昨日(2020年5月2日)まで、3回にわたりまして、北原みのりさんの論説をみてきました。
□2020年4月28日
とことん共産党
フラワーデモから1年 いま考える新型コロナとジェンダー
(アーカイブ版)
(参考。当ブログ)
・2020年4月30日(※その1)
・2020年5月1日(※その2)
・2020年5月2日(※その3)
「とことん共産党」の司会はいつも、朝岡晶子さんというかたが務めています。
今回も同様です。
番組の途中、朝岡さんは、岡村隆史氏の問題にふれました。
(参考。当ブログ)
・2020年4月30日(※その1)
朝岡さんのことばをもう一度引きます。
(2020年4月28日 動画 とことん共産党「フラワーデモから1年 いま考える新型コロナとジェンダー」より。)
(※音声の文字化は、筆者。)
<20:32のあたりから>
●2020年4月28日 朝岡晶子さん(司会)
それと、あの、北原さん(北原みのりさん)もコメント――ツイッターかな――されていましたけれども、
(※ツイッターより)
数日前にタレントの岡村隆史さんが、ラジオのなかで、普段から風俗に行っている、と。 |
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岡村隆史氏の発言は単なる笑い話で済まされませんでした。
男女共同参画担当大臣の記者会見でも、この問題がとりあげられました。
□2020年4月28日 首相官邸 東京オリンピック・パラリンピック大臣記者会見及び会見録 |
会見録を参照します。
(引用)
●2020年4月28日 記者
ナインティナインの岡村隆史さんが、ラジオ番組で、コロナウイルスで経済的に厳しくなった女性が風俗業界に流れることを歓迎するような発言をしまして、ニッポン放送は女性の尊厳と職業への配慮を欠いたと謝罪を発表しましたけれども、大臣はこの発言や一連の福祉業界からの批判なんかも上がっていますけれども、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。 |
●2020年4月28日 橋本聖子 国務大臣(男女共同参画、女性活躍、東京オリンピック担当大臣)
その件についても報道で私は知りました。 |
もう既に多くの方が批判をされているようでありますし、また芸能人の方の発言の一つ一つにコメントは差し控えたいというふうに思いますけれども、政府としては、女性が貧困によって望まぬ仕事に従事されることのないように、関係省庁と連携をして女性の貧困対策にもしっかり取り組んでいっているところでありますので、そういった発言についてはやはりさまざまな思いがあると思います。 |
そのような発言がなされないような日ごろからの取り組みというものもしっかりとやっていかなければいけないなということは改めて感じたところです。 |
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(再掲。橋本聖子 大臣)
「政府としては、女性が貧困によって望まぬ仕事に従事されることのないように、関係省庁と連携をして女性の貧困対策にもしっかり取り組んでいっているところであります」
「そのような発言がなされないような日ごろからの取り組みというものもしっかりとやっていかなければいけない」
コロナウイルスによる経済の停滞に乗じて、現在、怪しげな輩が蠢(うごめ)いているようです。
小説家の松井計さんのツイートをみてみます。
●2020年5月1日 松井計さん(小説家)
コロナ禍に便乗してか、娘が大変なことに巻き込まれているようだ。知人の紹介で、業者が配信の番組にでないかと誘ってきたらしい。で、知らぬ間にその業者とLINE交換してる形になっており(紹介者が教えたとおぼしい)、直接、連絡がきたそうな。1対1で会いたいとのことで娘は会って仕事の内容を聞いた。 |
この書き込みに対して、とあるかたがコメントを寄せました。
こちらの文章も引用します。
●2020年5月2日 隆昌さん
最後にはAV出演強要して来るかもしれません。絶対に護ってあげてください。 |
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(再掲。松井計さん)
「娘が大変なことに巻き込まれているようだ」
松井計さんのツイートのつづきを参照します。
●2020年5月1日 松井計さん(小説家)
その内容というのが、 1)酒を飲みながらくっちゃべる番組 2)5回の出演義務 3)友達5人の紹介義務 4)ギャラは出ないがその代わりにクオカード出す。 で、問題がその次で、 5)キャンセルした場合は罰金支払い義務。 だったらしい、娘、断りきれず1度は受けたが、すぐにキャンセル。今、罰金請求がきてる。 |
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●2020年5月2日 松井計さん(小説家)
とにかく莫迦莫迦しい内容で、よくもまあ、こういうやり方で商売をするものだと思うが、既に罰金5万円の請求書がきてるから対応せざるを得ない。私はこういう商売が好きではない。当面、娘は松井計事務所で預かって対応する。 |
↓
●2020年5月2日 松井計さん(小説家)
で、今、娘に聞いたところ、罰金の請求書が届いたあと、12時間以内に連絡がない場合も更に罰金が発生するなんぞと言ってるらしい。ひどい話だな。ま、しかし、そこまでムチャを言ってくるなら、むしろ対応しやすい。娘には何があっても金を払ってはいけないと伝えておいた。 |
このあとの松井計さんのツイートにつきましては、リンクを貼っておきます。
各自でご覧になってください。
●2020年5月2日 松井計さん(小説家)
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●2020年5月2日 松井計さん(小説家)
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●2020年5月2日 松井計さん(小説家)
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●2020年5月2日 松井計さん(小説家)
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●2020年5月2日 松井計さん(小説家)
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●2020年5月2日 松井計さん(小説家)
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●2020年5月2日 松井計さん(小説家)
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●2020年5月2日 松井計さん(小説家)
(松井計さんの娘さんのツイート)
●2020年5月2日 柚木那夏さん
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(再掲)
●2020年5月2日 隆昌さん
最後にはAV出演強要して来るかもしれません。絶対に護ってあげてください。 |
人々はコロナウイルスと同様に、AV業界人を恐れています。
畏怖しています。
今回の岡村隆史氏に関する騒動もそうした人々の心像を反映しているのでしょう。
(参考。当ブログ)
・2019年8月13日
(2012年3月 お茶の水大学「ジェンダー研究 第15号」より、引用。)
<90~91ページ>
●2012年3月 お茶の水大学 ジェンダー研究 第15号
宮地尚子は、『現代思想』2011年8月号で、同年6月に知人の男性から次のような話を聞いたと記している。 |
「今、AV(アダルトビデオ)の製作費が下がっているんだって。東北の被災地から来た女の子たちを、相場より安く雇えるからだって。友達が直接制作者からその話を聞いたんだけど、ひどい話だって、そいつも激怒していたよ。それに札幌なんかの歓楽街もフーゾクでにぎわっているらしいよ。女の子たちが流れてくるからね」 |
家庭内のケア労働の担い手であることを理由に不安定労働を割り当てられてきた女性は、震災でまず解雇の標的になり、家族のケアに足を取られて、労使交渉にも踏み切れず、また、仕事探しでも選択の幅を狭められる。 こうして仕事を探しにくい立場に立たされた女性の中には、不安定で危険の多い性産業に出向き「男性の癒し」を受け持って生活費を稼ぐ例も出ている。 |
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震災のときの二の舞にならないことを願っております。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2015年7月11日>
①高齢者の銀行預金が振り込め詐欺で狙われるように 今若い女性は〝性〟を狙われるんだそう。AV出演を自分で決めたと思っていても実はそう洗脳されていた事も多いから周りにちゃんと相談して決めること。 AVの良い部分しか話してこない人には要注意。一生背負うものは大きい想像以上の覚悟が必要 |
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2017年1月2日>
娘を持つ親御さんへ 決して他人事ではありません。芸能、パーツモデル(手など)、ナンパ…あの手この手で勧誘してきます。年齢も容姿も関係ありません。スカウトや事務所がその気になれば整形させてでもAV出させます。環境も思考も180度変えさせられます。注意を払いきれるものではありません。 |
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今後、AV業界は、経済的に困っている女性を狙って甘言を弄してくるでしょう。
(再掲。香西咲さん)
「AVの良い部分しか話してこない人には要注意」
くれぐれも騙されないようにしてほしいものです。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
香西咲さんを勝手に応援するサイトへ
>>今後、AV業界は、経済的に困っている女性を狙って甘言を弄してくるでしょう。
東日本大震災に熊本地震も同様でしたね。
AV業界って、不動産まで用意しますからね。
https://www.mizubeya.com/area/facility/detail_02042/
例えば上記の物件ですが、AV業界人の弁護士が顧問弁護士をしている
不動産業者です。
はじめまして。岡村たかしの「楽しみ」という言葉に本質がすべて凝縮されていると思います。私も、はらわた煮えくりかえった者の一人です。岡村たかしは別に誰も傷つけているわけではないとか、必ず擁護する人がいるのが問題だと思います。そして必ず出てくるのが、風俗も貧困でなく自らすすんでする人もいるという論点の外れた論理です。相手の弱味につけこんで、やむなく風俗に行く人を見込んでの発言が差別なのに、風俗を差別していると変換します。AV強要で、女性の良心につけこみ、あなたはAVの仕事を差別しているのか、とする悪質な業者に通ずるものがあると感じます。