第103回「女性に対する暴力に関する専門調査会」の議事録(その2)。香西咲さん「AVに喜んで出演してる女優さんが何故強要被害者を叩くのか」。教育の充実がもとめられます

一昨日の当ブログで、第103回女性に対する暴力に関する専門調査会の議事録にふれました。

2019年12月23日
 内閣府
 第103回女性に対する暴力に関する専門調査会
・議題
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等のための施策に関する基本的な方針の改正案について」
「『第5次男女共同参画基本計画』の策定に向けての意見交換」
議事次第&配布資料
議事録

(参考。当ブログ)
2020年2月21日

本日も当該議事録をみていきます。

(2019年12月23日 第103回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)

性暴力に関する予算措置

<10ページ>
(※一昨日の当ブログでも引用。)
2019年12月23日 吉田 内閣府 暴力対策推進室長

(略)性犯罪の対策ということで、ワンストップ支援センターの交付金を平成29年度に創設しまして、全県に整備されて、今年度は2.1億円の予算を確保しておりましたけれども、来年度は2.47億円に増額いたしまして、これを使いまして処遇改善ですとか、さらなる 24時間体制の整備ですとか、そうしたことに取り組んでいきたいと考えております。

安倍内閣は次年度、ワンストップ支援センターにかかわる予算を増額しました。
これだけではありません。

<28ページ>
2019年12月23日 橋本聖子 男女共同参画担当大臣

また、先日、来年度の政府予算案が閣議決定をされたところですけれども、内閣府においては女性に対する暴力に関する予算を本年度の約2.8億円から来年度は約5.7億円に倍増させることといたしました。
この予算によりまして、新たに民間シェルターが行う先進的な取組を推進するほか、ワンストップ支援センターについてもさらなる運営の安定化と支援の質を向上していきたいと思っております。
引き続き、女性に対するあらゆる暴力の根絶に向けて、皆様方の豊富な御知見もお借りしながら一緒に頑張ってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

女性に対する暴力に関する予算を本年度の約2.8億円から来年度は約5.7億円に倍増
ちからが入っています。
つぎは委員から出された教育に関する意見を参照します。

委員からの要望 ~教育に関して

(2019年12月23日 第103回女性に対する暴力に関する専門調査会「議事録」より、引用。)

<12ページ>
2019年12月23日 阿部裕子 委員(特定非営利活動法人かながわ女のスペースみずら理事)

(略)被害を訴える言葉を今、持っていない子が被害を訴える言葉を持つために、子供たちに対して性教育を行うべきだと思います。
性教育というと長い間タブーになってきましたので、皆さんが、ええっと、ぎょっと驚くような感じなのですけれども、最初は、やはり水着で隠されるプライベートゾーンというのは、それぞれの子供たちにとってとても大切なところだから、他人がのぞいたり触ったりしてはいけないなどという分かりやすいところから、子供たちに自分の体を知る、自分の大切な場所を守るということを教えていく必要があるのではないかと思っています。

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<22ページ>
2019年12月23日 小西聖子 会長(武蔵野大学人間科学部長)

(略)、性暴力もなのですけれども、なかなか私たちが踏み込めなかった教育、予防教育とか防止教育ですね。
そちらに何とか踏み込んでいくことができない限り、先ほどアウトプット(取組)とアウトカム(結果)の問題もありましたけれども、性暴力は率直に言って、この5年では、私は、アウトカム(結果)が減るところまでなんか絶対行かないと思っていますけれども、教育にも少しでも足を踏み入れていかない限り、一番のコアな対象で、一番支援が必要な人たちに何も届けられないということがあるのではないかなと思っています。

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先日(2020年2月18日)、神戸大学の岩田健太郎教授は、横浜に停泊しているクルーズ船の実態を告発しました。

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翌日(2020年2月19日)、野党は、岩田教授から聞き取りをしました。
そのときの動画が公開されています。
本日、みました。
以下のことばが興味深かったです。

石垣のりこ衆議院議員のチャンネルより。)
(※音声の文字化は、筆者。)

<34:18のあたりから>
2020年2月19日 岩田健太郎 神戸大学教授

アフリカでエボラ対策をしていたときに、わたしがこころから尊敬するハーバード大学のポール=ファーマー・ドクターというひとがいて、かれもシエラレオネにやってきたんです。

で、われわれが、その、テントを張ったり患者を診たり薬を出したり、っていうことであくせくしているときに、かれが現場をみてなにを言ったかというと、
「ここには学校が必要だ」
って言ったんですね。
「医学部をつくって、看護学校をつくって、シエラレオネ人の医療スタッフを育てないといけない。そうしなければ、またこういう感染症が起きる」

われわれはすごい狭い視野でですね、明日、1週間後、どうしようか、とあくせくしているときに、まあ、やっぱり、えらいひとっていうのは、もっともっと長いビジョン、おおきなビジョンでものごとをみているんですね。

今回のやっぱり、問題の、最大の問題は、こういったクライシスが起きたときにプロフェッショナルな対応ができない、準備ができていない、ということが一番の問題だと思っています。
ですからやっつけ仕事にどうしてもなってしまう。
(略。)
いまこそがやっぱり、ポール=ファーマーがそう言ったように、日本の、その、根本的な感染対策のストラクチャーを国際基準に合わせるときだと思います。
で、いままでのようなやっつけ仕事で国際社会がゆるしてくれる時代はもうおわりました。
もうすべての感染症がグローバル化して、日本の問題も全部、世界の問題になり、もうすこししたら、もしかしたら、日本人はもう海外に行くのを禁止されてしまうかもしれません。
それを避けるっていうためにも、そういった長期的視野と、おおきなビジョンっていうのを政治家の先生方にぜひ、あの、お願い申し上げたいと思います。

(再掲。岩田健太郎 教授)
で、われわれが、その、テントを張ったり患者を診たり薬を出したり、っていうことであくせくしているときに、かれが現場をみてなにを言ったかというと、『ここには学校が必要だ』って言ったんですね

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2018年2月4日

AVに喜んで出演してる女優さんが
何故強要被害者を叩くのか理解できない。
普通矛先は加害者だと思うんだけど。
自分達の村で犯罪犯してて、立場悪くしてるの解らないのかな?

(再掲。香西咲さん)
AVに喜んで出演してる女優さんが何故強要被害者を叩くのか理解できない

(再掲。小西聖子 会長)
教育にも少しでも足を踏み入れていかない限り、一番のコアな対象で、一番支援が必要な人たちに何も届けられないということがあるのではないかなと思っています

ふと、作家の道浦母都子(みちうらもとこ)さんのことばを想起しました。
『不良』だった彼女もまた、被害者だったのかもしれない
AV出演強要の被害者を叩いている女優もまた、被害者なのかもしれません。
教育の充実がもとめられます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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