【強姦事件の有罪判決を高裁が破棄差し戻した事件】。先日、地裁はふたたび、有罪を言い渡しました。香西咲さんたち被害者の戦いは、司法にも影響をあたえています

性犯罪者は安穏としていられないようです。
昨今は、1審で無罪となっても、すんなりと逃げ切ることができません。
詳細につきましては、一昨日と昨日の当ブログをご覧ください。

(参考。当ブログ)
2021年1月20日(※一昨日。「4つの無罪判決」について。)
2021年1月21日(※昨日。福岡県の強姦事件について。)

地裁が出した「4つの無罪判決」につきましては、3件が高裁の段階で有罪となりました。
内、1件は、最高裁で有罪が確定しています。

昨日は、福岡県で起きた強姦事件にふれました。
地裁は加害者を無罪としました。
控訴審で高裁は、再審理を命じました。
地裁へ差し戻しました。
最高裁もこれを支持しました。
現在、地裁で裁判のやり直しがおこなわれています。
地裁は今度、どのような判決を出すのでしょうか。
注目があつまります。

有罪破棄し差し戻し

上述のとおり、福岡県の事件では最初、地裁が無罪判決を言い渡しました。
これとは逆の事件があります。
県で発生した強姦事件です。
地裁は加害者に対して有罪の判決を下しました。
被告側は控訴しました。
高裁は、有罪判決を破棄して地裁へ差し戻しました。
10日前(2021年1月15日)のことです。
当該地裁はふたたび、判決を出しました。
FNN(福島テレビ)、毎日新聞、朝日新聞の記事を参照します。

FNN(福島テレビ)
(2021年1月15日 FNN【福島テレビ】「16歳の実の娘に性的な行為 父親に懲役6年の実刑 差し戻し審の判決で<福島県>」より、引用。)

2021年1月15日 FNN(福島テレビ)

(前略。)

判決によると、被告は2018年8月、福島県郡山市の自宅で、当時16歳の実の娘に対して父親の立場に乗じ、性的な行為に及んだ。
一審の福島地裁郡山支部は、懲役6年の判決を言い渡したが、二審の仙台高裁は「審理が不十分」として差し戻しを命じていた。
(2021年)1月15日の判決公判で、福島地方裁判所の柴田雅司裁判長は「一審には検察官の不十分な訴訟活動があった」と指摘しながらも、「被害者の供述は信用性が認められ、極めて卑劣な犯行」と一審と同じ、懲役6年を言い渡した。
判決を受けて福島地検は「被害者には負担をかけて申し訳ない」とコメント。

(後略。)

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つぎは、朝日新聞です。

朝日新聞
(2021年1月17日 朝日新聞「16歳の娘と性交、父親に懲役6年判決 差し戻し審」より、引用。)

2021年1月17日 朝日新聞

(前略。)

行為があったことを示す決め手となる物的証拠はなく、裁判では娘の証言の信用性の有無が焦点となった。
福島地裁郡山支部は19年3月、懲役6年の実刑判決を言い渡したが、仙台高裁の控訴審では、犯行時刻などをめぐる娘の証言が男のスマートフォンの利用履歴などと矛盾しているとして、審理を福島地裁に差し戻していた。
判決は娘の証言が事実と整合しないと認めつつ、その理由は娘が記憶があいまいなまま、証言の重要性を認識せずに供述したためと指摘。「原審を担当した検察官の不十分な訴訟活動」が原因であり、娘が意図的に虚偽の証言をしたわけではないとして、犯行に直接関係する娘の証言の信用性を認めた。

(後略。)

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最後は、毎日新聞です。

毎日新聞
(2021年1月16日 毎日新聞「実の娘に性的暴行 差し戻し審も父に実刑判決 福島地裁」より、引用。)

2021年1月16日 毎日新聞

(前略。)

仙台高裁は同(2019年)12月、娘の証言を巡って審理が尽くされていないとして、地裁に審理を差し戻した。
差し戻し審で、娘は性的暴行を受けた当日、複数の友人に無料通信アプリ「LINE(ライン)」などで相談したことや、その日までに複数回、説教として胸を触られたなどと供述。
性的暴行を受けた時刻の記憶は曖昧だが「お父さんがなかったと言い張れば、なかったことになるのはおかしい」と訴えた。
弁護側は、性的暴行をしたとされる時間帯に、男がスマートフォンでゲームをしていたことなどから、犯行は不可能だとして無罪を主張していた。
判決で柴田裁判長は、娘が複数の友人に事実無根の相談を持ちかけるには無理があるなどとして、娘の供述は信ぴょう性が高いとしたうえで「生活面で被告人に頼らざるを得ない立場にある被害者に対し、説教を口実に及んだ極めて卑劣な犯行」と判断した。

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地裁はふたたび、被告を有罪とました。

(再掲)
差し戻し審で、娘は性的暴行を受けた当日、複数の友人に無料通信アプリ『LINE(ライン)』などで相談した(略)などと供述

弁護側は、性的暴行をしたとされる時間帯に、男がスマートフォンでゲームをしていたことなどから、犯行は不可能だとして無罪を主張

判決で柴田裁判長は、娘が複数の友人に事実無根の相談を持ちかけるには無理があるなどとして、娘の供述は信ぴょう性が高いとした

実の父親に蹂躙された娘さんは、友人たちに自身の被害を相談しました。
その内容がFRIDAYに掲載されています。

(参考)
2020年12月8日 FRIDAY 実父に強制性交された16歳娘の、あまりに悲しいLINEの中身
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(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2020年9月29日

世間に顔だしてないから忘れられがちだけど、
私AV強要の件以来、週刊文春の件以来まだまだずっと戦ってるから。

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裁判官は世論の動向に敏感、と言われています。
性暴力の被害者の方々のうったえが、性犯罪に寛容な日本の裁判に影響をあたえました。
いま、刑法の改正も審議されています。

(参考。性犯罪に関する刑事法検討会
<開催状況>
第1回(2020年6月4日)※議事録公開
第2回(2020年6月22日)※議事録公開
第3回(2020年7月9日)※議事録公開
第4回(2020年7月27日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第5回(2020年8月27日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第6回(2020年9月24日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第7回(2020年10月20日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第8回(2020年11月10日)※議事録公開
第9回(2020年12月8日)※議事録準備中
第10回(2020年12月25日)※議事録準備中(AV出演強要についても論議)
・第11回(2021年1月28日開催予定)

日本が諸外国のようなまともな国になることを期待しています。
日本は諸外国とちがって性犯罪自体がすくない、などという詭弁は通用しません。
性犯罪が表に出てこない。
ただ、それだけのことです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
2018年11月1日
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
2018年11月1日
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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