AV出演強要問題に関する関係府省対策会議が今回公表した資料(その5)。警察はAV出演強要に対する研修を重ねているようです。香西咲さんたちのときとは隔世の感があります

本日もひきつづき、政府が先日公開したAV出演強要に対する昨年度のとりくみをみていきます。

(参考。いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題等に関する関係府省対策会議が2020年10月8日に公開した資料)
<昨年度(2019年4月1日~2020年3月31日)の実績>

「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」主な成果(令和元年度)(※概要)
「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」令和元年度フォローアップ実施結果【全体版】(※本文)
令和2年度「AV出演強要・『JKビジネス』等被害防止月間」実施施策一覧

(参考。当ブログ)
<政府が昨年度おこなったAV出演強要対策について>
2020年10月9日(※警察が検挙したAV業界人の人数)
2020年10月10日(※法的対応へのとりくみ)
2020年10月17日(※厚生労働省、消費者庁などの対応)
2020年10月19日(※広報や啓発等)

(再掲)

「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」令和元年度フォローアップ実施結果【全体版】(※本文)

今回は、上述の資料のなかから、「関係機関等の職員への研修等の充実・強化」の個所を参照します。

4 相談体制の充実
(2) 関係機関等の職員への研修等の充実・強化

「いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する今後の対策」令和元年度フォローアップ実施結果【全体版】より、引用。)

関係府省対策会議
(2017年に策定した「今後の対策」)

① 関係機関の職員が、相互に連携し、被害者等に対し適切に対応することができるよう、有識者や関係機関の意見も踏まえ、相談対応マニュアルを作成する。
(内閣府)

  
(フォローアップ【※昨年度の実績】)

〇 若年層に対する暴力の効果的な予防啓発を行うため、若年層に対して教育・啓発を行う教育機関の教職員、地方公共団体において予防啓発事業を担当している行政職員、予防啓発事業を行っている民間団体職員等を対象とする研修を計3回実施した。
(内閣府)

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関係府省対策会議
(2017年に策定した「今後の対策」)

② 婦人相談員相談・支援指針において、アダルトビデオ出演強要や「JKビジネス」 による性的な暴力の被害者からの相談について、関係機関や民間支援団体と連携を図りながら適切に対応するよう明記し、婦人相談所等に対し周知を図る。
また、全国婦人相談所長及び婦人保護主管係長研究協議会等において、性暴力被害者の支援を行っている民間支援団体の関係者を講師等に招き、相談・支援に関する研修等を実施する。
(厚生労働省)

  
(フォローアップ【※昨年度の実績】)

「全国婦人相談員・心理判定員研究協議会」において、「若年女性への支援について」をテーマに有識者を講師に招き講義を行った。(実施日:令和元年8月22日~23日)
(厚生労働省)

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関係府省対策会議
(2017年に策定した「今後の対策」)

③ 児童相談所の児童福祉司等の研修において、研修の到達目標の中に、「子どもの生活に関する諸問題(非行((性暴力、物質依存、放火等の特別な支援が必要な事例を含む))、不登校、ひきこもり、いじめ、貧困、自殺、家庭内暴力、児童買春、児童ポルノ被害等)への対応について理解し、説明することができる。」及び「児童買春、児童ポルノ被害に関する概念を理解し、説明することができる。」等のアダルトビデオ出演強要及び「JKビジネス」問題の背景にある家庭問題や、「JKビジネス」から発展する可能性のある諸問題について、理解を求める項目を盛り込み、児童相談所の職員の専門性の向上を図る。
(厚生労働省)

  
(フォローアップ【※昨年度の実績】)

〇 児童相談所の児童福祉司等の研修において、研修の到達目標の中に、本問題に関して理解を求める項目を盛り込み、各自治体において研修を実施した。
(厚生労働省)

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関係府省対策会議
(2017年に策定した「今後の対策」)

④ 独立行政法人日本学生支援機構が実施する大学の学生支援を担当する教職員向けの研修における、専門知識・カウンセリングなどのノウハウの習得や学生生活に係るリスクへの対応力の向上を通じて、各大学における相談体制を充実させる。
(文部科学省)

  
(フォローアップ【※昨年度の実績】)

〇 独立行政法人日本学生支援機構が実施する大学の学生支援を担当する教職員向けのセミナーにおいて、性暴力への対応に関するテーマを取り上げた。
また、同法人において、各大学における相談体制の充実を図るため、メンタルヘルスやカウンセリングに関する基礎知識等の理解を深めるためのワークショップを開催した。(文部科学省)

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関係府省対策会議
(2017年に策定した「今後の対策」)

⑤ 独立行政法人国民生活センターが実施する消費生活相談員向けの研修において、タレント・モデルスカウトに関する消費生活上のトラブルの事例を取り上げるとともに、講師が、アダルトビデオ出演強要に関する相談を想定し、相談内容に応じて警察、女性センター、法テラス等の専門機関の紹介を適切に行うよう講義を行う。
(消費者庁)

  
(フォローアップ【※昨年度の実績】)

〇 「令和元年度 消費生活相談員研修 消費生活相談員基礎講座(基本コース)」の1回目(令和元年5月27日~5月31日;58名)、2回目(令和元年6月24日~28日;35名)において、タレント・モデルスカウトに関する消費生活上のトラブル事例を取り上げ、講師の解説の中で、アダルトビデオへの出演を強要される場合も想定し、法的問題点の整理や、相談内容に応じて警察や弁護士等の専門機関の紹介を適切に行うよう説明した。
(消費者庁)

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関係府省対策会議
(2017年に策定した「今後の対策」)

アダルトビデオ出演強要問題や「JKビジネス」問題に適切に対応するため、警察庁の担当者が都道府県警察本部の担当者に対し、また、都道府県警察本部の担当者が各警察署の担当者に対し、問題の現状や犯罪捜査・被害相談受理時の対応における留意事項に係る研修等を実施する。
(警察庁)

  
(フォローアップ【※昨年度の実績】)

AV出演強要問題、「JKビジネス」問題の担当職員に対する研修等を実施した。
また、都道府県警察において、警察署の担当者に対し様々な機会を通じて研修等を実施した。
(警察庁)

AV出演強要関係(平成31年1月から令和元年12月)】

・都道府県警察の担当職員を集めた研修で、警察庁からAV出演強要問題に関する現状、留意事項等について指示(実施回数10回・参加人数589人)

AV出演強要問題専門官を始めとする都道府県警察の担当者を集めた研修を実施。(実施回数5回・参加人数187人)

・都道府県警察において、警察相談受理者等に対する教養を実施(実施回数914回・参加人数12,971人

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関係府省対策会議
(2017年に策定した「今後の対策」)

⑦ 養護教諭を含む教員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等への犯罪等の被害に関する研修等による資質の向上を通じて、学校における教育相談体制を充実させる。
(文部科学省)

  
(フォローアップ【※昨年度の実績】)

〇 令和元年9月、地方公共団体の教育相談指導者を対象として、いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・「JKビジネス」問題の被害者をはじめとする犯罪被害者等に関する内容を含む教育相談の研修を実施。
(文部科学省)

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警察やその他の行政機関は、AV出演強要の被害者の来訪に備えて研修を重ねているようです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年3月19日

今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

(ログミーに掲載された女性の手記より、引用。改行を施しています。)

プロダクションから2,460万円の違約金を請求された女性

しかし、警察の人はプロダクションに事情を聴いたあとで、私に対して
「あと2本出演したらどうか」
と言ってきました。

警官に対する研修はこれからもつづけてほしいものです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
2018年11月1日
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
2018年11月1日
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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