AV業界人の顧問弁護士に懲戒処分が下りました(その2)。香西咲さんに圧力をかけた悪徳弁護士の末路もまた、哀れなものとなりそうです

昨日のつづきです。
AV業界人の顧問をしていた弁護士に対して、先日、懲戒処分が下りました。

(参考。当ブログ)
2020年1月27日(※昨日)

もう一度、産経新聞の記事を引きます。

(2020年1月26日 産経新聞「女子高生にAV強要男の弁護士を懲戒処分 第二東京弁護士会『品位失う』」より、引用。)

<一部分を抜粋>
2020年1月26日 産経新聞

男はAV出演に難色を示す少女らに対し、「こっちには弁護士がいるので断ったら大変なことになる。(撮影前にかかった)美容院代を返せ」などと迫っていたことが大阪府警の捜査で判明。

(略。)

懲戒委は男の顧問弁護士を務めていた菅谷弁護士について、「漫然とそのような事業主の顧問弁護士となったことが根本的な問題だ」と指摘した。
菅谷弁護士は「(男の行為が)職業安定法上の有害業務に該当するかどうか思いを致すことが現実的に困難だった」と弁明したが、懲戒委は「(同法の)有害業務の概念について知らなかったことは弁解の余地がない」と断じた。一方で「法的知見を提供し、違法行為を助長した証拠はない」として、戒告とした。

——————————————————–

(再掲。産経新聞。2020年1月26日)
男はAV出演に難色を示す少女らに対し、『こっちには弁護士がいるので断ったら大変なことになる。(撮影前にかかった)美容院代を返せ』などと迫っていたことが大阪府警の捜査で判明

金沢新一は3年前(2017年)に逮捕されました。
当時の報道をふりかえってみます。

2017年5月31日 NHKニュースウオッチ9

(「AV出演強要 狙われた少女たち」より。)
(※全文については、2017年6月5日の当ブログを参照。)
(※音声の文字化は、筆者。)

2017年5月31日 ナレーション

(前略。)
そして、女性に、モデルとしての契約、と信じこませたまま、AV出演の契約書にサインさせていました。
出演をことわられると、
「美容院の代金をかえせ」
弁護士がついているのでたいへんなことになる
などと脅し、出演を強要していたということです。
10代は社会経験がとぼしく、契約、弁護士、といったことばに、動転してしまうケースが多いといいます。

2017年6月5日 産経新聞

「AV出演強要容疑で逮捕の男、女子高生ら契約場面を録画『合意』装う?…弁護士存在もちらつかせ 大阪府警」より。)

<一部分を抜粋>
2017年6月5日 産経新聞

女子高生などにアダルトビデオ(AV)出演を強要したとしてアダルトサイト運営の男が逮捕された事件で、女性が出演契約を結ぶ際の一部始終を、男が録画していたことが5日、大阪府警への取材で分かった。
男には顧問弁護士がおり、府警は、女性とトラブルになった際に「合意だった」などと説明するため、弁護士に相談した上で行っていたとみて調べている。

——————————————————–

2017年6月5日 産経新聞

金沢容疑者は実際に弁護士と顧問契約を結んでいた。
府警は、契約が合意だったとする映像を撮影し、弁護士の存在をちらつかせることで女性を心理的に圧迫し、断りづらくさせていたとみている。

——————————————————–

第二東京弁護士会は、金沢新一の顧問弁護士を、戒告、としました。
2017年6月5日の産経新聞は、
弁護士に相談した上で行っていたとみて調べている
と報じています。
このたび第二東京弁護士会は「弁護士に相談した上で行っていた」点に対して処分を下したのではありません。
一昨日(2020年1月26日)に配信された産経新聞にはこう書かれています。
『法的知見を提供し、違法行為を助長した証拠はない』
と。
議決書をみてみます。

(令和元年12月23日 第二東京弁護士会 懲戒委員会「議決書」より。)

<9ページ>
令和元年12月23日 第二東京弁護士会 懲戒委員会

(略)、対象弁護士が○○の違法行為について、具体的に法的知見を提供してその違法行為を助長したことを窺わせる証拠はなく、そのような事実は認められない。

第二東京弁護士会は、金沢新一と当該弁護士は共謀していない、と判断しました。
なぜ当該弁護士は、戒告、となったのでしょうか。

(令和元年12月23日 第二東京弁護士会 懲戒委員会「議決書」より。)

<12ページ>
令和元年12月23日 第二東京弁護士会 懲戒委員会

3 結語

○○が行っていた未成年者を含む女性を募集して、同女らに性交や性交類似行為をさせ、その様子を撮影して成人男性向けDVDとして制作、販売する事業というのは、未成年者、女性の人権を侵害する危険性を孕むものであるが、対象弁護士が漠然とそのような事業主の顧問弁護士になったことが、本件における根本的な問題ということができる。

このくだりを読んだとき、ぼくは虚を衝(つ)かれました。
第二東京弁護士会は、「成人男性向けDVDとして制作、販売する事業」の「顧問弁護士になったことが、本件における根本的な問題」と言っています。
当然、AV業界に対する視座は冷厳です。

(令和元年12月23日 第二東京弁護士会 懲戒委員会「議決書」より。)

<11ページ>
令和元年12月23日 第二東京弁護士会 懲戒委員会

そして、○○が行っていた未成年者を含む女性が性交や性交類似行為をしている様子を撮影した成人男性向けDVDの制作、販売の事業は、女性がその意に反して出演を強制されるという危険がある(略)。

第二東京弁護士会がここまで論及するとは。

(2017年9月27日 第二東京弁護士会)

上述の宮本智弁護士のときは、AV業界に対して正反対の評価をしていました。
この件につきましては明日のブログでふれたいと思います。

(再掲。第二東京弁護士会)
成人男性向けDVDとして制作、販売する事業というのは、未成年者、女性の人権を侵害する危険性を孕むものであるが、対象弁護士が漠然とそのような事業主の顧問弁護士になったことが、本件における根本的な問題ということができる

3年という月日は、頑なであった第二東京弁護士会をもかえたようです。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年12月18日

独立時、オーセンスの池田康太郎弁護士は何度も私に電話してきました。
内容は一言で言うと圧力です。

つい最近連絡がきたのはオーセンスの唐木大輔弁護士。
#AV強要の経緯を知っている彼がどれだけ #青木亮 を弁護するのでしょう。

香西咲さん
2018年2月14日

オーセンスの池田康太郎弁護士は #青木亮 の依頼を受け、私に直接連絡して来て『ネガティブ発言するな』等の脅迫めいた発言。

同じくオーセンスの唐木大輔弁護士
は現在の青木亮の弁護を受任。

文春での実名報道から1年半もの間訴えかけていても彼らは無視。
弁護士には良心は無いと思ってしまいます。

——————————————————–

(再掲)
令和元年12月23日 第二東京弁護士会 懲戒委員会

3 結語

○○が行っていた未成年者を含む女性を募集して、同女らに性交や性交類似行為をさせ、その様子を撮影して成人男性向けDVDとして制作、販売する事業というのは、未成年者、女性の人権を侵害する危険性を孕むものであるが、対象弁護士が漠然とそのような事業主の顧問弁護士になったことが、本件における根本的な問題ということができる。

悪徳弁護士の末路もまた、哀れなものとなりそうです。
——————————————————–
2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)



香西咲さんを勝手に応援するサイトへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。