20数年前の性被害をあきらかにした石田郁子さん(その2)。香西咲さんたちも泣き寝入りをせずに、AV出演強要を告発しました

昨日のつづきです。
20数年前に性暴力をうけた石田郁子さんは、昨年(2019年)の2月、損害賠償をもとめる訴訟を提起しました。
同年(2019年)の8月、地裁は、石田さんのうったえを退けました。
石田さんは控訴しました。
高裁の判決は約2か月後の12月15日に言い渡される予定です。

7月9日に法務省の第3回性犯罪に関する刑事法検討会が開催されました。
当日の議題は、「ヒアリング」です。
同検討会は、現在裁判中の石田郁子さんを招き、ヒアリングを実施しました。
議事録を参照します。

(2020年7月9日 法務省 性犯罪に関する刑事法検討会「議事録」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2020年7月9日 井田良 座長(中央大学教授)

それでは、議事に入りたいと思います。
本日は、お配りしたヒアリング出席者名簿に記載されている4名の方からヒアリングを行うことといたします。

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(参考)
ヒアリング出席者略歴等

2020年7月9日 井田良 座長(中央大学教授)

本日の進行としましては、ヒアリング出席者名簿の順にお一人ずつ15分程度御意見等を述べていただいた後に、10分程度、委員の皆様からの御質問にお答えいただくという流れで進めさせていただきたいと思います。

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1番目の方は石田郁子様です。教員からの被害についてお話しいただきます。
石田様には、御多用中のところをお越しいただき、誠にありがとうございます。本検討会の座長を務めております井田でございます。ヒアリングに御協力いただき、心から感謝申し上げます。
本日は、まず石田様から15分程度お話をいただいて、その後、委員から質問があれば、10分程度御質問させていただきたいと思います。それでは、よろしくお願いいたします。

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<一部分を抜粋>
2020年7月9日 石田郁子さん

お配りした資料に言いたいことをほとんど書いているので、本日は、おおよその被害の内容と、補足・強調したいこと、そして、刑法がこうあってほしいと私が思うことをお話しします。

(参考)
<石田郁子さんが提出した資料のうち、公開されているもの>
資料1-1 教師による生徒への性的経験・性暴力被害アンケート集計結果(2020年5月11~31日実施)

資料2 教師による生徒への性的経験・性暴力被害アンケートからの分析(2020年5月11~31日実施)

資料4 最初の被害時の、加害者と被害者の状況について

資料5 質問への回答

2020年7月9日 石田郁子さん

私は、中学3年生、15歳のときに、中学校の美術の先生から被害を受けました。

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詳細につきましては、当該議事録をご覧ください。

2020年7月9日 石田郁子さん

最後に、私が刑法に望んでいることについて話します。

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(略)私は、やはり公訴時効をなくしてほしい。
性交同意年齢も、私は理想的には18歳ぐらいまで上げた方がいいのではないかと思っています。
例えば飲酒と喫煙は20歳まで禁止しているのに、性行為は、子供ができるかもしれない、性病になるかもしれないというリスクが大きい行為なのに、なぜこんなに性交同意年齢が低いのか、むしろ喫煙や飲酒よりも性行為の方がリスクも非常に高いと思うので、私としては、例えば、子供が生まれても精神的にも経済的にも責任が取れそうな18歳が妥当ではないかと考えています。

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時効があるから被害を言うのを諦めてしまうという面もあると思うので、やはり時効をなくしてほしい。

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法律というのは、人に刑罰を科すことには慎重になる必要があるかもしれないけれども、やはり治安維持の意味があるので、私としては時効は撤廃してほしいと思います。
また、性犯罪の定義についても、例えば物を盗むことだったら、100円の物を盗んでもそれは窃盗だけれども、性犯罪だと、それは冗談だろう、セクハラだろうと、人を傷つける言葉でも簡単に済まされてしまうので、やはり性犯罪というか性暴力の定義自体が非常に狭いのではないかと思います。
もう少し性犯罪の定義を広げて、いきなり厳しい刑罰を科すことに抵抗があるなら、例えば罰金刑からでもいいので、もう少し、こういうことも良くないことだと分かるように定義が変わってほしいと思っています。
また、地位を利用した犯罪について、私は、資料5で、教師と医師という地位を強調していますけれども、そのほかにも、芸能人のような仕事の人も多分、地位利用をしやすいだろうなと思っています。

(再掲。石田郁子さん)
芸能人のような仕事の人も多分、地位利用をしやすいだろうなと思っています

地位を利用した犯罪の処罰の有無につきましては、今後、性犯罪に関する刑事法検討会のなかで論議されます。

(2020年8月27日 第5回性犯罪に関する刑事法検討会「検討すべき論点」より、引用。)

2020年8月27日 検討すべき論点

〇 被害者の年齢を問わず、行為者が被害者の脆弱性、被害者との地位の優劣・関係性などを利用して行った行為について、当罰性が認められる場合を類型化し、新たな罪を創設すべきか

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年3月19日

今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

上述の「検討すべき論点」につきましては、ほかに、以下の事柄も議論の対象となっています。

(2020年8月27日 第5回性犯罪に関する刑事法検討会「検討すべき論点」より、引用。)

2020年8月27日 検討すべき論点

性的姿態の撮影行為に対する処罰規定の在り方

〇 他人の性的な姿態を同意なく撮影する行為や画像を流通させる行為を処罰する規定を設けるべきか

〇 撮影された性的な姿態の画像の没収(消去)を可能にする特別規定を設けるべきか

性犯罪に関する刑事法検討会は、現在裁判の原告となっている石田郁子さんからヒアリングをおこないました。
法務省のこうした行為は高裁の裁判官に対する圧力とならないのでしょうか。
いずれにせよ、20数年前の性被害を告発した石田郁子さんの勝訴を願っております。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
2018年11月1日
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
2018年11月1日
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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