先月の参議院で、染矢明日香参考人が、性交不同意罪に言及しました。香西咲さんたちのAV出演強要被害は言うまでもなく、すべての性暴力を犯罪としてほしいものです

先月(2021年2月)の10日、参議院で、国民生活・経済に関する調査会が開催されました。
当会の議題を確認します。

(2021年2月10日 参議院 国民生活・経済に関する調査会「会議録」より、引用。)

2021年2月10日 芝博一 会長(立憲民主党)

それでは、国民生活・経済に関する調査を議題といたします。
本日は、
「誰もが安心できる社会の実現」
のうち、
「困難を抱える人々への対応」
に関し、
「子どもをめぐる課題」
について二人の参考人から御意見をお伺いした上、質疑を行いたいと思います。
まず、御参考人の方を御紹介をさせていただきます。

御出席いただいております参考人は、東京都調布市立飛田給小学校校長山中ともえ参考人でございます。
どうぞよろしくお願いいたします。

及び、特定非営利活動法人ピルコン理事長染矢明日香参考人でございます。
どうぞよろしくお願いいたします。

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本日は、染矢明日香参考人の論説を拝見します。

2021年2月10日 染矢明日香 参考人(特定非営利活動法人ピルコン 理事長)

どうぞよろしくお願いいたします。(資料映写)
NPO法人ピルコンの染矢明日香と申します。
本日は大変貴重な機会をいただき、ありがとうございます。
私は、大学生のときに思い掛けない妊娠と中絶を経験したことをきっかけに、日本の性教育の問題に関心を持ちました。
大学を卒業した後、民間企業の勤務を経て、2013年に性の健康教育の普及啓発を行うNPO法人ピルコンを設立し、現在、年間約1万人の中高生や保護者の方を対象とした性教育講演ですとか、あとはウエブサイトでの情報発信、海外の性教育教材の翻訳等を行っております。
本日は、性被害予防、性教育の必要性ということで、こういった構成で進めていけたらと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
皆様、こちらの数字が意味するものは御存じでしょうか。

13歳になるんですけれども、こちらは日本の刑法で定められた性交同意年齢、つまり性行為の同意能力があるとみなされる年齢になります。

多くの先進国では16歳から18歳に設定されていますが、日本では、こちら、明治時代に制定されたまま変わっていません。

そもそも、この性行為に同意するかどうかという性的同意について学ぶ機会が子供たちにも大人にもありません。

性的同意が取れている状態は、対等な関係性の中で言葉等によって明確に確認されるものです。
沈黙や曖昧な返事は同意ではなく、不平等な力関係によって言わされた同意は真の同意とは言えません。
今まさに日本の刑法の見直しが進んでいますが、
(参考。性犯罪に関する刑事法検討会
<開催状況>
第1回(2020年6月4日)※議事録公開
第2回(2020年6月22日)※議事録公開
第3回(2020年7月9日)※議事録公開
第4回(2020年7月27日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第5回(2020年8月27日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第6回(2020年9月24日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第7回(2020年10月20日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第8回(2020年11月10日)※議事録公開
第9回(2020年12月8日)※議事録公開
第10回(2020年12月25日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第11回(2021年1月28日)※議事録準備中(AV出演強要についても論議)
第12回(2021年2月16日)※議事録準備中
・第13回(2021年3月8日開催予定)
性行為において暴行、脅迫や抵抗できる状態ではなかったことが証明できなければ犯罪と認められていないという課題があります。
13歳の子がレイプをされたとき、殴られたり脅されたり怖くて抵抗できなかったと証明できなければ、性行為に同意したとみなされてしまうのです。

先日、中学校での講演で生徒さんから質問をいただきました。性暴力は性犯罪になりますか。

この質問に対する答えは、同意のない性行為は全て性暴力に当たります。

けれど、日本の刑法では全ての性暴力を性犯罪とすることはできないというふうになります。

このような回答しかできない日本の現状が子供たちに申し訳ないと思います。

性暴力の現状を見ていきますと、無理やり性交等された被害経験を持つ人は約20人に1人の割合で、女性が多い傾向がありますが、男性にも被害者がいます。
性被害に遭った時期を見ていくと20代以下の若年層が多く、また、性被害に遭ったとき、警察、医療機関、支援機関への相談につながるのは僅かです。
相談しないという回答が6割。
相談できた人でも割合が最も多かったのは友人でした。
けれど、若い世代の友人が必ずしも性暴力についての正しい知識を持っているとは限りません。
若い人には限りませんが、周囲の無理解な言動でセカンドレイプ、つまり被害者の心の傷を更に深めてしまうという二次被害で苦しむ人もいます。

SNSを通した子供の性被害は年々増加しています。
こちらも事件化したものの数字なので、暗数を含めると膨大な数になるかと思います。

そして、性被害に遭った子供たち自身が不用意で問題があるのでしょうか。
是非その背景に目を向けていただきたいと思います。

(後略。)

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(再掲。染矢明日香 参考人)
沈黙や曖昧な返事は同意ではなく、不平等な力関係によって言わされた同意は真の同意とは言えません
性行為において暴行、脅迫や抵抗できる状態ではなかったことが証明できなければ犯罪と認められていないという課題があります

上述の性犯罪に関する刑事法検討会では、現在、不同意性交罪の創設についても論議がおこなわれています。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2020年9月29日

世間に顔だしてないから忘れられがちだけど、
私AV強要の件以来、週刊文春の件以来まだまだずっと戦ってるから。

(再掲。染矢明日香 参考人)
日本の刑法では全ての性暴力を性犯罪とすることはできない

昨日のブログでもふれました。
性犯罪に関する刑事法検討会の金杉美和委員は、昨年の検討会でつぎのようにのべています。
不同意性交等罪に類する、より軽い類型のものを、現在の177条(強制性交等罪)、178条(準強制性交等罪)と別に規定をするという方向で、それが可能かどうかという方向で検討するのが適当なのではないかと考えています
不同意性交等罪、もっと軽い類型の中に、被害者の抗拒を著しく困難にさせる程度には至らない程度の暴行・脅迫といったものも含むと

不同意性交罪の新設を期待しています。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
2018年11月1日
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
2018年11月1日
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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