以前、当ブログでもふれました。
石田郁子さんというかたがいらっしゃいます。
性犯罪の被害者です。
石田郁子さんは昨年、加害者に対して、損害賠償をもとめる訴訟を提起しました。
(参考。当ブログ)
・2019年4月27日
もう一度、訴訟までの経緯をふりかえってみます。
(2019年4月26日 NHK北海道「20年余前“教諭から性被害”」より、引用。)
(※音声の文字化は、筆者。)
(※全文につきましては、2019年4月27日の当ブログをご覧ください。)
<一部分を抜粋>
●2019年4月26日 NHK北海道
東京都内に住む石田郁子さん(41歳)です。 |
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うったえによりますと、石田さんは中学を卒業する前の3月、教諭に誘われて2人で絵の展覧会へ出かけた、と言います。 |
指導の一環だと思い付いて行きましたがそのあとクルマで教諭の自宅に連れて行かれ突然キスをされたり抱きつかれたりしたと、言うことです。 |
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突然のことに混乱した、と言う石田さんでしたが、相手は教諭のため「したがわなくてはいけない」と思い込んでしまった、と言います。 |
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こうした関係は大学までの4年間にわたってつづいた、としています。 |
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石田さんが、当時されていた行為が性被害だったのではないか、と自覚したきっかけがあります。 |
37歳のときに偶然、知った児童養護施設の少女に対する性暴力事件です。裁判では施設の職員が有罪判決をうけました。恋愛関係にあり合意があった、と主張していた職員。教諭の姿と重なった、と言います。 |
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このころから石田さんは、精神的に不安定になり眠れない日々がつづくようになった、と言います。 |
過去のつらい体験を思い出して恐怖などを感じつづけるPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断された、と言うことです。 |
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(石田さんは)3年前にPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症した、として教諭と札幌市に対し3,000万円余りの賠償をもとめています。 |
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今回、実名を出して裁判にのぞんだ石田さん。教諭にわいせつな行為をされたという時期は20年以上前です。 |
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石田さんのうったえに対し全面的に争う姿勢をしめした教諭側。 |
裁判所がどのような判断をしめすのか注目されます。 |
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この裁判はどうなったのでしょうか。
弁護士ドットコムの記事を参照します。
(2019年8月23日 弁護士ドットコム「26年前に中学教師から受けた『性被害』、訴えた教え子が敗訴 『時間の壁』越えられず」より、引用。)
●2019年8月23日 弁護士ドットコム
(略)約3000万円の損害賠償を求めて提訴した裁判の判決が(2019年)8月23日、東京地裁で言い渡された(田中秀幸裁判長)。 |
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石田さん側はPTSDと診断された2016年を起算点としたが、裁判所はこれを認めず、除斥期間は過ぎていると判断した。 |
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地裁は、石田郁子さんのうったえを退けました。
石田さんは控訴しました。
第2審の判決は、12月15日に言い渡される予定です。
(参考)
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(再掲。弁護士ドットコム)
「石田さん側はPTSDと診断された2016年を起算点とした」
高裁は、石田郁子さんの主張をみとめるのでしょうか。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2020年9月29日>
世間に顔だしてないから忘れられがちだけど、 私AV強要の件以来、週刊文春の件以来まだまだずっと戦ってるから。 |
石田郁子さんは20数年前の性被害をあきらかにしました。
なかったことにはしませんでした。
裁判にうったえました。
(再掲。香西咲さん)
「私AV強要の件以来、週刊文春の件以来まだまだずっと戦ってるから」
勝利を願っております。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
<2018年11月1日>
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
<2018年11月1日>
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
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