鴨長明(1155頃~1216年))が1212年に発表した方丈記は、
「ゆく河の流れは絶えずして」
(川の流れは絶えることがなく)
という出だしからはじまります。
大学の教官によるセクハラも同様です。
絶えることがありません。
(参考。当ブログ)
<ハラスメント被害について>
(1)2020年5月17日・・・・・・厚生労働省の相談窓口
(2)2020年5月18日・・・・・・東京管理職ユニオン①
(3)2020年5月19日・・・・・・角田(つのだ)由紀子弁護士①
(4)2020年5月20日・・・・・・上谷(かみたに)さくら弁護士
(5)2020年5月21日・・・・・・宮田桂子弁護士
(6)2020年5月22日・・・・・・弓田竜弁護士
(7)2020年5月23日・・・・・・神原元弁護士
(8)2020年5月24日・・・・・・太田真也弁護士
(9)2020年5月25日・・・・・・東京管理職ユニオン②
(10)2020年5月26日・・・・・・東京管理職ユニオン③
(11)2020年5月27日・・・・・・東京管理職ユニオン④
(12)2020年5月28日・・・・・・東京管理職ユニオン⑤
(13)2020年5月29日・・・・・・プレカリアートユニオン
(14)2020年5月30日・・・・・・東京管理職ユニオン⑥
(15)2020年5月31日・・・・・・迎合メールの無効性
(16)2020年6月1日・・・・・・角田(つのだ)由紀子弁護士②
(17)2020年6月2日・・・・・・宮崎学さん、小檜山博さん、宮本輝さんの論説
(18)2020年6月3日・・・・・・角田(つのだ)由紀子弁護士③
(19)2020年6月4日・・・・・・エセ労働組合について
(20)2020年6月5日・・・・・・東京管理職ユニオン⑦
(21)2020年6月6日・・・・・・東京管理職ユニオン⑧
(22)2020年6月7日・・・・・・東京管理職ユニオン⑨
(23)2020年6月9日・・・・・・東京管理職ユニオン⑩と、女性ユニオン東京①
(24)2020年6月10日・・・・・・東京管理職ユニオン⑪
(25)2020年6月11日・・・・・・東京管理職ユニオン⑫と、宗像恒次助教授の自己カウンセリングと親鸞
(26)2020年6月12日・・・・・・東京管理職ユニオン⑬と、野田正彰京都造形芸術大教授の論説
(27)2020年6月13日・・・・・・東京管理職ユニオン⑭と親鸞
(28)2020年6月14日・・・・・・東京管理職ユニオン⑮と、シモーヌ=ヴェイユ
(29)2020年6月15日・・・・・・東京管理職ユニオン⑯と、フロム
(30)2020年6月16日・・・・・・東京管理職ユニオン⑰と、アイリス=マードック
(31)2020年6月17日・・・・・・東京管理職ユニオン⑱と、カール=マルクス
(32)2020年6月18日・・・・・・セクハラ訴訟で勝訴
(33)2020年6月19日・・・・・・東京管理職ユニオン⑲と、ロマン=ロラン
(34)2020年6月20日・・・・・・東京管理職ユニオン⑳と、無償の愛
(35)2020年6月21日・・・・・・東京管理職ユニオン(21)と、遠藤司皇學館大学准教授の論説
(36)2020年6月22日・・・・・・東京管理職ユニオン(22)と、カミュ
(37)2020年6月23日・・・・・・東京管理職ユニオン(23)と、マキアヴェリ
(38)2020年6月24日・・・・・・東京管理職ユニオン(24)と、マザー=テレサ
(39)2020年6月25日・・・・・・東京管理職ユニオン(25)と、「キミがいれば」
(40)2020年6月26日・・・・・・東京管理職ユニオン(26)と、マキアヴェッリ
(41)2020年6月27日・・・・・・秋田県立農業短大事件①
(42)2020年6月28日・・・・・・秋田県立農業短大事件②
(43)2020年6月29日・・・・・・秋田県立農業短大事件③と、キャンパスセクハラ
(44)2020年6月30日・・・・・・東北大学セクハラ事件①
(45)2020年7月1日・・・・・・東北大学セクハラ事件②
(46)2020年7月2日・・・・・・京都大学セクハラ事件①
(47)2020年7月3日・・・・・・京都大学セクハラ事件②
(48)2020年7月4日・・・・・・京都大学セクハラ事件③
(49)2020年7月5日・・・・・・京都大学セクハラ事件④
(50)2020年7月6日・・・・・・キャンパスセクハラと、哲学者カントの思想①
(51)2020年7月7日・・・・・・キャンパスセクハラと、哲学者カントの思想②
(52)2020年7月8日・・・・・・鳴門教育大学セクハラ事件①
(53)2020年7月9日・・・・・・鳴門教育大学セクハラ事件②
(54)2020年7月10日・・・・・・鳴門教育大学セクハラ事件③
(55)2020年7月11日・・・・・・鳴門教育大学セクハラ事件④
(56)2020年7月12日・・・・・・東北生活文化大学セクハラ事件
(57)2020年7月13日・・・・・・宮城学院女子大学講師セクハラ事件
(58)2020年7月14日・・・・・・琉球大学セクハラ事件
(59)2020年7月15日・・・・・・セクハラ犯が支払う賠償金
(60)2020年7月16日・・・・・・セクハラ犯の異常性と、マイケル=サンデル
(61)2020年7月17日・・・・・・女性ユニオン東京②
(62)2020年7月18日・・・・・・奈良女子大学セクハラ事件
(63)2020年7月19日・・・・・・高知大学セクハラ事件①
(64)2020年7月20日・・・・・・高知大学セクハラ事件②
本日は、佐賀大学で起きたセクハラ事件をみてみます。
佐賀大学セクハラ事件
熊本日日新聞の記事を参照します。
(2000年3月24日 熊本日日新聞「佐賀大がセクハラ問題の教授を懲戒免職へ」より、引用。)
(※当該記事は、G-Searchデータベースサービスに所蔵されています。)
<一部分を抜粋>
●2000年3月24日 熊本日日新聞
佐賀大学(佐古宣道学長)の経済学部教授(43)が、大学院の女子学生にセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)をしたとされる問題で、同学部教授会は(2000年3月)24日までに、この教授を懲戒免職処分とするのが相当とした。 |
同大学評議会で(2000年)4月に正式決定される。 |
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教授は1998年7月30日夜、指導していた女子学生と酒を飲み、女子学生のアパートに宿泊。 |
女子学生は「乱暴されたり、性的に不快な言葉を受けた」と訴えていた。 |
教授は不快な言葉を吐いたり服を脱がせたことは認めたが、乱暴については否定。 |
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セクハラ事件が発覚後、当該教官が所属している経済学部は、懲戒免職が相当、と決議しました。
(再掲。熊本日日新聞)
「同大学評議会で(2000年)4月に正式決定される」
その後、大学側は、どのような判断をくだしたのでしょうか。
NHKと熊本日日新聞の記事をみてみます。
NHK
(2000年8月10日 NHK「佐賀大の教授 女子学生へのセクハラで懲戒免職に」より、引用。)
(※当該記事は、G-Searchデータベースサービスに所蔵されています。)
<一部分を抜粋>
●2000年8月10日 NHK
佐賀大学は、去年(1999年)4月に女子学生からの訴えを受けて、教授や女子学生から聞き取り調査をしてきました。 |
その結果、学生の主張は信ぴょう性が高く、ひどいセクハラ行為があったと判断し、「学生の研究環境を著しく損なう教員にあるまじき行為だ」として、きょう各学部を代表する教授などで作る全学評議会で全員一致で懲戒免職を決定し、きょう(2000年8月10日)付で処分しました。 |
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懲戒免職になったのは、佐賀大学経済学部の43歳の教授です。 |
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佐賀大学によりますと、この教授は、女子学生のアパートに泊まったことや、言葉による性的な嫌がらせは認めていますが、懲戒免職は重すぎるとして、人事院に不服を申し立てたいと話しているということです。 |
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熊本日日新聞
(2000年8月11日 熊本日日新聞「セクハラで懲戒免職に 佐賀大教授」より、引用。)
(※当該記事は、G-Searchデータベースサービスに所蔵されています。)
<一部分を抜粋>
●2000年8月11日 熊本日日新聞
佐賀大(佐古宣道学長)経済学部の男性教授(43)が約2年前、大学院の女子学生にセクハラ(性的嫌がらせ)をしたとされる問題で、同大は(2000年8月)10日、この教授を懲戒免職にするとともに、当時の経済学部長を訓告処分とした。 |
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「学生に恐怖や屈辱感を与え、休学に追い込んだのは教育者としてあるまじき行為」としている。 |
大学側によると、教授は1998年7月30日夜、指導していた女子学生と酒を飲んだ。 |
女子学生は酔って記憶をなくしたが、「自宅アパートで翌朝目覚めると全裸になっており、教授に乱暴された」などと、昨年(1999年)4月に大学に訴え、同年(1999年)10月から休学している。 |
教授側は「持病の薬を飲んで眠くなった」と宿泊の事実を認めたが、乱暴については否定している。 |
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セクハラ教官は懲戒免職となりました。
(再掲。NHK)
「この教授は、女子学生のアパートに泊まったことや、言葉による性的な嫌がらせは認めていますが、懲戒免職は重すぎるとして、人事院に不服を申し立てたいと話しているということです」
このあとは、昨日のブログで取り上げた高知大学セクハラ事件と同じような展開となります。
つづきは明日のブログでご紹介をさせていただきます。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2020年5月1日>
セクハラ、パワハラは何処に相談するのが一番効果的なのかな? もしご存知の方居たら教えてください。 |
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学生のかたは大学当局へ、社会人のかたは東京管理職ユニオンへご相談をしてください。
泣き寝入りをせず、セクハラによって失ったものを取り戻しましょう。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
<2018年11月1日>
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
<2018年11月1日>
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
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