香西咲さんたちを蹂躙したAV業界。昨日、第6回性犯罪に関する刑事法検討会が開催されました。上谷さくら委員がAV出演強要に関する資料を提出しました

本日もひきつづき、法務省の性犯罪に関する刑事法検討会についてみていきます。

(参考。当ブログ)
<性犯罪に関する刑事法検討会に関して>

2020年4月2日(性犯罪に関する刑事法検討会が発足)
2020年4月3日(被害者の山本潤さんが委員に選ばれる)
2020年4月4日(森まさこ法務大臣が山本潤さんに言及)
2020年4月8日(「暴行・脅迫」要件と不同意性交罪に関する井田良座長の考え)
2020年7月28日(第4回性犯罪に関する刑事法検討会でしめされた叩き台の原案)
2020年8月12日(自民党の「性犯罪・性暴力対策の抜本的強化を求める緊急提言」)
2020年9月14日(第4回性犯罪に関する刑事法検討会で、AV出演強要に関する意見が)
2020年9月22日(第5回性犯罪に関する刑事法検討会で、叩き台が確定)
2020年9月23日(叩き台のなかにAV出演強要問題が盛り込まれたような気が)
2020年9月24日(森まさこ前法務大臣が、AV出演強要に言及した山本潤委員を選任した経緯)

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性犯罪に関する刑事法検討会は、刑法の性犯罪の規定の見直しを論議するために設置されました。
まずは同検討会の昨今のうごきを確認します。

2020年7月27日
4回性犯罪に関する刑事法検討会

議事次第
議事録
資料
論点整理(案)(※叩き台の原案)

4回性犯罪に関する刑事法検討会で、論点整理(案)がしめされました。
論点整理(案)というのは、叩き台の原案です。
同案のなかから撮影に関する部分を抜粋します。

(2020年7月27日 論点整理(案)より、引用。)

<一部分を抜粋>
2020年7月27日 論点整理(案)

性的姿態の撮影行為に対する処罰規定の在り方

〇他人の性的な姿態を同意なく撮影する行為を処罰する規定を設けるべきか。

この叩き台の原案に対して、山本潤委員が意見をのべました。
発言の内容は以下のとおりです。

(2020年7月27日 第4回性犯罪に関する刑事法検討会「議事録」より、引用。)

2020年7月27日 山本潤 委員(一般社団法人Spring代表理事)

性的姿態の撮影行為に対する処罰規定の在り方」についてなのですけれども、やはり、私も、アダルトビデオ出演強要は、人身取引も含めて非常に問題だと思っています。
アダルトビデオ出演強要は契約の問題というふうにも言われ、非常に難しいところはあるのですけれども、自分の性的な姿態が録画され、それを後から取り消すことができないということの問題や、また、だまされたり、脆弱な立場に乗じるなど、その他の強制力によって、性的な行為を撮影・録画された映像が拡大していくという問題について、「性的姿態の撮影行為に対する処罰規定の在り方」に、ぜひ含めていただければと思っています。

この日、山本潤委員よりも前にAV出演強要に言及したのは、齋藤梓委員です。
齋藤梓委員による
『性的姿態の撮影行為に対する処罰規定の在り方』についてです。アダルトビデオ出演の強要でありますとか、盗撮だけではなく、同意なく撮影する行為も幅広く含まれるのかという点が一つです
との質問に対して、法務省の参事官はつぎのように答えました。

2020年7月27日 岡田参事官(法務省)

性的姿態の撮影行為に関して、アダルトビデオの出演の強要のような場合についても含まれるのかという観点の御質問ですけれども、どのようなものを処罰の対象とすべきかというところから、この検討会で御議論いただくべきものと考えております。

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1か月後(2020年8月27日)、5回性犯罪に関する刑事法検討会が開催されました。

2020年8月27日
5回性犯罪に関する刑事法検討会

議事次第
議事録(※準備中
資料
検討すべき論点(※叩き台)

上述の山本潤委員の意見をうけて、叩き台の原案(論点整理【案】)に記されていた文言が修正されました。

(2020年8月27日 第5回性犯罪に関する刑事法検討会「検討すべき論点」より、引用。)

2020年8月27日 検討すべき論点

性的姿態の撮影行為に対する処罰規定の在り方

〇他人の性的な姿態を同意なく撮影する行為や画像を流通させる行為を処罰する規定を設けるべきか

あたらしい文章(検討すべき論点)のなかに、
や画像を流通させる行為
が追加されました。
流通
というのは、AV業界の所行を指しているものと思われます。

昨日(2020年9月24日)、6回性犯罪に関する刑事法検討会が開催されました。

2020年9月24日
6回性犯罪に関する刑事法検討会

議事次第
議事録(※準備中
資料
「若年層を対象とした性暴力被害等の実態把握のためのインターネット調査」報告書(概要)(内閣府公表資料)(※上谷さくら委員提出資料)

上述のとおり、上谷さくら委員は、昨日の同検討会に、
「若年層を対象とした性暴力被害等の実態把握のためのインターネット調査」報告書(概要)(内閣府公表資料)
という資料を提出しました。
これは平成29年(2017年)2月に内閣府が公開した報告書です。

<概要版>
若年層を対象とした性暴力被害等の実態把握のためのインターネット調査報告書

<詳細版>
若年層を対象とした性暴力被害等の実態把握のためのインターネット調査報告書

当該報告書は当時、各マスコミによっておおきくとりあげられました。
毎日新聞の記事を参照します。

(2017年2月9日 毎日新聞「AV出演強要『望まぬ性的撮影』73人 『モデルに』と勧誘 内閣府2575人調査」より、引用。改行を施しています。)

2017年2月9日 毎日新聞

アダルトビデオ(AV)への出演強要被害に関して内閣府が初めて行った実態調査で、「モデルにならないか」と勧誘されるなどした経験のある2575人のうち73人が、意に反して性的な行為などを撮影されていたことが分かった。
8日の内閣府男女共同参画会議「女性に対する暴力に関する専門調査会」で報告された。

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(再掲。2020年7月27日。岡田参事官【法務省】)
性的姿態の撮影行為に関して、アダルトビデオの出演の強要のような場合についても含まれるのかという観点の御質問ですけれども、どのようなものを処罰の対象とすべきかというところから、この検討会で御議論いただくべきものと考えております

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年3月19日

今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

とりあえずは、現在準備中の、第5回と第6回の性犯罪に関する刑事法検討会の議事録を読みたいです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
2018年11月1日
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
2018年11月1日
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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