先月(2020年6月)の29日のブログで、セクハラに関する沖縄タイムスの記事を参照しました。
(参考。当ブログ)
(43)2020年6月29日・・・・・・秋田県立農業短大事件③と、キャンパスセクハラ
この頃より、当該記事のなかで気になっている箇所がありました。
沖縄タイムスの記事をもう一度、引きます。
(1998年3月29日 沖縄タイムス「[示されたもの、残されたもの](下)/琉大セクハラ訴訟に判決」より、引用。)
(※当該記事は、G-Searchデータベースサービスに所蔵されています。)
<一部分を抜粋>
●1998年3月29日 沖縄タイムス
大学が“舞台”となるセクハラ事件が急増している。 |
京都大(93年12月・教授が元秘書に)が最初といわれ、発覚しただけでも ▽東北大(98年3月・助教授が助手に) ▽鳥取大(助教授が学生に) ▽高知大(97年2月・教授、助教授、技官が学生に) ▽鳴門教育大(同2月・教授が院生に) ▽奈良女子大(同・教授が大学関係者に) ▽三重大(95年12月・助教授が学生に) ▽秋田県立農業短大(93年12月・教授が研究補助員に) ―などだ。 |
東北大のケースで当局は「調査したが個人的な関係だった」と判断。 |
「合意の上の男女関係だった」と反論の助教授に厳重注意したが、学生は助教授を相手取り提訴した。 (※当該助教授は、第2審判決のあと、懲戒免職となりました。) |
(東北大のケースは)琉大のケースと酷似している。 |
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(再掲。沖縄タイムス)
「琉大のケースと酷似している」
琉大とは、琉球大学のことです。
琉球大学でも教官によるセクハラ行為が発覚したようです。
(参考。当ブログ)
<キャンパスセクハラに関するこれまでの記事>
□秋田県立農業短大事件 ↓ □東北大学セクハラ事件 ↓ □京都大学セクハラ事件 ↓ □鳴門教育大学セクハラ事件 ↓ □東北生活文化大学セクハラ事件 ↓ □宮城学院女子大学講師セクハラ事件 |
(参考。当ブログ)
<ハラスメント被害について>
(1)2020年5月17日・・・・・・厚生労働省の相談窓口
(2)2020年5月18日・・・・・・東京管理職ユニオン①
(3)2020年5月19日・・・・・・角田(つのだ)由紀子弁護士①
(4)2020年5月20日・・・・・・上谷(かみたに)さくら弁護士
(5)2020年5月21日・・・・・・宮田桂子弁護士
(6)2020年5月22日・・・・・・弓田竜弁護士
(7)2020年5月23日・・・・・・神原元弁護士
(8)2020年5月24日・・・・・・太田真也弁護士
(9)2020年5月25日・・・・・・東京管理職ユニオン②
(10)2020年5月26日・・・・・・東京管理職ユニオン③
(11)2020年5月27日・・・・・・東京管理職ユニオン④
(12)2020年5月28日・・・・・・東京管理職ユニオン⑤
(13)2020年5月29日・・・・・・プレカリアートユニオン
(14)2020年5月30日・・・・・・東京管理職ユニオン⑥
(15)2020年5月31日・・・・・・迎合メールの無効性
(16)2020年6月1日・・・・・・角田(つのだ)由紀子弁護士②
(17)2020年6月2日・・・・・・宮崎学さん、小檜山博さん、宮本輝さんの論説
(18)2020年6月3日・・・・・・角田(つのだ)由紀子弁護士③
(19)2020年6月4日・・・・・・エセ労働組合について
(20)2020年6月5日・・・・・・東京管理職ユニオン⑦
(21)2020年6月6日・・・・・・東京管理職ユニオン⑧
(22)2020年6月7日・・・・・・東京管理職ユニオン⑨
(23)2020年6月9日・・・・・・東京管理職ユニオン⑩と、女性ユニオン東京
(24)2020年6月10日・・・・・・東京管理職ユニオン⑪
(25)2020年6月11日・・・・・・東京管理職ユニオン⑫と、宗像恒次助教授の自己カウンセリングと親鸞
(26)2020年6月12日・・・・・・東京管理職ユニオン⑬と、野田正彰京都造形芸術大教授の論説
(27)2020年6月13日・・・・・・東京管理職ユニオン⑭と親鸞
(28)2020年6月14日・・・・・・東京管理職ユニオン⑮と、シモーヌ=ヴェイユ
(29)2020年6月15日・・・・・・東京管理職ユニオン⑯と、フロム
(30)2020年6月16日・・・・・・東京管理職ユニオン⑰と、アイリス=マードック
(31)2020年6月17日・・・・・・東京管理職ユニオン⑱と、カール=マルクス
(32)2020年6月18日・・・・・・セクハラ訴訟で勝訴
(33)2020年6月19日・・・・・・東京管理職ユニオン⑲と、ロマン=ロラン
(34)2020年6月20日・・・・・・東京管理職ユニオン⑳と、無償の愛
(35)2020年6月21日・・・・・・東京管理職ユニオン(21)と、遠藤司皇學館大学准教授の論説
(36)2020年6月22日・・・・・・東京管理職ユニオン(22)と、カミュ
(37)2020年6月23日・・・・・・東京管理職ユニオン(23)と、マキアヴェリ
(38)2020年6月24日・・・・・・東京管理職ユニオン(24)と、マザー=テレサ
(39)2020年6月25日・・・・・・東京管理職ユニオン(25)と、「キミがいれば」
(40)2020年6月26日・・・・・・東京管理職ユニオン(26)と、マキアヴェッリ
(41)2020年6月27日・・・・・・秋田県立農業短大事件①
(42)2020年6月28日・・・・・・秋田県立農業短大事件②
(43)2020年6月29日・・・・・・秋田県立農業短大事件③と、キャンパスセクハラ
(44)2020年6月30日・・・・・・東北大学セクハラ事件①
(45)2020年7月1日・・・・・・東北大学セクハラ事件②
(46)2020年7月2日・・・・・・京都大学セクハラ事件①
(47)2020年7月3日・・・・・・京都大学セクハラ事件②
(48)2020年7月4日・・・・・・京都大学セクハラ事件③
(49)2020年7月5日・・・・・・京都大学セクハラ事件④
(50)2020年7月6日・・・・・・キャンパスセクハラと、哲学者カントの思想①
(51)2020年7月7日・・・・・・キャンパスセクハラと、哲学者カントの思想②
(52)2020年7月8日・・・・・・鳴門教育大学セクハラ事件①
(53)2020年7月9日・・・・・・鳴門教育大学セクハラ事件②
(54)2020年7月10日・・・・・・鳴門教育大学セクハラ事件③
(55)2020年7月11日・・・・・・鳴門教育大学セクハラ事件④
(56)2020年7月12日・・・・・・東北生活文化大学セクハラ事件
(57)2020年7月13日・・・・・・宮城学院女子大学講師セクハラ事件
本日は、琉球大学の教官によるセクハラ事件をみてみます。
毎日新聞の記事を参照します。
琉球大学セクハラ事件
(1998年3月27日 毎日新聞「女性留学生にセクハラ 琉大助教授が敗訴、慰謝料170万支払い命令--那覇地裁」より、引用。)
(※当該記事は、G-Searchデータベースサービスに所蔵されています。)
<一部分を抜粋>
●1998年3月27日 毎日新聞
アジアからの女性留学生(35)が、性的嫌がらせ(セクシュアル・ハラスメント)被害などを理由に、琉球大農学部助教授(53)に慰謝料約550万円を求めた訴訟の判決が(1998年3月)27日午前、那覇地裁であった。 |
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助教授は1993年11月、プロポーズを断られたことから、その後約1年3カ月間、キスや体を触ったりセーターを無理やり脱がせようとするなどのセクハラをしてきた、とした。 |
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喜如嘉貢裁判長は「約2カ月間、人格権を侵害する行為があった」と、留学生側の主張を一部認め、170万円の支払いを助教授に命じた。 |
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判決はプロポーズから約2カ月間、キスやセーターを脱がせようとした行為を認定。「一連の言動は社会通念上許される限度を超え、人格権侵害だ」とした。 |
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助教授は「合意に基づく大人の男女関係だった。その関係が破たんしたため、原告はセクハラやデータねつ造の言いがかりをつけた」と否定、争っていた。 |
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助教授側弁護士の話 男女関係を結ぶ以前の多少強引な働きかけがどうしてセクハラになるのか、納得できない。 |
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判決のあと大学側は、加害者に対する処分を決定しました。
中日新聞の記事を引用します。
(1999年2月17日 中日新聞「琉球大助教授、セクハラで懲戒免 国立大で初の処分 女子留学生に強引キス、押し倒す」
(※当該記事は、G-Searchデータベースサービスに所蔵されています。)
<一部分を抜粋>
●1999年2月17日 中日新聞
琉球大学(沖縄県西原町、桂幸昭学長)は(1999年2月)17日までに、大学院に在籍していた女子留学生にセクハラ(性的嫌がらせ)をしたとして、同大農学部の助教授(54)を懲戒免職にすることを決めた。 |
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セクハラを理由に国立大学の教員に対し懲戒免職処分を決めたのは全国で初めて。 |
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セクハラ問題は、被害者の留学生が1995年3月、大学側に「強引にキスされたり、床に押し倒されて服を脱がされそうになった」などと訴えて発覚。 |
その後、助教授に損害賠償を求める訴訟が提起され、那覇地裁は98年3月、留学生の主張をほぼ認め、170万円の支払いを命じる判決を下している。 |
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(再掲。中日新聞)
「セクハラを理由に国立大学の教員に対し懲戒免職処分を決めたのは全国で初めて」
現在では、ごく当たり前の処置となっています。
大学の教官がセクハラをすればクビになります。
いまは民間の企業でもこれに近い取り扱いとなっています。
免職にならなくても、退職に追い込まれます。
依願退職です。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2020年5月1日>
セクハラ、パワハラは何処に相談するのが一番効果的なのかな? もしご存知の方居たら教えてください。 |
セクハラ行為が発覚すると、加害者は被害者に、賠償金を支払わなければなりません。
その後、勤務先を放逐されます。
これでおわりではありません。
一生、人々から嘲笑されて生きていくことになります。
(再掲。香西咲さん)
「何処に相談するのが一番効果的なのかな?」
まずは、東京管理職ユニオンにご相談をしてください。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
<2018年11月1日>
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
<2018年11月1日>
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
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