4月3日
共同通信と毎日新聞の記事を参照します。
(2021年3月31日 共同通信「伊藤詩織氏を侮辱の弁護士戒告 訴訟相手方の元TBS記者代理人」より、引用。)
<一部分を抜粋>
●2021年3月31日 共同通信
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(2021年3月31日 毎日新聞「伊藤詩織さんへの侮辱的な書き込み 元TBS記者側弁護士に戒告」より、引用。)
<一部分を抜粋>
●2021年3月31日 毎日新聞
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(参考。アンドリューさんのツイッター)
@litera_web
愛知県弁護士会所属の北口雅章氏が準強姦罪容疑の山口敬之の弁護人になられたのですが
被害者の伊藤詩織さんに対しヘイト攻撃をしています
弁護士としていかがなものでしょうか。見解を求めますhttps://t.co/jmwCo8wn8jhttps://t.co/UA6wOHu4zX pic.twitter.com/BAi9oqXj9P— アンドリュー (@andrew_andyou) October 3, 2018
(北口雅章弁護士のブログより、引用。)
<一部分を抜粋>
●北口雅章 弁護士
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(再掲。毎日新聞)
「同弁護士会(愛知県弁護士会)は19年にブログの内容などを問題視する懲戒請求を受けた」
昨日の当ブログでもふれました。
愛知県弁護士会に対して懲戒の申し立てをおこなったのは、伊藤詩織さんでありません。
海野さん(仮名)という市井(しせい)のかたです。
このたびの愛知県弁護士会の懲戒書を読みますと、このあたりのことが詳述されています。
該当箇所を引用します。
(令和3年3月29日 愛知県弁護士会「懲戒書」より、引用。)
<4~5ページ>
●第5 当委員会での審査手続における対象弁護士の弁明の要旨
(※注 北口雅章弁護士の弁明)
5.被害者側の姿勢
本件懲戒請求者はY氏(※伊藤詩織さん)との関係も明らかでない全くの第三者であり、本件の被害者と目されるY氏(※伊藤詩織さん)が、宥恕している否かは別としても、自ら懲戒申立をしていないという事実は、対象弁護士に対する懲戒処分が相当か否かの判断において充分に斟酌されるべきである。 |
上述のとおり、北口雅章弁護士は、今回の懲戒を申し立てたのは、
「Y氏(※伊藤詩織さん)との関係も明らかでない全くの第三者」
と主張しています。
「全くの第三者」
とは、海野さん(仮名)のことです。
さらに、北口弁護士は、
「Y氏(※伊藤詩織さん)が、宥恕している否かは別としても、自ら懲戒申立をしていないという事実は、対象弁護士に対する懲戒処分が相当か否かの判断において充分に斟酌されるべきである」
とものべています。
この北口弁護士の抗弁に対して、愛知県弁護士会は、つぎのように論じました。
(令和3年3月29日 愛知県弁護士会「懲戒書」より、引用。)
<6~8ページ>
●第7 当委員会の認定した事実及び委員会の判断
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日弁連のホームページのなかに、
「懲戒制度」
というページがあります。
ここには、
「弁護士等に対する懲戒の請求は、事件の依頼者や相手方などの関係者に限らず誰でもでき、その弁護士等の所属弁護士会に請求します(同法58条)」
との記述があります。
非行弁護士に対する懲戒の申し立ては、「関係者に限らず誰でもでき」るということがわかります。
弁護士法の58条も確認します。
(弁護士法)
□58条
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弁護士法にも、
「何人(なんぴと)も、懲戒することを求めることができる」
と書かれています。
そう言われましても、当該事案とまったく関係のない第三者にとりましては、なかなか敷居が高いものがあります。
このたびの愛知県弁護士会の「懲戒書」をもう一度みてみます。
(再掲。愛知県弁護士会「懲戒書」。2021年3月29日)
「懲戒権の行使の要否と当否を判断するための端緒に過ぎず」
懲戒の申し立ては、「端緒に過ぎず」とあります。
端緒とは、手がかりのことです。
弁護士会は、当事者だけではなく、それ以外の多くのひとたちからの
「調査をしてほしい」
との声を待っている、ということがわかります。
(再掲。愛知県弁護士会「懲戒書」。2021年3月29日)
「弁護士としての特定もしくは一定の行為が懲戒相当か否かを判断する際に、何人(なんぴと)が懲戒請求者であるかは斟酌されるべき事情には含まれ得ない」
おかしいと思われる弁護士がいたら、臆することなく弁護士会に情報提供をしたいものです。
情報提供とは、懲戒の申し立てのことです。
弁護士会は、情報提供をうけてはじめて、調査を開始します。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2020年9月29日>
世間に顔だしてないから忘れられがちだけど、 私AV強要の件以来、週刊文春の件以来まだまだずっと戦ってるから。 |
この世には、悪党を擁護する不良弁護士が数多(あまた)、存在します。
そのような弁護士を見かけたときは、弁護士会のほうへ情報を提供しましょう。
弁護士会は、情報を待っています。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
<2018年11月1日>
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
<2018年11月1日>
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
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