現在、第5次男女共同参画基本計画の策定作業が進められています。
(参考。内閣府)
□第5次基本計画策定専門調査会 開催状況及び会議資料
・第1回 2019年11月27日(議事録)
・第2回 2019年12月16日(議事録)
・第3回 2020年1月21日
・第4回 2020年4月14日
詳細につきましては、過日の当ブログでご確認をしてください。
(参考。当ブログ)
<第5次基本計画策定専門調査会で配布された資料について> ・2019年12月10日(その1) ・2019年12月11日(その2) ・2019年12月12日(その3) ・2019年12月13日(その4) |
<第5次基本計画策定専門調査会の議事録について> ・2020年1月12日(その1) ・2020年1月13日(その2) ・2020年1月14日(その3) ・2020年1月15日(その4) |
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歴代の男女共同参画基本計画の推移をみてみます。
(内閣府「男女共同参画基本計画」より。)
●男女共同参画基本計画
□2000年(平成12年)12月決定 第1次男女共同参画基本計画 ↓5年後 □2005年(平成17年)12月決定 第2次男女共同参画基本計画 ↓5年後 □2010年(平成22年)12月17日決定 第3次男女共同参画基本計画 ↓5年後 □2015年(平成27年)12月25日決定 第4次男女共同参画基本計画 ↓5年後 |
第5次男女共同参画基本計画はおそらく、今年(2020年)の12月に策定されるのでしょう。
現在、運用されているのは、第4次男女共同参画基本計画です。
2015年12月25日に策定されました。
同計画をご覧になればわかります。
同計画のなかに、AV出演強要に関する記述はありません。
当然です。
当時はまだ、AV出演強要が社会問題になっていませんでした。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年7月8日>
一生自分の中だけに留めて置かなければいけない、と思った時に気が触れてしまいました。
吐き出す事で過去を清算できる機会を頂けて、救われました。 |
●香西咲さん
<2016年7月14日>
今まで人間とは思えない仕打ちを受け続けてきた事、やっと吐き出す事ができました。 こんな私ですが今も変わらず好きでいてくださる方、本当にありがとうございます。 何度も言うけれど今後私はその人たちを大切に生きていくのみです。 「おまえ明日死ぬかもしれないんだから(←青木亮の口癖)」 |
政府は昨年、第5次基本計画策定専門調査会の最初の会合で、「第4次男女共同参画基本計画フォローアップ個票」という資料を公開しました。
内容は、「第4次男女共同参画基本計画に関する施策の評価等について」です。
同個票は13の文書からなります。
なぜか、AV出演強要に関する記述が散見されます。
当時想定していなかった事柄に対して政府は機敏に対応した、ということなのでしょうか。
AV出演強要に関する部分をみてみます。
上述のとおり、個票は複数存在します。
その都度、開かなければなりません。
2か月ほど前に内閣府は、各個票を1つにまとめたものを公開しました。
こちらを参照します。
第4次男女共同参画基本計画に関する施策の評価等について(※AV出演強要に関する部分)
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香西咲さんたち被害者の方々のうったえによって、AV出演強要という未曾有の犯罪があきらかになりました。
政府は当初予見していなかった出来事に対して、適切な対応をしてきました。
各府省による自己評価はまだつづきます。
明日は残りの分をみてみます。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年7月6日>
週刊文春様の報道に私のAV強要の件が出始めている様です。 ファンの方々は読んでいて心が痛くなる内容だと思います。 ですがデビューから前の事務所を経て独立迄に受けた現実であり、これを経て今の私がある事を知って頂けたら幸いです。 またそれが今のAV業界の為にもなると信じてやみません。 |
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香西咲さんたち被害者の方々の勇気が政府をうごかしました。
あとは、国会です。
AV出演強要新法の制定が待たれます。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
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