以前、キャサリン・ジェーン・フィッシャーさんの性暴力被害についてふれたことがあります。
(参考。当ブログ)
・2019年3月13日
・2019年3月14日
キャサリン・ジェーン・フィッシャーさんは強姦の被害者です。
泣き寝入りをせず、最後は勝訴しました。
先日、ふと、キャサリンさんが4年前に書かれたツイートを目にしました。
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(再掲。キャサリン・ジェーン・フィッシャーさん)
“被害者が沈黙を破らなきゃいけない。私はそれは違うと思う。社会が沈黙を破らなきゃいけない。被害者じゃないの。” |
~ #キャサリンジェーンフィッシャー #Empowertarian #NHK 日本語です https://www.youtube.com/watch?v=BpPB0l7ZdhI&sns=em … |
シェアありがとうございます |
「#NHK 日本語です」
「https://www.youtube.com/watch?v=BpPB0l7ZdhI&sns=em」
とあります。
リンクを開きました。
「#NHK 日本語です」
NHKのテレビ番組を直接、ビデオカメラで撮影されたようです。
貴重な映像ですので、音声を文字にさせていただきます。
(2016年12月6日公開 YouTube「Catherine Jane Fisher – Empowertarian」より。)
(※音声の文字化は、筆者。)
●男性アナウンサー
先週末、千葉県印西市でひらかれたある展示会です。 展示会をひらいたのが、こちらのキャサリン・ジェーンさん。 オーストラリア出身で、日本に来て36年になります。 |
●女性アナウンサー
ジェーンさんはいまから14年前、神奈川県横須賀市で、アメリカ兵に性的暴行をうけました。 性犯罪被害が後を絶たないなか、みずから名前を公表して活動をつづける彼女の思いを取材しました。 |
●西河篤俊 記者
傷だらけの女性を表現したこの作品。 ジェーンさんが、被害をうけた当時を思い出して描きました。 性犯罪の被害の現実を知ってもらいたい、とジェーンさんは、こうした展示会を定期的にひらいています。 |
●キャサリン・ジェーン・フィッシャーさん
レイプの被害者の気持ちがすこしでもわかるな、とか思って。 アートから、とおして、レイプの沈黙をやぶれることはできる。 ただ、やりたいと。 |
●西河篤俊 記者
36年前、両親とともに日本に移り住み、モデルの仕事をしていたジェーンさん。
2002年、神奈川県横須賀市でアメリカ兵にクルマに押し込まれ、暴行をうけました。 事件のあと、警察の立会のもと当時の状況を再現させられたときの写真です。 彼女を待っていたのは、いわゆるセカンドレイプ。 |
●キャサリン・ジェーン・フィッシャーさん
本当に、そのときが、わたしが、助けて、っていう気持ちでいたのに、被害者の気持ちはぜんぜん考えていないんですよ。 もう生きていきたいくないくらいで、つらい。 |
●西河篤俊 記者
アメリカ兵は刑事責任を問われることなく帰国。 損害賠償をもとめた民事裁判では、 「性的暴行があった」 と認定されましたが、賠償金が支払われることはありませんでした。 肉体的にも精神的にも深い傷を負ったジェーンさん。 |
●キャサリン・ジェーン・フィッシャーさん
(アート作品に書かれている英文を指さして) 「ヘルプミー」 で、 「助けて」 って。 これは、 |
●西河篤俊 記者
そんな彼女が積極的にみずからの経験を語るようになったきっかけは、沖縄に招かれたことでした。 2008年、沖縄県では、アメリカ軍兵士による少女暴行事件をうけ、抗議の集会がひらかれました。 同じような被害をうけた女性が数多くいる現実を知ったジェーンさん。 声をあげられない社会をかえることがなにより必要だと感じるようになった、と言います。 |
●キャサリン・ジェーン・フィッシャーさん
レイプの被害者ー すっごく苦しくて。 それと、たいへんな思い。 苦労しました。 二度とほかのひとは、それは、なってほしくないの。 |
●西河篤俊 記者
4年前には実名を公表。 各地で講演するなど、本格的な活動をはじめました。 |
●キャサリン・ジェーン・フィッシャーさん
レイプされているときに、こういうふうに(※持っている刀を自分に刺して)もう本当に傷だらけになっちゃって。 心の傷。 そして神奈川県警に行って、 「助けてください」 って。 (刺さっている刀を)取ってくれると思った。 「わたし帰りたいんですけど」 「病院に行きたいんですけど」 助けてくれなかった。 わたしこのままでずっと、生きてきたんですよ。 |
●被害者を支援している女性(仁藤夢乃さん)
当事者がこうやって声をあげるっていうことはすごく勇気のいることだと思うし。 きっとまた、無関係だ、って思っているひとたちが一緒に気づいて声をあげていったり、とか、かわることが必要なんじゃないかな、って。 |
●西河篤俊 記者
性犯罪をすこしでも減らしたい。 そして、被害者が被害から立ち直るためには取り巻く社会がかわっていくことが必要だ、とくりかえしうったえています。 |
●キャサリン・ジェーン・フィッシャーさん
被害者がその沈黙をやぶらなくちゃいけない。 わたし、それはちがうと思う。 社会が沈黙をやぶらなくちゃいけないんです。 被害者じゃない、の。 |
●西河篤俊 記者
ジェーンさんの最近の作品です。 あかるい色合いがつかわれ、被害者に向けたメッセージが書かれるようになりました。 「HOPE」 「LOVE」 被害者は自分をせめることなくすこしでも傷を癒してほしい。 そのためにも性犯罪から目をそむけ沈黙するような社会がかわらなければならない。 ジェーンさんはこれからもうったえつづけます。 |
●女性アナウンサー
いままで涙を流しながら講演をつづけるジェーンさんの姿というのが、いかにこううけた傷が深かったか、っていうことを感じますけども。 こうしたジェーンさんの勇気ある活動でこころの支えになる被害女性のかた、いらっしゃるだろうな、と思いながらみていました。 |
●男性アナウンサー
そうですよね。 で、ジェーンのもとには、実際に被害に遭ったひとたちからの相談や、被害者を支援する団体から、協力したい、という申し出が最近、つぎつぎと寄せられている、ということです。 ジェーンさんのアート作品の一部は、千葉県印西市のこちらの会場(印西市立中央駅前地域交流館)で、今月15日まで展示されています。 |
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(再掲。キャサリン・ジェーン・フィッシャーさん)
「助けてくれなかった」
「わたしこのままでずっと、生きてきたんですよ」
性犯罪の被害者はこれまで泣き寝入りを強いられてきました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年7月8日>
一生自分の中だけに留めて置かなければいけない、と思った時に気が触れてしまいました。
吐き出す事で過去を清算できる機会を頂けて、救われました。 |
(再掲。キャサリン・ジェーン・フィッシャーさん)
「被害者がその沈黙をやぶらなくちゃいけない。わたし、それはちがうと思う。社会が沈黙をやぶらなくちゃいけないんです。被害者じゃないの」
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2016年8月28日>
嗚呼また衝動的なフラッシュバックをお許しくださいm(_ _)m でも6年近く誰にも言えなかった事を、最近はメディアの皆様が代弁して下さるので、1人で抱えていたものをやっと吐き出せることが出来ました。 皆様に感謝致します。 |
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性犯罪をめぐる状況は激変しました。
いまは、社会が沈黙を破っています。
(再掲。西河篤俊 記者)
「(ジェーンさんは)被害者が被害から立ち直るためには取り巻く社会がかわっていくことが必要だ、とくりかえしうったえています」
日本はよりよい方向へ進んでいます。
最初に声をあげた被害者の方々の勇気が世の中をかえました。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
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