昨日のつづきです。
昨年(2019年)の11月15日、山川百合子衆議院議員が森まさこ法務大臣の施政を質(ただ)しました。
(参考)
□2019年11月15日 衆議院 法務委員会 会議録
(参考。当ブログ)
・2020年1月9日(昨日)
山川百合子議員は12日後の法務委員会でふたたび質疑をおこないました。
□2019年11月27日 衆議院 法務委員会 会議録
(引用)
●2019年11月27日 山川百合子 衆議院議員(立憲民主党)
立国社の山川百合子でございます。 森大臣には二回目の質問となります。前回は、森大臣の大臣としての司法行政にかける思いと、それから特に障害児者への性暴力の問題を取り上げさせていただいて、大臣からは、率直な御答弁をいただいて、本当に弱い人、困っている人を助けたいという思いが伝わってくるような御答弁をいただいたことを本当にうれしく思います。それを受けて、もう一度、きょう、その障害児者への性暴力の関係で、少し前回の確認も含めて、もう少し具体的に伺っておきたいというふうに思うんです。 (後略。) |
ぼくは以下のやりとりに関心が移りました。
(引用)
●2019年11月27日 小山太士 法務省 刑事局長
性犯罪の裁判例の調査でございますが、これは、平成30年度に第1審判決が言い渡された事件につきまして、全国の検察庁から判決書の送付を受ける方法で調査を行っております。 調査対象といたしましては、準強制性交等の事件、これは全件、それから、強制性交等罪の事件のうち、無罪が言い渡された、あるいは委員が御関心の、被害者が身体障害、知的障害、また精神障害、これは発達障害を含む、を有する事件、それから被告人が被害者との間に身分上又は業務上の…… |
●2019年11月27日 松島みどり 衆議院 法務委員会 委員長
もう少しはっきりとした声で。 |
●2019年11月27日 小山太士 法務省 刑事局長
失礼いたしました。 被告人が被害者との間に身分上又は業務上の関係を有する事件、あるいは、児童福祉法60条1項の事件のうち被告人が被害者との間に身分上又は業務上の関係を有する事件等の判決書の送付を受けております。 |
●2019年11月27日 山川百合子 衆議院議員(立憲民主党)
どういう分析を行っているのかというふうにお聞きして、済みません、ちょっと私、理解がよくできなかったです。 |
●2019年11月27日 松島みどり 衆議院 法務委員会 委員長
わかりやすい答弁をお願いします、小山局長。私もわかりませんでした。 |
●2019年11月27日 小山太士 法務省 刑事局長
失礼いたしました。 その裁判例の調査等につきましては、現在、分析中でございます。現時点でその結果をお示しするのは困難であることを御理解いただきたいと思います。 この結果につきましては、実態調査ワーキンググループの取りまとめを行うことを予定しております来年春ごろまでには結果をお示しすることができるよう進めてまいりたいと考えております。 |
●2019年11月27日 松島みどり 衆議院 法務委員会 委員長
先ほどおっしゃったことについて質問があったわけですから。答えられないということですか。それとも、さっき何かごちょごちょごちょごちょいろいろおっしゃったことは、数なんかを言われたような気がしますが。どっちでしょう。 |
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委員長の当日の仕事は、当該委員会の議事進行です。
任にあたられている方々はどなたも淡々と進めていきます。
答弁の内容に立ち入ることはほとんどありません。
松島みどり委員長はご存じのとおり、以前、法務大臣をされていました。
性犯罪の厳罰化を推進した大臣として著名です。
(参考。当ブログ)
<松島みどり法務大臣、松島みどり衆議院議員について>
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上述の委員会(2019年11月27日の法務委員会)で、藤野保史議員が、松島みどり委員長に言及されています。
会議録を参照します。
(引用)
●2019年11月27日 藤野保史 衆議院議員(日本共産党)
(前略。) これは、2014年の10月、当時の松島法務大臣、委員長の御指示で法務省に性犯罪の罰則に関する検討会が設置され、2015年8月に取りまとめ報告書が提出されております。 |
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(2014年9月30日 テレ朝news「性犯罪の厳罰化で 『法務大臣肝煎り』検討会設置へ」より、引用。)
性犯罪の罰則に関して議論を行う、松島みどり法務大臣肝煎りの検討会が立ち上げられます。
松島みどり法務大臣:「性犯罪に対する罰則が強盗罪に比べてバランスを欠く、短い、軽いということを主張してきた。性犯罪の罰則に関する検討会をスタートさせます」 (中略。) 設置される検討会は、弁護士、警察関係者、大学教授のほか、臨床心理士も名を連ねていて、12人中8人が女性です。 (後略。) |
●2019年11月27日 藤野保史 衆議院議員(日本共産党)
これは、私は、松島委員長、当時大臣の指示は大きいと思いますし、やはり与野党を超えてこの問題は取り組んでこられたということに敬意を表したいと思うんです。 |
同時に、やはり与野党を超えて国会を動かしてきた被害者の方、そして関係団体の方に、本当に心から敬意を表したいと思います。 (後略。) |
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(再掲。伊藤和子ヒューマンライツ・ナウ事務局長)
「今日は自民党で、#AV出演強要問題 の勉強会」
左から4番目の赤いスーツの女性が、松島みどり衆議院です。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
●香西咲さん
<2019年1月23日>
#AV強要 から学んだ事は然るべき時を待つという事。 |
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(2019年6月20日 ライトハウス「自民党:若者の性的搾取をなくすために、議員立法を目指すそうです」より、引用。改行を施しています。)
●ライトハウス
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いま世の中はひとつの方向に向かって進んでいます。
AV出演強要新法の制定は必定です。
そのときが待たれます。
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■2016年07月07日 香西咲さんの特集記事(1)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月14日 香西咲さんの特集記事(2)が週刊文春に掲載されました。
■2016年07月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」)に出演されました。
■2016年07月20日 香西咲さんのインタビュー記事が、しらべぇに掲載されました。
■2016年07月27日 香西咲さんのインタビュー動画が、毎日新聞のWebサイトにアップされました。
■2016年07月29日 香西咲さんのインタビュー記事と動画が、毎日新聞のWebサイトに掲載されました。
(引用。A氏による衝撃の回答)
問「出演強要が社会問題化している。事務所の運営や女優との契約について見直しは?」
A氏「当然やっていく。今、弁護士と話して、きちんとしていこうとしている。」
(※A氏は、これまできちんとしていなかったことを認めました。)
■2016年08月27日 香西咲さんのインタビュー記事が、弁護士ドットコム(前編)・(後編)に掲載されました。
■2016年09月17日 香西咲さんがAbemaTV(みのもんたの「よるバズ!」【1】【2】【3】)に出演されました。
■2016年09月24日 香西咲さんのインタビュー記事(1)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月01日 香西咲さんのインタビュー記事(2)が、withnewsに掲載されました。
■2016年10月17日 香西咲さんのインタビュー記事(日本語訳)が、AFP通信のサイトに掲載されました。
■2016年12月28日 香西咲さんのインタビュー記事が、週刊文春に掲載されました。
(香西咲さんのツイートより、引用。)
<2017年12月1日>
引退して改めて気付きました。
私はAV業界に固執していたのでではなく、#AV強要 を解決するだけの為に続けてきました。
引退した今何の未練もありませんし、もう削除の約束、裁判、後処理だけですね。
<2018年3月19日>
今こうして離れてみて、私個人的には異常な世界だと思いますし、そんな趣味も無ければ関わりたくない世界でした。
全ては #AV強要 から立て直す為に耐えてきた事です。#青木亮 の事務所では占い師やプルデンシャルにお金を使わされており、外界とも遮断され誰にも頼れずボロボロでしたので。
<2018年11月14日>
コレです!私が #キュンクリエイト ( #アットハニーズ )辞めた時に独立してまで続けた理由。あの頃は弁護士も世間も #AV強要 に無関心で誰も助けてくれなかった。だから我慢してAV業界に残って力をつけて…#AV強要 が認知されるのを待ってた。反撃に出るタイミングを見計らっていました。
(明日のブログへつづく)
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