2年前(2018年)の3月26日のことです。
テレビで、
「AV出演強要巡り100人超検挙 警察庁が初の統計」
というニュースが放映されました。
(参考)
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報道の内容をふりかえってみます。
(※参考。ニコニコ動画)
(※音声の文字化は、筆者。)
●2018年3月26日 テレ朝news
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上述のニュースが流れた日(2018年3月26日)、政府は、第4回いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等に関する関係府省対策会議を開催しました。
同会議における警察庁の生活安全局長の発言をみてみます。
議事録を引用します。
(2018年3月26日 第4回いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等に関する関係府省対策会議「議事録」より、引用。)
<2ページ>
●2018年3月26日 警察庁 生活安全局長
「取締りに関しては、モデル募集を装ったサイトに応募した女性にアダルトビデオ出演を強要したDVD製造販売者を強要罪等で検挙するとともに、街頭でのスカウト行為の取締りを実施した」 |
(再掲。テレ朝news)
「警察庁がはじめてまとめた統計によりますと、去年(2017年)4月から年末までに、アダルトビデオへの出演の強要に関連して、スカウトマンや製作会社の108人が検挙されました」
「警察庁がはじめてまとめた統計」
警察庁は一昨年(2018年)、前の年(2017年)に検挙したAV業界人の人数を公表しました。
昨年(2019年)と今年(2020年)も、前年の捕獲人数をあきらかにしています。
それぞれの詳細は以下のとおりです。
AVスカウトの検挙状況
2017年4月~2017年12月
(2018年3月26日 第4回関係府省対策会議 「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」フォローアップ(全体版)より、引用。)
●2017年4月~2017年12月
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↓
2018年1月~2018年12月
(2019年春 第5回関係府省対策会議 「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」平成30年度フォローアップ実施結果【全体版】より、引用。)
●2018年1月~2018年12月
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↓
2019年1月~2019年12月
(「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」令和元年度フォローアップ実施結果【全体版】より、引用。)
●2019年1月~2019年12月
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毎年、夥しい数のAV業界人がしょっぴかれているということがわかります。
5日前と4日前の法テラスのツイートを参照します。
【11月25日~12月1日は 犯罪被害者週間です!】モデルやアイドルのスカウト、高収入アルバイトへの応募をきっかけに若い女性が性的な被害を受ける問題が発生しています。#法テラス・サポートダイヤル (0570-078374)では #各種法制度 や #相談窓口 の情報を提供しています。#AV出演強要 #JKビジネス
— 法テラス(広報) (@houterasu_4_10) November 25, 2020
【#AV出演強要 】街で #アイドル にならないかと勧誘され、その場で書面に #サイン をしてしまった…。AV出演があることを知らなかったのに…。#契約 してしまったから仕方ないの?
知っていますか?AV出演強要問題
(内閣府HP)https://t.co/DWxZok9SCA— 法テラス(広報) (@houterasu_4_10) November 26, 2020
(再掲。法テラス。2020年11月25日)
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(再掲。法テラス。2020年11月25日)
「モデルやアイドルのスカウト、高収入アルバイトへの応募をきっかけに若い女性が性的な被害を受ける問題が発生しています」
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2018年3月27日>
報告ありがとうございます。 |
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現在、刑法の改正が審議されています。
□2020年9月24日 第6回性犯罪に関する刑事法検討会
(参考。当ブログ)
・2020年11月19日
「雲外に蒼天あり」
ということばがあります。
雲の外には青い空がひろがっています。
そう遠くない将来、AV業界人に鉄槌を下す法律ができる予感がします。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
<2018年11月1日>
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
<2018年11月1日>
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
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