目白大学の齋藤梓さん「自分の人生は、あの出来事で大きく変わってしまったとおっしゃる方が何名もいらっしゃって」。香西咲さんもAV強要で人生を台無しにされました

昨日、第7回性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループの「議事録」にふれました。

 2019年5月24日
 法務省
 第7回性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ

<議題>
 性犯罪被害者支援に携わる被害者心理学の専門家からのヒアリング「性暴力の被害経験に関する質的調査報告」
 ・議事録
 ・資料1
 ・資料2

<報告者>
 大竹裕子 オックスフォード大学 医療人類学部 リサーチフェロー
 齋藤梓 目白大学 人間学部心理カウンセリング学科 専任講師

大竹裕子さんと齋藤梓さんの論説をもう一度、引きます。

(参考。当ブログ)
2020年2月14日(※昨日)

(2019年5月24日 第7回 性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ「議事録」より、引用。)

<2ページ>
2019年5月24日 大竹裕子 オックスフォード大学 医療人類学部 リサーチフェロー
注 昨日引用したもののなかから一部を抜粋)

重要なポイントだけを申し上げますと、性暴力の影響として最も重大であるといわれているのは、自殺念慮・自殺企図です。
そのほかは、うつ病・不安障害、PTSDを含む精神疾患のリスクが上がるということが分かっております。

<7ページ>
2019年5月24日 齋藤梓 目白大学 人間学部心理カウンセリング学科 専任講師

もう一つ、これは、性暴力が人生にどのような影響を及ぼすかということなのですが、性暴力の認識がないのならば、それでいいではないかということではなく、性暴力の認識がない間にも、自分自身が物扱いされたとか、意思を無視されたという感覚はあり、それによって自尊心が低下したり、自責感が生じたりして、自暴自棄になり、自殺や自殺未遂、自傷行為を行ったり、対人関係に影響が出たりといったようなことが見られていました。
加害者が巧みに被害者の逃げ道を奪うというプロセスもありますし、やはり性暴力というのは、自分の自己の目的のために被害者の性を「対象」として利用するという、道具化するといったことというのが、傷つきの本質にはあるのではないかということが考えられました。

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本日は、齋藤梓さんのことばをさらにみていきます。

(2019年5月24日 第7回 性犯罪に関する施策検討に向けた実態調査ワーキンググループ「議事録」より、引用。)

<5ページ>
2019年5月24日 齋藤梓 目白大学 人間学部心理カウンセリング学科 専任講師

そして、性被害が生じた後に見られる動きとしまして、被害者は戸惑って、自分が悪かったのではないかとか、これは何だったんだろうと混乱する状態になります。
加害者の方は被害者に対して、(略)、自分の性加害を正当化するような言動が見られます。
戸惑って、この出来事をどう捉えていいのか分からない被害者は、その正当化を一時的に受容するということも見られました。

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<6ページ>
2019年5月24日 齋藤梓 目白大学 人間学部心理カウンセリング学科 専任講師

比較的、性暴力と認識しやすいかなと思う密室に誘い込まれるレイプ、性暴力であっても、自分に起きた出来事を性暴力だと思ったという人は、回答者の1名だけで、あとはみんな、性暴力だと、自分の出来事を思っていないということがありました。

<6~7ページ>
2019年5月24日 齋藤梓 目白大学 人間学部心理カウンセリング学科 専任講師

その間に自分の人生に多大な影響が及んでしまい、なぜ自分はこんな状態になっているのだろうと考えていく中で、ああ、あの性暴力の影響なんだということに気がつくと、少し自責感が緩和され、やっとそこで援助希求ができるという流れが見られていました。

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起点となるのが第三者との対話です。

<5ページ>
2019年5月24日 齋藤梓 目白大学 人間学部心理カウンセリング学科 専任講師

正当化を一時的に受容するのですけれども、自分の心身の不調というのはずっと続いていて、これは何だろうと思い、第三者に相談して、それはレイプだよと言われるとか、加害者が被害者に愛情を持っていないということが露呈して、ああ、やっぱりあれは性暴力だったんだということを認識して初めて、告発をしたりですとか相談をするというプロセスが見られていました。

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相談機関の役割は重要です。

<7ページ>
2019年5月24日 齋藤梓 目白大学 人間学部心理カウンセリング学科 専任講師

この支援者・支援機関につながるプロセスという表を見ていただきますと、

(※配布資料1より)

加害者と離れるとか、精神的に限界を感じて、誰かに相談して、それは被害だよと言われて初めて、ああ、これが性暴力なんだ、そのために影響が出ているのだということに気がついて、そこでやっと、色々な支援を求め、援助希求を行うというプロセスが、支援に特化した分析結果でも見られておりました。

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残念ながら相談機関は玉石混淆(ぎょくせきこんこう)のようです。

<7ページ>
2019年5月24日 齋藤梓 目白大学 人間学部心理カウンセリング学科 専任講師

相談したけれども、うまくつながらなかったという事案もありまして、そういったものは、共感とか寄り添いというものが欠如していたり、言ったら、それは汚点になるから、届け出ないほうがいいみたいなことを言われてしまったりですとか、話を相手が聞き入れないとか、途中まで相談に応じているのだけれども、見返りとして性行為を強要するといったようなことがありました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年10月3日

アットハニーズを辞めて即座に
第二弁護士会にも行って相談してます。
セックスワーカー団体SWASHのご紹介の、打越さくら弁護士にも相談。
どちらも即答で『立証が取りにくい』とほぼ門前払いでしたよ。
だから世間(弁護士)の風当たりの厳しさを実感し、
腹括って独立の道を選びました。

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<7~8ページ>
2019年5月24日 齋藤梓 目白大学 人間学部心理カウンセリング学科 専任講師

こうやって、相談したけれども、うまくいかないということがあると、当事者の方々は、そこで相談をやめてしまって、またその先数年間、ひとりで苦しむといったようなことが見られていました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2016年7月8日

一生自分の中だけに留めて置かなければいけない、と思った時に気が触れてしまいました。

吐き出す事で過去を清算できる機会を頂けて、救われました。

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<8ページ>
2019年5月24日 齋藤梓 目白大学 人間学部心理カウンセリング学科 専任講師

インタビューに答えてくださった方の中で、本当に、あの出来事がなければ、自分の人生、自分は結婚していたかもしれないし、仕事に就いていたかもしれないし、進学していた学校も違ったかもしれない。
自分の人生は、あの出来事で大きく変わってしまったとおっしゃる方が何名もいらっしゃって、本当にそれは悔しく、理不尽なことだなということを感じました。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年11月27日

#AV強要 で多数の女性の人生を台無しにしてきた #青木亮 さん
知り合った頃の私の20代の健康と
#性的搾取 #人身売買 #枕営業 の強要、誠意を持って謝罪し、本来なら活動出来ていたであろう損害を賠償してください。

全てを失った私は丸1日さえまともに動けず、生きる事に疲れてしまいました。

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いま国民は皆、こう思っています。
AV業界は犯罪者のあつまりである、と。
早く止(とど)めを刺せ、と。
国家権力におかれましては、なるべく残虐な方法で人間のクズたちを駆逐してほしいものです。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)



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