日別アーカイブ: 2020年1月25日

先日、「多様な困難に直面する女性支援政策パッケージ」が公表されました。AV出演強要に関する記述もあります。香西咲さんたち被害者のうったえは各所に広がっています

2日前から、法務省のAV出演強要対策についてみています。

(参考。当ブログ)
2020年1月23日(※一昨日)
2020年1月24日(※昨日)

昨日は、女性の人権ホットラインにふれました。

(2019年11月19日 法務省「法務大臣閣議後記者会見の概要」より、引用。)

2019年11月19日 森まさこ 法務大臣

(前略。)
報道機関の皆様方には、セクシュアル・ハラスメントや、DV、いわゆるアダルトビデオ出演強要・「JKビジネス」問題などの悩みを抱える女性の方々を、一人でも多く救うことができるよう、「女性の人権ホットライン」をより多くの方々に知っていただくべく、御協力をよろしくお願いいたします。

(参考。令和元年度版 人権の擁護

令和元年度版 人権の擁護」の39頁に、AV出演強要に関する記述があります。
もう一度、引きます。

(令和元年8月 法務省 人権擁護局「令和元年度版 人権の擁護」より、引用。改行を施しています。)

<39ページ>
令和元年8月 法務省 人権擁護局 「令和元年度版 人権の擁護」

④インターネット事案 インターネット上のプライバシー侵害及び名誉毀損

インターネット上の複数のウェブサイトに、自身の性的画像及び動画が掲載されているとして、被害者から法務局に相談がされた事案です。

法務局で調査した結果、当該画像及び動画は、被害者がアダルトビデオ出演前の面接時に撮影された画像及び動画であり、公開を承諾していないにもかかわらず、無断で掲載されたものでした。

当該画像及び動画は、被害者のプライバシーを侵害し又は名誉・信用等を毀損するものであると認められたため、法務局から各ウェブサイトの管理者等に対し削除要請を行ったところ、当該画像及び動画の多くが削除されました。
(措置:「要請」)

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昨年(2019年)の6月に政府(すべての女性が輝く社会づくり本部)は、
「多様な困難に直面する女性に対する支援等に関する関係府省連絡会議」
を設立しました。

多様な困難に直面する女性に対する支援等に関する関係府省連絡会議

 第1回 2019年7月25日 議事次第・配布資料 
 第2回 2019年12月26日 議事次第・配布資料

この会議とは別に、厚生労働省が主催する「困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会」というものもあります。

(参考。当ブログ)
2020年1月17日

多様な困難に直面する女性に対する支援等に関する関係府省連絡会議」と「困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会」は、名前が似ています。

多様な困難に直面する女性に対する支援等に関する関係府省連絡会議(すべての女性が輝く社会づくり本部)
困難な問題を抱える女性への支援のあり方に関する検討会(厚生労働省)

まぎらわしいです。
はなしを多様な困難に直面する女性に対する支援等に関する関係府省連絡会議にもどします。

(2019年6月18日 すべての女性が輝く社会づくり本部「多様な困難に直面する女性に対する支援等に関する関係府省連絡会議の開催について」より、引用。)

2019年6月18日 すべての女性が輝く社会づくり本部

1.すべての女性が輝く社会づくり本部の下、DVをはじめとする多様な困難に直面することにより、社会的に孤立し、生きづらさを抱える女性に対する支援等について、ニーズに沿った支援を行う民間シェルターや相談センター等との連携とともに、支援策の充実などを政府一体となって推進するため、多様な困難に直面する女性に対する支援等に関する関係府省連絡会議(以下「連絡会議」という。)を開催する。

2.連絡会議の構成員は次のとおりとする。ただし、議長は、必要があると認めるときは、構成員を追加すること及び関係府省庁その他関係者の出席を求めることができる。

 議長
 内閣官房副長官補

 議長代理
 内閣府審議官
 
 構成員
 内閣府男女共同参画局長
 警察庁長官官房総括審議官
 法務省大臣官房司法法制部長
 法務省人権擁護局長
 文部科学省総合教育政策局長
 厚生労働省子ども家庭局長

3.連絡会議の庶務は、内閣府の助けを得て、内閣官房において処理する。

(後略。)

ご覧のとおり、「DVをはじめとする多様な困難」と書かれています。
多様な困難に直面する女性に対する支援等に関する関係府省連絡会議はDVの施策の充実に力点を置いている、ということがわかります。
昨年(2019年)、片山さつき男女共同参画担当大臣は、定例の記者会見でつぎのようにのべました。

(2019年2月1日 内閣府「片山さつき大臣記者会見要旨」より、引用。)

2019年2月1日 片山さつき 男女共同参画担当大臣 

(前略。)
私は国会議員の中でおそらく唯一のDV被害を受けた体験をしておりますし、そこから立ち直った経験も持っております。
(後略。)

(2019年5月31日 内閣府「片山さつき大臣記者会見要旨」より、引用。)

2019年5月31日 片山さつき 男女共同参画担当大臣 

(前略。)
これら(DV)の取組について、(2019年)6月中旬に、すべての女性が輝く社会づくり本部で決定する「女性活躍加速のための重点方針2019」に盛り込んでいくなど、政府としてこの方向で是非対応してまいりたいということでございます。

また、DV被害を始め複合的な困難により社会的に孤立し生きづらさを抱える女性に対する支援として、このすべての女性が輝く社会づくり本部、これは総理が本部長で、私と官房長官が副本部長ですが、ここで政府一体となって推進する体制を新たに作ってまいりたいと考えております。
(後略。)

2019年5月31日 片山さつき 男女共同参画担当大臣 

予算措置につきましては、まず、このDV等の民間シェルターにつきましては、長年課題はあったんですけども、正面から取り組むことができなかった話なので、まずこれをきちっと答えをお返しするとともに、性暴力被害のワンストップ支援センターも頑張っているのですけど、やはりまだお金が足りないわけですね。
そちらも視察させていただきましたけれども、1億円台が2億円台になったかと、そういうレベルの話でございます。
全面的にメンタルな部分についての支援が必要なところにお金が掛けられていないと、手が施せておりません。
これは非常に重要でございまして、年間寄せられる相談の総件数というのは、実は分からないんですね。
電話で私どもが把握しているところがどのぐらいとか、警察が7万件とかありますが、それらの重なりもあるし、そうでないものもあるし、きちっと全部整理して、さらに、民間で独自に受けておられる方まで全部含めたら、かなり膨大なことになることは間違いがないんですけれども、それでもやはり声なき声を上げたい方がアクセスできていない可能性はあります。

ですから、DVというのは最も人権侵害的に顕在化して、しかも、議員立法によって犯罪構成要因が明らかにされているものですが、例えば相模原で起きた自殺サイトですね、あれだけ多くの女性が、単にネットに自殺サイトが書き込まれているだけで誘い込まれてお亡くなりになったわけですね。

そういった問題とか、AV出演強要問題とその周辺にあるような芸能プロダクションを名乗って、実際には性的職業にほぼ強制的に誘導してしまったとか、そういう事例というのはまだ完全に根治されてないわけですね。

その全体的な、女性であるがゆえにそういったところに関わってしまい、引きずり込まれてしまった部分ですとか、あるいはそれによって社会的孤立に陥っているとかいう部分を、これ、正面から捉えていくということが、まさにSDGs(持続可能な開発目標)の社会で日本に求められていると考えております。

それについては、まず実態解明が100%できておりませんので、当然法務、警察、地方警察といったところにも入っていただいて、何が一番効果的な方法なのかをきちっと詰めてまいりたいし、必要な体制の整備なども、その延長上でできていかなければいけないと思っております。

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いまから1か月ほど前のことです。
年末(2019年12月26日)に、第2回多様な困難に直面する女性に対する支援等に関する関係府省連絡会議が開催されました。

(再掲)

多様な困難に直面する女性に対する支援等に関する関係府省連絡会議

 第1回 2019年7月25日 議事次第・配布資料 
 第2回 2019年12月26日 議事次第・配布資料

第2回目の同会議の議題は、
多様な困難に直面する女性支援政策パッケージ(案)について」
です。
3日前に、「(案)」がとれた「多様な困難に直面する女性支援政策パッケージ」が、内閣府のサイトで公開されました。

 2019年12月26日
 多様な困難に直面する女性に対する支援等に関する関係府省連絡会議
多様な困難に直面する女性支援政策パッケージ

AV出演強要に関する言及もあります。
参照します。

(2019年12月26日「多様な困難に直面する女性支援政策パッケージ」より、引用。)

<6ページ>
2019年12月26日 多様な困難に直面する女性支援政策パッケージ

エ.人権問題相談等における女性に対する暴力に配慮した対応

○ 全国50か所の法務局・地方法務局に設置された女性の人権問題に関する専用相談電話「女性の人権ホットライン」において、人権擁護委員や法務局職員が、DV、職場におけるセクシュアルハラスメント、いわゆるアダルトビデオ出演強要問題、JKビジネス問題、ストーカー被害等といった女性をめぐる様々な人権問題に関する相談に応じ、婦人相談所の紹介などの必要な支援を行うほか、人権侵害の疑いのある事案を認知した際は、人権侵犯事件として調査し、警察や婦人相談所など関係機関と連携をとりつつ、事案に応じた適切な措置を講じる。(法務省)

<10ページ>
2019年12月26日 多様な困難に直面する女性支援政策パッケージ

(2)支援体制の見える化、利便性の向上

多様な困難に直面する女性が必要な支援にたどり着きやすくなるよう、各種施策や支援窓口について周知・啓発等を進めるなど、以下の施策を進める。

(略。)

○ 新学期を迎える高校生や大学生に対し、いわゆるアダルトビデオ出演強要問題・『JKビジネス』問題等に関する啓発を行うため、大学や教育委員会に通知を発出するとともに、パンフレットを作成して当該問題の周知を図る。また大学の学生支援担当者等が集まる会議等で周知啓発を行う。(文部科学省)

(後略。)

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政府は有(あ)りと有(あらゆ)る機会をつうじて、AV出演強要問題にふれています。
天網(てんもう)恢恢(かいかい)疎(そ)にして漏らさず」(天の網は広大で目があらいようだが、悪人は漏らさずこれを捕える。広辞苑より)
といったところでしょうか。

(香西咲さんのツイートより、引用。)

香西咲さん
2017年12月1日

国会が終わり次第、
私の #AV強要 #被害 を
国会議員の先生方、数名にヒアリング して頂きます。日程調整。

先生方に失礼があるといけないので、
ヒアリングについてのツイート報告は出来ませんがご了承ください。
どうか全てを伝えられます様に、応援宜しくお願い致します。

#青木亮
#DMM
#MeToo

香西咲さん
2018年3月22日

にしやまさんのお陰でAV業界に関して、警察と内閣府と議員会館等訪問する事になりそうです。
AV業界の皆様に影響あるかも知れませんが仕方ないですよね。
#青木亮 始めこういう方をそのまま雇用し続けているのですから。

香西咲さん
2018年7月13日

【RT拡散希望】
本日7月13日18:30~
上智大学にて
アメリカのカンザス大学、ジェンダー問題の研究者である竹山明子さんが、講演されます。

洗脳行為も絡まり複雑な #AV強要 問題をヒアリングして整理しケーススタディとして私の被害例を取り上げて下さるそうです。感謝。

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先日、あるかたから、こう言われました。
「にしやま氏は巷間言われている○○監督でなく、●●氏だと思う」
と。
これを聞いたときぼくは、ああ、なるほど、と思いました。
つながりました。
いずれにせよAV業界はおわりです。
国家権力に睨まれた輩(やから)は滅びる運命にあります。
例外はありません。
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2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている

 (A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)(後編)に掲載されました。
2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
2017年12月1日
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。

2018年3月19日
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。

2018年11月14日
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)



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