AV出演強要やJKビジネスに対する4月の被害防止月間は、進化しています(その3)。香西咲さんたちのAV被害のほかに、精神科医のセクハラ問題も加えてほしいものです

先日のブログで、AV出演強要に対する4月の被害防止月間にふれました。
同月間は、2017年からはじまりました。
開始の翌年(2018年)、このとりくみに難癖をつけたのが杉田水脈衆議院議員です。

(参考。当ブログ)
2020年10月26日(※その1)
2020年10月27日(※その2)

もう一度、杉田議員の発言をふりかえってみます。

2018年3月9日 衆議院 内閣委員会

(2018年3月9日 衆議院 内閣委員会より。)
(※全文につきましては、2018年3月10日の当ブログをご覧ください。)
音声の文字化は、筆者。)
<一部分を抜粋>
2018年3月9日 杉田水脈 衆議院議員

いま、AVの強要の防止ということで、そういう活動をしている団体だと認識をしていた、ということなんですけれども、それ以前にこの団体は、こういった日本軍がまあ、慰安婦というのは性奴隷であった、とかいったことを国連などを通じて、世界にそういったことを捏造、ばらまくっていうことをすごく熱心にやっている団体がこのヒューマンライツ・ナウなんですね。
それで、ここからはですね、このAV出演強要防止、それからJKビジネス防止の質問にうつっていきたいというふうに思っているんですけれども、これ、今年から内閣府で予算がついて、たしか400万だったかと思いますけれども、予算がついて、毎年4月をですね、このAV強要、そしてJKビジネス防止月間というかたちでしていくということなんですけれども、これいろいろ内閣府のほうからわたしも資料をいただいてみさせていただいたんですけれども、まずはですね、この「AVのアダルトビデオへの出演強要とは」ということで、概要のところをみますとですね、前提条件になっているのが、国際人権NGOである認定特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウが発表した報告書となっているんです。

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2018年3月9日 杉田水脈 衆議院議員

で、要するにですね、AV女優っていう現在の性奴隷が日本にもいる、と。
だから、70年前の日本が性奴隷をもっていてもおかしくないんだ、っていうことが書かれているところなんですが、こういうことが全部つかめているんですね。
先ほども言いました。
ほとんどAV強要っていうのは、件数がきっちりと警察が関与している件数っていうのはほとんどないんですが、これ、政府がお金をつかって防止月間ってやるメリットって何があるんでしょうか。

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2018年3月9日 杉田水脈 衆議院議員

わたしも女の子をもつ母親として、こういうJKビジネスとかAVの出演強要とかはあってはならないと思っていますが、あまりにもこれ、件数がすくないのに対して、政府が挙げて、予算をつけて、こういうことをやるっていうこと。
メリットとデメリットを考えたときに、先ほども言ったように、こういうふうな日本を貶めるプロパガンダに使おうとするひとたちがあきらかにいて、そのひとたちの言うことを聞いて、これ書いていますよね。

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2018年3月9日 杉田水脈 衆議院議員

要するに、こういうひとたちの意見を聞いてこの月間をつくった、ということですよね。
なので、やはりですねこれをやるより、やるメリットというのは一定あるのかもしれませんけれども、デメリットのほうがこれ絶対におおきくないですか。
日本政府がお墨付きをあたえて、AV女優の強要とかJKビジネスとか、こんなに日本で問題になっているから、だから防止月間をやらないといけないからということがこれ海外に。
だから日本はむかし、慰安婦という性奴隷をもっていたんだと言われても、これおかしくない。
まさしくその意図をもってその団体はこういうふうなことをやっていっているんですけれど。
これ、わたしはぜったいに、やめるべきだというふうに思っております。
デメリットがあまりにもおおきいと思っておりますが、このようなことに対してどのように今後、されていくのかということについて、これは大臣にうかがいたいと思います。

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唖然となります。
国会議員が国会でこのような陰謀論を口にするとは。
正気の沙汰とは思えません。
この翌年(2019年)のことです。
立憲民主党の大河原雅子議員は、杉田水脈議員の発言を指弾しました。

2019年3月9日 衆議院 内閣委員会

(2019年4月17日 衆議院 内閣委員会より。)
(※全文につきましては、2019年4月30日の当ブログをご覧ください。)
音声の文字化は、筆者。)
<一部分を抜粋>
2019年4月17日 大河原雅子 衆議院議員

さて、まあ、この問題(AV出演強要問題)ですけれども、昨年、2018年3月9日の衆議院内閣委員会におきまして、自由民主党、杉田水脈衆議院議員がAV出演強要被害に関連した質疑をおこなっておられます。

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で、まあ、杉田議員がヒューマンライツ・ナウについて、
日本を貶(おと)めるプロパガンダに使おうとするひとたち
とのべられたわけで、さらに、
日本軍が慰安婦というは性奴隷であったとかいったことを国連などを通じて、世界に捏造、ばらまくことをすごく熱心にやっている団体がこのヒューマンライツ・ナウなんですね
と発言しているんです。

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まあ、あの、杉田議員はこの団体(ヒューマンライツ・ナウ)に対して、まあ、捏造をばらまく団体、というふうにレッテル貼りをされたわけです。
国会という場において、なんの証拠にももとづかず、いち民間団体を名指ししてレッテル貼りをする。
この攻撃がはたしてゆるされるものでしょうか。
これは、誹謗中傷にほかならない、とわたしは感じます。

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杉田議員は、ヒューマンライツ・ナウの調査報告にもとづいて、まあ、政府がAV出演被害に対する対策をおこなうのは問題である、とこういうふうにも言っているわけで、日本を貶めるプロパガンダ活動のためにAV出演強要問題を利用している、等と主張しているわけですけれども、アダルトビデオ出演強要被害というのは現在、日本の若年女性のあいだに被害が広がっておりまして、深刻な、まあ、人権侵害。
これは先ほど大臣もおっしゃいました。
えー、政府もとりくみを進めているわけです。
こうした被害をなくすために活動する民間団体の活動というのは、従軍慰安婦問題とはなんら関係がございません。

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(再掲。杉田水脈 衆議院議員)
今年から内閣府で予算がついて、たしか400万だったかと思いますけれども、予算がついて、毎年4月をですね、このAV強要、そしてJKビジネス防止月間というかたちでしていくということなんですけれども
これ、政府がお金をつかって防止月間ってやるメリットって何があるんでしょうか
要するに、こういうひとたち(ヒューマンライツ・ナウ)の意見を聞いてこの月間をつくった、ということですよね
日本政府がお墨付きをあたえて、AV女優の強要とかJKビジネスとか、こんなに日本で問題になっているから、だから防止月間をやらないといけないからということがこれ海外に
だから日本はむかし、慰安婦という性奴隷をもっていたんだと言われても、これおかしくない
これ、わたしはぜったいに、やめるべきだというふうに思っております

杉田議員がこのように発言した翌年(2019年)、政府は、AV出演強要に関する広告費だけで1億円を支出しました。

(参考。当ブログ)
2020年10月26日

今年(2020年)の6月8日のことです。
自民党の司法制度調査会の上川陽子会長(現・法務大臣)は、菅義偉官房長官に対して、性犯罪対策の強化を求める提言書を提出しました。

2020年6月8日

提言のなかで、同調査会は、4月の被害防止月間のさらなる拡充をもとめました。
内容は以下のとおりです。

(2020年6月5日【決議】 自民党 司法制度調査会「性犯罪・性暴力対策の抜本的強化を求める緊急提言」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2020年6月5日(決議) 自民党 性犯罪・性暴力対策の抜本的強化を求める緊急提言

「相手への同意のない性行為はしてはならない」という社会の意識を醸成するとともに、AV強要等の問題にも対応するため、「女性に対する暴力をなくす運動」期間や入学・進学時期である毎年4月など、機会を捉え、広報啓発活動を徹底的に強化すること。

政府はこの要望に応えました。
早々に「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」を決定しました。

2020年6月11日

(2020年6月11日 性犯罪・性暴力対策強化のための関係府省会議「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2020年6月11日 性犯罪・性暴力対策の強化の方針

(社会全体への啓発) 【内閣府・警察庁・文部科学省・関係省庁】

「相手の同意のない性的行為をしてはならない」「性暴力はあってはならないものであり、悪いのは加害者である」という社会の意識を醸成することが大切であり、3年間の「集中強化期間」において、広報啓発活動を徹底的に強化する。

・令和2年11月の「女性に対する暴力をなくす運動」(11/12-11/25)において、「性暴力」をテーマとして、全国的な広報・啓発活動を強化する。

・毎年入学・進学時期である4月に実施している「AV出演強要・『JKビジネス』等被害防止月間」について、若年層の性被害に関するより広い問題を広報啓発するのに適した時期であることから、令和3年4月から、若年層の性暴力被害予防のための月間とすることとし、性暴力の加害者、被害者、傍観者にならないことの啓発を徹底する。
具体的には、AV出演の強要やJKビジネスなどの問題の更なる啓発に加え、レイプドラッグの問題や相手の酩酊状態に乗じた性的行為の問題、セクシュアルハラスメント、痴漢など、若年層の様々な性暴力の予防啓発や性暴力被害に関する相談先の周知、周りからの声掛けの必要性などの啓発を行う。
さらに、大学等において、入学後のオリエンテーション等の機会に、相手の同意のない性的行為をしてはならないことや性暴力被害時の対応などに関する啓発の強化を促進する。

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杉田水脈衆議院議員は2年前に、4月の被害防止月間をなくせ、と政府に難癖を付けました。
杉田議員の発言は一笑に付されたようです。
4月の被害防止月間は、さらに拡充されることとなりました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2020年9月29日

世間に顔だしてないから忘れられがちだけど、
私AV強要の件以来、週刊文春の件以来まだまだずっと戦ってるから。

(再掲。性犯罪・性暴力対策の強化の方針)
レイプドラッグの問題や相手の酩酊状態に乗じた性的行為の問題、セクシュアルハラスメント

今後は、AV出演強要に加えて、変態セクハラ精神科医の悪行も広報、啓発してほしいものです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
2018年11月1日
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
2018年11月1日
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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