第9回性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループの議事録(その2)。香西咲さん「被害者の受けた苦しみや一生残る後遺症を味わう事は無いのですよね」

昨年(2019年)の9月24日に、第9回性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループが開催されました。
当日の主な議題は、
性犯罪被害に遭った障害者の家族からのヒアリング

障害者への性暴力に関する啓発活動を行う団体等からのヒアリング
です。
その後、なかなか議事録が公開されませんでした。
こうした状況は国会でも話題となりました。

(2019年11月15日 衆議院 法務委員会「会議録」より、引用。)

2019年11月15日 山川百合子 衆議院議員(立憲民主党)

(略)、ちょっと、まだ、議事録の調整があるということで、議事録はアップされていないですし、そこで話されたことも、本当に議事録として実態を文字に起こしていいのかということも含めて調整をされているようであります(略)。
(後略。)

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先日、ようやく、当該議事録が公開されました。

(参考。当ブログ)
2020年3月8日(※昨日)

昨日にひきつづき、本日も、第9回性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ議事録を参照します。

(2019年9月24日 第9回性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ「議事録」より、引用。)

<12ページ>
2019年9月24日 中野宏美 NPO法人しあわせなみだ代表

各障害者が大体どれぐらいいるのかを説明します。

身体障害は436万人ぐらいいると言われていて、国民の29人に1人です。

知的障害が108万人ぐらいいるので、国民の111人に1人。
精神障害は最近急激に申請が増えていて、419万人。国民の30人に1人。

(略。)

「障害のある人は、意外と多くて身近」ということをまずお伝えできればと思います。
障害児者の性暴力の話をすると、「いや(圧倒的に人数の多い)健常者のほうが優先だ」と言われることがあります。
「いやいや、そんなことないんです」ということをお伝えしました。

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<12ページ>
2019年9月24日 菊池悦子 NPO法人しあわせなみだ会員(首都大学東京大学院人文科学研究科博士前期課程)

障害女性当事者団体であるDPI女性障害者ネットワークが行った調査についてお話しいたします。

(略。)

ここで、「障害があり、女性であるために生きにくいと感じたことは何か」という質問に対して、最も多かった答えというのが、「性的被害を経験すること」という回答でした。
全体の35%の人が「性的被害が最も苦しい、困難だ」ということに回答していました。

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障がい者の方々は、AV業界人の好餌となっています。

(2018年11月14日 週刊女性「『性教育を教えてあげる』と16歳少女に迫るおぞましさ、障がい者への性暴力の実態」より、引用。改行を施しています。)

2018年11月14日 週刊女性

アダルトビデオなど性産業問題に詳しい同党(自民党)の渡嘉敷奈緒美衆院議員は、
「言葉巧みに誘い、障がい者を性風俗やアダルトビデオなどで働かせるケースはあります。中には障がい者を雇用して信頼関係を作り、障がい者が“いいところに就職できてよかった”と喜んだところで性的な関係を強要したり、性産業に入れたり、という話も聞いたことがあります」
と悪党が仕掛ける手口を明らかにした。

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議事録にもどります。

(2019年9月24日 第9回性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ「議事録」より、引用。)

<13ページ>
2019年9月24日 菊池悦子 NPO法人しあわせなみだ会員(首都大学東京大学院人文科学研究科博士前期課程)

続いて、しあわせなみだの冊子「障害児者への性暴力が認められる社会へ」ですが、私たちが行った性暴力調査についてまとめられています。
こちらは、今いらしてくださっている岩田さんにも御協力いただいて、発達障害者の方を対象に性暴力について調査を行いました。
「性暴力を経験したことがあるか」という質問に対しては、32名の方への質問で23名の方が「経験がある」というふうに答えました。
また、11名の方については、複数の種類の性暴力を経験しているということが分かりました。
ここでの性暴力とは何かということなんですが、「望まない人に性的な部分を触られる」、「キスをされる」、「セックスをされる」、「裸や性器を撮影される」、こういった深刻な内容の性暴力を経験しているという結果が出ました。

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つぎに芹澤杏奈弁護士が、被害者の方々の救済状況を報告しました。
ぼくは、AV出演強要被害の場合とまったく同じである、と感じました。

(2019年9月24日 第9回性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ「議事録」より、引用。)

<18~19ページ>
2019年9月24日 芹澤杏奈 弁護士

最後に、障害児者への性暴力事件の実態についてまとめなんですが、被害が性犯罪と認められないショックというのは、私は最大の二次被害ではないかと思います。
被害者の方々は、我々弁護士のところにたどり着くまでに、もうかなりいろんな機関で痛めつけられて、やっとたどり着く、でも、最終的な結論が性犯罪と認められないということのショックは計り知れないと思います。
一方で、加害者は野放し
加害者は捕まらないから繰り返す
それは結局被害者が増えていくことだという実態は、残念ながらあると思います。
被害者としては、「忘れなさい」と言われて、捜査機関から切り捨てられるというつらさがどうしてもあると思います。
弁護士の方々からの指摘として、被害が軽視されたとか、いまだに刑罰が軽いといったものがありますが、私も正にそのとおりだと思います。
被害者は、忘れたくても忘れられない、だから司法に頼っている、でも、司法は救ってくれない。これが今の刑事司法の現状ではないかと思います。

(略。)

私としては、罰せられるべきが罰せられず、加害が繰り返されて、被害者が増え続けるということは、えん罪と同じくらい問題じゃないかと考えます。
全ての問題は本来は犯罪であるべき行為が犯罪と認められないからこそ生じていると私は考えます。

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(再掲。芹澤杏奈 弁護士)
いまだに刑罰が軽い

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年1月29日

いつもありがとうございます。
起訴されたとしても
加害者である #青木亮 は被害者の受けた苦しみや一生残る後遺症を味わう事は無いのですよね。
良くてたった数年の禁固刑
或いは私で稼いだAV一本分にも満たない罰金
( #労働者派遣法違反 で #略式起訴 された時はそうでした。)

報われません。

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(再掲。芹澤杏奈 弁護士)
被害者としては、『忘れなさい』と言われて、捜査機関から切り捨てられるというつらさがどうしてもあると思います

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年5月8日

警察から「いつまでもその事にしがみついてたら幸せになれないよ」と言われ暫く落ち込んでいたけれど、
その警察とは無関係な議員の方が心配してマネージャーに連絡を下さりました
ありがとうございます。

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(再掲。芹澤杏奈 弁護士)
全ての問題は本来は犯罪であるべき行為が犯罪と認められないからこそ生じている

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年3月27日


(※下図はテレ朝newsより、引用。)
<2017年4月~2017年12月>


(※参考。当ブログ

報告ありがとうございます。
これだけ検挙されてるのに…厚顔無恥ですね。
常識を求めても無駄なので法規制を強く望みます。

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AV出演強要については厳罰化の方向へ進んでいるものと考えます。
障がい者の方々の性被害についてはまだ手付かずです。
ほかにも性暴力の被害に関しては残された課題が少なくありません。
性犯罪者が棲むことができない日本にしていきたいものです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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