日別アーカイブ: 2020年4月12日

AV出演強要に対するマスナリジュンさんの論説(その4)。香西咲さん「日本は人身取引国ですね」。日本は、性的搾取の巣窟であるAV業界をこのまま放置しておくのでしょうか

3日前より、マスナリジュンさんの所論をふりかえっています。
AV出演強要に関するものです。

(参考。当ブログ)
2020年4月9日(※1回目)
2020年4月10日(※2回目)
2020年4月11日(※3回目)

本日もみていきます。

『 #AV出演強要問題 』 2017.2.5 【 ナママス 】 vol.173より、引用。)

(※音声の文字化は、筆者。)
(※37:22のあたりから。)
2017年2月5日 マスナリジュンさん

だからその、なんだろうな、何人かの女優さんや制作側のひとが、さっき紹介したヒューマンライツ・ナウとか、PAPSとか、そういったー
あとは、この活動に支援している弁護士のひとのうごきを批判したりしているんですけど。
そして、
「業界の声をもっと聞かなければいけないだろう」
っていう批判の声もあったりするようなんですけど。
うーん、なんだろうな。
うーん、業界のひとたちはその規制がかかることやその人権的にアウトだと問題視されることが自分たちの商売の邪魔になるので。
うーん、まさにそのー
なんだろうな。
それで生計を立てているひとは反対の声をあげます。

ノンフィクション作家の中村淳彦さんの論説を参照します。

中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
音声の文字化は筆者。)

(2017年10月10日「渋谷のほんだな」より) 

「AVに出ている子は選ばれた子なので、ほかの世界に行ってもなんとでもなる子たちがほとんどです」

「AV監督、メーカー、社員、男優。皆、AV業界がなくなったらかなり苦しいですね」

(これやっぱり、あのー、普通のほかの映像制作会社に転職するとかですね。そういうのはむずかしいですかね?)
「いや、まあ、まあ、そういうことをできるひとは転職すればいいと思うんですけども。まあ、ほぼ、ほぼ、きびしいと思います」

「やっぱり、あの、ぼくもふくめて、普通の社会で普通に生きられなかったひとがあつまる業界なんですね」

「いや、やっぱり、能力がないひとたちが女の子の裸を利用して商品をつくる、っていうことなので。その裸がつかえないとなったら、まあ、むずかしいでしょうね。ほとんどのひとが」

(2017年11月17日「大竹まこと ゴールデンラジオ」より

「女の子は若くてかわいくて、学歴も高い子が、いまぞくぞく出させているから、女の子はいくらでも行く場所があると思うんですよ」

「生き残っていくというか、このAV業界というのは、AV女優以外のセーフティーネットになっている部分があって、ほかに行き場所がないんですね。彼らは。なので、需要があるかぎりは、しがみついて、つくるかな、とぼくは思ってー」

「AVやめたら別の仕事ができない。つぶしがきかないんですよ」

「つくったり、男優だったり、プロダクションー」

「プロデューサーだったり、経営者だったりというのは、ほかに行き場所、ないだろうなぁ」

「だから、やめるわけにいかないんですよね」

「やめるひと、いないですよね」

「ただ、ぼくもふくめてなんですけど、ふつうの映画つくれない、テレビ番組つくれないから、女の子の裸を利用してなんとか商品にして生活している、っていう。こう、あんまり才能がないひとたちのあつまり、かな、と思っているので」
(だけど、ずっとその男のひとだってそこにいる仕事じゃないんじゃないの。)

2017年2月5日 マスナリジュンさん

で、女優さんのなかには、
「強要? AV出演を強要されたり意に沿わないプレーを強要されたり? そんなひとみたことない、そんな声聞いたことない」
みたいなことを発言されている女優さんもいらっしゃるんですけど。
うーん。
で、
「そういった声をもっと聞くべきだ」
っていうひともいるんですけど。
うーん、これがね、なんだろうな。
むずかしいですよね。
この問題、なんで注目しなきゃいけないかな、と思ったかというとー
被害者は、これー
だからー
性被害の案件なので、被害者は声をあげにくい状況にあるんですよね。
わたしは被害に遭いました、って声をあげることで、批判に晒される。
または、おもしろおかしくとりあげられたり。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月13日

仰る通りです。
私を誹謗中傷してくる人は大抵私の事を調べませんし週刊文春すら読んでません。
物言いたいなら相手の情報位調べて来るのは常識ですよね。
(後略。)

2017年2月5日 マスナリジュンさん

または、自分がAV出演を隠していたいと思っているのに、晒さなければいけない。
つまり、被害をうったえることがもう、即、リスクになるので、実際に被害に遭ったひとがどれくらいいるのか、っていうのがかなりわかりにくくなっているんですよね。

香西咲さん
2016年9月23日

お二方のフォローありがとうございます。
お二方も仰る通り、私は誰かに頼る訳ではなく独りで立っています。

独りで考えて
独りで行動しています。

この間の集団リンチを目撃した女優は
告発はおろか、出る杭になる恐ろしさを知って
大人しく飼い主(スカウト、事務所)の下へ帰るでしょう。

2017年2月5日 マスナリジュンさん

だから、ひとによってはこの数年間で、さっきの団体にうったえ出たひとが、まあ、90数件だったかな。
何件だったかな。
まあ、100件に満たないんですけど。
えー、AV女優が何千人っているなかで、で、1年間に製作されるアダルトビデオが何万本ていうなかで、えー、そんな100件に満たないのって、まあ、たいしたことないんじゃないか、って言うひともいるんですけど。
うーん、それは、まあ、言えないひとがいっぱいいるんだろうな、と。
言えないひとがいっぱいいるよね、と考えるのが自然なんじゃないかな、と思って。
ただ、だからこういう問題をね、声があがっていない、あんまりあがっていない。
あげにくい状況でね、声があがっていないから、じゃ何事もないんだな、と言って放置していくと、なかば詐欺まがいでその業界に引きずり込まれて被害に遭って。
そしてそれをー
そのことによってその後ずっと苦しむことになる、っていうひとが実はかなりいるとしたら、どういうふうにアプローチしたらいいのかな、っていうことがぼくの今日の問題意識ー
うーん。
この問題の、どこが問題なのか、っていうのが、ぼくはまだよくわかっていなんだけれども。
あのー、まあ、ざっくり言うと、性産業のひとつで。
えー、風俗産業との比較をされているひともみかけたんだけど。
風俗とちがうのは、映像が残っちゃう、っていうことですよね。
えー、風俗だったらー
まあ、風俗でもね、顔写真を撮られたりとかね、そういうケースもなかにはあるけど。
まあ、通常は1対1の密室のなかでの行為なわけですよね。
でも、アダルトビデオの場合は、出演したら映像にー
まあ、当然なんだけど、アダルトビデオだから、映像に残って。
で、いまはもう即、ネットにあがっちゃう。
で、それがずっと残っちゃう、っていうことが、風俗との一番おおきなちがいなのかな、と。
忘れられる権利ー
で、ええと、だからこういう見えにくい問題をどうやってみるか、って。
だからこれは、われわれのリテラシー――情報を読み解くちから――にもかかわってくるんですけど。
うーん、今日ね、この問題をとりあげようと思って、ググっているなかでみつけた記事で、まあ、有名なAV男優、男性のほうですね、AV男優さんで、しみけんさんていらっしゃるんですね。
しみけんさんー
有名なかたのようで。
で、そのひとと、ライターのよっぴーさんー
おもしろネタで知られているよっぴーさんが、そのしみけんさんに一日中密着取材して、AV男優の生態というか、実際どんな生活をされているのかというのを密着取材した、っていう記事があったんですね。
で、うーん、まあ、そのなかでは、いまどきこういった業界もきちんとしないといろいろ問題があるからね、なんていうしみけんさんの発言もあるんですけど。
えー、そのよっぴーさんが取材されたその日は、2件の現場があって、その2件目がなんかどっきりネタだった、と。
女優さんに渡している台本と、男優さんに渡されている台本は、別なもので。
で、女優さんはなにかこう、なんだろうな、おだやかなシーンの設定なのかな、わかんないけど。
で、男優さんのほうではなんかこう、どっきりー
どういう内容なのかは、その記事のなかではわからなかったんだけれども。
うーん、まあ、意に沿わない行為ですよね。
どっきり、なわけですから。
うーん、それはどっきりぽくやっているんじゃなくて、それはガチなんだ、と。
えー、女優さんには詳細は知らせずにやるんだ、っていう記事があったんですね。
うーん、その記事ではなんか、おもしろおかしく書かれていたんだけど。
男性目線で書かれているので。
でも、それ、女性、女優さん目線で読むと、まあ、まさに意に沿わないことがそこで、うーん、おこなわれたわけで。
そういったことが日常、だとしたら、やっぱり問題なんじゃないかな、というふうに思います。

公明党の伊藤たかえ参議院議員は、最近も、つぎのようにのべています。

(※全文は過日の当ブログを参照。)
(※音声の文字化は、筆者。)
2019年12月27日 伊藤たかえ 参議院議員(公明党 AV出演強要問題対策PT 事務局次長)

で、なかには、本当にひどいのは、あの、レイプをされてしまって、その場面を撮影されて、それがアダルトビデオとして流出をしてしまう、とか。
もう考えられないようなことがいろんなところで起きている、っていう現状がある。

2017年2月5日 マスナリジュンさん

だから、こういうー
うーん。
法規制をすればよいのか。
もう、そもそも、AV自体を無し、だめ、っていうふうに禁止しちゃうのか。
うーん、どういうかたちが皆にとって一番よいのだろう、と。
いまはやっぱり、消費者である男性や、製作者、メーカーやプロダクションにいいようにできていて。
うーん、女優さんはすごく立場が弱くなっているのが、それはおそらく、現状だと思うんですよね。
そうじゃない、っていう、なかのひともいらっしゃるでしょうけれども。
でも、まあー
まあ、常識的に考えて、女優さんがいちばんきつい状況に置かれているようなー
わかんないけどね。
それはわかんないけどそうなんじゃないか、と思っちゃう。

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(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年2月9日

今もまだ魂は殺されて抜け殻です。
毎日泣いてます。泣いて泣いて泣き疲れました。
何もやる気になれない。

日本は人身取引国ですね。

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(再掲。マスナリジュンさん
法規制をすればよいのか。もう、そもそも、AV自体を無し、だめ、っていうふうに禁止しちゃうのか。うーん、どういうかたちが皆にとって一番よいのだろう

自民党は法規制を考えています。

(2019年2月5日「Safer Internet Day 2019 シンポジウム」より、引用。改行を施しています。)

2019年2月5日 宮崎政久 自民党アダルトビデオ出演強要問題を考えるPT 事務局長(衆議院議員)

宮﨑氏からは、AV出演強要問題に特有の論点について指摘がありました。

すなわち、この問題の難しさは、様々な社会現象が絡み合っているところにあるため、的を絞った議論が必要である点にある。

この問題を検討する際に考慮すべき権利をとってみても、表現の自由や営業の自由、さらには職業選択の自由等、多様な権利が関わってくるが、これらの権利に配慮しつつ、いかに公共の利益との調整を図るべきかを見極めた対策が必要であると語りました。

また、性に関わることは通常秘め事と位置づけられるものであり、AV作品にかかる表現の自由を検討するにあたっては、その表現内容の性質から自ずと制約を受けるところがあるという風に考えているという指摘がありました。

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法案の提出が待たれます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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