「セクシュアルハラスメントは、重大な人権侵害である」(その3)と、山﨑文夫教授の論説。香西咲さんたち女性の敵はAV業界人だけでありません。セクハラ精神科医もいます

昨日のブログで、山﨑文夫教授の論説にふれました。
もう一度、引きます。

(第98回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)

<21ページ>
2019年1月21日 山﨑文夫 参考人(平成国際大学教授)

(略)福岡セクシュアル・ハラスメント事件判決から約30年たちますけれども、数百件の民事判例が出ておりますので、大体こういうことをすれば損害賠償は幾らぐらいということがわかってきまして、しかも、最近は治療費や休業補償、精神的なショックに対する慰謝料は高額化しておりますから、かなり判例としては整ってきているのです。

このあと山﨑文夫教授は、つぎのようにつづけました。

2019年1月21日 山﨑文夫 参考人(平成国際大学教授)

ただ、それは一般の人はなかなか理解しませんね。

セクハラをおこなう輩(やから)は、
こういうことをすれば損害賠償は幾らぐらい
慰謝料は高額化
ということがわかっていないようです。
愚かなやつらです。

山﨑文夫教授は、上述の会議とは別に、2018年7月27日の第94回女性に対する暴力に関する専門調査会でも意見をのべています。
議事録を参照します。

(2018年年7月27日 第94回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)

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2018年年7月27日 山﨑文夫 参考人(平成国際大学教授)

私は、2005年に、セクシュアル・ハラスメントの法理、フランス・イギリス・アメリカ・日本の比較法的検討という博士論文によりまして、明治大学より博士(法学)の学位を授与されております。
その縁で、今回、ここへお招きいただいたと思っております。

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2018年年7月27日 山﨑文夫 参考人(平成国際大学教授)

(略)我が国でも、2017年刑法典改正により、強姦罪は強制性交等罪として男女共通の犯罪となり、その人的対象は拡大いたしました。
しかし、強制わいせつ罪を含めて、暴行・脅迫要件は見直されておりません。
この法律の附則には、3年後見直し規定が盛り込まれており、まず、その見直しの際に暴行・脅迫要件の緩和が望まれます

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2018年年7月27日 阿部 裕子 委員(特定非営利活動法人かながわ女のスペースみずら理事)

いろいろありがとうございました。
端的に教えていただきたいのですけれども、ILOがセクシュアル・ハラスメントについてきちんと定義を設けるべきと言いながら、日本は規制のない国と位置づけられていると新聞報道などにありますけれども、今回、先生のこの講義からいいますと、日本が、ある意味で、きちんと規制のある国と変わっていくためには、具体的にどのような点を変えていけばいいのでしょうか。教えていただければ。

2018年年7月27日 山﨑文夫 参考人(平成国際大学教授)

セクハラの定義は、法律によってさまざまなのです。
刑法上の定義、差別禁止法上の定義、民法等で決める場合も別々なのですね。
法律的な定義を1つで全部こなそうというのはなかなか難しいものであります。
1つの概念で処理している国はないのです。
だから、個別法といいましょうか、刑法改正のときは刑法上の定義をつくります。
男女雇用機会均等法改正のときは男女雇用機会均等法の目的に照らして定義をつくるとか、そういうことをやっていかないと、余りにも抽象的な定義が当然にあると考えると、なかなか難しいのです。
先ほど阿部さんが述べましたように、ILOがずっと定義を持たないというのは、国によって考えがさまざまで、法律によって違いますから、ILOとしてはどうしようもなかったということであると思います。

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2018年年7月27日 辻村みよ子 会長(明治大学法科大学院教授)

具体的には、反復性とか、侵害行為とか、そういったことについて、ある程度限定していくということは、フランスの場合はそうですけれども、日本の場合も入るのですか。

2018年年7月27日 山﨑文夫 参考人(平成国際大学教授)

はい。その前に、フランスのように、強制性交等罪とか、強制わいせつ罪の要件を緩和して、一般国民の理解を得た上でないと、セクハラ罪をつくりましても強制わいせつ罪との溝ができてしまうのですね。
だから、ある程度、強制わいせつ罪の範囲を広くした上で、その外縁を埋めるものとして考えていきませんと。

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上述は、いまから2年以上も前の論議です。
とりあえず現在は、
セクシュアルハラスメントは、重大な人権侵害である
というところまできました。

(2020年10月8日 第7回第5次基本計画策定専門調査会「第5次男女共同参画基本計画の策定に当たっての基本的な考え方(案)【見え消し】」より、引用。)

2020年10月8日 第5次男女共同参画基本計画の策定に当たっての基本的な考え方(案)【見え消し】

6 セクシュアルハラスメント防止対策の推進

(1)施策の基本的方向

セクシュアルハラスメントは、重大な人権侵害である

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2020年9月29日

世間に顔だしてないから忘れられがちだけど、
私AV強要の件以来、週刊文春の件以来まだまだずっと戦ってるから。

今後、セクハラに対する風当たりは、ますますきびしいものになっていくことでしょう。
セクハラ精神科医にとっては住みにくい世の中となりそうです。
セクハラに対する刑事罰の新設も期待しております。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
2018年11月1日
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
2018年11月1日
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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