井上摩耶子さんと大藪順子さんの性教育に関する論説。香西咲さん「私は長い目で見た時に『教育』に慎重に組込む事が効果的だと思う」。ちなみにAV業界人は矯正が不可能です

一昨日、井上摩耶子さんの言行をふりかえってみました。

(参考。当ブログ)
2020年3月19日

(引用元)

2011年3月1日 労働基準局労災補償部補償課職業病認定対策室精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会「第2回『セクシュアルハラスメント事案に係る分科会』 議事録

2018年9月24日 弁護士ドットコム「1997年の『セクハラ裁判』画期的判決、『強姦神話』と弁護士はいかに戦ったのか

1997年6月30日 熊本日日新聞「被害者の心理、言動に理解 『県議の性関係強要』で熊本地裁判決 カウンセラー証言採用 裁判」

1997年6月26日 朝日新聞「女性に関係強要の県議に300万円賠償命令 熊本地裁判決」

2016年4月2日 花園大学 入学式・人権講演「被害者にも加害者にもならないために~『ジェンダーの視点』から性暴力について考える

井上さんはウィメンズカウンセリング京都の代表です。
日々、カウンセリングをおこなっています。
ぼくはブログを書いた折りに上述の井上さんの講演録を読み直しました。

(再掲)
2016年4月2日 花園大学 入学式・人権講演「被害者にも加害者にもならないために~『ジェンダーの視点』から性暴力について考える

講演のなかで井上さんは、大藪順子さんのことばを紹介されています。
当該部分を引かせていただきます。

引用
<一部分を抜粋>
2016年4月2日 井上摩耶子さん

大薮順子さんという方がいらっしゃいます。
彼女は、アメリカで性暴力の被害にあった。
彼女は新聞社のカメラマンでした。

(参考。当ブログ)
<大藪順子さんについて>
2019年3月22日
2019年3月26日
2019年3月27日
2019年3月28日
2019年3月29日
2019年3月30日
2019年3月31日
2019年4月7日
2020年2月29日

(略。)
2016年4月2日 井上摩耶子さん

フォトジャーナリストなので、自分と同じ性暴力被害者の写真を撮って展示会をし、そこで性暴力についての講演をしておられます。
そのときに、こんな話をされました。
アメリカでは、挨拶代わりにキスしたりハグしたりする習慣があるので、幼稚園の小さな子どもに対しても「もしハグやキスをされたくなかったらノーといいなさい」と教えている。
そして、女の子にそうしようと思って「ノー」といわれた男の子にも、「別にあなたが嫌われたんじゃないよ。今、彼女はさわられたくないからノーといっているだけなのよ」と教えるという。
これが「身体的尊厳」ということです。
自分の身体は、誰にでも触られていいものではない
「私の身体は私のもの」、身体の主権が自分にあるという考え方です。
身体を勝手に触られ、暴力を振るわれるということは、この「身体的尊厳」を冒されるということなのです。
他人の「身体の尊厳」を奪ってはいけないという教育が、日本ではなされていない。
ハグとかキスの習慣が日本にないので、アメリカ人ほど「身体の尊厳」について神経質にならないからかもしれないが、それは甘いと思っています。
性暴力はこの「身体的尊厳」を、冒すことなのです。

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(再掲。井上摩耶子さん)
自分の身体は、誰にでも触られていいものではない

阿部裕子さんのことばを思い出しました。

(参考。当ブログ)
2020年2月23日

(2019年12月23日 第103回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)

<12ページ>
2019年12月23日 阿部裕子 委員(特定非営利活動法人かながわ女のスペースみずら理事)

(略)被害を訴える言葉を今、持っていない子が被害を訴える言葉を持つために、子供たちに対して性教育を行うべきだと思います。
性教育というと長い間タブーになってきましたので、皆さんが、ええっと、ぎょっと驚くような感じなのですけれども、最初は、やはり水着で隠されるプライベートゾーンというのは、それぞれの子供たちにとってとても大切なところだから、他人がのぞいたり触ったりしてはいけないなどという分かりやすいところから、子供たちに自分の体を知る、自分の大切な場所を守るということを教えていく必要があるのではないかと思っています。

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(再掲。阿部裕子さん)
自分の大切な場所を守るということを教えていく必要がある

性教育は女性だけにおこなえばよいというものではありません。
井上摩耶子さんはこうおっしゃっています。
女の子にそうしようと思って『ノー』といわれた男の子にも、『別にあなたが嫌われたんじゃないよ。今、彼女はさわられたくないからノーといっているだけなのよ』と教えるという
他人の『身体の尊厳』を奪ってはいけないという教育が、日本ではなされていない

と。
いまは、男性に対する性教育がもとめられています。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年11月19日

性被害に対しての法整備、特に重罰化は進めて欲しい。
しかしいつの時代も悪人は居て彼らは当然の様に法の目をかいくぐる。
私は長い目で見た時に『教育』に慎重に組込む事が効果的だと思う。
特にリアルタイムな事件を盛込んだケーススタディ等で犯罪がいかに身近にあるかを想像させたい。

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(再掲。香西咲さん)
『教育』に慎重に組込む事が効果的

慧眼です。
現在の日本には教育によって矯正することが不可能なやつらもいます。

中村淳彦さん(ノンフィクション作家)
音声の文字化は筆者。)

(2017年10月10日「渋谷のほんだな」より) 

「AVに出ている子は選ばれた子なので、ほかの世界に行ってもなんとでもなる子たちがほとんどです」

「AV監督、メーカー、社員、男優。皆、AV業界がなくなったらかなり苦しいですね」

(これやっぱり、あのー、普通のほかの映像制作会社に転職するとかですね。そういうのはむずかしいですかね?)
「いや、まあ、まあ、そういうことをできるひとは転職すればいいと思うんですけども。まあ、ほぼ、ほぼ、きびしいと思います」

「やっぱり、あの、ぼくもふくめて、普通の社会で普通に生きられなかったひとがあつまる業界なんですね」

「いや、やっぱり、能力がないひとたちが女の子の裸を利用して商品をつくる、っていうことなので。その裸がつかえないとなったら、まあ、むずかしいでしょうね。ほとんどのひとが」

(2017年11月17日「大竹まこと ゴールデンラジオ」より

「女の子は若くてかわいくて、学歴も高い子が、いまぞくぞく出させているから、女の子はいくらでも行く場所があると思うんですよ」

「生き残っていくというか、このAV業界というのは、AV女優以外のセーフティーネットになっている部分があって、ほかに行き場所がないんですね。彼らは。なので、需要があるかぎりは、しがみついて、つくるかな、とぼくは思ってー」

「AVやめたら別の仕事ができない。つぶしがきかないんですよ」

「つくったり、男優だったり、プロダクションー」

「プロデューサーだったり、経営者だったりというのは、ほかに行き場所、ないだろうなぁ」

「だから、やめるわけにいかないんですよね」

「やめるひと、いないですよね」

「ただ、ぼくもふくめてなんですけど、ふつうの映画つくれない、テレビ番組つくれないから、女の子の裸を利用してなんとか商品にして生活している、っていう。こう、あんまり才能がないひとたちのあつまり、かな、と思っているので」
(だけど、ずっとその男のひとだってそこにいる仕事じゃないんじゃないの。)

(再掲。中村淳彦さん)
AV監督、メーカー、社員、男優。皆、AV業界がなくなったらかなり苦しいですね

矯正が不可能なやつらに対しては、厳罰によって犯罪を防止するしかありません。
AV出演強要新法の制定が待たれます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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