2020年人身取引報告書(日本に関する部分)の日本語訳が公開されました。いまでも香西咲さんたち被害者は反社の象徴であるAV業界と対峙しています

アメリカの国務省(※外務省)は、今年も、恒例の
「人身取引報告書(日本に関する部分)」
を公表しました。

(参考)

2020年6月25日(※日本語訳の公開は、2020年7月22日
 アメリカ国務省
 2020年人身取引報告書(日本に関する部分)

今回もAV出演強要に関する言及があります。
ちなみにアメリカ国務省は、AV出演強要、でなく、ポルノ出演強要、ということばをもちいています。
当該箇所を参照します。

(2020年6月25日【※日本語訳の公開は、2020年7月22日】 アメリカ国務省「2020年人身取引報告書(日本に関する部分)」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2020年6月25日(※日本語訳の公開は、2020年7月22日) アメリカ国務省

当局は、未成年の女子高生と成人との出会いを斡旋する「JK」ビジネスやポルノ出演強要における性的搾取目的の児童の人身取引に対する法執行措置を継続してある程度は行ったが、2年連続でデータや事案の詳細を提供しなかった

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過去、複数の社会市民団体は、ポルノ出演強要の被害者の中には、人身取引犯に対する訴訟への参加によって汚名を着せられ、社会統合や社会復帰の障害になることへの恐れを理由に、訴訟に参加しない選択をした者もいたと報告した。

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高度に組織化された商業的な性のネットワークが、地下鉄、若者のたまり場、学校、インターネット上などの公共の場で、被害を受けやすい日本人女性や少女を標的として、商業的性的行為を目的とした施設、小規模音楽演奏会場、小売店舗内、リフレクソロジー店にて、多くの場合借金による強要により性的搾取を目的とした人身取引の被害者とする。
多くの場合、こうした女性や少女は貧困状態で生活しているか、または認知障害がある。
モデルや芸能事務所に見せかけた団体の中には、詐欺的な募集手段を用いて、日本人男性、女性、少年および少女に不明瞭な契約書に署名するよう強要し、その後、法的手段を取る、あるいは不名誉な写真を公表すると言って脅し、ポルノへの出演を強要する団体もある。

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以下の点が気になりました。

(再掲。2020年人身取引報告書【日本に関する部分】 )
2年連続でデータや事案の詳細を提供しなかった

アメリカ国務省は日本政府の対応を批判しています。
ふと、CCN(映像制作者ネットワーク)のかたが書かれた記事を思い出しました。
一部を引用します。

<一部分を抜粋>
CCN特派記者Tさん

(2019年9月10日 CCN、こちら特派員☆彡「安倍政権の働き方改革」より、引用。)

2019年9月10日 CCN特派記者Tさん

すでにこのブログでも話しましたが、警察の方はすでに(2019年)6月から動いてます。

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(略)警察の捜査はAV業界だけのもの。
こちらは静観するしかすべがありません。弁護士ルートなどで情報を入手するくらいしか動きようがありません。
CCNでは警視庁クラブを通じて最新の情報の入手を試みてますけど、捜査状況の詳細までは教えてもらえません。
現在も取り調べが着々と進められていることくらいしか、報告ができません。
ただ、スカウトマン、マネージャー、女優、メーカー関係者などが取り調べの対象だということはわかってます。
ちなみに、捜査は年内まで続くとの話が出ています。

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(2020年5月29日 CCN、こちら特派員☆彡「コロナ禍後のAV業界の課題は!?」より、引用。)

2020年5月29日 CCN特派記者Tさん

(略)昨年(2019年)から1年近くも続いてきたAVプロダクションへの警察の捜査がやっとのこと終了、との報告です。
結果、処分は、取り調べを受けていた関係者全員が在宅での起訴!!

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警視庁記者クラブに聞いても、ニュースとして報道されることは今現在ないみたいで、詳しい内容は裁判が始まってから明らかになるになると思います。

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一部では、4年前から始まったAV出演強要問題に起因する捜査、摘発の警察の総仕上げとの声も出ていました。

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(2020年9月28日 CCN、プライムニュース「新政権でどうなる?AV出演強要問題 ~まだまだ続く公権力からのメス」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2020年9月28日 CCN特派記者Tさん

AV出演強要問題に限らず、アダルトビデオ業界に関する警察、さらには国からの動きや対策などの「情報」は、もう表には出なくなってきています。snsなどのネットメディアは勿論のこと、新聞やTVなどのマスメディアにも登場することは皆無。それは、「報道」としてこの問題が取り上げられることが無くなったことに起因しています。

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そんなAV出演強要問題、さらにはAV業界に関わる諸問題への取り組み。その情報は残念ながら警察や国に直接コンタクトができる一部の人や組織だけが入手ができる。それが現実となっています。つまり、大手の新聞社、TV局などの「警視庁」や「国会」「司法」などを担当するクラブ記者たちから情報を得る以外AV問題の最新の動向を知ることは不可能なのです。ただし、捜査状況(捜査情報ではない!)や裁判の中身に関してだけは、弁護士などから情報を入手することは可能です。

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なぜ、政府は、情報を秘匿するようになったのでしょうか。
おそらくは、アメリカ国務省が、「2020年人身取引報告書(日本に関する部分 )のなかで述べているとおりなのでしょう。
アメリカ国務省はこう言っています。
過去、複数の社会市民団体は、ポルノ出演強要の被害者の中には、人身取引犯に対する訴訟への参加によって汚名を着せられ、社会統合や社会復帰の障害になることへの恐れを理由に、訴訟に参加しない選択をした者もいたと報告した
と。
朝日新聞の記事をみてみます。

2018年8月7日 朝日新聞 もう一つの「#MeToo」 AV出演強要問題を考える

引用
2018年8月7日 朝日新聞

そんな中、警視庁は(2018年)1月、出演経験のない女性に出演を勧誘して性交させたとして、メーカー社長ら2人を刑法の淫行勧誘容疑で逮捕。
AV出演へのこの容疑の適用は初めてで、支援者らは「撮影で被害者に性交させた時点で摘発できる道がひらけた」と期待を寄せました。
しかし、2人は不起訴処分になりました。
捜査関係者によると、被害者が裁判で思い出したくないことまで根掘り葉掘り聞かれる可能性を恐れ、捜査協力をためらうケースも少なくないそうです。
不起訴にはこうした背景もありそうです。

(再掲。朝日新聞)
捜査関係者によると、被害者が裁判で思い出したくないことまで根掘り葉掘り聞かれる可能性を恐れ、捜査協力をためらうケースも少なくないそうです

警察は、この件の二の舞を恐れているのかもしれません。
被害者を追い込みたくない。
とりあえず、マスコミには黙っていてほしい、というところなのでしょう。
マスコミが事件を報道すれば被害者はよりいっそう臆するかもしれませんので。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2020年9月29日

世間に顔だしてないから忘れられがちだけど、
私AV強要の件以来、週刊文春の件以来まだまだずっと戦ってるから。

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反社の象徴であるAV業界人と対峙されているかたもすくなからず存在します。
政府や警察のとりくみが功を奏することを願っております。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
2018年11月1日
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
2018年11月1日
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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