石田郁子さんは20数年前、性犯罪の被害に遭いました。
石田さんは昨年、加害者に対して、損害の賠償をもとめる訴訟を提起しました。
司法は冷徹でした。
1審で敗訴した石田さんは、控訴しました。
高裁は約2か月後の12月15日に判決を出す予定です。
こうした状況のなか法務省の性犯罪に関する刑事法検討会はなぜか、刑法の改正に関して、石田さんから意見を訊(き)きました。
(参考。当ブログ)
・2020年10月7日(※昨日)
本日は、同検討会の委員による石田さんへの質問と、石田さんの回答をみてみます。
(2020年7月9日 法務省 性犯罪に関する刑事法検討会「議事録」より、引用。)
<一部分を抜粋>
●2020年7月9日 山本潤 委員(一般社団法人Spring代表理事)
成長・発達の過程で性加害に遭われて、その後の人生における困難などもあったと思いますけれども、お話しできる範囲で結構ですので、どのような精神的な影響があり、人生に影響が残ったか、この被害がどれほどのものか、大したことではないのでは、と思われがちな現状の中で、そうではない経験もされてきたかと思うので、もしよければお話ししていただければと思います。 |
<一部分を抜粋>
●2020年7月9日 石田郁子さん
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<一部分を抜粋>
●2020年7月9日 小西聖子委員(武蔵野大学教授)
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●2020年7月9日 石田郁子さん
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性犯罪は、魂の殺人、と言われています。
被害者のその後の人生に多大な悪影響を及ぼします。
石田郁子さんは、
「ぎりぎりまで頑張ってみるということができなくなる」
「無意識に自分でブレーキをかけているので、アクセルを踏みながらブレーキがかかっている状態なので、自分の力を完全には発揮できない」
とのべています。
このことに対して、小西聖子委員は、
「再び性的な被害に遭いやすくなり、抵抗も難しくなることがあり、それこそ人生全体に深刻な影響を与える形になっていくケースも多い」
と補足しています。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。 全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。 |
性犯罪に関する刑事法検討会は現在、以下の事柄も審議しています。
(2020年8月27日 第5回「検討すべき論点」より、引用。)
●2020年8月27日 検討すべき論点
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(再掲。小西聖子 教授)
「再び性的な被害に遭いやすくなり、抵抗も難しくなることがあり、それこそ人生全体に深刻な影響を与える形になっていくケースも多い」
AV出演強要は被害者の人生を破壊します。
その惨禍はなかなか消えません。
刑法のなかにAV出演強要を禁止する規定が新設されることを切望します。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
<2018年11月1日>
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
<2018年11月1日>
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
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