昨日、医師の性犯罪に関して、日刊SPA!の記事を引用しました。
□2016年10月18日 日刊SPA!「報道されてない「医師によるセクハラ」の実態――女性患者の胸に腕を…、ナースに変態プレイを強要!」
もう一度、同記事の一部を引きます。
(引用)
「つい先月にも長野県の精神科医が10代の女性患者に対し、体をさわるなどのわいせつ行為を行い、逮捕される事件が発生している」
これはどのような事件なのでしょうか。
産経新聞の記事を引用します。
(2016年10月19日 産経新聞「準強制わいせつ罪で医師を起訴 長野」
<一部分を抜粋>
●2016年10月19日 産経新聞
長野地検は17日、病院内で女性患者の体を触ったなどとして、長野市の栗田病院に在籍する医師、伊藤樹(たつる)容疑者(47)=千葉県松戸市=を準強制わいせつ罪で起訴した。 |
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伊藤被告は昨年12月21日夜、同病院内で抵抗が不可能な状態にあった北信地方の10代の女性患者に対し、体を触るなどのわいせつな行為をしたとして9月27日に長野中央署に逮捕された。 |
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(参考。動画)
□2016年10月17日 テレビ信州(TSB)「(長野)準強制わいせつの罪で医師を起訴」
逮捕された精神科医は、後日、他の犯行で再逮捕されました。
産経新聞の記事をみてみます。
(2016年12月2日 産経新聞「女性方に侵入し暴行 容疑の医師を再逮捕 長野でも逮捕・起訴 千葉」より、引用。)
●2016年12月2日 産経新聞
5年前に女性方に侵入し暴行を加えたとして、松戸署は1日、住居侵入と強姦容疑で松戸市竹ケ花西町の医師、伊藤樹(たつる)被告(47)=準強制わいせつ罪で長野地検が起訴=を再逮捕した。 |
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逮捕容疑は、平成23年12月22日深夜、当時26歳だった県内の女性会社員(31)方に侵入し、就寝中の女性に対し暴行や脅迫を加え、反抗を抑圧し乱暴したとしている。 |
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これらの事件とは別に、ある医師がおこなったとされる準強制わいせつも世の人々の関心事となっています。
ハフポストの記事を引用します。
(2020年7月22日 ハフポスト「準強制わいせつに問われた乳腺外科医は、どうして逆転有罪判決になったのか。【女性患者側弁護士が解説】」より、引用。)
<一部分を抜粋>
●2020年7月22日 ハフポスト
男性医師は2016年5月、働いていた東京都足立区の病院で、女性の手術を行った。執刀後、全身麻酔からめざめた女性の乳房をなめるなどしたとして、準強制わいせつ罪で起訴された。 だが2019年2月の一審の東京地裁は、女性患者の証言の信用性を疑問視し、DNA型鑑定の証明力も「十分とはいえない」として無罪判決を言い渡した。 |
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ところが、次の東京高裁では逆の結果の有罪判決がでた。手術のあとに女性の状態が「覚醒良好」とされていたことや、知り合いに助けを求めるLINEを送っていたことなどから、女性にせん妄に伴う幻覚はなかったと判断。科学鑑定も証言の信用性を補強する証明力があるとしたからだ。 |
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男性医師側は上告し、今後は最高裁で争われることになる。 |
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この事件は、第5次男女共同参画基本計画を審議している第5次基本計画策定専門調査会でも話題になりました。
(2020年7月21日 第6回 第5次基本計画策定専門調査会「議事録」より、引用。)
<18~19ページ>
●2020年7月21日 種部恭子 委員(医療法人社団藤聖会女性クリニック We!TOYAMA 代表)
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上述の日刊SPA!によりますと、医師による性犯罪は氷山の一角、とのことです。
□2016年10月18日 日刊SPA!「報道されてない「医師によるセクハラ」の実態――女性患者の胸に腕を…、ナースに変態プレイを強要!」
(引用)
「水面下ではもっと件数が多いはず」
「診察という手前、患者の意識を失わせることも、『裸になれ』と命じることもできるため、悪質なものも少なくない」
上述のとおり、政府は、来年の1月から施行される第5次男女共同参画基本計画に以下の文言を盛り込む運びです。
(2020年7月21日 第5次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(素案)【案】より、引用。)
●2020年7月21日 第5次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(素案)【案】
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第5次男女共同参画基本計画には、研究者や医療従事者等によるセクハラだけでなく、AV出演強要に関する事柄も明記されます。
(2020年10月8日 第5次男女共同参画基本計画の策定に当たっての基本的な考え方(案)【見え消し】より、引用。)
●2020年10月8日 第5次男女共同参画基本計画の策定に当たっての基本的な考え方(案)【見え消し】
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(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2020年9月29日>
世間に顔だしてないから忘れられがちだけど、 私AV強要の件以来、週刊文春の件以来まだまだずっと戦ってるから。 |
石川五右衛門の
「浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」(海辺に無数にある砂がなくなっても、世の中に泥棒がいなくなることはないであろう)
との句は、膾炙(かいしゃ)されています。
AV業界人がいなくなっても、世の中から性犯罪者が消えることはありません。
研究者や医療従事者がいるからです。
(再掲。第5次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(素案)【案】)
「研究・医療・社会福祉施設やスポーツ分野等におけるセクシュアルハラスメントの実態を把握する」
「セクシュアルハラスメントの行為者に対し厳正に対処する」
政府は、研究者や医療従事者は要注意である、とわかっているようです。
さすがです。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
<2018年11月1日>
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
<2018年11月1日>
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
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