来年(2021年)の1月から、向こう5年間、新(第5次)男女共同参画基本計画が施行されます。
いま、同基本計画の12月の閣議決定にむけて、着々と、策定作業が進行しています。
(参考)
□第5次基本計画策定専門調査会 開催状況及び会議資料
同基本計画には、今回はじめて、AV出演強要に関する事柄が掲載されます。
現在のところ、文面は、以下のとおりとなっています。
(2020年10月8日 第5次男女共同参画基本計画の策定に当たっての基本的な考え方(案)【見え消し】より、引用。)
●2020年10月8日 第5次男女共同参画基本計画の策定に当たっての基本的な考え方(案)【見え消し】
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個人的には、AV出演強要のほかに、セクハラ関係の記述も気になりました。
素案を参照します。
(2020年7月21日 第5次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(素案)【案】より、引用。)
●2020年7月21日 第5次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(素案)【案】
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このことについて第5次基本計画策定専門調査会の種部恭子委員は、会議の席でつぎのようにのべています。
(2020年7月21日 第6回 第5次基本計画策定専門調査会「議事録」より、引用。)
<18~19ページ>
●2020年7月21日 種部恭子 委員(医療法人社団藤聖会女性クリニック We!TOYAMA 代表)
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(再掲。種部恭子)
「医療におけるセクハラ、前に外科医が手術をしたときに、唾液が飛んでいたのか、なめられたのか、鑑別が難しいということで、一審が無罪だったのが、二審で有罪になっています」
上述の事件はもちろん、氷山の一角、です。
日刊SPA!の記事を参照します。
(2016年10月18日 日刊SPA!「報道されてない「医師によるセクハラ」の実態――女性患者の胸に腕を…、ナースに変態プレイを強要!」より、引用。)
●2016年10月18日 日刊SPA!
過去2年間に報道された「医療関係トラブル」を調べたところ、「医療ミス」が69%と圧倒的に多かったが、セクハラトラブルも5%を占めた。 |
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実際、つい先月にも長野県の精神科医が10代の女性患者に対し、体をさわるなどのわいせつ行為を行い、逮捕される事件が発生している。 |
だが、このデータは報道されるような事件をまとめたもので、水面下ではもっと件数が多いはず。 |
診察という手前、患者の意識を失わせることも、「裸になれ」と命じることもできるため、悪質なものも少なくない。 |
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「病院における医師の権力は絶対だから、病院内でナースや薬剤師に対して、セクハラするのは日常茶飯事。私が勤めていた病院でも、院長がとにかく女好きでナースや薬剤師に手を出しまくっていました。(中略)。でも、医者はストレスが多いのか、変態が非常に多いので、こういう話は結構ザラですよ」(32歳・薬剤師) |
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(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2020年9月29日>
世間に顔だしてないから忘れられがちだけど、 私AV強要の件以来、週刊文春の件以来まだまだずっと戦ってるから。 |
この世の極悪人はAV業界人だけありません。
性犯罪者は、研究や医療などの世界にも存在します。
おそらく、自分はうったえられない、と思っているのでしょう。
嗤(わら)ってしまいます。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
<2018年11月1日>
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
<2018年11月1日>
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
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