先日、ゴーン被告の弁護人に対して、懲戒が申し立てられました。
産経新聞が報じました。
□2020年1月16日 産経新聞 弘中弁護士に懲戒請求 ゴーン被告逃亡「故意か重過失」 |
□2020年1月17日 産経新聞 高野弁護士にも懲戒請求 ゴーン被告逃亡肯定「品位に反する」 |
(参考。当ブログ)
・2020年1月18日
読売新聞もこの懲戒請求の件を記事にしました。
□2020年2月5日 読売新聞 弘中弁護士らへ懲戒請求、「ゴーン被告の監督義務怠り逃亡許した」 |
読売新聞の報道を一部を引用します。
(2020年2月5日 読売新聞「弘中弁護士らへ懲戒請求、『ゴーン被告の監督義務怠り逃亡許した』」より、引用。)
●2020年2月5日 読売新聞
これに対し、弘中弁護士は「懲戒事由に当たらない」とする答弁書を弁護士会に提出。 |
高野弁護士は「弁護人には依頼人の行動を管理監督する義務も権限もない」とする弁明書を提出したことをブログで公表した。 |
——————————————————–
高野弁護士のブログを確認します。
(2020年2月4日 刑事裁判を考える:高野隆@ブログ「懲戒請求に対する弁明書」より、引用。)
<一部分を抜粋>
●高野隆 弁護士
弁護士は依頼人の親でもなく教師でもない。 |
依頼人の善行を保証する身元引受人でもない。 |
弁護士には依頼人を「管理監督」する権限も義務もないのである。 |
——————————————————–
高野隆弁護士は、第二東京弁護士会に所属しています。
(参考)
□高野隆法律事務所のホームページ
(2020年1月17日 産経新聞「高野弁護士にも懲戒請求 ゴーン被告逃亡肯定『品位に反する』」より、引用。)
●2020年1月17日 産経新聞
(略)高野隆弁護士に対し、東京都内の男性から「被告の逃走を肯定する発言をブログでしたのは重大な非行」などとして第二東京弁護士会に懲戒請求が出され、同会の綱紀委員会が調査を開始したことが(2020年1月)17日、関係者への取材で分かった。 |
——————————————————–
ここではなしがかわります。
第二東京弁護士会は先日、AV業界人の顧問弁護士に対する懲戒を決定しました。
□2020年1月26日 産経新聞 女子高生にAV強要男の弁護士を懲戒処分 第二東京弁護士会「品位失う」 |
(参考。当ブログ)
<AV業界人の顧問弁護士の懲戒について>
|
第二東京弁護士会は議決書のなかでつぎのようにのべています。
(令和元年12月23日 第二東京弁護士会 懲戒委員会「議決書」より。)
<12ページ>
●令和元年12月23日 第二東京弁護士会 懲戒委員会
3 結語
○○が行っていた未成年者を含む女性を募集して、同女らに性交や性交類似行為をさせ、その様子を撮影して成人男性向けDVDとして制作、販売する事業というのは、未成年者、女性の人権を侵害する危険性を孕むものであるが、対象弁護士が漠然とそのような事業主の顧問弁護士になったことが、本件における根本的な問題ということができる。 |
——————————————————–
「対象弁護士が漠然とそのような事業主の顧問弁護士になったことが、本件における根本的な問題ということができる」
はなしを高野隆弁護士の懲戒の件にもどします。
昨日、文春オンラインが、高野弁護士に関する記事を配信しました。
参照します。
(2020年2月10日 週刊文春デジタル「《ゴーンショックが終わらない》前代未聞の弁護士ガサ入れも、検察関係者は『逃亡責任は、むしろ高野氏だ』」より、引用。)
<一部分を引用>
●2020年2月10日 週刊文春デジタル
ある検察関係者は「ゴーンの逃亡について責任があるのは、弁護団の中で弘中氏よりもむしろ高野隆氏だ」と語る。 |
「弘中氏と違い、英語が話せる高野氏なら、ゴーンと面会していた外国人の会話内容も把握できた可能性がある。高野氏は本当に逃亡計画に感づけなかったのか」と疑う関係者もいる。 |
はたしてどうなのでしょうか。
先ほどのAV業界人の顧問弁護士に対する懲戒のなかで、第二東京弁護士会はこうものべています。
(令和元年12月23日 第二東京弁護士会 懲戒委員会「議決書」より。)
<12ページ>
●令和元年12月23日 第二東京弁護士会 懲戒委員会
(略)、対象弁護士には、○○の顧問弁護士として、職業安定法による規制について必要な調査を行うべきであったにも拘わらずこれを行わず、○○に対して違法行為を行うことを止めるよう助言等しなかったことは、弁護士職務基本規程第37条1項に反し、弁護士法第56条第1項に定める弁護士としての品位を失う非行に該当するものといわざるをえない。 |
——————————————————–
第二東京弁護士会はどのような裁定を下すのでしょうか。
成行きが注目されます。
(再掲。議決書)
●令和元年12月23日 第二東京弁護士会 懲戒委員会
3 結語
○○が行っていた未成年者を含む女性を募集して、同女らに性交や性交類似行為をさせ、その様子を撮影して成人男性向けDVDとして制作、販売する事業というのは、未成年者、女性の人権を侵害する危険性を孕むものであるが、対象弁護士が漠然とそのような事業主の顧問弁護士になったことが、本件における根本的な問題ということができる。 |
弁護士が皆あくどいのかと言いますとそうではありません。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2018年3月1日>
色々言及したい事はありますが控えます。 弁護士からは 自分が受けた被害の事実であれば発言しても問題は無いと確認済です。 Hさんの部分は週刊文春の取材の際の彼女の発言です。 |
●香西咲さん
<2018年6月7日>
いち個人のTwitter位自由に発言させて下さい。 事実であれば問題無いと弁護士から聞いています。 私に言論の自由は無いのですか? |
●香西咲さん
<2019年1月26日>
仰る通りです。今は匿名性のあるSNSは無責任な発言が多くて見るに耐えられませんね。 最近はネット関連を専門に扱う弁護士も増えましたし、後々是非とも対策を掲げて頂きたいと願います。 ありがとうございます |
——————————————————–
まともな弁護士も存在します。
このような方々がふえてほしいと思う今日此の頃です。
——————————————————–
■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)
香西咲さんを勝手に応援するサイトへ