徳島新聞のAV強要に関する報道(その2)。香西咲さんたちによる告発以降、被害が減少しました。根治はされていません。AV出演強要新法の制定が急務です

昨日、徳島新聞の記事を参照しました。

(参考。当ブログ)
2020年2月26日(※昨日)

(報道)

2020年2月25日
 徳島新聞
 虐待や性被害…苦しむ被害女性を支援 寂聴さんら呼び掛け人「若草プロジェクト」が設立4年

当該記事はAV出演強要にもふれています。
もう一度、引きます。

徳島新聞

(2020年2月25日 徳島新聞「虐待や性被害…苦しむ被害女性を支援 寂聴さんら呼び掛け人『若草プロジェクト』が設立4年」より、引用。)

2020年2月25日 徳島新聞

若草プロジェクトは瀬戸内寂聴さんと、厚生労働省元事務次官で津田塾大客員教授の村木厚子さんが代表呼び掛け人となって、2016年3月に発足。

(略。)

村木さんによると、ライン相談には「虐待を受けて自宅にいられない」「AV(アダルトビデオ)への出演を強要された」などの声が届く。

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これ以外では以下の記述が気になりました。

(2020年2月25日 徳島新聞「虐待や性被害…苦しむ被害女性を支援 寂聴さんら呼び掛け人『若草プロジェクト』が設立4年」より、引用。)

2020年2月25日 徳島新聞

家庭の貧困や虐待、DVを受けるなど劣悪な環境で育った少女は家庭外に居場所を求めざるを得ない。
会員制交流サイト(SNS)で大人の男性とつながり、宿泊場所や食事の提供と引き換えに性行為をさせられたり、JKビジネスや性風俗に勧誘されたりしているという。

よく聞くはなしです。
第103回女性に対する暴力に関する専門調査会でもこの種のことに関する発言がありました。

2019年12月23日
 内閣府
 第103回女性に対する暴力に関する専門調査会
・議題
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等のための施策に関する基本的な方針の改正案について」
「『第5次男女共同参画基本計画』の策定に向けての意見交換」
議事次第&配布資料
議事録

同専門調査会の議事録をみてみます。

内閣府 第103回女性に対する暴力に関する専門調査会

引用
<24ページ>
2019年12月23日 種部恭子 委員(医療法人社団藤聖会 女性クリニックWe!TOYAMA院長)

原委員からもあったと思うのですけれども、電話で相談とかという時代ではなくなってきているというか、世代が随分変わってきていると思います。
昨年、若年女性への暴力の検討会など調査研究を様々やってきたのですけれども、SNSの方が相談のあり方として良いだろうねという結論だったのですが、実際、そこでなんとかキャッチして捕捉しても、その後に社会的な支援とか福祉につなげた後で、窓口嫌いになってしまう。
窓口が非常に、市町村も大変なのはよくわかるのですけれども、またあんた来たのかいというようなそんな感じだと、連れていっても支援者も疲れてしまいます。
ですから、窓口をそれこそワンストップにしてあげていただきたいのですけれども、あっちも行って、こっちも行ってということになってしまったり、特に若い女の子たちを連れて支援者は回っていると思うのですけれども、とても苦労していると思うのです。
なので、支援を本当に必要な人を真ん中に置いて、周りの人が集まるということにはできないのかということを常々思っておりました。
そこで見放してしまうとまた次は、今度は風俗なんかで搾取に遭うわけですから、連鎖しているということを考えた上で、そういう対策をしていくという形に変えていただきたい。

(参考。当ブログ)
第103回女性に対する暴力に関する専門調査会の議事録について>
2020年2月21日(※AV出演強要)
2020年2月23日(※性暴力に関する予算措置と教育)
2020年2月24日(※刑法の性暴力に関する規定①)
2020年2月25日(※刑法の性暴力に関する規定②)
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(再掲。徳島新聞)

家庭の貧困や虐待、DVを受けるなど劣悪な環境で育った少女は家庭外に居場所を求めざるを得ない。
会員制交流サイト(SNS)で大人の男性とつながり、宿泊場所や食事の提供と引き換えに性行為をさせられたり、JKビジネス性風俗に勧誘されたりしているという。

家庭外に居場所を求めざるを得ない
JKビジネスや性風俗に勧誘されたりしている
AV業界もこうした居場所のない女性を狙っています。
言わずもがな、ですが。
台東区の「はばたきプラン21」推進会議で、複数の委員がこの問題に言及されました。

(参考。当ブログ)
2018年12月19日

当該議事録を参照します。

台東区 第2回「はばたきプラン21」推進会議

(2017年8月25日 台東区 平成29年度第2回「はばたきプラン21」推進会議 議事録より、引用。)

<21ページ>
2017年8月25日 石田真理子 委員(公募区民)

JKお散歩という、女子高生と一緒にお散歩ができることをうたったビジネスに応募してくる女の子をエスカレートさせて、最終的にはAVに無理やり出させてしまうというような過程の話をお聞きして、非常に驚きました。

お金がなければ、年配男性と一緒にお散歩する程度ならば大丈夫というような軽い気持ちで行ってしまうと、深みにはまって、脅されてAVに出なくてはならないような事態になってしまうという話を聞いて、それが秋葉原という自分たちの区の中で起きていることに少し愕然としたものがありました。

<21~22ページ>
2017年8月25日 市村有花里 委員(男女平等推進プラザ運営委員会副委員長)

家出をしてきた子が、行くところがないので行ける場所があれば行ってしまう、というようなことを言っていました。

家にはいられない、家にいてもAVに売られてしまうのであれば、自分から売ったほうがましだと考える人もいるのかもしれません。

(再掲)
女子高生と一緒にお散歩ができることをうたったビジネスに応募してくる女の子をエスカレートさせて、最終的にはAVに無理やり出させてしまう
家にはいられない、家にいてもAVに売られてしまうのであれば、自分から売ったほうがましだと考える

ちなみに香西咲さんの被害はこうした類型に属しません。

(2016年9月18日 AbemaTIMES「【AV出演強要問題】元カリスマ女優・川奈まり子氏が業界健全化のために奮闘」より、引用。改行を施しています。)

香西咲さん

香西は、当初はモデルとしてスカウトされたはずだったのに蓋を開けたらAV出演ということになっていた。

(略)、AV撮影のために富士山の麓に連れていかれて、3時間泣いたこともあるという。
その時、自分をスタッフ全員が待っている状況にあった。
これには
「遠いところですから……。よっぽど強い子でないと(撮影を中止させるのは)無理だと思いますし。私さえ泣いておけば丸く収まると思った。結局AV撮影に応じることになりました。あとは、違約金などを理由に辞められないです。結局、弁護士を雇って辞められましたが、人生の大事な時期5年間を失敗したなと思う」
と語った。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月24日

私へは芸能人事務所の契約者のまま連れてかれた現場がAVだったり、性接待させられたり、AV強要以上にされられています。
(後略。)

香西咲さん
2016年7月25日

富士山の樹海近くのスタジオに連れていかれてどうやって逃げろと?
周り何も無いですし。
怖い人20人近くいて声も出ないですよ。
男性にはこの怖さは分かりません。

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(再掲)
2020年2月25日 徳島新聞

村木さんによると、ライン相談には「虐待を受けて自宅にいられない」「AV(アダルトビデオ)への出演を強要された」などの声が届く。

AV出演強要の形態は様々です。
業界人は奸智に長(た)けています。
至る所に陥穽(落とし穴)を仕掛けています。
いま国民が渇望しているのはAV出演強要新法です。
法律の制定が待たれます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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