AV出演強要などの強姦被害に泣き寝入りをしない香西咲さんたちの姿勢が、日本をかえようとしています。伊藤詩織さんへの不当な刑事告発も、検察によって一蹴されました

いまから約1年前(2019年12月18日)のことです。
民事訴訟の第1審で、伊藤詩織さんが勝訴しました。

BBCニュースの記事を引用します。

(2019年12月18日 BBCニュース「伊藤詩織氏が勝訴、強姦めぐる訴訟で元記者に賠償命令」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2019年12月18日 BBCニュース

東京地方裁判所は(2019年12月)18日、ジャーナリストの伊藤詩織氏が、著名なテレビ記者だった山口敬之氏に強姦されたとして損害賠償を求めた訴訟で、山口氏に330万円の支払いを命じた。

伊藤氏は、2015年に意識がない状態で山口氏に強姦されたと訴えていた。

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伊藤氏はその後、慰謝料など1100万円の損害賠償を求め、山口氏に対し民事訴訟を起こした。

山口氏は疑惑を全て否定しており、性行為は同意の上だったと主張している。
山口氏はこの民事訴訟に対し、名誉毀損などを理由に1億3000万円の損害賠償を求め反訴した。

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一方で、山口氏の反訴は棄却された。
これにより山口氏は330万円を支払う義務を負ったが、なお刑事事件の対象にはなっていない。

日本の刑法では、暴力や脅迫があったか、被害者が抵抗不能だったと検察が証明しなければ強姦とは認められない。
そのため、被害者には不公平な重荷が科されている。

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(再掲)
山口氏はこの民事訴訟に対し、名誉毀損などを理由に1億3000万円の損害賠償を求め反訴した

上述のとおり、東京地裁は、山口氏のうったえを一蹴しました。
山口氏のたくらみは、民事面だけでありません。
敗訴判決のあと、山口氏は記者会見でつぎのように語りました。

(2019年12月18日 テレ東NEWS 元TBS記者に賠償命令 山口氏控訴へ 会見ノーカットより。)
※注 リンクが切れています。)
(※音声の文字化は、筆者。)
<1:10:19のあたりから>
2019年12月18日 山口敬之氏

それでわたしは、伊藤さんを虚偽告訴と、それから名誉毀損で、刑事告訴しています
これは、あの、今年して、それは受理されて、いま捜査が進んでいるはずです。
ですから、これもぜひ、フェアに。
伊藤詩織さんは容疑者なんです、いま。

伊藤詩織容疑者、と書いていただきたい。
まあ、記者的に言うとね、逮捕状が執行されて容疑者となるという原稿の書き方もありますが、捜査に着手していれば、これは容疑者ですから。

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(再掲。山口敬之氏。2019年12月18日)
わたしは、伊藤さんを虚偽告訴と、それから名誉毀損で、刑事告訴しています

山口敬之氏は伊藤詩織さんを刑事告訴しました。
先日(2020年12月25日)、結果が出ました。

BuzzFeed Japanと弁護士ドットコムとの記事を参照します。

BuzzFeed Japan

(2020年12月25日 BuzzFeed Japan「『虚偽』と訴えられていた伊藤詩織さん、不起訴。性被害をめぐり、その思いは【独自インタビュー】」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2020年12月25日 BuzzFeed Japan

元TBS記者の山口敬之さんが、虚偽告訴と名誉毀損の疑いでジャーナリストの伊藤詩織さんを刑事告訴したことについて、警視庁の書類送検を受けていた東京地検は12月25日、伊藤さんを不起訴処分とした。
関係者が明らかにした。

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関係者によると、山口さんは2019年4月、警視庁に告訴状を届け、同年5月に受理されたという。
伊藤さんは不起訴という東京地検の判断について、こう語った。
「今回の不起訴はすごく安心しました。けれど、警察側が告訴を受理したら書類送検される点は、形式上、当たり前だとわかっていても、性被害を受けた当事者としてものすごく恐ろしいと思いました。これからアクションを起こす人に、どれくらい影響が出るんだろうと」
刑事訴訟法では、警察は告訴や告発を受けた場合、これに関係する書類などを速やかに検察に送付することが義務づけられている
これがメディアの報道では、一般的に「書類送検」と呼ばれている。
つまり、書類送検は告訴事件で必ず行われる手続きの一つであり、実際に警察が「容疑が固まった」と判断したことを意味するものではない。
そして書類を受け取った東京地検は今回、伊藤さんを起訴しない=刑事裁判にかけない、と判断したということだ。

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弁護士ドットコム

(2020年12月28日 弁護士ドットコム「伊藤詩織さんを不起訴、東京地検 山口敬之さんの刑事告訴受け」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2020年12月28日 弁護士ドットコム

ジャーナリストの伊藤詩織さんが元TBS記者の山口敬之さんから性暴力被害を受けたと訴えた事件をめぐり、山口さんから虚偽告訴と名誉毀損の疑いで刑事告訴されていた伊藤さんについて、東京地検は12月25日、不起訴処分とした。

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これを受け、警視庁は2020年9月28日、伊藤さんを書類送検した。
刑事訴訟法において警察は、原則として捜査した事件はすべて送致(送検)し(246条本文)、告訴事件については「速やかにこれに関する書類及び証拠物を検察官に送付しなければならない」(242条)とされている。

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伊藤詩織さんは現在、杉田水脈衆議院議員をうったえています。

こちらの裁判の行方も気になります。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2020年9月29日

世間に顔だしてないから忘れられがちだけど、
私AV強要の件以来、週刊文春の件以来まだまだずっと戦ってるから。

中国の「老子」という書物の第73章のなかに、
「天網恢恢、疎而不失」
(天網恢恢(かいかい)疎(そ)にして漏らさず」
というくだりがあります。
どのような意味なのでしょうか。
広辞苑には、
「天の網は広大で目があらいようだが、悪人は漏らさずこれを捕える。悪い事をすれば必ず天罰が下る」
と書かれています。
日本の「天の網」の目は、かなり粗いです。

現在、刑法の改正が審議されています。

(参考。性犯罪に関する刑事法検討会
<開催状況>
第1回(2020年6月4日)※議事録公開
第2回(2020年6月22日)※議事録公開
第3回(2020年7月9日)※議事録公開
第4回(2020年7月27日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第5回(2020年8月27日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第6回(2020年9月24日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第7回(2020年10月20日)※議事録公開(AV出演強要についても論議)
第8回(2020年11月10日)※議事録準備中
第9回(2020年12月8日)※議事録準備中
第10回(2020年12月25日)※議事録準備中(AV出演強要についても論議)
・第11回(2021年1月28日開催予定)

来年こそは性犯罪者を野放しにしない日本になってほしいものです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
2018年11月1日
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
2018年11月1日
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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