法務省は、今年の3月31日に、刑法の改正を審議するための検討会を設置しました。
(参考。報道)
□時事通信(2020年3月31日)
(参考。設置した検討会)
□性犯罪に関する刑事法検討会
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性犯罪に関する刑事法検討会の開催の趣旨は以下のとおりです。
●性犯罪に関する刑事法検討会
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性犯罪に関する刑事法検討会はこれまで、8回開催されています。
□法務省 性犯罪に関する刑事法検討会
<開催状況>
・第1回(2020年6月4日)※議事録公開
・第2回(2020年6月22日)※議事録公開
・第3回(2020年7月9日)※議事録公開
・第4回(2020年7月27日)※議事録公開
・第5回(2020年8月27日)※議事録公開
・第6回(2020年9月24日)※議事録公開
・第7回(2020年10月20日)※議事録準備中
・第8回(2020年11月10日)※議事録準備中
次回(第9回)の検討会は、2020年12月8日(火)に予定されています。
性犯罪に関する刑事法検討会では、AV出演強要に対する処罰も論議されています。
(参考。当ブログ)
・2020年11月19日
上述のとおり、性犯罪に関する刑事法検討会の議事録は、第6回までの分が公開されています。
議事録をご覧になればわかります。
どの課題についても、委員の意見が対立しています。
いまのところ、ひとつの方向にまとまる、という状況にはありません。
例外もあります。
そのひとつが、AV出演強要問題です。
この事案については、法規制を否定する意見がみられません。
現在の流れのままで推移しますと、AV出演強要に関するなんらかの規定がつくられる予感がします。
AV出演強要の処罰に関しては、現在のところ、おおきくわけて2つの意見があります。
順にみていきます。
(2020年9月24日 第6回性犯罪に関する刑事法検討会「議事録」より、引用。)
強制性交等罪(強姦罪)や準強制性交等罪(準強姦罪)を適用する
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AV出演強要による撮影や流通を処罰する
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川出敏裕委員(東京大学教授)は、
「一定の盗撮行為を処罰の対象とすべきだということについては、ほぼ異論のないところだと思います」
とのべました。
AV出演強要については、最低限、同意のない撮影を処罰する規定が新設されそうな勢いです。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2020年9月29日>
世間に顔だしてないから忘れられがちだけど、 私AV強要の件以来、週刊文春の件以来まだまだずっと戦ってるから。 |
政府はこれまでAV出演強要問題に取り組んできました。
現況は、
「大山鳴動して鼠一匹」
といったところでしょうか。
いまのところおおきな結果を出していません。
刑法を改正して悪党を根刮(ねこそ)ぎ引っ捕えてほしいものです。
捕獲のさいには、強制性交等罪(強姦罪)や準強制性交等罪(準強姦罪)が適用されることを切望します。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
<2018年11月1日>
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
<2018年11月1日>
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
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