今月(2020年12月)の5日、NHKは、
「コロナ危機 女性にいま何が」
という番組を放映しました。
(参考。YouTube)
□コロナ危機 女性にいま何が
12日前(2020年12月17日)のことです。
塩村あやか参議院議員が国会で、この番組を取り上げました。
会議録を参照します。
(2020年12月17日 参議院 内閣委員会「会議録」より、引用。)
●2020年12月17日 塩村あやか 参議院議員(立憲民主党)
続きまして、女性の自殺の問題についてお伺いをいたします。 先ほど来(らい)から出ておりますが、10月、女性の自殺が8割も増えてしまいました。 菅総理が11月30日の参議院本会議で、女性の自殺の原因については健康問題と家庭問題だと言いました。 議場からはそうじゃないだろうという声も多数飛んでいたので、覚えていらっしゃる方も多いかと思います。 (略。) 私、これまで内閣委員会で女性の問題について取り上げてきました。 |
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(再掲。塩村あやか 議員)
「私、これまで内閣委員会で女性の問題について取り上げてきました。自殺とかアルバイトがなくなった学生のことも取り上げてきました。アダルト行為も含むチャットレディーというものを春からやらざるを得ない女性が増えていることもお伝えさせていただきました」
そのとき(2020年6月4日)の質疑をみてみます。
(2020年6月4日 参議院 内閣委員会「会議録」より、引用。)
●2020年6月4日 塩村あやか 参議院議員(立憲民主党)
(前略。) 困窮をした学生の記事です。 コロナウイルス感染症の拡大で飲食や、営業自粛、接客業で営業自粛でアルバイトができなくなった学生が、やむを得ずチャットレディーをしているという記事なんです。 チャットレディーとは、オンライン上で男性のお客様とやり取りをするというような形で、まあちょっとテレクラとは違うんですけれども、いろんな会話を楽しむみたいなところがあるのがチャットレディーのお仕事でございます。 読んでいただくと分かるんですけれども、この学生は、朝はコンビニ、夜はラウンジで働いていました。 コロナの影響でラウンジが2月から休業になりました。 働き手がコンビニ、朝のコンビニで働いていたんですけれども、流れてきて、月2万円にしかバイト代がなりませんでした。 仕方がなくチャットレディーになりました。 もう本当に彼女も大変な思いをしたという話をしてくださいました。 私が相談を受けた例でいえば、彼女だけではなくて、話を聞いてみれば、バイトの減収でチャットレディーになったという学生がたくさんいて、業界には苦境にあえぐ若い女の子がたくさんいたという話も私は聞きました。 とある芸能人が、風俗系にはかわいい女の子がコロナで流れてくるみたいな話があって炎上しましたけれども、
まあ一致をしてくるんじゃないかなというふうに私は思っています。 |
●2020年6月4日 亀岡偉民 文部科学副大臣
まさに今、塩村委員の言われたとおり、もしこんなことがあったら、もうあってはならないことだと我々も考えておりまして、それに対する支援策はしっかり取ってきたつもりであります。 |
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ふたたび12日前(2020年12月17日)の質疑にもどります。
●2020年12月17日 塩村あやか 参議院議員(立憲民主党)
今、NHKで注目をされている特集があります。それは、「コロナ危機 女性にいま何が」という特集なんですね。
私が警鐘を鳴らし続けてきたことが本当に社会問題となってきています。 夜のハローワーク、聞いたことあるでしょうか。 そのときに、赤ちゃんを抱えながら女性がインタビューに答えていました。 さらに、パパ活って御存じでしょうか。 資料7を御覧ください。 コメントもありました。 私も学生の声聞かせていただきました。 これ、いつの間にこんなことに日本ってなっているんでしょうか。 これだと自殺がやっぱり増えるはずなんですよね、女性の。 休業支援金を含めて、制度はあっても申請できない、不十分な制度がたくさんあったと支援団体の方もおっしゃっています。 西村大臣にお願いをしたいと思います。 |
●2020年12月17日 西村康稔 経済再生担当大臣
御指摘のように、このコロナの危機で各国の弱いところが浮き彫りになってきております。
日本の場合でいえば、今御指摘のあった雇用面、特に女性、非正規の方、そしてフリーランスの方、こういった方にどうしてもしわ寄せが行ってしまっております。 4月に、資料にもございましたが、94万人が非労働力化した。 その後、かなり雇用も戻ってきておりますけれども、依然としてまだコロナ前の状況には戻っておりませんので、こうした方々に対する支援ですね、まさに寄り添った支援、政策が必要であるというふうに認識をしております。 その上で、今回の経済対策でも、雇用と生活をしっかり守るということで、例えば低所得の一人親世帯、方への臨時給付金を年内にも行うということで今進めておりますし、緊急小口も来年3月末まで延ばす、あるいは住居確保の給付金、これも最長12か月まで延長するということで経済的にも支援を強めていくということであります。 他方、自殺される方が多いということで、本当に大変残念なことでありますし、心を痛めております。 様々課題があるかないか、しっかりと把握をして、そして改善が必要な点については関係省庁に働きかけていきたいというふうに考えております。 |
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(再掲。2020年6月4日 塩村あやか議員)
「バイトの減収でチャットレディーになったという学生がたくさんいて、業界には苦境にあえぐ若い女の子がたくさんいたという話も私は聞きました」
(再掲。2020年6月4日 亀岡偉民 文部科学副大臣)
「もしこんなことがあったら、もうあってはならないことだ」
(再掲。2020年12月17日 塩村あやか議員)
「セーフティーネットが風俗とか、それでいいんでしょうか」
AV女優は女性貧困のセーフティネットには、ほとんどなっていません。その部分でフォローはできない。
— 中村淳彦(YouTubeはじめました!) (@atu_nakamura) June 3, 2017
そう言えば以前、アケミンというかたが、
「AV女優は今でも借金で苦しむ女性のセーフティネット」
と言っていました。
(再掲。2020年6月4日 亀岡偉民 文部科学副大臣)
「もしこんなことがあったら、もうあってはならないことだ」
コロナ禍は、世のなかの仕組みや、人々の価値観をかえています。
コロナの件とは別に、AV出演強要につきましては、刑法の改正が控えています。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。 全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。 |
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コロナ禍がおわったあとの日本がまともな国になっていることを切望します。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
<2018年11月1日>
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
<2018年11月1日>
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
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