以前、ビッグイシューは、ライトハウスの瀬川愛葵さんにインタビューをされました。
□2015年7月27日 ビッグイシューオンライン 「誰もが他人ごとじゃない身近にある人身取引。性産業にある搾取の実態」 |
当該記事のなかから一部分を引かせていただきます。
(2015年7月27日 ビッグイシューオンライン「誰もが他人ごとじゃない身近にある人身取引。性産業にある搾取の実態」より引用。)
●2015年7月27日 小林さん(ビッグイシューオンライン編集部)
日本は人身取引に関する明確な法律が先進国で唯一ないことなど、人身取引対策への遅れをアメリカや国連に指摘されていますが、なぜ日本の人身取引に対する取り組みは遅れているのでしょうか? |
●2015年7月27日 瀬川愛葵さん(ライトハウス)
要因は様々ありますが、遅れている要因の一つとして、性産業には被害者がいないという社会の認識があるからだと思います。 |
性産業やポルノ産業で働いている人は、自分の意思で働いていて被害者ではない、と多くの人が認識しています。 |
ただ、現実はそうではなく、脅されたり暴力を振るわれたりして強制的に性産業で働かされていたり、最初はお金が必要だったりして、自分の意思で働き始めたとしても、辞めたいと思ったときに辞める自由がなく怯えながら働かされている人が多くいます。 (後略。) |
(略。)
●2015年7月27日 小林さん(ビッグイシューオンライン編集部)
ライトハウスでは、被害者に対してどのようなサポートを行っているのですか? |
●2015年7月27日 瀬川愛葵さん(ライトハウス)
電話やメールやLINEなどで相談を受けて、必要があれば医療・社会福祉機関や弁護士などの専門家と連携したりしながら相談者のサポートに取り組んでいます。 |
例えば、若い時にAVへ強制的に出演させられ、その動画やDVDが今もネットで販売されているので削除したい、と被害を受けてから5~8年経って初めてライトハウスに相談される方がいます。 |
逆に、つい先週出演させられ、販売を止めたいという緊急の介入が必要な方もいます。 |
(略。)
●2015年7月27日 瀬川愛葵さん(ライトハウス)
また、日本では性の話題はタブー視されがちなので、性的搾取をうけた被害者は、なかなか自ら声をあげることができません。 (後略。) |
●2015年7月27日 小林さん(ビッグイシューオンライン編集部)
今後の活動のビジョンを教えてください。 |
●2015年7月27日 瀬川愛葵さん(ライトハウス)
(前略。) また、日本は先進国の中で唯一、人身取引禁止法がない国なので、法律に限界がありサポートしきれていない人もいます。 |
(略。)
●2015年7月27日 瀬川愛葵さん(ライトハウス)
そして、オリンピックが開催される2020年までに、法改正または法制定を行うことを一つの目標に、世論を喚起していきたいと思います。 |
「オリンピックが開催される2020年までに、法改正または法制定を行う」
いまこの目標が成就しようとしています。
(2019年6月20日 ライトハウス「自民党:若者の性的搾取をなくすために、議員立法を目指すそうです」より、引用。改行を施しています。)
●ライトハウス
|
——————————————————–
上述のビッグイシューは月に2回、「ビッグイシュー日本版」という雑誌を刊行しています。
価格は350円です。
ビッグイシューは、ホームレスの方々を支援するためにこの雑誌を発行しています。
ホームレスのかたは、第三者にこの雑誌を販売したら、180円を自身の収入とすることができます。
ビッグイシューはほかに、「路上脱出・生活SOSガイド」という冊子を発刊しています。
こちらは無料です。
インターネットでもみることができます。
(ビッグイシューのホームページより。)
「路上脱出ガイド」プロジェクトは、路上生活する人が生きのびて自立への道を歩めるようになるために必要な情報を一冊の冊子にまとめ、ホームレスの人たち全員に配布しようとするものです。 |
大阪、東京にはじまり、札幌、名古屋、京都、福岡、熊本の各地でも作られ配布されています。 |
(参考。路上脱出・生活SOSガイド)
□東京23区編 □大阪編 □札幌版 □熊本版 □名古屋版 □京都版 □福岡版 |
東京23区編の目次を参照します。
(※下図は路上脱出・生活SOSガイド 東京23区編より。)
![]() |
種々のセーフティネットが記されています。
記事の内容も秀逸です。
この本があれば生き延びることができます。
AV出演強要に関する記述もあります。
<45ページ>
(※下図は路上脱出・生活SOSガイド 東京23区編より。)
![]() |
(再掲。路上脱出・生活SOSガイド 東京23区編)
|
現在、有りと有らゆるところがAV出演強要をとりあげています。
以前とは隔世の感があります。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。 |
——————————————————–
香西咲さんたち被害者の方々の深淵からのうったえが世の中をかえました。
(再掲。ライトハウス)
「AV出演強要問題対策プロジェクトチームのとかしきなおみ議員(PT座長)から、ビッグニュースを報告いただきました!」
「AV出演強要解決に向けて、AV業界での若者の望まない撮影被害をなくすための議員立法案の提出を目指すということです」
あとは法律です。
遅蒔きながら日本はようやくまともな国になろうとしています。
——————————————————–
■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)
香西咲さんを勝手に応援するサイトへ