安倍内閣の下でAV出演強要対策が進みました。香西咲さん「現行法では派遣法違反」。森まさこ法務大臣はAV強要とは別の件で、法の解釈に言及されていますが

高野隆弁護士がうったえられたようです。
昨日、産経新聞が報じました。

(報道)

2020年2月21日
 産経新聞
 ブログに懲戒請求者の実名公開 高野弁護士を提訴

当該記事を参照します。

(2020年2月21日 産経新聞「ブログに懲戒請求者の実名公開 高野弁護士を提訴」より、引用。)

<一部を抜粋>
2020年2月21日 産経新聞

訴状などによると、男性は今年(2020年)1月、高野氏について「(ゴーン)被告の逃走を肯定する発言をブログでしたのは重大な非行」などとして、第二東京弁護士会に懲戒請求。

(※参考)
2020年1月17日 産経新聞「高野弁護士にも懲戒請求 ゴーン被告逃亡肯定「品位に反する」

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2020年2月21日 産経新聞

これに対し、高野氏は自身のブログに懲戒請求書を写した画像を掲載し、懲戒請求者として男性の実名も公開した。

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2020年2月21日 産経新聞

(略)無断で懲戒請求者の実名を公開したのはプライバシーの侵害だとして、東京都内の男性がブログ記事の削除と150万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたことが(2020年2月)21日、分かった。提訴は(2020年2月)20日付。

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2020年2月21日 産経新聞

男性の代理人を務める太田真也弁護士は「懲戒請求は非公開が原則。懲戒請求書や懲戒請求者の実名を公開するのは望ましいことではない」としている。

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高野弁護士がおこなったことは悪質です。
懲戒請求者のかたの勝訴を願っております。

ここで話題がかわります。
一昨日(2020年2月20日)、衆議院で、予算委員会が開かれました。

2020年2月20日
 衆議院 予算委員会
 衆議院インターネット審議中継

森まさこ法務大臣の答弁が秀麗であると感じました。
議事録の公開は数週間後ですので、ぼくのほうで当該箇所を文字にさせていただきます。

(2020年2月20日 衆議院 予算委員会「衆議院インターネット審議中継」より。)
(※音声の文字化は筆者。)

<1:34:41のあたりから>
2020年2月20日 今井雅人 衆議院議員(立憲民主党)

(前略。)
先ほどの後藤委員(後藤祐一衆議院議員)のちょっと質疑を聞いておりまして、法務大臣、ちょっとわたしおうかがいしたいのですが。
あの、制度があっても法の解釈がなければ運用できない、ということは、ある制度に関して解釈を変えればそれがつかえたりつかえなかったりする、っていうこと。
それが法務省の考え方、っていうことでよろしいですか?

2020年2月20日 森まさこ 法務大臣

それがまさに、法の解釈、でございまして。
法の解釈は所管をする担当、官庁が解釈をし、もし変更をする場合には政府内の統一見解を得て解釈、変更をするもの、と認識をしております。

2020年2月20日 今井雅人 衆議院議員(立憲民主党)

っていうことは、今後、解釈を変えるとまたこの制度がつかえなくなる可能性がある、っていうことですか?

2020年2月20日 森まさこ 法務大臣

今後のことや将来のことについてはお答えできません。

2020年2月20日 今井雅人 衆議院議員(立憲民主党)

って言うことは、理論的にはありえる、ということですね?

2020年2月20日 森まさこ 法務大臣

先ほどからもうしあげているようにですね、制度の具体的な内容、すなわち制度を規定する条文の具体的意味、内容については、まさに当該条文の解釈によるものでございます。

かつては、検察官には勤務延長の規定は適用されない、と解釈していたようでございますが、今般、これが適用される、と解釈することと整理をいたしました。
その解釈を前提に制度の内容についてもうしあげたものでございますし、いまほどのご質問は、先ほどのくりかえしになりますが、今後のことについては具体的なことはもうしあげられませんが、一般的には、法律の解釈というのは、いまわたくしがご説明したものである、というふうに考えております。

2020年2月20日 今井雅人 衆議院議員(立憲民主党)

ちょっと確認をします。
将来のことはわからないのはわかりますが、理論的なはなしをしている。
理論的にはまた解釈をかえればこの制度はつかえなくなるということはありうる、ということですね?

2020年2月20日 森まさこ 法務大臣

はい、理論的には、法律の解釈はですね、適正なプロセスをとり、所管省庁である法務省がそれぞれの法律を解釈する。
また、それ以外の所管省庁も自分たちの法律をつねに解釈し適用しているものと思いますが、これは法制局(内閣法制局)、そして人事院のですね、了解を得てするものでございますし、今般は適正な手続きをとって政府統一見解をつくったものでございます。

2020年2月20日 今井雅人 衆議院議員(立憲民主党)

いやー、おそろしい答弁でした。
もう。
要は解釈を変えてしまえば、どんな制度にもつかったりつかえなかったりできてしまう、ってことですね。
いま。
法治国家じゃないですね、これ。
法務大臣がそんなことをおっしゃるなんてもう、びっくりしましたよ。
(中略。)
司法のー、ね、そういう謙虚さのところを全部ぶっこわして、司法まで官邸が押さえようとする。
そんなことに荷担するんですか?
もう恥ずかしいですよ。
(後略。)

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(再掲)

今井雅人 議員
ある制度に関して解釈を変えればそれがつかえたりつかえなかったりする、っていうこと。それが法務省の考え方、っていうことでよろしいですか?

森まさこ 法務大臣
それがまさに、法の解釈、でございまして
制度の具体的な内容、すなわち制度を規定する条文の具体的意味、内容については、まさに当該条文の解釈によるものでございます
法律の解釈はですね、適正なプロセスをとり、所管省庁である法務省がそれぞれの法律を解釈する。また、それ以外の所管省庁も自分たちの法律をつねに解釈し適用しているものと思います

今井雅人 議員
いやー、おそろしい答弁でした
要は解釈を変えてしまえば、どんな制度にもつかったりつかえなかったりできてしまう、ってことですね
法治国家じゃないですね、これ

別に驚くようなことではありません。
AV出演強要でも森まさこ法務大臣がおっしゃったような運用がされてきました。

(2016年1月25日 労働旬報社「賃金と社会保障1月合併号」より、引用。改行を施しています。)

<31ページ>
2016年1月25日 宮本節子 PAPS世話人

AVと類似の行為がおこなわれている(略)性風俗の事例を扱った判例には、職業安定法第63条2号の「公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で、職業紹介、労働者の募集」、労働者派遣法58条「公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で労働者派遣をした者」の条項を適用したものがある。

しかし、これらの判例は(AV出演強要の)性被害者対策のためには生かされなかった。

これらの法(職業安定法、労働者派遣法)を適用して(AV出演強要被害の)女性救済に役立てようという発想が、取り締まり当局にないのだろうか。

(再掲。宮本節子 PAPS世話人)
これらの法(職業安定法、労働者派遣法)を適用して(AV出演強要被害の)女性救済に役立てようという発想が、取り締まり当局にないのだろうか

(再掲。森まさこ 法務大臣)
法律の解釈はですね、適正なプロセスをとり、所管省庁である法務省がそれぞれの法律を解釈する。また、それ以外の所管省庁も自分たちの法律をつねに解釈し適用しているものと思います

安倍内閣はAV出演強要に対して、職業安定法と労働者派遣法を適用しました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年11月23日

現行法では派遣法違反。
青木亮が私達に対してしてきた事は全てこれから戦わなくてはなりません。

香西咲さん
2017年12月31日

(前略。)
彼ら一部の略式起訴からちょうど1年が経ちました。
来年は犯罪者達に性犯罪で刑務所に入って頂き、少しでも性犯罪の抑止力になります様に努めます。
一度壊してしまった健康は賠償では取り戻せません。
#AV強要
#MeToo

香西咲さん
2018年2月4日

(前略。)
坂上孝志氏は #青木亮 と同時に #労働者派遣法違反 で略式起訴されています。

香西咲さん
2018年2月27日

#青木亮 に関しては
週刊文春に始まり、霞ヶ関、警察庁…
#AV強要 加害者としての理解は広まって参りました。
#労働者派遣法違反 以外の罪も償って頂きたいと私は一生涯思い続ける事でしょう。

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(再掲。森まさこ 法務大臣)
法律の解釈はですね、適正なプロセスをとり、所管省庁である法務省がそれぞれの法律を解釈する。また、それ以外の所管省庁も自分たちの法律をつねに解釈し適用しているものと思います

職業安定法と労働者派遣法だけではなく、強姦罪(強制性交等罪)の適用が待たれます。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(哲学者のウィトゲンシュタイン)
「絶望に終わりはない。自殺もそれを終わらせることはない。人が奮起して絶望を終わらせない限りは」

(明日のブログへつづく)



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