香西咲さん「セクハラ、パワハラは何処に相談するのが一番効果的なのかな?」(その92)。角田(つのだ)由紀子弁護士「被害者が支援をうけるのは当然の権利」

政府は、2016年4月1日に、第3次犯罪被害者等基本計画を策定しました。
同計画の2頁をみますと、箴言(しんげん)的な言辞が記されています。
犯罪被害者等は我々の隣人である。そして、社会に生きる我々の誰もが犯罪等に遭い、犯罪被害者等になり得る立場にある
と。
ハラスメント被害も同様です。
だれもがハラスメントの犯罪に遭い、犯罪被害者になり得る立場にあります。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2020年5月1日

セクハラ、パワハラは何処に相談するのが一番効果的なのかな?
もしご存知の方居たら教えてください。

(参考。当ブログ)
<ハラスメント被害について>
(1)2020年5月17日・・・・・・厚生労働省の相談窓口
(2)2020年5月18日・・・・・・東京管理職ユニオン①
(3)2020年5月19日・・・・・・角田(つのだ)由紀子弁護士①
(4)2020年5月20日・・・・・・上谷(かみたに)さくら弁護士
(5)2020年5月21日・・・・・・宮田桂子弁護士
(6)2020年5月22日・・・・・・弓田竜弁護士
(7)2020年5月23日・・・・・・神原元弁護士
(8)2020年5月24日・・・・・・太田真也弁護士
(9)2020年5月25日・・・・・・東京管理職ユニオン②
(10)2020年5月26日・・・・・・東京管理職ユニオン③
(11)2020年5月27日・・・・・・東京管理職ユニオン④
(12)2020年5月28日・・・・・・東京管理職ユニオン⑤
(13)2020年5月29日・・・・・・プレカリアートユニオン
(14)2020年5月30日・・・・・・東京管理職ユニオン⑥
(15)2020年5月31日・・・・・・迎合メールの無効性
(16)2020年6月1日・・・・・・角田(つのだ)由紀子弁護士②
(17)2020年6月2日・・・・・・宮崎学さん、小檜山博さん、宮本輝さんの論説
(18)2020年6月3日・・・・・・角田(つのだ)由紀子弁護士③
(19)2020年6月4日・・・・・・エセ労働組合について
(20)2020年6月5日・・・・・・東京管理職ユニオン⑦
(21)2020年6月6日・・・・・・東京管理職ユニオン⑧
(22)2020年6月7日・・・・・・東京管理職ユニオン⑨
(23)2020年6月9日・・・・・・東京管理職ユニオン⑩と、女性ユニオン東京①
(24)2020年6月10日・・・・・・東京管理職ユニオン⑪
(25)2020年6月11日・・・・・・東京管理職ユニオン⑫と、宗像恒次助教授の自己カウンセリングと親鸞
(26)2020年6月12日・・・・・・東京管理職ユニオン⑬と、野田正彰京都造形芸術大教授の論説
(27)2020年6月13日・・・・・・東京管理職ユニオン⑭と親鸞
(28)2020年6月14日・・・・・・東京管理職ユニオン⑮と、シモーヌ=ヴェイユ
(29)2020年6月15日・・・・・・東京管理職ユニオン⑯と、フロム
(30)2020年6月16日・・・・・・東京管理職ユニオン⑰と、アイリス=マードック
(31)2020年6月17日・・・・・・東京管理職ユニオン⑱と、カール=マルクス
(32)2020年6月18日・・・・・・セクハラ訴訟で勝訴
(33)2020年6月19日・・・・・・東京管理職ユニオン⑲と、ロマン=ロラン
(34)2020年6月20日・・・・・・東京管理職ユニオン⑳と、無償の愛
(35)2020年6月21日・・・・・・東京管理職ユニオン(21)と、遠藤司皇學館大学准教授の論説
(36)2020年6月22日・・・・・・東京管理職ユニオン(22)と、カミュ
(37)2020年6月23日・・・・・・東京管理職ユニオン(23)と、マキアヴェリ
(38)2020年6月24日・・・・・・東京管理職ユニオン(24)と、マザー=テレサ
(39)2020年6月25日・・・・・・東京管理職ユニオン(25)と、「キミがいれば」
(40)2020年6月26日・・・・・・東京管理職ユニオン(26)と、マキアヴェッリ
(41)2020年6月27日・・・・・・秋田県立農業短大事件①
(42)2020年6月28日・・・・・・秋田県立農業短大事件②
(43)2020年6月29日・・・・・・秋田県立農業短大事件③と、キャンパスセクハラ
(44)2020年6月30日・・・・・・東北大学セクハラ事件①
(45)2020年7月1日・・・・・・東北大学セクハラ事件②
(46)2020年7月2日・・・・・・京都大学セクハラ事件①
(47)2020年7月3日・・・・・・京都大学セクハラ事件②
(48)2020年7月4日・・・・・・京都大学セクハラ事件③
(49)2020年7月5日・・・・・・京都大学セクハラ事件④
(50)2020年7月6日・・・・・・キャンパスセクハラと、哲学者カントの思想①
(51)2020年7月7日・・・・・・キャンパスセクハラと、哲学者カントの思想②
(52)2020年7月8日・・・・・・鳴門教育大学セクハラ事件①
(53)2020年7月9日・・・・・・鳴門教育大学セクハラ事件②
(54)2020年7月10日・・・・・・鳴門教育大学セクハラ事件③
(55)2020年7月11日・・・・・・鳴門教育大学セクハラ事件④
(56)2020年7月12日・・・・・・東北生活文化大学セクハラ事件
(57)2020年7月13日・・・・・・宮城学院女子大学講師セクハラ事件
(58)2020年7月14日・・・・・・琉球大学セクハラ事件
(59)2020年7月15日・・・・・・セクハラ犯が支払う賠償金
(60)2020年7月16日・・・・・・セクハラ犯の異常性と、マイケル=サンデル
(61)2020年7月17日・・・・・・女性ユニオン東京②
(62)2020年7月18日・・・・・・奈良女子大学セクハラ事件
(63)2020年7月19日・・・・・・高知大学セクハラ事件①
(64)2020年7月20日・・・・・・高知大学セクハラ事件②
(65)2020年7月21日・・・・・・佐賀大学セクハラ事件①
(66)2020年7月23日・・・・・・佐賀大学セクハラ事件②
(67)2020年7月24日・・・・・・大阪市立大学セクハラ事件
(68)2020年7月25日・・・・・・大阪市立大学セクハラ事件(別件①)
(69)2020年7月26日・・・・・・大阪市立大学セクハラ事件(別件②)
(70)2020年7月27日・・・・・・辻本育子弁護士
(71)2020年7月29日・・・・・・セクハラの裁判
(72)2020年7月30日・・・・・・いまもつづくキャンパスセクハラ
(73)2020年8月2日・・・・・・セクハラ被害者の佐藤香(さとうかおり)さん①
(74)2020年8月3日・・・・・・セクハラ被害者の佐藤香(さとうかおり)さん②
(75)2020年8月4日・・・・・・セクハラ被害者の佐藤香(さとうかおり)さん③
(76)2020年8月5日・・・・・・セクハラ被害者の佐藤香(さとうかおり)さん④
(77)2020年8月6日・・・・・・北海道ウィメンズ・ユニオン①
(78)2020年8月7日・・・・・・北海道ウィメンズ・ユニオン②(警察庁のHPに掲載された被害者のかたの手記)
(79)2020年8月9日・・・・・・セクハラ被害者の佐藤香(さとうかおり)さん⑤
(80)2020年8月11日・・・・・・セクハラ被害者の佐藤香(さとうかおり)さん⑥
(81)2020年8月13日・・・・・・セクハラ被害者の佐藤美礼(さとうみゆき)さん
(82)2020年8月17日・・・・・・セクハラ被害者の東多江子さん(※脚本家)
(83)2020年8月19日・・・・・・厚生労働省関係の相談窓口の実情
(84)2020年8月20日・・・・・・独立行政法人労働政策研究・研修機構の研究員の論説①と、地域ユニオン
(85)2020年8月21日・・・・・・独立行政法人労働政策研究・研修機構の研究員の論説②と、あかし地域ユニオン
(86)2020年8月22日・・・・・・独立行政法人労働政策研究・研修機構の研究員の論説③と、にいがたユニオン
(87)2020年8月23日・・・・・・独立行政法人労働政策研究・研修機構の研究員の論説④と、連合福岡ユニオン
(88)2020年8月24日・・・・・・独立行政法人労働政策研究・研修機構の研究員の論説⑤。地域ユニオンの優位性①
(89)2020年8月25日・・・・・・個人事業主と、地域ユニオン
(90)2020年8月26日・・・・・・角田(つのだ)由紀子弁護士④と太田真也弁護士②
(91)2020年8月27日・・・・・・地域ユニオンの優位性②。3人の被害者の事例。

本日は、犯罪の被害に関する角田(つのだ)由紀子弁護士の論説をふりかえってみます。

(2018年3月31日 東京・強姦救援センターのブログ「角田由紀子さんからのメッセージ③ 性被害と社会の責任」より。)

音声の文字化は筆者。)
角田由紀子 弁護士

こんにちは。
わたくしは東京・強姦救援センターのリーガルアドバイザーの弁護士の角田由紀子ともうします。
最近は、性暴力被害をうけたひとのおはなしが、メディアにもすこしずつ出るようになってきましたよね。
で、そのひとたち(被害をうけたひと)に対する支援のうごきっていうのはあるんですけれども、わたしは、被害をうけたひとは支援をもとめる、支援をうけるのは当然の権利としてある、というふうに考えているんですね。
なぜ、被害者にそういう権利があるのか。
なんか、被害者の権利、というふうに言ってもよいと思うんですけれども、もうすこし前は、被害者というのはなんか、保護の対象ー
もちろん保護される必要があるんですけれども、保護の対象、という見方が強かったんです。
いまはそうではなくて、被害者の権利、ということもすでに言われていますし、特に性暴力犯罪についてはそのことをはっきりと、被害をうけたひともふくめて、知っておく必要がある、というふうに思うんですね。
なんで被害者は支援をうける権利をもっているのか、ということなんですけれども、どの犯罪でもそうだと思いますけれども、とりわけ性暴力犯罪については、どういう社会の構造が性暴力犯罪を引き起こしているのか、ということと非常に深い関係があるわけですね。
特に被害者が女性が多い性暴力犯罪については、女性たちをとりまく社会の構造それ自体が、女性からですね、さまざまな権利をうばって、それから、女性を社会のなかで非常に低い地位に落とし込めて、という状況があって。
つまり、女性をとても差別的にあつかって、そして、女性は男性と同じような一人前の権利をもった人間だ、というふうにあつかわないわけですね。
それはかれらが、そういうふうに思わない、というだけではなくて、社会的な事実、実態として、女性がこの社会でどんな地位におかれているか、ということをみればわかるわけです。
たとえば、一番わかりやすいのは、労働関係ですねよ。
経済的状況。
女性と男性との賃金の格差は非常におおきい、ということは、だれでもが知っている、とは思うのですが、そうするとですね、女性はたとえば男性の正社員の給与、収入を100とした場合に、女性は正社員でも72~73だと思うんですね。
それから、たくさんの女性がはたらいている非正規になってくると、実は50くらいでしかないわけです。
で、非正規のひとと、正社員の男性とが、同じ仕事をしていたとしても、女性であるがゆえに賃金は非常に低いところに置かれている。
で、これはどういうことになるかというと、女のひとというのは男性にくらべて地位が低いし値打ちがないんだ、と。
だから賃金は半分でいいんだ、と。
こういう考えにいわば証拠をあたえるようなことになってくるわけですね。
それから政治の分野で考えても、日本では女性の国会議員が非常に数がすくないですよね。
地方議会にいたっては、女性の議員はゼロ、というところだってあるわけです。
そうするとですね、政治的な分野で仕事をする能力を女にはないんだ、というような誤解をその事実を裏づけることになってくるわけです。
で、いろんな面から考えてみて、女性は男性よりも劣った存在なんだ、というメッセージが、証拠付きでいろんなところでふりまかれている。
で、そういう状況が、加害者に対して、女のひとをモノとしてあつかってもいいんだ、と。
自分の性的な欲望をみたすためのモノとしてあつかってもいいんだ、という、そういうことをかれらに保障してしまうことになるわけですね。
そういう社会が実は性暴力犯罪を生みだしている、とすると、そのことの被害に遭ったひとはその社会に対して、
「わたしをこういう目に遭わせたのはそういう構造にした責任があるんじゃないか」
と。
あるんだと、ということでですね、
「わたしの権利を保障しろ」
と。
つまり、
「わたしの権利をうばったのはあなたがたなんだからわたしの権利を保障しろ。わたしが支援されるのは当然だ
と。
そういう考えをわたしはもってよい、というふうに思っているんですね。
ですから、支援をうける、ということは当然のことであって、だからそういうふうにもとめられるときは、まわりのひとはもちろん、そのひとに対して支援をする義務がある、と。
こういう関係にわたしはあるんだ、というふうに思っているんですね。
それから損害賠償の問題なんですけれども、よく、性暴力犯罪被害をうけた女性が損害賠償請求の裁判を起こしますよね。
そうすると女性自身もですね、加害者側から、あなたお金がほしいんでしょ、お金が目当てではないか、という非難が来るわけなんです。
そうすると女性もそれに対して、
「いや、いや、わたしはお金が目当てではありません」
というふうに言うわけですね。
お金が目当てではない、というのは、わたしは本当であるというふうに思うんですけれども、でも、それはそれとして、被害をうけた人間として、当然に損害賠償を請求する法的な権利があるわけなので、それは堂々とですね、損害を賠償しろ、ということを請求してすこしもおかしいところはない、というふうにわたしは思っているんです。
で、もちろん、彼女の一番の目的はお金ではない、ってことが多くの場合そうだと思うんです。
「わたしがうしなったものを、あなたがわたしからうばったものを、返してくれ」
ということが一番おおきなことだと思うんですね。
だけど、日本の法律制度のもとでは、そういう目にみえないものをどうやって返したらいいのか、って。
できないわけですね。
そうすると法的な場面でそのことに対してある程度、決着をつけるのは、金銭に換算した慰謝料というもので支払いをするということしかない、ということだと思うんです。
だから、彼女がお金がほしくてやっているわけではないのは当然なんですけれども、でも、それしか償いの方法がない。
もちろん、謝罪をするとかいうことはあるわけなんですけれども、それでも、きちんと目にみえるかたちで相手も一定の痛みをうける、ということについて言えば、それは、損害賠償というのは、わたしは、有効、一定程度有効な手段でないかと思いますし、それから、損害賠償を請求することに対してちっとも遠慮をすることはない、というふうに考えております。

——————————————————–

角田(つのだ)由紀子弁護士はセクハラや性犯罪裁判の第一人者です。
これまで多くの勝訴判決を勝ち取ってきました。

(再掲。角田【つのだ】由紀子弁護士)
支援をうける、ということは当然のこと
だからそういうふうにもとめられるときは、まわりのひとはもちろん、そのひとに対して支援をする義務がある

きちんと目にみえるかたちで相手も一定の痛みをうける、ということについて言えば、それは、損害賠償というのは、わたしは、有効、一定程度有効な手段でないかと思います

代理人の選定を考えているかたは、角田(つのだ)由紀子弁護士にご相談をすることをお勧めします。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
2018年11月1日
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
2018年11月1日
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。