キャンパスセクハラに関して、昨日まで、7つの事件をふりかえりました。
(参考。当ブログ)
<キャンパスセクハラに関して>
□秋田県立農業短大事件 ↓ □東北大学セクハラ事件 ↓ □京都大学セクハラ事件 ↓ □鳴門教育大学セクハラ事件 ↓ □東北生活文化大学セクハラ事件 ↓ □宮城学院女子大学講師セクハラ事件 ↓ □琉球大学セクハラ事件 |
新聞記事を調べていて、唸(うな)ったことがあります。
被害者へ支払うことになる賠償金は多額です。
数十万円というレベルではありません。
(参考。当ブログ)
<ハラスメント被害について>
(1)2020年5月17日・・・・・・厚生労働省の相談窓口
(2)2020年5月18日・・・・・・東京管理職ユニオン①
(3)2020年5月19日・・・・・・角田(つのだ)由紀子弁護士①
(4)2020年5月20日・・・・・・上谷(かみたに)さくら弁護士
(5)2020年5月21日・・・・・・宮田桂子弁護士
(6)2020年5月22日・・・・・・弓田竜弁護士
(7)2020年5月23日・・・・・・神原元弁護士
(8)2020年5月24日・・・・・・太田真也弁護士
(9)2020年5月25日・・・・・・東京管理職ユニオン②
(10)2020年5月26日・・・・・・東京管理職ユニオン③
(11)2020年5月27日・・・・・・東京管理職ユニオン④
(12)2020年5月28日・・・・・・東京管理職ユニオン⑤
(13)2020年5月29日・・・・・・プレカリアートユニオン
(14)2020年5月30日・・・・・・東京管理職ユニオン⑥
(15)2020年5月31日・・・・・・迎合メールの無効性
(16)2020年6月1日・・・・・・角田(つのだ)由紀子弁護士②
(17)2020年6月2日・・・・・・宮崎学さん、小檜山博さん、宮本輝さんの論説
(18)2020年6月3日・・・・・・角田(つのだ)由紀子弁護士③
(19)2020年6月4日・・・・・・エセ労働組合について
(20)2020年6月5日・・・・・・東京管理職ユニオン⑦
(21)2020年6月6日・・・・・・東京管理職ユニオン⑧
(22)2020年6月7日・・・・・・東京管理職ユニオン⑨
(23)2020年6月9日・・・・・・東京管理職ユニオン⑩と、女性ユニオン東京
(24)2020年6月10日・・・・・・東京管理職ユニオン⑪
(25)2020年6月11日・・・・・・東京管理職ユニオン⑫と、宗像恒次助教授の自己カウンセリングと親鸞
(26)2020年6月12日・・・・・・東京管理職ユニオン⑬と、野田正彰京都造形芸術大教授の論説
(27)2020年6月13日・・・・・・東京管理職ユニオン⑭と親鸞
(28)2020年6月14日・・・・・・東京管理職ユニオン⑮と、シモーヌ=ヴェイユ
(29)2020年6月15日・・・・・・東京管理職ユニオン⑯と、フロム
(30)2020年6月16日・・・・・・東京管理職ユニオン⑰と、アイリス=マードック
(31)2020年6月17日・・・・・・東京管理職ユニオン⑱と、カール=マルクス
(32)2020年6月18日・・・・・・セクハラ訴訟で勝訴
(33)2020年6月19日・・・・・・東京管理職ユニオン⑲と、ロマン=ロラン
(34)2020年6月20日・・・・・・東京管理職ユニオン⑳と、無償の愛
(35)2020年6月21日・・・・・・東京管理職ユニオン(21)と、遠藤司皇學館大学准教授の論説
(36)2020年6月22日・・・・・・東京管理職ユニオン(22)と、カミュ
(37)2020年6月23日・・・・・・東京管理職ユニオン(23)と、マキアヴェリ
(38)2020年6月24日・・・・・・東京管理職ユニオン(24)と、マザー=テレサ
(39)2020年6月25日・・・・・・東京管理職ユニオン(25)と、「キミがいれば」
(40)2020年6月26日・・・・・・東京管理職ユニオン(26)と、マキアヴェッリ
(41)2020年6月27日・・・・・・秋田県立農業短大事件①
(42)2020年6月28日・・・・・・秋田県立農業短大事件②
(43)2020年6月29日・・・・・・秋田県立農業短大事件③と、キャンパスセクハラ
(44)2020年6月30日・・・・・・東北大学セクハラ事件①
(45)2020年7月1日・・・・・・東北大学セクハラ事件②
(46)2020年7月2日・・・・・・京都大学セクハラ事件①
(47)2020年7月3日・・・・・・京都大学セクハラ事件②
(48)2020年7月4日・・・・・・京都大学セクハラ事件③
(49)2020年7月5日・・・・・・京都大学セクハラ事件④
(50)2020年7月6日・・・・・・キャンパスセクハラと、哲学者カントの思想①
(51)2020年7月7日・・・・・・キャンパスセクハラと、哲学者カントの思想②
(52)2020年7月8日・・・・・・鳴門教育大学セクハラ事件①
(53)2020年7月9日・・・・・・鳴門教育大学セクハラ事件②
(54)2020年7月10日・・・・・・鳴門教育大学セクハラ事件③
(55)2020年7月11日・・・・・・鳴門教育大学セクハラ事件④
(56)2020年7月12日・・・・・・東北生活文化大学セクハラ事件
(57)2020年7月13日・・・・・・宮城学院女子大学講師セクハラ事件
(58)2020年7月14日・・・・・・琉球大学セクハラ事件
読売新聞の記事を参照します。
(1999年6月9日 読売新聞「仙台セクハラ訴訟判決2件 大学に問うもの(解説)」より、引用。)
(※当該記事は、G-Searchデータベースサービスに所蔵されています。)
<一部分を抜粋>
●1999年6月9日 読売新聞
2件のセクハラ判決は、命じられた賠償額の大きさで、まず目を引いた。 |
東北大大学院元助手の女性が助教授を相手取った訴訟では750万円が(※注 第2審では、900万円に増額)、東北生活文化大(仙台市泉区)卒業生で元職員の女性が指導教官だった教授を訴えた訴訟では700万円が、それぞれ認められた。 |
東北大訴訟では双方が性的関係を認め、東北生活文化大の場合も女性が書いた教授あての謝罪メモがあった。 |
このため被告側は「合意があった」と反論したが、いずれの判決も「教育上の支配・従属関係」の存在や、「周囲の誤解による孤立で生じた混乱した精神状態」を理由に、この主張を退けた。 |
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「キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク」の渡辺和子・京都産業大教授は「いずれの判決も『合意の上』という被告側の常とう句を認めず、抵抗を抑圧された女性の精神的被害を重視した点で画期的だ」と話す。 |
賠償額が従来の最高額330万円を大幅に上回った点についても、「抑止効果にもつながり、司法の流れを決定づけた」と評価する。 |
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読売新聞の別の記事をみてみます。
(1999年12月13日 読売新聞「セクハラ、日本の訴訟 賠償金引き上げ傾向 泣き寝入りもなお多数」より、引用。)
(※当該記事は、G-Searchデータベースサービスに所蔵されています。)
<一部分を抜粋>
●1999年12月13日 読売新聞
(略)今年(1999年)全国で比較的高い賠償金の支払いを命じる判決が相次いだ。 |
セクハラは、加害者側が被害者より優位な立場を利用して、わいせつ行為などを迫るのが典型的な事例で、 ▽行為の内容や継続性 ▽被害者と加害者の地位関係 ▽被害感情の大きさ --などが訴訟での賠償金の算定基準とされる。 |
今年の一連の判決は、こうした点を厳格に考慮したほか、被害者側が請求額自体を過去の訴訟より引き上げたこともあって比較的高額の賠償命令に結びついたとみられる。 |
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毎日新聞はさらにくわしく解説しています。
当該記事を引用します。
(1999年9月27日 毎日新聞「[YOU館]セクハラ損害賠償 高額判決は時代の流れ?」より、引用。)
(※当該記事は、G-Searchデータベースサービスに所蔵されています。)
<一部分を抜粋>
●1999年9月27日 毎日新聞
国内での最高額は、仙台地裁が、男性ピアノ講師に慰謝料と弁護士費用の計900万円の支払いを命じた判決だ(※宮城学院女子大学講師セクハラ事件)。 |
名誉棄損やプライバシー侵害などの人格権侵害に関する賠償額が低いと指摘されてきた日本で、セクハラの代償が高額化した背景を探る。 |
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多くのセクハラ裁判を担当してきた角田(つのだ)由紀子弁護士は 「請求額には、被害のひどさを原告がどう受け止めているかというメルクマール(指標)の意味がある。私は、セクハラ訴訟の慰謝料の請求額は500万円を最低ラインと考えてきたが、被害の内容によって、もっと高くすべきだと思っている」 と語る。 |
今年に入って高額判決が出ていることについては 「原告の女性が、自分に何が起きたのかを自ら語り始めたことが大きい。性暴力の被害女性は泣き、叫び、激しく抵抗するものだという先入観があった裁判官の認識を変える結果につながった」 と話す。 |
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「原告の女性が、自分に何が起きたのかを自ら語り始めた」
セクハラの場合、これが高額賠償につながったようです。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2020年5月1日>
セクハラ、パワハラは何処に相談するのが一番効果的なのかな? もしご存知の方居たら教えてください。 |
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ひとりで悩まずに、自分に何が起きたのかを語るのが肝要です。
相談先としては、東京管理職ユニオンがあります。
信頼できる労働組合です。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
<2018年11月1日>
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
<2018年11月1日>
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
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