先日のブログで、東日本大震災をめぐる森まさこ法務大臣の国会答弁にふれました。
(参考。当ブログ)
・2020年3月10日
もう一度、ふりかえってみます。
1週間前(2020年3月9日)、参議院予算委員会が開催されました。
森まさこ法務大臣は、小西洋之議員の質問に対して、つぎのように答えました。
(※詳細につきましては2020年3月10日の当ブログをご覧ください。)
2020年3月9日(月)
(2020年3月9日 動画 参議院インターネット審議中継「参議院 予算委員会」より。)
(※音声の文字化は、筆者。)
●2020年3月9日 森まさこ 法務大臣
たとえば東日本大震災のとき検察官は、福島県いわき市から、国民が、市民が、避難していないなかで、最初に逃げたわけです。 |
そのときに、身柄拘束をしている10数人のかたを理由なく釈放して、逃げたわけです。 |
そういう災害のときもたいへんな混乱が生じると思います。 |
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この2日後のことです。
立憲民主党の山尾志桜里議員が、国会で、森まさこ法務大臣の上述の発言をとりあげました。
そのときの場面をみてみます。
2020年3月11日(水)
(2020年3月11日 動画 衆議院インターネット審議中継「衆議院 法務委員会」より。)
(※音声の文字化は、筆者。)
(※1:59:38のあたりから)
●2020年3月11日 山尾志桜里 衆議院議員(立憲民主党。元・検事)
ええと、それでは本当に、残り4分なので、ちょっとあの、どうしても、あの、ええと、聞きたいー まず、1点、おうかがいしたいと思うのですが。 これは森大臣におうかがいをいたします。 |
(略。)
(※2:01:07のあたりから)
●2020年3月11日 山尾志桜里 衆議院議員(立憲民主党。元・検事)
3月9日の予算委員会の森大臣の答弁をみると、こういうふうにあります。 ええと、これは、小西委員(小西洋之議員)がこう訊(き)いていますね。 「どのような社会情勢の変化があって検察官に勤務延長が必要になったのでしょうか?」 と。 それに対して、森大臣が、 「昭和56年当時とくらべ、どのように変化をしたかということでございます」 「たとえば東日本大震災のとき検察官は・・・・・・」 で、もう1回つづいて、 「福島県いわき市から、国民が、市民が、避難していないなかで、最初に逃げたわけです」 と。 「そのときに、身柄拘束をしている10数人のかたを理由なく釈放して、逃げたわけです」 と。 まあ、2つ訊(き)きます。 まず、1点目、いかがですか? |
●2020年3月11日 森まさこ 法務大臣
はい、事実でございます。 |
もうひとつですかね。 はい。 2点目については、わたくしは、自然災害が近年頻発をしている、という例であげました。 今回ですね、解釈変更をして勤務延長をする場合に、人事院がしめした規則のなかに、3つの例がございますけれども。 離島等にいる場合、というのがひとつの例として定められていると思いますけれども。 このようにですね、大規模な災害があるときにたいへん混乱をしていたんだと思いますけれども。 そういうときにですね、はたして、その、人数がすくないわけでございますけれども。 地方の場合に。 そのときにですね、勤務延長を1日たりともどんな場合でもしない、ということがあり得るのか、というふうにわたくしはその当時も思ったわけでございますけれども。 そういった例として、ひとつあげさせていただきました。 |
●2020年3月11日 山尾志桜里 衆議院議員(立憲民主党。元・検事)
ええとですねー えっ、そうするとこの、検察官が東日本大震災のときに、 「福島県いわき市から、国民が、市民が、避難していないなかで、最初に逃げた」 ってことが事実なんですか? で、身柄拘束をしている10数人のかたを理由なく釈放して検察官が逃げた、ということが事実なんですか? これ、議事録に載っていますけれど。 |
●2020年3月11日 森まさこ 法務大臣
はい、そのとき、あの、まあ、政権は民主党政権であったのですが。 あの、わたくしが野党議員として国会でも質問をしておりますが。 あの、「最初に逃げた」というふうにいま、おっしゃいましたけど、どれが最初か、というー 逃げたひとはたくさんいると思いますが。 その市民が、市民に対してー |
失礼いたします。 その、市民に非難指示が出されていないときに、まあ、国家公務員たる検察官がですね、えー、まあ、福島地検いわき支部からですね、えー、郡山支部のあるほうへですね、移動した。 そのときに、身柄拘束をした、されていた、10数人のかたが同時にですね、釈放された、ということで、当時、報道にも、報道もあった、と思います。 |
●2020年3月11日 山尾志桜里 衆議院議員(立憲民主党。元・検事)
ちょっと、いま、ちょっとー ちょっと待ってくださいね。 法務大臣が、法務大臣の認識としていま言ったのは、東日本大震災のとき、いわき市から検察官が最初に逃げた、と。 これ、 「事実だ」 と言ったんですか? で、10数人のかたを理由もなく釈放して逃げた。 これが、 「事実だという認識だ」 と法務大臣として本当におっしゃったなら、これ、大臣、辞めたほうがよいと思いますよ。 これ、法務省としての認識なんですか? 法務省としての認識ですか? 大臣? そんな法務大臣でいいんですか? 「事実だ」 って言いましたよね。 いま、裏付けは、 「報道でありました」 ってことしか出ていないけど、政府見解ですか? いつもね、問がわからなかった、と言われるので、言いますよ。 3月9日の予算委員会で森大臣がご自身で答弁していますが、検察官が 「福島県いわき市から、国民が、市民が、避難していないなかで、最初に逃げたわけです」 と。 「そのときに、身柄拘束をしている10数人のかたを理由なく釈放して、逃げたわけです」 と。 この認識は政府見解ですか? これが事実である、という認識が安倍政権の見解ですか? |
●2020年3月11日 森まさこ 法務大臣
当時の、あの、政府は、民主党政権でございましたので、わたしが野党委員として質問したときには、あのー、答弁はですね、えー、 「裁判所が移ったので、検察庁も移った」 というふうに、その旨のご答弁があったというふうに承知をしております。 わたくしのいまご指摘の予算委員会での言及は、当時の個人的な見解でございます。 |
このあと委員会は、野党の理事の抗議によって短時間、中断されました。
その後すぐに再開されました。
●2020年3月11日 松島みどり 衆議院法務委員会委員長
あの、委員長からひとつ、申し上げます。 震災当時に野党委員であった森まさこさんが質問したことの中身。 そして、また、先日、法務大臣として発言し、いま山尾さんが質問されたこと。 そして今日、その質問に対して、いま答えられたこと。 「一番」 とか、そういった問題。 「そうではない」 とかもございましたけれども。 そのあたりの認識と、そしていま閣僚として法務省をあずかる大臣としてのご発言とをちょっと整理をして、発言していただきたいと思います。 最終的な今日の大臣としての答弁をよろしいでしょうか? |
はい、お願いいたします。 |
●2020年3月11日 森まさこ 法務大臣
東日本大震災と原発事故当時、福島県いわき市の福島地検いわき支部の検察官がいわき市から移動した、ということについて、わたくしが当時、民主党政権下であった法務省にですね、国会で質問したところ、その答弁として、法務省として、まあ、検察官が移動したこと、身柄拘束をしていた10数人を一度に釈放したこと、についてはみとめられたものでございますが。 それについてわたくしが個人的に当時、理由なく釈放した、そして、検察官が逃げた、というふうに感じたことを申し上げたことであり、「理由なく」ということと「逃げた」というところについては、個人的見解でございます。 |
●2020年3月11日 山尾志桜里 衆議院議員(立憲民主党。元・検事)
いや、ちょっとですね、わたしー そんなこと、えー ちょっと、1回ー ちょっとねー ちょっと、(委員会審議を)止めてほしい。 ちょっとー だってー ちょっと、止めてもらってもいいですか? |
●2020年3月11日 松島みどり 衆議院法務委員会委員長
速記を止めてください。 |
●2020年3月11日 山尾志桜里 衆議院議員(立憲民主党。元・検事)
ちょっとー |
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衆議院法務委員会はふたたび紛糾しました。
暫しの中断のあと、流会となりました。
この日の午後、参議院で予算委員会が開催されました。
立憲民主党の石橋通宏議員は、森まさこ法務大臣の発言を質(ただ)しました。
(参考)
□2020年3月11日 動画 参議院インターネット審議中継「参議院 予算委員会」
森大臣が答弁したあと委員会は騒然となり、こちらも流会となりました。
2日後(2020年3月13日)、森大臣は、衆議院の法務委員会で、震災に関する発言を撤回して謝罪しました。
森大臣は、本日(2020年3月16日)の参議院予算委員会でも、同様の対応をしました。
森大臣は完全に屈服したのでしょうか。
そうではないようです。
このことにつきましては明日のブログでふれたいと思います。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年6月23日>
皆に、今の私の立ち位置は危ないと言われました。 チンピラは何を仕出かすか分からないと。 東京湾に沈められるかも知れないし行方不明になるかも知れない。 色んな人から言われる。 そんなに脅されたらぶっちゃけ、 本当に不安で不安で眠るのも恐ろしい。 |
●香西咲さん
<2016年7月18日>
私が今後どうすべきか等、正確な情報もアドバイスも一切与えてくれず、 ただただ脅迫されてます。 余計な事は言うなと。 情報開示して頂けないのに納得して言いなりになれる訳がないですね。 これ以上言うとバレるので慎みます。 |
●香西咲さん
<2018年7月2日>
私に何かあったらどういう報道をされるのだろう? 登場人物と契約書類は全てネットにUPしておきます。 大きな圧力がかかって、一切スルーされるのかな? |
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苦境におちいったときにどのような行動をとるかでその人間の真価がわかります。
香西咲さんは醇正です。
森まさこ法務大臣におかれましても、さらなる活躍を期待しています。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
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