香西咲さんはいまもかわらずに戦っています。AV出演強要については、最低限、同意のない撮影を処罰する規定が新設されそうな勢いです

法務省は、今年の3月31日に、刑法の改正を審議するための検討会を設置しました。

(参考。報道)
時事通信(2020年3月31日)

(参考。設置した検討会)
性犯罪に関する刑事法検討会
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性犯罪に関する刑事法検討会開催の趣旨は以下のとおりです。

性犯罪に関する刑事法検討会

「平成29年(2017年)刑法一部改正法附則9条に基づき」

(参考。刑法の一部を改正する法律附則第9条
<2017年7月13日施行>

政府は、この法律の施行後3年を目途として、性犯罪における被害の実情、この法律による改正後の規定の施行の状況等を勘案し、性犯罪に係る事案の実態に即した対処を行うための施策の在り方について検討を加え、必要があると認めるときは、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする。
「法務省として、性犯罪に係る事案の実態に即した対処を行うための刑事法に関する施策の在り方について検討を行うため」
「法務大臣の指示に基づき、被害者心理・被害者支援等関係者、刑事法研究者、実務家を構成員とする検討会を開催し」
「法改正の要否・当否について、幅広く意見を伺って論点を抽出・整理し、議論を行う」

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性犯罪に関する刑事法検討会はこれまで、8回開催されています。

法務省 性犯罪に関する刑事法検討会
<開催状況>
第1回(2020年6月4日)※議事録公開
第2回(2020年6月22日)※議事録公開
第3回(2020年7月9日)※議事録公開
第4回(2020年7月27日)※議事録公開
第5回(2020年8月27日)※議事録公開
第6回(2020年9月24日)※議事録公開
第7回(2020年10月20日)※議事録準備中
第8回(2020年11月10日)※議事録準備中

次回(第9回)の検討会は、2020年12月8日(火)に予定されています。
性犯罪に関する刑事法検討会では、AV出演強要に対する処罰も論議されています。

(参考。当ブログ)
2020年11月19日

上述のとおり、性犯罪に関する刑事法検討会の議事録は、第6回までの分が公開されています。
議事録をご覧になればわかります。
どの課題についても、委員の意見が対立しています。
いまのところ、ひとつの方向にまとまる、という状況にはありません。

例外もあります。
そのひとつが、AV出演強要問題です。
この事案については、法規制を否定する意見がみられません。
現在の流れのままで推移しますと、AV出演強要に関するなんらかの規定がつくられる予感がします。

AV出演強要の処罰に関しては、現在のところ、おおきくわけて2つの意見があります。
順にみていきます。

(2020年9月24日 第6回性犯罪に関する刑事法検討会「議事録」より、引用。)

強制性交等罪(強姦罪)や準強制性交等罪(準強姦罪)を適用する

2020年9月24日 橋爪隆 委員(東京大学教授)

しかし、アダルトビデオの出演強要につきましては、性的行為と撮影行為が密接不可分な関係にあることから、性行為については同意があるけれども、撮影に限って同意がないというケースはほとんど考え難いような気がしまして、むしろ、性行為自体についても同意の有無について疑問が生ずる事件が含まれているように思われます。
そのような事例につきましては、むしろ、強制性交等罪(強姦罪)や準強制性交等罪(準強姦罪)の適用についても問題にする余地があると思います。

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2020年9月24日 川出敏裕 委員(東京大学教授)

それから第3は、アダルトビデオの出演強要のような事案で、欺罔や威迫によって、性的な姿態を撮影することに同意させられるという類型になります。
この類型につきましては、先ほど橋爪委員から御指摘があったように、欺罔や威迫による性行為等についても広く強制性交等罪等が成立するという規定を設ければ、第2の類型(犯人が自ら強制性交等罪等の犯行状況を撮影する類型)として処理することが可能なのです(略)。

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AV出演強要による撮影や流通を処罰する

2020年9月24日 上谷さくら 委員(弁護士)

(略)平成29年3月筆者注 「2月」の誤り男女共同参画会議の資料も提出しているのですけれども、アダルトビデオ出演強要問題のところでも意に反する契約を結ばされて、同意なき撮影がされてビデオが売られるという問題も生じています。

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画像を流出させる行為というのは、場合によっては盗撮そのものよりも悪質で、被害者の被害回復を妨げる大きな要因になっていることは明らかであるので、このような行為についても是非とも法律で規制していただきたいと思っています。

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2020年9月24日 齋藤梓 委員(臨床心理士)

例えば、町中で声をかけられてアルバイトに行って、最初は普通に撮影したけれども、年上の男性たちに囲まれて下着を見せてと言われて、結果的に脅されてアダルトビデオの撮影をされるというようなこともあります。

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(略)いずれにしても同意なく性的姿態を撮影されるということ自体が、被害者の尊厳を侵害すると、被害者心理の専門の立場からは考えています。

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2020年9月24日 川出敏裕 委員(東京大学教授)

一定の盗撮行為を処罰の対象とすべきだということについては、ほぼ異論のないところだと思います。

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(略)性行為等については、そこ(強制性交等罪等)までカバーする処罰規定を設けない場合には、撮影について同意に瑕疵があるということで、同意のない撮影として処罰の対象にすること考えられるのではないかと思います。
また、この類型は、第2の類型(犯人が自ら強制性交等罪等の犯行状況を撮影する類型)とは違って、性行為等を行う者と撮影する者が別で、撮影者の主目的は撮影自体にありますので、第2の類型(犯人が自ら強制性交等罪等の犯行状況を撮影する類型)とは別個の類型として考えた方が実態に合うようにも思います。

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川出敏裕委員(東京大学教授)は、
一定の盗撮行為を処罰の対象とすべきだということについては、ほぼ異論のないところだと思います
とのべました。

AV出演強要については、最低限、同意のない撮影を処罰する規定が新設されそうな勢いです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2020年9月29日

世間に顔だしてないから忘れられがちだけど、
私AV強要の件以来、週刊文春の件以来まだまだずっと戦ってるから。

政府はこれまでAV出演強要問題に取り組んできました。
現況は、
「大山鳴動して鼠一匹」
といったところでしょうか。
いまのところおおきな結果を出していません。
刑法を改正して悪党を根刮(ねこそ)ぎ引っ捕えてほしいものです。
捕獲のさいには、強制性交等罪(強姦罪)や準強制性交等罪(準強姦罪)が適用されることを切望します。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
2018年11月1日
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
2018年11月1日
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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