昨日のブログで、自民党の赤沢りょうせい(赤沢亮正)衆議院議員が今年の元旦に配信したメルマガについてふれました。
(参考。当ブログ)
・2021年1月4日(※昨日)
上述のメルマガのなかで、赤沢議員は、こうのべています。
「2017年末には自民党に「性暴力のない社会の実現を目指す議員連盟」を創設し初代会長に就任しました」
「(その後、上川陽子現法務大臣に第2代会長にご就任頂き赤沢は現在会長代行を務めています。)」
「上川会長のもとで強力に運動を展開した結果、2020年6月に政府が『性犯罪・性暴力対策の強化の方針』を決定し、2020年~2022年の3年間を性犯罪・性暴力対策の集中強化期間とすることになりました」
と。
昨年末(2020年12月24日)、Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)に、上川陽子法務大臣のインタビューが掲載されました。
□2020年12月24日 Forbes JAPAN 上川法務大臣がすべてに答えた。「性犯罪」が直面する本当の問題点
同記事のなかから一部を引用します。
(2020年12月24日 Forbes JAPAN「上川法務大臣がすべてに答えた。「性犯罪」が直面する本当の問題点」より、引用。)
<一部分を抜粋>
●2020年12月24日 Forbes JAPAN
2020年は、性犯罪に関する刑法(以下、性犯罪刑法)改正の「見直しの年」であることをご存知だろうか。 |
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(略)、上川大臣は「犯罪被害者の問題」を政治家としてのライフワークとしている。 |
その後、2014年10月から1年間、17年8月~18年10月に法務大臣に就任。今回は、森まさこ前大臣の引き継ぎを受け、今年(2020年)9月に再任した。 |
過去の法務大臣の変遷を見ても、3度目の就任は珍しい。 |
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実際に、2017年の性犯罪刑法改正後には、自民党議員有志の検討組織として同年12月に「性暴力のない社会の実現を目指す議員連盟(ワンツー議連)」を発足し、上川氏は会長を務めてきた。 |
法務大臣就任前の今年(2020年)6月には、さらに今後3年間を性犯罪・性暴力根絶に向けた「集中強化期間」と位置付け、刑事法の検討や再犯防止、被害者支援、教育・啓発などに取り組む「強化方針」の策定を政府に緊急提言している。 |
(再掲)
「性暴力のない社会の実現を目指す議員連盟」
「集中強化期間」
詳細につきましては、昨日の当ブログをご覧ください。
(参考。当ブログ)
・2021年1月4日(※昨日)
●2020年12月24日 Forbes JAPAN
(上川陽子 法務大臣)
「2017年の刑法改正につきましては、110年ぶりの改正であり、大変意義のある一歩を踏み出したと思っております。制定までの過程の中で、被害者の方たちの声もたくさんございましたので、法制審議会でも検討を加え、刑法改正に至ったのですが、改正に至らなかった点もございます。3年後の検討条項というのは、3年後に始めるのではなく、制定後からこれまでの3年間を大事な時間として、活動を進めてきました」 |
(参考。刑法の一部を改正する法律より。)
●附則第9条
政府は、この法律の施行後3年(2020年)を目途として、性犯罪における被害の実情、この法律による改正後の規定の施行の状況等を勘案し、性犯罪に係る事案の実態に即した対処を行うための施策の在り方について検討を加え、必要があると認めるときは、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする。 |
法務省は、昨年(2020年)の3月31日に、性犯罪に関する刑事法検討会を設立しました。
以来、同検討会において刑法改正の審議が進められています。
開催状況は以下のとおりです。
(参考。性犯罪に関する刑事法検討会)
<開催状況>
・第1回(2020年6月4日)※議事録公開
・第2回(2020年6月22日)※議事録公開
・第3回(2020年7月9日)※議事録公開
・第4回(2020年7月27日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
・第5回(2020年8月27日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
・第6回(2020年9月24日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
・第7回(2020年10月20日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
・第8回(2020年11月10日)※議事録準備中
・第9回(2020年12月8日)※議事録準備中
・第10回(2020年12月25日)※議事録準備中(AV出演強要についても論議)
・第11回(2021年1月28日開催予定)
●2020年12月24日 Forbes JAPAN
(上川陽子 法務大臣)
「私としては被害者の方々のご意見をベースに制度改正も進んできましたが、まだまだ積み残された課題があると受け止めています。被害者の方は年齢や性別を問わず、赤ちゃんから障害のある方も含めて、本当にたくさんの方が声をあげられないこともありますので、検討結果を受けてしっかりとまた対応して参りたいと思っています」 |
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これまで法務省に設置された刑事法の検討会は9回実施しているが、今後について、上川大臣は 「検討会の取りまとめを年度内に行うという形で設定しているわけではありませんが、なるべく迅速に対応していただきたいということでお願いしております。スピード感を持って進められるように私どももバックアップしていきます」 と意気込みを見せた。 |
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「改革」を叫ぶ政治家は多いが、自身でも徹底的に「自分ごと」と捉えて国民にも理解を促しながら地道に進めていく。 |
上川大臣からは、性犯罪刑法改正を含む改革への本気度が伝わってきた。 |
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(再掲。Forbes JAPAN)
「2014年10月から1年間、17年8月~18年10月に法務大臣に就任。今回は、森まさこ前大臣の引き継ぎを受け、今年(2020年)9月に再任した」
上川陽子法務大臣は2018年の通常国会で、以下の答弁をおこないました。
(2018年6月12日 参議院 法務委員会より。)
(※参考。当ブログ)
●2018年6月12日 上川陽子 法務大臣
(AV出演強要は)犯罪である、というふうにも思っているところでもございます。 |
●2018年6月12日 上川陽子 法務大臣
このことにつきまして、法的対策もふくめてしっかりと検討し、そして実現してまいりたいというふうに思っております。 |
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(再掲。Forbes JAPAN)
「これまで法務省に設置された刑事法の検討会は9回実施しているが、今後について、上川大臣は『検討会の取りまとめを年度内に行うという形で設定しているわけではありませんが、なるべく迅速に対応していただきたいということでお願いしております。スピード感を持って進められるように私どももバックアップしていきます』と意気込みを見せた」
性犯罪に関する刑事法検討会は、AV出演強要の処罰についても検討をおこなっています。
(参考。当ブログ)
□性犯罪に関する刑事法検討会に関する当ブログの記事
<AV出演強要に関する議論>
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(再掲。Forbes JAPAN。上川陽子 法務大臣)
「スピード感を持って進められるように私どももバックアップしていきます」
期待しています。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2020年9月29日>
世間に顔だしてないから忘れられがちだけど、 私AV強要の件以来、週刊文春の件以来まだまだずっと戦ってるから。 |
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そう遠くない将来、AV出演強要という未曽有の犯罪に決着がつくような予感がします。
今年は飛躍の年となりそうです。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
<2018年11月1日>
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
<2018年11月1日>
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
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