先日の当ブログで、AV出演強要に関する自民党の渡嘉敷奈緒美(とかしきなおみ)議員の論説にふれました。
(参考。当ブログ)
・2020年1月20日
渡嘉敷(とかしき)議員は現在、同党のアダルトビデオ出演強要問題を考えるPTの座長をされています。
もう一度、渡嘉敷(とかしき)議員のことばを引きます。
(2018年11月14日 週刊女性「『性教育を教えてあげる』と16歳少女に迫るおぞましさ、障がい者への性暴力の実態」より、引用。改行を施しています。)
●2018年11月14日 週刊女性
アダルトビデオなど性産業問題に詳しい同党(自民党)の渡嘉敷奈緒美衆院議員は、 「言葉巧みに誘い、障がい者を性風俗やアダルトビデオなどで働かせるケースはあります。中には障がい者を雇用して信頼関係を作り、障がい者が“いいところに就職できてよかった”と喜んだところで性的な関係を強要したり、性産業に入れたり、という話も聞いたことがあります」 と悪党が仕掛ける手口を明らかにした。 |
(再掲。渡嘉敷奈緒美【とかしきなおみ】議員)
「言葉巧みに誘い、障がい者を性風俗やアダルトビデオなどで働かせるケースはあります」
2020年1月20日の当ブログでは、ほかに、山川百合子衆議院議員の国会質疑も参照しました。
そのときは途中までの引用でした。
本日、つづきをみてみます。
(2019年11月15日 衆議院 法務委員会「会議録」より、引用。)
●2019年11月15日 山川百合子 衆議院議員(立憲民主党)
(略)、では、森大臣は、これは一例ですけれども、障害があるということで障害児あるいは障害者の方が性暴力の被害者となっているのがどういう実態、どういう数ということで認識をされているでしょうか。 |
●2019年11月15日 森まさこ 法務大臣
障害を持つ方が性被害に遭いやすい、あるいは被害が潜在化しやすいといった御指摘があることは十分認識しております。 件数については事務方から答弁させます。 |
●2019年11月15日 西山卓爾 法務省 大臣官房政策立案総括審議官
手元に内閣府男女共同参画局による報告書がございます。 平成30年9月のものでございますけれども、この調査で、若年層の性被害者を支援する団体を対象に調査をいたしたところ、30歳未満のときに被害を受けた性暴力被害127件のうちで何らかの障害ありと見受けられる事例、これが70件、パーセントで55%ということであったということでございます。 |
●2019年11月15日 山川百合子 衆議院議員(立憲民主党)
55%なんですね。これは物すごい数字だというふうに思うわけであります。 ちょっと時間もないんですが、ほかの数字を挙げておくと、発達障害当事者のフリースペースというところが行った調査で、発達障害、そこにいらっしゃっている方に聞いた、32人に聞いたらしいんですが、そのうちやはり23人が何らかの性暴力、母数は発達障害のところに通ってきている方ですが、その32人に聞いたところ、23人が何らかの性暴力を経験していると。 これは、その性暴力というのは、聞いた項目とすると、望まない人に性的な部分をさわられる、望まない人にキスをされる、望まない人にセックスをされる、望まない人に裸や性器を撮影されるといった、この4項目。 これが、23人が何らかの性暴力を経験していたということ。 (中略。) (略)、大臣は、この数字を聞いてどのように受けとめられるでしょうか。 |
●2019年11月15日 森まさこ 法務大臣
法務省における実態調査ワーキンググループにおいても、障害者への性暴力に関する啓発活動を行う団体等からヒアリングを行っておりまして、外国の研究結果等も参照しつつ、障害者は被害を訴えることが困難である、そういうふうに加害者も認識をして標的にされやすい、それから、被害者本人が被害を認識できない場合もあるということが指摘をされております。 (後略。) |
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(再掲。森まさこ 法務大臣)
「法務省における実態調査ワーキンググループにおいても、障害者への性暴力に関する啓発活動を行う団体等からヒアリング」
当該ヒアリングは、第9回性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループで実施されました。
(参考)
□2019年9月24日 第9回性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ ・議題等 |
(2019年11月15日 衆議院 法務委員会「会議録」より、引用。)
●2019年11月15日 山川百合子 衆議院議員(立憲民主党)
ありがとうございます。 実態を把握していきたいということで、先ほど伺ったワーキンググループの方でヒアリングなどを行っているということは聞いているんですね。 |
ですけれども、ちょっと、まだ、議事録の調整があるということで、議事録はアップされていないですし、そこで話されたことも、本当に議事録として実態を文字に起こしていいのかということも含めて調整をされているようでありますので、それほどやはり大変なことだということでありまして、統計的にも、どれだけ障害のある方が被害に遭っているのかということをぜひ明らかにするように、先ほど分析も行っているという話もありましたけれども、新たな調査も含めて、そのやり方というのもいろいろあろうかと思うんですが、ぜひお願いしたいというふうに思います。 (後略。) |
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上述のとおり、第9回性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループは、昨年(2019年)の9月24日に開催されました。
(再掲。山川百合子 議員)
「議事録の調整があるということで、議事録はアップされていない」
「そこで話されたことも、本当に議事録として実態を文字に起こしていいのかということも含めて調整をされているようであります」
先日、当該議事録がようやく公開されました。
□第9回性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ
議事録
一部分を抜粋させていただきます。
(2019年9月24日 第9回性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ「議事録」より、引用。)
<1ページ>
●2019年9月24日 上谷さくら 弁護士
まず、事案の概要についてですが、加害者は障害者の短期入所施設の介護職員で、ほかの施設もかけ持ちして働いている状態でした。 被害者は、御両親のお嬢さん、当時12歳で、この施設を月に1回、2泊3日で短期利用しておりました。 平成29年(2017年)5月の夜7時半頃、施設内において、被害者が知的障害のために心神喪失の状態にあることに乗じて、被害者に対し、そのズボンとおむつを引き下げて、でん部付近に射精して精液をかけたというのが事案の概要です。 |
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<9~10ページ>
●2019年9月24日 被害者父
そうですね、公判、裁判のときもやっぱり、もちろん(上谷)先生も同行していただいて、いろいろケアをしていただいたというのもあるんですけれども、やっぱり都民センターの方が本当に親身になって、言葉どおり本当の意味で、僕らの気持ちに寄り添ってもらったという印象がすごく残っています。 |
もしそれがなければ、幸い、上谷先生みたいな、本当に気持ちを分かって実行していただける弁護士さんと自分たちは出会えたのでよかったですけれども、ちょっと語弊があるかもしれないですが、そういった弁護士さんばかりではないと思いますし、もしそういういろいろな、幸運と言ったらあれなんですけれども、そういう機会がなければ、もっと今こうやってこの場でお話させていただくことすらできていない心情だったかもしれないというのは正直ありますね。 |
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(再掲。森まさこ 法務大臣)
「障害を持つ方が性被害に遭いやすい、あるいは被害が潜在化しやすいといった御指摘があることは十分認識しております」
(再掲)
●2018年11月14日 週刊女性
アダルトビデオなど性産業問題に詳しい同党(自民党)の渡嘉敷奈緒美衆院議員は、 「言葉巧みに誘い、障がい者を性風俗やアダルトビデオなどで働かせるケースはあります。中には障がい者を雇用して信頼関係を作り、障がい者が“いいところに就職できてよかった”と喜んだところで性的な関係を強要したり、性産業に入れたり、という話も聞いたことがあります」 と悪党が仕掛ける手口を明らかにした。 |
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2018年3月18日 >
ご理解頂きありがとうございます。 #青木亮による #AV強要 が諸悪の根源なので、他の問題(昨日の一連のツイート)は後回しにしてしまいましたが、やはりAV界隈は常軌を逸していると思います。 今年一年をフルに使って少しずつでも問題を片付けて行きたいと思います。(>_<) |
●香西咲さん
<2018年2月17日>
この世でもあの世でも裁かれて欲しいものです。 死ぬ手前の拷問を続けるのが一番効果的かと(笑) そんな事言いたくないから #青木亮 さん、慰謝料もお支払い下さいね。 |
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香西咲さんのことばに尽きます。
「AV界隈は常軌を逸していると思います」
「この世でもあの世でも裁かれて欲しいものです」
人間のクズたちにはどのような結末が待っているのでしょうか。
楽しみです。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」
(明日のブログへつづく)
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