ハラスメントをおこなうやつは皆、人間のクズです。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2020年5月1日>
セクハラ、パワハラは何処に相談するのが一番効果的なのかな? もしご存知の方居たら教えてください。 |
ハラスメントの被害を受けた方々は、行為者に対して侮蔑(ぶべつ)のこころを持つことが肝要です。
侮蔑とは、簡単に言いますと、
「クズ」
「ゴミ」
「カス」
といったような感情です。
このような気持ちがあれば自分の運命を変えることができます。
カミュの「シーシュポスの神話」のなかにある一節を引用します。
アルベルト・カミュ著 清水徹訳「シーシュポスの神話」新潮文庫より、引用。)
<一部分を抜粋>
●カミュ
ところが、神々のプロレタリアート(労働者)であるシーシュポスは、無力でしかも反抗するシーシュポスは、自分の悲惨なあり方を隅々まで知っている。 |
まさにこの無残なあり方を、かれは下山の間中考えているのだ。 |
かれを苦しめたに違いない明徹な視力が、同時に、かれの勝利を完璧なものたらしめる。 |
侮蔑によって乗り越えられぬ運命はないのである。 |
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(再掲。カミュ)
「侮蔑によって乗り越えられぬ運命はないのである」
至言です。
被害者は行為者に対して、侮蔑のこころを持ち続ければ、自身の被害を回復することができます。
(参考。当ブログ)
<ハラスメント被害について>
(1)2020年5月17日・・・・・・厚生労働省の相談窓口
(2)2020年5月18日・・・・・・東京管理職ユニオン①
(3)2020年5月19日・・・・・・角田(つのだ)由紀子弁護士
(4)2020年5月20日・・・・・・上谷(かみたに)さくら弁護士
(5)2020年5月21日・・・・・・宮田桂子弁護士
(6)2020年5月22日・・・・・・弓田竜弁護士
(7)2020年5月23日・・・・・・神原元弁護士
(8)2020年5月24日・・・・・・太田真也弁護士
(9)2020年5月25日・・・・・・東京管理職ユニオン②
(10)2020年5月26日・・・・・・東京管理職ユニオン③
(11)2020年5月27日・・・・・・東京管理職ユニオン④
(12)2020年5月28日・・・・・・東京管理職ユニオン⑤
(13)2020年5月29日・・・・・・プレカリアートユニオン
(14)2020年5月30日・・・・・・東京管理職ユニオン⑥
(15)2020年5月31日・・・・・・迎合メールの無効性
(16)2020年6月1日・・・・・・角田(つのだ)由紀子弁護士②
(17)2020年6月2日・・・・・・宮崎学さん、小檜山博さん、宮本輝さんの論説
(18)2020年6月3日・・・・・・角田(つのだ)由紀子弁護士③
(19)2020年6月4日・・・・・・エセ労働組合について
(20)2020年6月5日・・・・・・東京管理職ユニオン⑦
(21)2020年6月6日・・・・・・東京管理職ユニオン⑧
(22)2020年6月7日・・・・・・東京管理職ユニオン⑨
(23)2020年6月9日・・・・・・東京管理職ユニオン⑩と、女性ユニオン東京
(24)2020年6月10日・・・・・・東京管理職ユニオン⑪
(25)2020年6月11日・・・・・・東京管理職ユニオン⑫と、宗像恒次助教授の自己カウンセリング
(26)2020年6月12日・・・・・・東京管理職ユニオン⑬と、野田正彰京都造形芸術大教授の論説
(27)2020年6月13日・・・・・・東京管理職ユニオン⑭
(28)2020年6月14日・・・・・・東京管理職ユニオン⑮と、シモーヌ=ヴェイユ
(29)2020年6月15日・・・・・・東京管理職ユニオン⑯と、フロム
(30)2020年6月16日・・・・・・東京管理職ユニオン⑰と、アイリス=マードック
(31)2020年6月17日・・・・・・東京管理職ユニオン⑱と、カール=マルクス
(32)2020年6月18日・・・・・・セクハラ訴訟で勝訴
(33)2020年6月19日・・・・・・東京管理職ユニオン⑲、ロマン=ロラン
(34)2020年6月20日・・・・・・東京管理職ユニオン⑳、無償の愛
(35)2020年6月20日・・・・・・東京管理職ユニオン(21)、遠藤司皇學館大学准教授の論説
実際、ハラスメントの被害を回復するさいに頼りになるのは、労働組合です。
朝日新聞の記事を参照します。
(2019年7月30日 朝日新聞「吉本芸人、働き方改革は 『ギャラ1円』最低賃金保証なし… 労組結成訴える声も」より、引用。)
●2019年7月30日 朝日新聞
芸能界は、事務所とタレントが専属契約を結ぶのが一般的だ。 |
雇用関係にある「労働者」ではなく、委託契約して、個人で直接仕事を請け負う「フリーランス」にあたる。 |
そのため、労働基準法で保護されず、最低賃金も保証されていない。 |
この動きに、 「労働組合を作り、団結して戦うべきです」 と東京管理職ユニオンの鈴木剛執行委員長は話す。 「事務所が封じ込めてきた不満の声が、SNSで発信できるようになった。芸能だけが特殊な世界という固定概念が崩れ始めている今がチャンス」 という。 |
権利が手厚く守られていないフリーランスでも、産業別の組合はつくることができる。 |
ハリウッドには、所属事務所に限らず、あらゆるタレントが所属する労働組合があり、最低賃金や労働時間が保証されている。 |
組合ができれば、団体交渉権、団体行動権が認められ、ストライキができる場合もある。 |
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たとえ個人事業主であっても労働組合に加入することはできます。
自分は労働組合に入る資格がない、と思っているひとは多いと思われます。
あきらめる前に一度、東京管理職ユニオンにご相談されることをお勧めいたします。
(再掲。カミュ)
侮蔑によって乗り越えられぬ運命はないのである。 |
相手に対する侮蔑の気持ちさえあれば、困難を乗り越えることができます。
(再掲)
●香西咲さん
<2020年5月1日>
セクハラ、パワハラは何処に相談するのが一番効果的なのかな? もしご存知の方居たら教えてください。 |
セクハラやパワハラは、被害者の方々にとって不条理な所行です。
ひきつづき、カミュの「シーシュポスの神話」をみてみます。
アルベルト・カミュ著 清水徹訳「シーシュポスの神話」新潮文庫刊より、引用。)
●カミュ
(不条理を経験する)以前は、人生を生きるためには人生に意義がなければならぬのか、それを知ることが問題だった。 |
ところがここ(不条理の世界)では反対に、人生は意義がなければないだけ、それだけいっそうよく生きられるだろうと思えるのである。 |
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不条理に出会う以前は、日常的人間はさまざまな目的をいだきながら、また未来を気にしたり、自己正当化に心を配ったりして生きている。 |
(略)ところが、不条理と出会ったあとは、いっさいが根底から揺り動かされる。 |
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(略)自分はこれまで自由という公準に縛られ、そうした公準の幻の上で生きていたのだということを理解する。 |
(略)自分の人生になにかひとつの目的を想い描いているかぎり、かれは目的を達するのに必要なことをしようと従順で、自分の自由の奴隷になりつつあったのだ。 |
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(不条理の世界で)自分の生を、反抗を、自由を感じとる、しかも可能なかぎり多量に感じとる、これが生きるということ、しかも可能なかぎり多くを生きるということだ。 |
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意識的でありつづけ、反抗をつらぬく、──こうした拒否は自己放棄とは正反対のものだ。 |
人間の心のなかの不撓不屈で熱情的なもののすべてが、拒否をかきたてて人生に立ち向かわせるのだ。 |
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ハラスメント野郎に対して、侮蔑のこころを持ち、反抗をつらぬく。
これが、可能なかぎり多くを生きる、ということなのかもしれません。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
<2018年11月1日>
昨日から久しぶりの体調不良 あの頃の感覚をハッキリ思い出した。よくこんなストレスに何年も耐えてたなぁ。一般人に戻った私にはあの頃の気力も体力も残ってない。
<2018年11月1日>
まぁあの頃は常に死と比較して生きてきたから尋常ではなかったのだろうな。『死ぬくらいならAV出よう』『行先無くなったら人生止めればいいや』何をするにもこれが念頭にありました。そりゃAV出来た訳だわ。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
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